さよなら七難のマリー with 八月十五日香樹

情報

KP 執筆は恋に似ている。見返りを求めるから。
観察は愛に似ている。盲目的に傾倒するから。
あなた。わたしをどうか、神話にしてくれませんか。


CoCKPレスシナリオ
「さよなら七難のマリー」
推奨人数:1人限定
プレイ時間:1~2時間
形式:クローズド
推奨技能:目星、聞き耳、(執筆技能)
※なくてもクリアは可能。また、PLが執筆をする必要はない。

探索者
:作家の探索者(ジャンルは問わない)

推奨SAN値
:50-60

このシナリオでは「長期/不定の狂気」は発症しないとする。

メイン

KP それじゃあ、準備はいいっすか?いきますよ〜

八月十五日 香樹 よろしく頼むよ

雑談

八月十五日 香樹 また姿を借りることになってすまないね

KP いんや、PLが用意してないのが悪いんすよ。
立ち絵は心の目で見るもんです

八月十五日 香樹 俺は作家として生を受けたみたいだけど、執筆なんてできるだろうか…

KP このシナリオ、PC自身は執筆しなくてもいいみたいっすよ。だから大丈夫。
もちろん書きたくなったら、好きに書けばいいと思うっす。

八月十五日 香樹 そうだね。心に留めておくよ。
弱気なことを言ったが、筆を執るのは楽しみだからね

KP その意気!じゃあメインに戻ってがんばりましょう!

メイン

KP  
執筆は恋に似ている。見返りを求めるから。
観察は愛に似ている。盲目的に傾倒するから。
あなた。わたしをどうか、神話にしてくれませんか。
=================
 
CoCKPレスシナリオ
「さよなら七難のマリー」
 
=================
その日は満月だった。
家に戻ろうとするあなたの横を通り抜けるように、母娘が手を繋いではしゃぎながら走っていった。
日陰を走ると少し肌寒い日だった。

八月十五日 香樹 微笑ましい光景だね。……そうか、もう冬の入りに差し掛かっているんだな。
色々とあって、世間にすっかり取り残されて、忘れてしまっていたよ。

KP そうだね。色々あったから。

ここには、▽聞き耳/目星ができるよ。

八月十五日 香樹 CCB<=70 目星
Cthulhu : (1D100<=70) > 46 > 成功
よし、滑り出しは順調だ。

KP いい感じっすね!
猫の呻き声が聞こえたと思えば妙に小さい猫と普通の猫が睨み合っている。

近づいてみたら大きい方が気にしだしたので隙ができたのか、小さい方が威勢良くなった。
そんなところでその場を後にする。

八月十五日 香樹 ああ、自分より体の大きい生き物がいたら気になって仕方ないよね。彼らの生存戦略を邪魔をしてしまったようだ。
なんだか、しんと張り詰めた水面に意図せず一石を投じてしまったような罪悪感を感じるね。

雑談

KP そんなこと気にするなんて、繊細っすね香樹くんは。むしろ小さい方を応援しないの?

八月十五日 香樹 彼らは彼らなりのルールの中で、争ったり共存したりして生きているから。故意であるなしにしろ、その均衡にみだりに手を加えたくないな、と。

KP なるほどな…
(その資質は、あんまり探索者向きとは言い難いな。今回はそれが、どんなふうに働くんだろう)

メイン

KP なんとなく落ち着かなくて筆を採る。
春めいた夜に文字だけが積もっていく。

気づけば、あなたは机にうつ伏せになって眠りについていた。

八月十五日 香樹 執筆に没頭するといつもこうだね。集中していくうちに、ふっつり意識が切れていつの間にか寝入ってしまう。

雑談

KP 座ったままうつ伏せに寝るの、体によくないっすよ。とくに首とか腰とか。

八月十五日 香樹 あはは、わかってはいるんだけど…集中しているといかんせん、ね。

KP うーんわかっちゃいたけど、本の虫ならぬ物書きの虫っすね

八月十五日 香樹 面白い表現だな、物書きの虫って。
執筆中毒と言った方がわかりやすいんだろうけど。

KP そういう表現はいかにも病的な感じがしてあんまり好きじゃないんだよな

八月十五日 香樹 君っていかにも健康的だもんね。
君みたいに、他人(ひと)の健康管理まで的確にしてくれるような人が、そばにいてくれたらいいんだけど。

メイン

KP ▽POW31との対抗

八月十五日 香樹 おっと…?
RESB(13-30)
Cthulhu : (1d100<=-35) > 自動失敗
POW30というのは、もはや並大抵の人間の精神力ではないよね。結果は見ての通り自動失敗だ。

雑談

八月十五日 香樹 俺はどうなってしまうんだろう。
…不謹慎だが、少しわくわくしているよ

KP POW対抗ってのは大抵、何某かの精神干渉を及ぼしたり、受けたりする時に発生するもんっすよ。

八月十五日 香樹 そうか…では、誰か、あるいは何かが俺の意識に接触を図ってきたと…相手はきっと人間じゃないね…
どんな姿をしているんだろう…いや、実体はあるんだろうか。

KP 想像力が豊かっすね…気味悪いとは思わないんすか?

八月十五日 香樹 そうだね…戸惑いはあるけれど、知らない物事に関しては食指が働くもので…資料探しをしていたらついつい関係ない事柄にまで及んでいた、ということもままあるよ。

KP 俺も資料を読んだりとかは嫌いじゃないけど、それとは違ったものを感じるっすね。知的好奇心というか…
何にせよ、次のシーンで君の身に何が起きたか明らかになるっすね。進むっすよ。

八月十五日 香樹 ああ……!よろしく頼むよ

メイン

KP 悪い数値じゃないんすけどね。残念っす。
ひゅうひゅうと星が落ちるのが聞こえた。小さな星が時空をいつまでも突き抜け、進むのだ。
太陽系の外縁部を回る星からは、そのおぞましい星の外殻が剥がれ落ちる。
それらは彗星と呼ばれる。

八月十五日 香樹 おぞましい…か。ただの彗星に対して、そんな感想を抱くものだろうか。

KP 魔物の種子をはらんだ破片が落ちれば、その世界の内部に染み込み、増殖して大きく成長するのだろう。

あなたはそれを見ていた。

その星の最後に、新たに作り出された落とし子が、卵からヘビが狩化するように、惑星を割って現れるのを。
月の暗い側の上にかかる恐ろしい使者は、月と直接衝突する進路にあったが、なんらかの力によってそれは、月の上に留まるのを決めたらしかった。

八月十五日 香樹 いや…彗星というのは比喩か。実態は、俺も知らない、つまり人類に博く知られてはいない、地球外から飛来した生命体か…
なぜ月でとどまっているのだろう。いずれ地球にも訪れるのだろうか。

