[ハウスルール] 助手 : 【ダイスについて】
・技能値はCCBで振ってください。
・SANチェック以外のスペシャル、クリティカル、ファンブルを採用します。
 クリティカルの際は「クリチケ」か「スペクリ表」から選択、ファンブルの際はKPの自由か「ファンブル表」を強制。
・通常ダイスは描写後そのまま振って大丈夫です。茶番ダイス、チョイスなどは自由にお振りください。
・KPのガバ3つでクリチケ1枚贈呈します。おわび。PLからの指摘でも増えます。

【ソロ向けルール】
ダイスロール失敗からの振り直しは、2回目で+20、3回目で*2、4回目で自動成功

【特別措置】
・行き詰った場合は、探索者の秘密(その場での構造も可)をKPにおしえてください。
 笑顔になったKPがヒントを出す可能性があります。

【リョナラー向け追加ルール】
・MPが0になった際、POWとCONの*1で組み合わせロールを行う
 両方成功すれば気絶せずに済み、以降はHPをMPの代償に差し出すことができる
 ※シナリオ終了後に強制的に後遺症が残る
 脳を酷使し鼻血を出しながら呪文を詠唱しろ

[ハウスルール] 助手 : 【成長】
・セッション終了後、「成長判定」で技能値以上の数字が出たら成長。本編で成功した技能のみ行える。
・成長チャンスは、一技能につき1度のみ。STRなどの能力値は成長不可。
・成長で技能値が90を越えた場合、「技能を極めたという精神効果」により即座に2d6の正気度回復。

通常成功(初期値含) 1D10
クリティカル・ファンブル 1D10+5
1クリ出たら即時1D10

[事前情報] 助手 : ■舞台

大正十二年(1923年)八月。関東大震災の直前の時期。
治安維持法の施行前であり、大衆ものびのびと生活できていた時代。
欧州ではクレペリンやフロイトの活躍があり精神医学が進んでいたが、当時の日本では寺社による加持祈祷などがあった。
当時、脳病については分からないことも多く、投与できる薬の種類も限られていた。

[事前情報] 助手 : ■用語集

【監置室】
私宅監置(私人が身内の精神病患者を自宅に監禁して世話をする)のための部屋
【バルビタール】
睡眠薬の一種。『あなた』はこれを十三に投与していた。
【ソマトーゼ】
滋養強壮剤の一種。
【沃剥(ようポツ)】
ヨウ化カリウム。慢性の気管支炎や喘息などに用いられた薬。

[事前情報] 助手 : 《時代背景》其の一
大正十二年という時代は精神医学において一つの過渡期であり、私宅監置と呼ばれる『私人が身内の精神病患者を自宅に監禁して世話をする』という行為が適法であった。
これは現在のような精神医学に対する行政の理解も少なく、かつ様々な精神病に効果のある薬が世に出ておらず、精神病院というものの数も患者の数と比べて大変少なかったためでもある。
精神病を意味する言葉としての癲狂という表現があまり用いられなくなってきた頃であり、精神病、または脳病という呼称が一般的で、病院の名前も〇〇癲狂院などは〇〇脳病院、或いは〇〇医院などに改めるものもあった。

[事前情報] 助手 : 《時代背景》其の二
寺社が現在の精神病院の役割を担っている側面もあったが、そこで行われていた治療行為と言えば、加持祈祷の類や滝壺で水に打たせる程度のものであった。
精神病患者に内職や農作業などを行わせる作業療法などは一定の評価をなされていたが、広場での運動や生産活動を行わせているケースはそれほど多くなく、万を下らない患者が牢獄にも劣るような監置室に死ぬまで閉じ込められるか、或いはただ放置され続けたというのが実情であったようだ。

[事前情報] 助手 : 《時代背景》其の三
精神病患者の扱いに関しては内務省、現在の厚生労働省の管轄であり、強制的に入院させる措置を取るときは警察官がそれを担った。
私宅監置を行う際にも様々な規定が存在し、監置室の状態や患者の詳細を警察に届け、個別に許可を得る必要があった。しかし実際のところは、多くの市民にとって監置室を設けて患者の面倒を看続ける経済的負担は並大抵ではなく、努力義務に留まっていたのではないか、というのが当時の資料から察せられる実態である。

[事前情報] 助手 : 《時代背景》其の四
時代背景としては、関東大震災の直前の時期であり、治安維持法の先駆けとなる『治安維持ノ為ニスル罰則ニ関スル件』が公布されるより前の、比較的市民が自由に暮らす平穏な時代である。
明治後期から大正末期に掛けて、女医の存在も無いではなかったが、男性医師に比べその数は圧倒的に少なかったことに留意されたい。

[事前情報] 助手 :  

[事前情報] 助手 : 妹尾 十三(せのお じゅうぞう)

二十一歳男性。
少年時代に同級生から乱暴を受けて、精神に変調を来たした。
裕福な家庭であったため、私室を改造した部屋で四年ほど監置されながら、一年前まで探索者の往診を受けていた。
偏執病であり、しばしば周囲の人間が自分に害をなそうとしていると言っては暴れだすことがあった。
寛解時(病症が落ち着いているとき)は、ごく穏やかで物静かな青年である。
現在は池田脳病院に入院しており、探索者の担当は外れている。

[事前情報] 助手 : 妹尾 文恒(せのお ふみひさ)