KP ここで初の▼SANチェックっすよ。お願いするっす。

八月十五日 香樹 CCB<=0 SANチェック
Cthulhu : (1D100) > 6
あ…ちょっと待って、数値が入ってないみたいだ。
よし、入力できたよ

雑談

KP 数値を入力とか、そういう言い回しは、俺のコピーとして現れたキキョウくんを思い出すっすよ。

八月十五日 香樹 そうそう、あの時の俺もこんな風に、君のパラメータを博士の手で入力されて生み出されたんだ。あの時俺は、記憶と外形だけは君そのものだった。人格はまっさらだったけどね。

KP もう俺の記憶もほとんど覚えてないんすよね。

八月十五日 香樹 ああ、何か君に関して重要な機密事項があった気がするけど、それも全く思い出せないくらいだ。

KP それはよかったっす。偶然、同じような身の上だと思って口を滑らせてしまったんで。あれは正常に生きてる人間が知っていいものではないし。

八月十五日 香樹 自分がまるで異常だとでも言いたげだね。

KP そりゃあ、俺みたいな身の上のやつは、そう多くはいないと思うっすよ。君だってそう思わないっすか?世にも奇妙な物語みたいだって

八月十五日 香樹 それをいうなら俺もそうだ。お祭りに参加しなければ命を落とすこともなかったが、それによって人智を超える力を一時的に手に入れ、君が神と対話して俺を蘇らせてくれたんだろう。
俺も立派に世にも奇妙な身の上の人間なんだよ。
ネガティブな感情を煽るような物言いをして突き放したっても、君と俺の間に差が開くことはないよ。

KP ……

メイン

KP …〈POW31との対抗〉に
→成功している 0/1
→失敗している 1/1d4

八月十五日 香樹 失敗しているから、減少1だね…

system [ 八月十五日 香樹 ] SAN : 65 → 64

KP 次のシーンに進むっすよ。
目を覚ます。
あなたがいたのは、周囲のがれきを集めて建造されたとおぼしき、神殿のような構造物の中だった。

探索者は立派な、アラビア風の服を着ている。また、ナイフを1本、黒パンを1つ、水の入った水筒を1つ持っている。

突然知らない場所に投げ出された探索者。
▼SANチェック0/1 をふるっすよ。

八月十五日 香樹 CCB<=64 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=64) > 90 > 失敗

system [ 八月十五日 香樹 ] SAN : 64 → 63

八月十五日 香樹 「……ここは…?…どこだろうか」
見知らぬ場所に、見知らぬ格好でひとりきりか。少し不安だな。
「この衣服は…古代アラビアのものかな。わずかばかりの食糧と、ナイフが一本…」
所持物の検品をしてみよう

KP ※持ち物は特段変わったところのない品物である。
ここでは、
→周囲を見渡す
→歩き回ってみる
ことができるよ。

八月十五日 香樹 ああ、そうしなければ何もかもわからないままだ。周囲を見渡してみるよ。

KP ▽目星/アイデア:同情報

八月十五日 香樹 CCB<=70 目星
Cthulhu : (1D100<=70) > 20 > 成功

KP 探索者は、廃墟を歩いているおぞましいヒキガエルを見た。

ヒキガエルたちは汚らわしい牛のような化け物の群れやさまざまな不健全な作物を育て、奇妙な石の村で生活しているようだった。

それは知的であるが、ずる賢い瞳をしている。忠誠という概念を持っていないようにも見えたが、服装は神官のものだった。
彼らは目はなかったが、太くて短い鼻の先に奇妙な固まりとなった、ピンクがかった短い触手を生やしていた。
それらは月棲獣であった。

八月十五日 香樹 月棲獣…俺はあんな生物見たことはないが…
「……なんだろう、あの生き物は。牛のような生物や作物を育てて、人のように共同体を営み暮らしている…神官のような礼装まで着ている。人間と同等か、それ以上の知性があるのか」
まるで見たことのない生物だけれど…触れざる冒涜的な知識が、頭の中で警鐘を鳴らしているような。

KP その予感は、正しいかもしれないっすね。
また、そこにいる痩せた化け物たちは、背中と腕に紋様のタトゥーを入れ、周囲に鳴るフルートの音色をうっとりと聞いている。
彼らは蹄のついた脚を跳ぶように動かしては、異様に大きな口を笑うように歪めている。

化け物たちに見つかればきっと、中心で嬲られ拷問されている人間と同じ目に遭うのはまちがいなかった。

八月十五日 香樹 人間が、拷問に…!?そんな…

KP ▼SANチェック0/1d8
▼SANチェック0/1d5

雑談

八月十五日 香樹 明らかに敵性であることは間違いないね。拷問されている人を助けたいが…今の俺には…

KP 同じく、捕まって拷問に遭う羽目になりそうっすよ

メイン

八月十五日 香樹 CCB<=63 SANチェック1
Cthulhu : (1D100<=63) > 64 > 失敗
1d8
Cthulhu : (1D8) > 4
CCB<=63 SANチェック2
Cthulhu : (1D100<=63) > 40 > 成功

system [ 八月十五日 香樹 ] SAN : 63 → 59

KP ああ、二回目は値を適用してから振るのが正しかったっすね…うん、でも成功してるっぽいからいいや
うん、では特に発狂することもなく、周囲の探索ができるっすね。
→歩き回ってみる
聞き耳が可能っすよ

八月十五日 香樹 初期値だけれど、やってみよう
CCB<=25 聞き耳
Cthulhu : (1D100<=25) > 39 > 失敗

KP 惜しい数値っすね…!
では、こんな声が聞こえてくるっす

?? 「こちらへ こちらへ 愛おしい夢見る人」
「いらっしゃい いらっしゃい わたしは穴の底に潜んでいる………」

八月十五日 香樹 「声?…誰だろう」

KP そんなふうに聞こえて、立ち止まる。
そこは古い廃域だった。
しかし完全にうち捨てられているわけでもないようだった。
神殿のように見えるとはいっても、それはアーチになった入り口が一つある、低い、円形の壁だった。
円の中心には深い穴があり、その側面は滑らかに磨かれていて、真珠層のような色と模様をしている。
穴には入ることが出来そうだ。
→周囲を見渡す
→穴に入る

八月十五日 香樹 洞窟なのだろうか…海辺の貝を思わせる彩りの、美しく神秘的な色をしているけれど。

ここに誰か暮らしているのかな…まず、周囲を見回してみよう。

KP ▽目星/アイデア:同情報

八月十五日 香樹 CCB<=70 目星
Cthulhu : (1D100<=70) > 88 > 失敗

KP 惜しいっすね!失敗情報を送るっす。

その"都市"は、 がけと海の間に誇らしげに立っていた。
都市の壁には6つの大きな門が開けられており、それぞれアーチの上に置かれた石造りのスフィンクスによって警護されていた。
それぞれの門をくぐると、広い通りが中央の広場に通じるようになっていた。
広場には、一対の閃縁岩造りのライオン像が地下の大いなる深淵へと通じる入り口を警護していた。

また、トンネル網が修道院と都市とを結んでいる───

そんな幻視をした。
▼SANチェック1d2/1d4

八月十五日 香樹 幻を観ていたのか。いつの間に…
その都市に、人は住んでいるのだろうか。それとも、先ほど見かけた奇妙な生物の根城となっているのか…
CCB<=59 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=59) > 89 > 失敗
1d4
Cthulhu : (1D4) > 3

system [ 八月十五日 香樹 ] SAN : 59 → 56

KP 気づけば、探索者は元の場所に戻ってきている。

八月十五日 香樹 その都市に行けはしないか。少し残念なような。

KP ここでは他に、歩き回って<聞き耳>ができる

八月十五日 香樹 CCB<=25 聞き耳
Cthulhu : (1D100<=25) > 20 > 成功
やった、初期値成功だ…!

KP おめでとう!それじゃあ、初期値成功ボーナスで、1d10成長できるっすよ。

八月十五日 香樹 ありがとう!
1d10 聞き耳初期値成長
Cthulhu : (1D10) > 7

KP いい成長っぷりっすね!

八月十五日 香樹 これで7%分は聞こえるようになったんだね。

?? 「こちらへ こちらへ 愛おしい夢見る人」
「いらっしゃい いらっしゃい わたしは穴の底に潜んでいる」
「あなたは迷っているはず わたしは 自分の棲みかに近き過ぎたものの生命の躍動を感じることができる」
「いらっしゃい いらっしゃい………」

八月十五日 香樹 …熱烈な招待だ。
夢見る人、というのは俺のことかな。
ということは、俺は今夢を観ているんだろうか。……今まで見てきた光景が、すべからく俺の想像であったとは考えにくいけれど。

KP もしかしたら、夢の国にきたんじゃないすか?

八月十五日 香樹 それって、ディズニーランドのこと?

雑談

八月十五日 香樹 choice[いったことがある,ない] ディズニーランドに
Cthulhu : (CHOICE[いったことがある,ない]) > いったことがある

メイン

八月十五日 香樹 ああ、幼い頃に来たことがあるけど、それとは違うものなんだよね。

KP 俺が今話してるのはメタ的で、もっと抽象的な事柄っす。適当に聞き流すっすよ。

雑談

KP 小さい頃に行ったことがあるんすか?いいっすね。
俺の母も父も、人混みが苦手で、遊園地には連れて行ってもらえなかったな。

八月十五日 香樹 じゃあ、今まで一回も行ったことがない?

KP いや、あるっすよ。大人になってからっすけどね。

八月十五日 香樹 もしかして、大学時代の友達とかと?

KP いや、彼らは研究と単位と飲み会と女漁りにしか興味がなかったっす。俺も、その時は世間一般的な娯楽には興味が薄かったから。

八月十五日 香樹 そうか…じゃあ、いつ行ったんだい?

KP 初めては、実はゼロの…職場の同僚と行ったっすよ。
確か、班長のパートナーがみんなで行こうって言って。年甲斐もなくはしゃいじまったっす。

メイン

八月十五日 香樹 わかったよ。けれど、得た情報を精査して考察を立てることには意味がある。俺は俺なりに考えてみよう。

KP さて、そんな声が聞こえてきたけど、どうするっすか?

八月十五日 香樹 多分、この辺りをうろうろしても、他に道はないんだろうね。穴に入ろうと思う。

KP おお、大胆っすね。ほんとにいくっすか?

八月十五日 香樹 あたりも探索しつくしたし、それしか選択肢がないようだから。
物語なら、このあたりで新しい展開がほしいよね。
それにほら、虎穴にいらずんば虎子を得ず、というだろう?

雑談

八月十五日 香樹 そうか、楽しかったんだね、とても。
その話、また後でゆっくり聞きたいな。

KP うん。時間が許す限り話すっすよ!楽しい経験は、他の人にもたくさん知って欲しいから。

メイン

KP 香樹くんて意外とイケイケっすよね。
じゃあ、新しい展開に進むっすよ。
入ってみれば、最初に見えたのは目だった。
数多くの、丸くて、 またたきひとつせず燃えるような、大皿のように大きなそれ。
それは夜の化け物だった。それが蠢くように動き始めて、心臓が締め付けられるように不安になる。
浮かぶ半月のような瞳は、冷たい光を放っている。
瞳は、その場が暗くて半分しか見えず、もう半分は想像するしかない巨体からあらゆる方向を見つめていた。
探索者は、冷え冷えとした夜が早く明ける事を祈ることしかできないだろう───
▼SANチェック1d3/1d20

八月十五日 香樹 これは………
CCB<=56 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=56) > 89 > 失敗
1d20
Cthulhu : (1D20) > 1

KP …!?!?!?

八月十五日 香樹 …!!!これは……賽子の女神が微笑んだようだね…幸運だったな

KP ほんっっっっとに幸運だったっすね!!よかった…

system [ 八月十五日 香樹 ] SAN : 56 → 55

KP 実質成功みたいなもんっすけど、成功か失敗で分岐があるっす。結果は失敗だったんで、失敗の方を捲るっすよ
視野に異物が混入していたり、目をこすると色が点滅して見えたりすることに不安になるかもしれない。
自分の視野はどんな法則の影響も受けない神秘的なものであるはずだった。
少しずつ目が悪くなっている気がする。気のせいかもしれない。

八月十五日 香樹 「……?なんだか、目がおかしいな…」

KP ともかく探索者にここから登る手だては全くなく、もうこの場から逃げられないと知るだろう。
▼SAN[-1d3](発狂はなし)

八月十五日 香樹 1d3
Cthulhu : (1D3) > 1

system [ 八月十五日 香樹 ] SAN : 55 → 54

KP 軽症をもぎとっていくっすね!さて、

その後、改めてそれに向き合うことが出来るだろう。

八月十五日 香樹 「いや、今はそれどころじゃない……確認しなくちゃ」

KP 穴に潜むそれは、巨大な軟体動物じみた化け物であった。
それは10本の巨大で半透明な触手を持っており、ヒトデのものに似た、太いピンク色の繊毛を使って、探索者のほうへずりずりと移動する。

?? 「いらっしゃい いらっしゃい 夢見る人よ」
「ここはわたしの神殿 わたしのために誂られた檻」
「あなた。わたしをどうか、神話にしてくれませんか。」

KP そんなふうに、それは女性の声に似た音で言う。
それはテレパシーであった。
▼SAN[-1d2]

八月十五日 香樹 1d2 テレパシーは初体験だ
Cthulhu : (1D2) > 2

system [ 八月十五日 香樹 ] SAN : 54 → 52

八月十五日 香樹 そして、不定も初体験だ。

KP ああ…一応、現段階では不定の狂気は発症しないみたいっすけどね。生還後に適用するっすよ。

雑談

八月十五日 香樹 狂気で彩られた世界に浸るのも経験だろう。ただ、探索の邪魔になる精神疾患が今発症しないことは嬉しいかも。

KP 前向きっすね〜〜!
そうやってずぶずぶ怪奇現象に巻き込まれていくんでしょうね、作家ってのは…

八月十五日 香樹 わかっているよ、わかっているけど、止められないんだ。
流石にあの10月31日の件で、俺も反省したんだ。君にも迷惑をたくさんかけてしまったし。
怪しい人や人物にホイホイついていくようなことは、な、い…とは言い切れないが、なるべく控えるから。

KP 頼みますよ。危機管理ちゃんと仕事してほしいっす…

メイン

八月十五日 香樹 わかったよ。じゃあ、ひとまず話を聞いてみようか。

KP 攻撃したり、拒否したりはしないんすか?

八月十五日 香樹 どうやら、今のところ俺に敵対する意思は感じられないし、逃げられそうもないから。
話合いができる相手なら、そうするべきだと思ったんだよ。
「俺に話しかけているんだよね……神話にする、というのは、どういうことだろう?」

KP 「ありがとう 夢見る人」
「わたしはあなたに感謝します。そしてきちんと 説明をしましょうね。」
「まずわたしは、[オーン]と呼ばれる者。二柱のうちひとつ。」

?? 「………わたしはここに囚われている。伴侶からはなれて。」
「わたしはここでの待遇に不満はないけれど、きっといつか伴侶に会えることを待ち望んでいる」
「あなたには、わたしの話を聞いて それを形にして欲しいと思っています。覚醒の………あなたの現実の世界で。」
「あなたがそれをしてくれるなら、あなたを無事に帰し、手土産も持たせましょう」
「いかがですか? 提案を 受け入れてくれますか」

八月十五日 香樹 「……あなたの話を聞いて、それを元に執筆をしてほしいと……確かに、文字を綴り、物語を認めるのは、俺の得意とする領分ではある…」
しかし、その目的は何だろうか…彼女?の提案はとても魅力的だけれど…素直に頷いてしまっていいものだろうか。

雑談

KP じー…

八月十五日 香樹 わかっているよ…

メイン

KP かなりメタな話っすけど、この話を受け入れるか、または拒否するか攻撃するか、そういった選択肢が提示されてるっす。

八月十五日 香樹 攻撃と拒否が同列にある時点で明らかな悪手という気がしてならないね。メタな考えになってしまうけど。
…よし、その仕事、受けよう。
「わかりました。そのお話、御請けしましょう。報酬があり、無事な帰還が約束されているなら、断る理由もない」
夢の中とはいえ、危険な目に逢うのは精神衛生上よくないだろう。
うすうすとだが、これがただの夢ではないような気もしているし。

KP その勘は正しく正しいと言えるかもしれないっすね。
じゃあ、受けるということで。

八月十五日 香樹 うん。俺はやるよ。
しかし、紙とペンはないから…頭の中で文章を練りつつ、このやわらかな岩肌の上にナイフで文字を綴っていこう。

KP そんな姿を見ながら、彼女は訥々と、彼女の話をする。

情報

KP 21. オーンの話

探索者は、彼女から話を聞き取ることが出来る。
 
・オーン自身のこと
・伴侶のいる場所のこと
・伴侶自身のこと
・この場所にいる生き物のこと
・この夢の世界のこと

メイン

八月十五日 香樹 どれも魅力的…興味深い話だけれど、まずは彼女自身のことを聞かないと。

KP 22. オーン自身のこと

「わたしは主に 月棲獣と、そのレンから来た奴隷によって崇拝されています。」

「わたしは二柱の神の中ではより強力ではありますが、司祭たちにはムノムクァに従属するものとして扱われています。捕囚の身ですから 間違ってはいないけれど」

「わたしの寺院はここだけ。ここは廃堤と化したサルコマンド。墓のような場所です」

「わたしはじっと、自分と伴侶が再び一つになる日を待ち続けています。」

「わたしは月棲獣とその奴隷がわたしにささげる生け贄を受け入れ 見返りとして、わたしの棲みかに近づきすぎた崇拝者を食り食らわないようにしています」
「わたしは今月のぶんの生贄はさきほど貰っているから あなたは安心してもらって構いませんよ」

八月十五日 香樹 「俺のことは食べないでいてくれると、そういうことか……」
月棲獣とは、さっきのヒキガエルに似た生物のことだろう。彼女に捧げられる生贄とは、月棲獣がいたぶっていた人間なのだろうね……同じ人間の俺にとっては、むごい話に聞こえるな。
そして、この墓場のような廃都は、サルコマンドという。彼女は伴侶と分かたれてこの寺院に囚われており、さらにムノムクァという名の上位存在がいると…
どの固有名詞ひとつとっても、聞き覚えのないものばかりだね…常人に知られざる知識が蓄えられていくようだ。

KP この話を聞いたことにより、以下の効果が発生するっす。

▼SANチェック0/1d3
▼クトゥルフ神話[+1]

八月十五日 香樹 CCB<=52 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=52) > 19 > 成功

system [ 八月十五日 香樹 ] クトゥルフ神話 : 5 → 6

八月十五日 香樹 「では…あなたの伴侶たる存在について、お話が聞きたいです」

KP 24. 伴侶自身のこと

「伴侶の名はムノムクァといいます。彼はあなたたちで言う 大きな恐竜に似た、巨大トカゲのような姿で現れるでしょう」

「彼はこの夢の世界の月の核にある地下の、ウボスの湖にいます」
「伴侶は、大昔に大いなるクトゥルフととも
宇宙から来訪したグレートオールドワンの1体でした。」
「彼は自分のためにウボスの黒い湖に巨大な地下の聖域をつくりました」

「月が地球の地殻から引き裂かれたとき、彼は棲みかもともに地球を離れました。」
「ひどいことに、旧き神らは、ムノムクァが彼の月の地下に潜んでいるのを発見し、その中に彼を封じたのです。」

「彼はとても遠い距離にいる、離れた対象を攻撃できる長い、ねばねばする舌を持ち、胃袋は船でさえ丸ごと消化できるのです」

八月十五日 香樹 とてつもないスケールの話だ…
俺はムノムクァを彼女を支配し封じ込めている存在だと思ったけれど、ムノムクァこそがオーンの伴侶だったのか。主人といって間違いはないけれど。
今、俺がいる場所についてもわかったね。
ここは、夢の世界の月のどこかということだ。
夢の世界、というのは正しく、夢の中でしか到達できない地点なんだろう。
夢の中だからこそ、現実にあるはずの物理法則が適用されていないのか。宇宙服なしに月で活動はできないはずだから。
ムノムクァはこの地下の月の核にいる。彼と彼女が月を訪れたのは、紀元前よりもずっと前、月がまだ地球の一部だった頃。
月自体が隕石の衝突によって生じた天体だから、地球から剥離した地殻を巻き込んだときに一緒に…という経緯か。
俺がここで目覚める前に見た泡沫の夢の中で、彗星が弾ける瞬間を目撃したけれど、あれはこの場面を表していたのかな。あれがまさしく伏線だったと。
そして、オーンとムノムクァの二柱は、旧き神という存在と敵対している…憶測だが、彼女らはハスターや…ああ、名前が思い出せない…豊穣の女神と同じ側にいる神なのかもしれない。
地球外からやってきた、「外なる神」…
敵対しなくて正解だったかもしれないね

KP ▼SANチェック0/1d4
▼クトゥルフ神話[+2]

八月十五日 香樹 CCB<=52 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=52) > 15 > 成功

system [ 八月十五日 香樹 ] クトゥルフ神話 : 6 → 8

KP 興味ある分野になると出目がつよつよになるっすね!

八月十五日 香樹 知識を蓄える時は、時に正気ではないこともあるし、逆に恐れを感じさせないこともままある。

KP 俺はその貪欲さが恐ろしいっすよ…
さて、次は何の話を聞きます?

八月十五日 香樹 「そう……とても強力な存在なんだね、貴女の伴侶ことムノムクァは……彼がいま、月の地下にいるということは、ここから直接行ける場所なのかな」

KP 23. 伴侶のいる場所のこと

「月の暗い側、ノムクァの神殿の近くにある広大な石孔ですね。
月棲獣の都市とかりそめのベンダル=ダルムの間の平野にある………
この孔にはたて穴があり、わたしの伴侶の棲みか、 ウボスの黒い湖、ヌグ=ヤアの領域に直接通じています」

「たて穴からは、オレンジ色の煙もしくは蒸気の輪が、一定の間隔で立ち上るでしょう」

「小高い丘に、月棲獣は、わたしの伴侶の巨大な偶像を建てたはずです。偶像は極めて古く、一塊の原始の月の石から彫り出されているでしょう
その形はばく然と虫類のように見えるかもしれません、人間のように垂直に立ち、ある主の巨大な恐竜のもののような発育の止まった前脚を持っているように。」

「丘の脇に位置する偶像の脚の部分には大きな回転する石板があり、それが神殿への入り口です。
神殿の内部は、燐光性の菌類に照らされた広大な迷路になっています」

八月十五日 香樹 偶像崇拝の痕跡があるなら、場所の特定はしやすいね。一緒になりたいというだけあって、彼女も所在をよく覚えていたようだ。
しかし、迷路か…俺は、迷宮踏破の一助となる技能を持っていないからね

KP ▼SANチェック0/1d3
▼クトゥルフ神話[+1]

八月十五日 香樹 CCB<=52 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=52) > 16 > 成功

system [ 八月十五日 香樹 ] クトゥルフ神話 : 8 → 9

KP さらに続きが聞けるけど…聞くっすか?

八月十五日 香樹 聞く

KP 食い気味なお返事ありがとうございまっす!

オーン 「トンネルの大部分は人工的なものです 一部は自然な岩の裂け目でしょう。トンネルの床は、無数の神官と礼拝者が通ったことですり減って滑らかになっているはず。」
「月棲獣が崇拝するときを除けば、神殿はまったく静かであるでしょう………月棲獣が崇拝するときには、大広間は神官の奇妙なかん高い笛に加え、神殿に勤めるわずかなレン人の詠唱する低い声でも満たされるでしょう」
「神官たちは、奇妙なヘビのようなかぶり物を着け、長く、ほっそりした職杖を持っています。」

「神官たちは、職杖からぼんやりとして青っぽい、ヘビの形をした光線を放つことができます。
この光線は放つ者が見えていなくとも、対象を探し出すことができます まるでにおいで探し出すかのように……… 不幸にもこのへビに打たれた者は、即座に石に変わるでしょう。」
「あなたがそれらに捕まらなくてよかった………」

八月十五日 香樹 「月棲獣、特に神官の職にあるもの、それから崇拝者たちには、気をつけなくていけないね」
捕まれば、拷問されて殺されることは想像に難くないから。
見た目で見分けられるというのは、少しありがたいかも。

KP ▼SANチェック0/1d3
▼クトゥルフ神話[+1]

八月十五日 香樹 CCB<=52 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=52) > 59 > 失敗
1d3
Cthulhu : (1D3) > 2

system [ 八月十五日 香樹 ] SAN : 52 → 50

八月十五日 香樹 さすがに、さっき彼らの拷問現場に居合わせた直後だからね…どうしても嫌な想像をしてしまう。彼らに捕まった後に待ち受ける、俺の末路を。

system [ 八月十五日 香樹 ] クトゥルフ神話 : 9 → 10

KP …そうならないように、気をつけてコトにあたるっすよ

八月十五日 香樹 うん、わかっているよ。
「彼らに見つからないためにも、もっと習性を知る必要があるな。……この月の世界に住む生物の話を教えてほしい」

KP 25. この場所にいる生き物のこと

「月棲獣………彼らは自由自在に伸び縮みできる灰白色のヒキガエルです。」
「人間の目を逃れて、ここに彼らはどれほど昔から棲んでいるのでしょう 彼らだけがそれを知っています。」

「月棲獣は声を発することがなく、触手を使ってお互いに意思を伝え合います。
彼らは、 ほかの種族と「話す」 ために、 いつも持っている奇妙なフルートを鳴らすでしょう それはある種の言語ともいえます。」

「永劫の昔、彼らはレンの男たちを征服しました。 当初彼らは、食物、あるいは月のルビー鉱山で働く奴隷労働者としてのみ、 この哀れなクリーチャーを使用していました」
「しかし 人間がこの夢の世界に広がり始めると、 人間との取引を容易にするには人間として見られた方がよいということで、 奴隷を人間に変装させるようになったのです。」

「月棲獣には人間の肉に関する特別な階好があります」
「彼らはいまだに、レン人を食物に適した太った品種として扱っていますが、食べるには不適当なものならガレー船の舵取り、 料理、 雑用や使役などの使い走りの作業にも使われるのでしょう」

八月十五日 香樹 とすると、先ほど拷問を受けていたのはレンのひとたち、という可能性もあるのかな。遠目にはよくわかならかったけど。
これは、彼らは無差別に人を襲う敵性ではないのかもしれない、という希望的観測だ。一旦脇に置いておこう。

KP その通り、楽観はおすすめできないっすね。これはCoCっすから。
人間の肉に対する嗜好性がある、という情報だけで、警戒には十分すぎるほど値します。
▼SANチェック0/1d4
▼クトゥルフ神話[+2]

八月十五日 香樹 CCB<=50 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=50) > 19 > 成功

system [ 八月十五日 香樹 ] クトゥルフ神話 : 10 → 12

八月十五日 香樹 そう、だね。よく気をつけるよ…
「ここには、俺たちが生きている現実世界ではありえない生物や文化が発展しているだね」

俺からみれば、ひどく退廃しているように映るけど。
「この夢の世界について、もっと興味が湧いてきたよ。貴女の知っている限り、話せる限りの知識を、俺に授けてほしい」

雑談

KP あのさぁ…

八月十五日 香樹 わかっているけれど、ここまで来たら止められないだろう?

KP まったく、KPとしてこの場にいることを悔やむばかりっすよ、俺は

八月十五日 香樹 けれど、俺は君に見守ってもらうと安心できるよ。知らない人と二人きりは、緊張してしまうから。

KP はぁ……まったく、友達のいうことなら仕方ないっすね。…ちゃんと、生還するっすよ。

八月十五日 香樹 うん。愛読書について語り合う約束もしていたから。約束はかならず守るよ。

メイン

KP 26. この夢の世界のこと

探索者は〈夢見〉の技能と〈夢の知識〉技能について教えられる。
-----------------
[夢見技能]
この技能は探索者が始めてドリームランドに入ったときに与えられる。
探索者は、自分のPOWの値と同じ値の〈夢見〉の初期技能値を与えられる。
探索者があとで再びドリームランドを訪れて夢時間で1週間以上滞在した場合には、そのたびにこの技能の経験チェック1回が与えられる。
この技能はほかの技能とまったく同じやり方で上昇していく。
夢見の技能はドリームランドでの現実を修正するために使われる。
ただし、これは普通の夢の中でしか行なうことができない。 すなわち、この技能を使うことができるのは、眠って夢を見ている者だけだ。

夢見の技能を使うためには、マジックポイントを消費しなければならない。
通常、消費MPは[創り出すもののSIZ]と同じ値であり、それが生物(生きている創造物)の場合はさらに2倍となる。

通常の場合、創造あるいは修正によって作り出された物は、その夢見る人の次回のドリームランドへの訪問の間だけ存在している。
そのまた次以降の訪問では、それらはもう存在していないか、 あるいは修正前の形に戻っている。
ただし、POWを消費することによってそれらの物を永久的な物にすることができる。
創造物を永久的な物にするためには、 [創造に要したPOW+1]ポイントのPOWを追加しなければならない。
特別に重要な創造の場合には、 もっとたくさんのPOWの消費が求められるかもしれないが、それはキーパーの判断にまかされている。
・・・
[夢の知識技能]
この技能の値は、キャラクターのドリームランドに関する知識を表している。
この技能によって、ドリームランドの中のある特定の場所に関する何かを知ったり、ドリームランドの歴史上の出来事の1つを思い出したり、ドリームランドのクリーチャーを見てそれとわかったり、始めて見る異界の存在がクトゥルフ神話に属するものかわかったりする。

夢の知識の基本成功率は、探索者の[〈クトゥルフ神話〉の現在の技能値の半分 (端数切り捨て)]である。

探索者の〈クトゥルフ神話〉技能が2ポイント上昇するたびに、〈夢の知識〉 技能が1ポイント上昇する。
この上昇は、ドリームランド内で起こったことであるか否か、ドリームランドに直接関係のある上昇であったか否かには関係なく起こる。
また夢の知識技能は、ほかの技能と同じように、経験チェックによる上昇もする。
-----------------
▼SANチェック0/1d4
▼クトゥルフ神話[+1]
▼〈夢見〉/〈夢の知識〉技能を所得

八月十五日 香樹 これは…うん、いいものをもらってしまったな

KP いいものかな…?

八月十五日 香樹 CCB<=50 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=50) > 4 > 決定的成功/スペシャル

KP ええ…では、クリチケ1枚どうぞっす

八月十五日 香樹 ありがとう。これが後々助けになればいいな。

オーン 「少し疲れました いつもこんなに話さないものだから……」
「わたしから話せるのはこのくらいでしょう」
「わたしは現実のことを話すことしかできません あなたはこの話から どんな神話を書きますか」

八月十五日 香樹 月に封じられた女神の視点によって書き出される、古代の地球と月、二柱の外なる神と、彼らに今なお仕える奉仕種族たちの神話。……これが大衆に受け入れられるかは俺の腕にかかっているね。
…あるいは、そのすべてを世に問うべきではないのかもしれない。これはきっと、触れてはいけない知識の一端だろうから。
それでも俺は書こうと思う。
こんなに心躍る物語を、俺の頭の中だけにとどめておくなんて、勿体ない気がするから。
「たくさん話をしてくれてありがとう。いくばくか時間をもらうけれど、これだけの材料があれば、物語を形にするのには困らないよ」

KP →話を創る
▽(執筆技能)
これはどうしようか…<製作:執筆>技能はないから、それに類する技能をふってもらうかな
そうだな、<オカルト><歴史><図書館>を振ろう。成功したら、それらの知識を活かしながら、オーンから聞いた情報を整理してスムーズに執筆できた、ということで。

八月十五日 香樹 わかった。ではいくよ
CCB<=75 オカルト
Cthulhu : (1D100<=75) > 57 > 成功
CCB<=70 歴史
Cthulhu : (1D100<=70) > 100 > 致命的失敗

KP おっと…

八月十五日 香樹 ……振り直しは可能かな

KP さっきあげたクリチケを使って、振り直し可能っすよ

system [ 八月十五日 香樹 ] CTP : 1 → 0

八月十五日 香樹 CCB<=70 歴史
Cthulhu : (1D100<=70) > 48 > 成功
CCB<=80 図書館
Cthulhu : (1D100<=80) > 14 > スペシャル
よし!…筆が捗ったね。100は見なかったことにしよう。

KP 一応、成功失敗関係なく次の展開は進むみたいでしたけどね

八月十五日 香樹 執筆するという行動そのものが重要なんだね。けれど、仕事に妥協はできないから。

KP それでは、あなたは真珠層の床に一遍の神話を書き上げることができるだろう。

彼女の身体が大きく揺れる。おそらくそれは歓びだとか、そういう情動を現しているのだろうと思われた。

オーン 「ありがとう 夢見る人よ」
「あなたの行いに感謝します。わたしはこれでまた 少しだけ寂しさを紛らわせることが出来る」

「この洞窟の奥に、セレネルへの道を開いておきました………わたしは力こそこうして封じられているけれど、そのくらいのことはできるのですよ」

KP 彼女は探索者に、洞窟の奥から繋がった場所が島であるということ、そのいちばん高いところに帰るための道があることを教える。

また、たくさんのルビーやワインの樽のある倉庫の場所と、そのワインを1口飲めばきっと探索者の役に立つだろうことも教えるだろう。

オーン 「あなたの創ったお話は、どうしてもらっても構いません。………どのように扱ったとしても、現実にはなんの影響ももたらさないでしょう」
「けれど、あなたがいなければ出来なかったことです。偶然にあなたがここに来てくれたこと わたしは嬉しく思います」
「さようなら 夢見る人」

KP 探索者にそう言った彼女は、一息つくように体を揺らしてからのそのそと陰へ這っていくだろう。

八月十五日 香樹 「……さようなら、オーン。貴女との語らいは楽しかった。…ありがとう」
さて、報酬も受け取ったことだし、あとは教えてもらった通りに帰るだけだね。

KP 探索者は洞窟の奥へ歩いていく。

ぱちりと瞬きする間に、探索者は光のない小部屋の中にいるだろう。
▽聞き耳

八月十五日 香樹 CCB<=32 聞き耳
Cthulhu : (1D100<=32) > 31 > 成功
よし。

KP すばらしいっすね!成長していてよかったっす!

八月十五日 香樹 成長してなかったらダメだったね。
さて、何がおこるのだろう。

KP 探索者は悲鳴とうめき声を聞き、思わずそちらを見るだろう。

そこでされているのは、化け物による、いい知れぬ苦痛に満ちた拷問であろうことは確かだった。

不幸な捕虜は、熟練した技術により生かされていることは明白だ。何か月も看守の情け深い扱いに甘んじなければならないのだろうと考えるとこちらまで痛々しい気持ちになる。

こちら側は死角になっているらしく、ギリギリで見つかることは無かったが、ゾッとすることには違いない。
▼SANチェック0/1d4

八月十五日 香樹 CCB<=50 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=50) > 29 > 成功
こういった光景を、この場で目にすることは覚悟していたよ。
…先に進むよ。ここで俺ができることはないようだし、あっても助けにはいるのは躊躇われる。

KP …それがいいでしょうね。

小部屋から外へ出ると分かることには、小部屋は、犠牲者の声が波の上を通って、島の外にまで届くように特別に設計されているらしかった。
出てみればそこは全てを海に囲まれた場所───島だ。時刻は夜である。
近くを通る船が聞くのは呪われた精神のうなり声なのだろう。

島の高い場所には月棲獣の居住があるようだ。
低い建物には窓がなく、月棲獣の臭気が充満している。

八月十五日 香樹 拷問され、いたぶられる犠牲者の声を聞いて愉しんでいるのか…その趣味は理解できないな。

KP 人はそれを悪趣味っていうんすよ。

八月十五日 香樹 そう、その通りだね…

KP →倉庫へ
→島の頂点へ

八月十五日 香樹 おいしいお酒があるって聞いたから、倉庫の方を覗いてみようと思うよ。

KP 了解。気をつけるっすよ。
倉庫に向かうと、その内部には月樹を彫って作った、 奇妙な形の腰掛け、 長いす、食卓が置かれている。
▽目星

八月十五日 香樹 CCB<=70 目星
Cthulhu : (1D100<=70) > 74 > 失敗

KP ああ、惜しい…それじゃあ、失敗描写を送るっすよ
部屋にはさまざまな形の不思議な武器、置き物などの奇妙な品々も置いてあることがわかるだろう。

そして、壁には乱れた紋様が描かれている。
それは闇のようでも、影のようでもあった。
ふと影がこちらを見たような気がして、急にどくどくと、心臓が騒ぎ立てた。
なにか、探索者はそれがなにかを知っている。
目を閉じて終わりにしなければいけない。そうしないとどうなるのか、説明できないのに、探索者は知っていた。
きっと失われる。正気を損なうことになる。
それは何よりも恐ろしいことで、けれど普段は誰もが忘れていることだ。

▼SANチェック0/1d4

八月十五日 香樹 CCB<=50 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=50) > 42 > 成功
おいしいお酒は見つけられなかったな。しょんぼり…

KP 目を逸らすと、堅いルビーを彫って作ったムノムクァの偶像が置かれた小さな祭壇がある。
-----------------
[AF-ムノムクァの偶像]
・割ることでSAN値[+1d10]
・自由に使うことの出来る貯蔵MP[20]
その代わりにこんなものを見つけるよ。
持って帰るっすか?

八月十五日 香樹 …せっかくだから、もらっていこうかな。
盗人になったような気もするけど。
きっと後になって、この偶像に宿る力が必要になるタイミングがあるかもしれない。
部屋の主たちに見つからないうちに、島の頂上へ向かうよ。

KP 島を登って頂上近くに行くと、 建物はほとんど神殿だけになる。
建物の多くにはさまざまな大きさの広間があり、意味ありげに汚れた洗礼盤と彫刻された祭壇が置かれている。

探索者は特に見つかることもなくその場所を散策できるだろう。

さらに頂上に近い場所に向かえば、最も大きな神殿がある。

その大広間の後ろからは、島の内部に深く広がる、低くて暗い通路が延びている。
▽目星

八月十五日 香樹 CCB<=70 目星
Cthulhu : (1D100<=70) > 34 > 成功

KP 通路の反対側には、石の中心をくり貫いた巨大な部屋がある。
部屋の高い壁と天井は魔物の彫刻で覆われていた。

目を、閉じなければ。意識を拡散させて、自分を隠さなければ。
そう思うのに、そのやり方を忘れてしまったように、探索者はただそれらを見続けた。
曖昧な、抽象画じみた混沌と破滅と譫妄の絵に、嘘のようにはっきりとした恐怖と脅迫観念を感じながら、探索者は見続けるだろう。

八月十五日 香樹 (まずい…と、わかっているのに…目が離せない…!)

KP ▼SANチェック0/1d4
▼クトゥルフ神話[+1]
▼夢の知識[+3]

八月十五日 香樹 CCB<=50 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=50) > 51 > 失敗
足りなかった…
1d4
Cthulhu : (1D4) > 2

system [ 八月十五日 香樹 ] SAN : 50 → 48
[ 八月十五日 香樹 ] クトゥルフ神話 : 12 → 13

八月十五日 香樹 なんとか、それらの退廃した芸術品から視線を引き剥がして、先に進むよ。

KP さらに進んで行く。
ついた部屋の中央には、大きな底なしの穴が開いている。
穴の向こう側には、奇妙な細工が施された青銅製の小さな戸がある。

調べてみると、戸が手前に開き、その向こうには何らかの空間が広がっている。
戸のこちら側には取っ手が付いておらず、内側からは開けることができないようになっているようだ。

探索者はこれが、おそらく彼女の言っていた帰るための道であろうと思う。
……ここで再度、倉庫に行く選択肢があるけど…行ってみる?

八月十五日 香樹 そうだね…無限ループな気がするけど、もう一度だけ行ってみるよ。

KP うん、同じ処理みたいっすね…。

倉庫に向かうと、その内部には月樹を彫って作った、 奇妙な形の腰掛け、 長いす、食卓が置かれている。

▽目星

八月十五日 香樹 CCB<=70 目星
Cthulhu : (1D100<=70) > 46 > 成功
やった!お酒が見つかるかな?

KP 見てみれば、机にはワインが1杯置かれている。

ワインを飲むことが出来る。
-----------------
[AF-月棲獣のワイン]
月の模様で銘がされたワイン。飲むと、以下の効果を得る。
・クトゥルフ神話[+3]
・夢の知識[+5]
・医学[+1d10]

八月十五日 香樹 ここで造られたワインなんだよね…現実に持って帰れるのかな…

KP おそらく可能だとは…思うっすけど、わかんないっすね。飲んでいくっすか?

八月十五日 香樹 わざわざ自分の話を神話にしてほしいと行った彼女が、俺を謀って毒殺する理由がわからないし、害はないと信じよう。
おいしかったら、あとで蘭太郎にもわけにいくよ。まずは一口飲んでみよう。

KP 効果は君だけが受けられるものとして処理するっすね。じゃあ、一口どうぞっす!

system [ 八月十五日 香樹 ] クトゥルフ神話 : 14 → 17

八月十五日 香樹 1d10 医学
Cthulhu : (1D10) > 1
うーんしょっぱい…酔いが回っちゃったかな

KP どんまい?っす!次なんですけど、これは例の彫像なんで飛ばしてと
島を登って頂上近くに行くと、 建物はほとんど神殿だけになる。
建物の多くにはさまざまな大きさの広間があり、意味ありげに汚れた洗礼盤と彫刻された祭壇が置かれている。

探索者は特に見つかることもなくその場所を散策できるだろう。

さらに頂上に近い場所に向かえば、最も大きな神殿がある。

その大広間の後ろからは、島の内部に深く広がる、低くて暗い通路が延びている。
▽目星

八月十五日 香樹 CCB<=70 目星
Cthulhu : (1D100<=70) > 18 > 成功

KP あっこれは…
通路の反対側には、石の中心をくり貫いた巨大な部屋がある。
部屋の高い壁と天井は魔物の彫刻で覆われていた。

目を、閉じなければ。意識を拡散させて、自分を隠さなければ。
そう思うのに、そのやり方を忘れてしまったように、探索者はただそれらを見続けた。
曖昧な、抽象画じみた混沌と破滅と譫妄の絵に、嘘のようにはっきりとした恐怖と脅迫観念を感じながら、探索者は見続けるだろう。
▼SANチェック0/1d4
▼クトゥルフ神話[+1]
▼夢の知識[+3]

八月十五日 香樹 これは確かに、さっき通った処理だよね…
CCB<=48 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=48) > 30 > 成功
成功。二度目は流石に慣れたよ。

KP うーんさすがっすね…順応性高いなぁ

system [ 八月十五日 香樹 ] クトゥルフ神話 : 17 → 18

KP 39.

さらに進んで行く。
ついた部屋の中央には、大きな底なしの穴が開いている。
穴の向こう側には、奇妙な細工が施された青銅製の小さな戸がある。

調べてみると、戸が手前に開き、その向こうには何らかの空間が広がっている。
戸のこちら側には取っ手が付いておらず、内側からは開けることができないようになっているようだ。

探索者はこれが、おそらく彼女の言っていた帰るための道であろうと思う。

八月十五日 香樹 もう十分探索を終えたよ。次こそは帰ろう。

KP 探索者は、扉の向こうへ足を踏み入れる。

ずっと、ずっと歩き続ける。終わりに向かっているが、終わりはこないような思いがある。

孤独にいつ終わりがあろうか。ほんとの明るさもなく、静けさも単なる安定もなく、朝の記憶も、夜の希望もない。
傾いて、たえず終わりのない地崩れにすべりこんで行くものだけがある。

歩き続け、観続けた先、あなたはようやく自分が眠りにつくのを感じた。
目を覚ます。眠ったかと思ったら起きていて、なんだか不思議な気分になる。

目の前は眠りに入った時と同じ机で、ナイフも黒パンも、水の入った水筒もない。
格好は元に戻っている。

変わったことがあるならば、それは何も見ずに書かれたような乱れた字で描かれた神話が、手元に原稿用紙の形であったことだろう。

その神話を綴じるか、あるいは世に出すかは、探索者自身に委ねられている。

八月十五日 香樹 choice[世に出す,出さない]
Cthulhu : (CHOICE[世に出す,出さない]) > 世に出す

KP 大丈夫っすかね、そんなことして…

八月十五日 香樹 せっかく書いた物語、誰かに読まれなくては寂しいよ。…直接結びつかないように、所々フェイクは入れておくから。

KP 君の書いた物語だから、その扱いは君に任せるっすよ。
でも、よければ、読者第一号には俺がなりたいっすね。
では…
===================
 
CoCシナリオ「さよなら七難のマリー」
エンドC-『マリーへ、白く重ねた文字を』
→探索者生還
 
===================
-----------------
[生還報酬]
・SAN値[+2d10]
・夢の知識[+1d5]
・執筆技能[+1d5]
・ドリームランドで手に入れたものは、[AF-ムノムクァの偶像]のみ持ち帰ることが可能。

また、[AF-原稿用紙「」]を手に入れる。
-----------------
[AF-原稿用紙「」]
「」の中には探索者がタイトルを記入すること。この原稿用紙の内容は探索者によって書かれている。
・・・
読むことで、以下の効果がある(探索者自身にはないため、誰かに見せるならばである)。
・クトゥルフ神話[+5]
・夢の知識[+5]
・執筆技能[+5]

※このAFのみ、シナリオフックとして扱うのなど自由にしてもらってかまいません。

八月十五日 香樹 お酒…持ち帰れなかった…残念
2d10 SAN回復
Cthulhu : (2D10) > 12[4,8] > 12

system [ 八月十五日 香樹 ] SAN : 48 → 60

八月十五日 香樹 1d5 夢の知識
Cthulhu : (1D5) > 2
1d5 執筆技能
Cthulhu : (1D5) > 5

情報

KP 【真相】

グレート・オールド・ワン、オーンは、ムノムクァの神殿にて眠るように生きていた。
彼女に特筆できるようなカルトはなく、ただ生贄を受け入れるだけ。
そのように過ごしていたが、ある日、作家である探索者が彼女の元を偶然にも訪れてしまった。
オーンは(神格である彼女に思考というものがあるのならば)自分の神話を残してほしいと探索者に願う。
彼女の願いを叶えずとも、探索者は生かし、返されるだろう。それでも書くかどうかは、探索者次第である。

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□オーン、ムノムクァの伴侶
STR 40 CON 60 SIZ 90 INT 40 POW 30
DEX 15 移動1/3 水中耐久力 75
ダメージ·ボーナス:+ 7D6

装甲:もし閉じてしまえば、オーンの外殻は 19ポイントの装甲として働く

■マリー (Marie)
ヨーロッパ系の女性名、まれに姓。
聖母マリアにも繋がり好んで使われるため、「マリー・アントワネット」のようにファーストネームにマリーがつく人名は大変多い。以下は慣例的に名前がマリーのみの人物である。

日本語以外では、英語: Holy Mother(聖母)よりむしろthe Virgin Mary(処女マリア・童女マリア)、Saint Mary(聖女マリア)、Our Lady(我らが貴婦人)などと呼ぶことが多い。フランスのノートルダム大聖堂のNotre Dame(ノートルダム)もフランス語で「我らが貴婦人」という意味である。

他にもスペイン語: Madre de Dios(神の母)やLa Virgen(聖処女)という表現もある。ギリシア語: Θεοτόκος・ロシア語: Богородицаは「神を生みし者」である。

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【引用/参考元】

・ランドルフ・カーターの夢の探求

・Wikipedia 「マリア」