三十一歳男性。
十三の兄で、骨接を生業にしている。病身の弟を哀れに思い献身的に面倒を見てきたが、病状の悪化に堪えかね、両親の遺した土地を売り払って十三を脳病院へ入れた。
探索者が十三を担当していた頃は、主に存命中の両親とやり取りしていた為、文恒と直接話したことは殆どなかったが、お互いに顔は見知っている。

[事前情報] 助手 : 真崎 敬之(まさき のりゆき)

五十五歳男性。
池田脳病院の医師。長身痩躯、表情は乏しく、声に感情を乗せずに喋る。
探索者とは学会等で顔を合わせることもあり、互いに会えば挨拶を交わす程度の知り合いである。
精神医学に関しては現状を良しとしておらず、どちらかと言えば革新的な立場を取っている。

[メイン] 助手 : ※※ 連絡事項 ※※
開始までに「事前情報」「ハウスルール」のタブのご確認を願います。

[メイン] 助手 : ※※ 連絡事項 其の二 ※※
開始までに、画面右側へ「キャラコマ」の用意をお願い致します。

[ハウスルール] 助手 : 【進行】
シナリオ文章、会話などは”メイン”
途中で出てきた書物の内容などは”情報”
ヤジや相談などは”雑談”

でおねがいいたします。
事前情報、ハウスルール、資料のタブは閲覧のみです。

[雑談] 檜村行春 : てすてす

[雑談] 助手 : テスト着弾確認

[雑談] 助手 : もしよければ文字色など変えてみると後から見やすいログをお渡しできます
変え方わかりますかね…!?!?

[雑談] 檜村行春 : また罪のないKPを撃ってしまった…

[雑談] 檜村行春 : わーい!じゃあ水色にします!

[雑談] 助手 : OK!色確認ヨシ!

[雑談] 助手 : 改めて…こんばんわ!
今日はPCからの参加ですかしら

[雑談] 檜村行春 : こーんばーんわー!YES、PCでの参戦になります

[雑談] 助手 : ヨシ!
では簡単にお部屋の説明をいたしましょう。

[雑談] 助手 : 画面上部にある「初期値」「卓規則」などの文字にカーソルを合わせていただくと、それぞれのハウスルールが表示されます。
また、真ん中の赤い花部分には日程が書かれています。

[雑談] 檜村行春 : ありがたや〜

[雑談] 助手 : PCコマ置き場の右側にある本棚には、入手した情報を本のアイコンなどで表示していきます。
既に置いてある一番下の段には、事前情報のタブに載っている内容と同じものが表示してあります。

[雑談] 助手 : 画面の下。
主要人物のところにある立ち絵にカーソルを合わせると、こちらは事前にPLが把握できるキャラクター説明が表示されます。
クリックなどで動かせることができちゃうので、うっかり操作してズレたりしても直せます。

[雑談] 檜村行春 : 新設設計!

[雑談] 助手 : こんなもんですかね。
あとはマウスカーソルを重ねることで出る、ちょっとしたお遊びギミックも仕掛けてあるので、これは暇つぶし程度に探していただければ!

[雑談] 助手 : あっごめんもういっこです
エッチス銀貨の発行に関して!

[雑談] 檜村行春 : 昼にキャラ配置する時にセミの鳴き声がびっしりつまったメッセージを見た様な気のせいの様な

[雑談] 助手 : エッチすぎるときに支払われる銀貨。いくらでも増やせる。
貯めても特に意味はないけど投げ銭のように使用できる。
画面左側のステータス画面に増やせる欄があるので、スケベだとおもったタイミングで増やしてください!

[雑談] 助手 : あっはっはっはっは なんのことやら

[雑談] 檜村行春 : wwwwwww

[雑談] 檜村行春 : これNPCに大してエッチだと思ったらNPCに、PCに対して自分でエッチだと思ったらPCに振り込む感じでしょうか?

[雑談] 助手 : ですね!!!!
KPもじょぼじょぼ発行します(決意)

[雑談] 檜村行春 : 海月さんだし男の娘だろうなとは思ってました
はい

[雑談] 助手 : 早 早!!!!!!

[雑談] 檜村行春 : 了解です!目指せ99エッチス!

[雑談] 助手 : 目指せ99エッチス!!!!

[雑談] 助手 : さて……では、始めて参りましょうか。
今夜は24時までですね。よろしくおねがいいたします!

[雑談] 檜村行春 : よろしくお願い致しまーす!

[メイン] 開始 : ───────────────

  異説・狂人日記
  
   ───────
  
  著: 檜村 行春
  
───────────────

[雑談] 檜村行春 : わーーーーーパチパチパチ

[メイン] 助手 :

[メイン] 助手 :

[メイン] 助手 : 《導入》

[メイン] 助手 :

[メイン] 助手 :

[メイン] 語り手 : 「我邦十何蔓ノ精神病者ハ實ニ此病ヲ受ケタルノ不幸ノ外ニ、此邦ニ生マレタルノ不幸ヲ重ヌルモノト云フベシ。」
呉秀三『精神病者私宅監置ノ実況及ビ其統計的観察』より

[メイン] 語り手 :

[メイン] 語り手 : 時は大正十二年(1923年)八月、夏の盛りである。

[メイン] 語り手 : 探索者のかつての患者であった妹尾十三は、少年時代からひどく精神を持ち崩し、四年ほど私宅監置下に置かれていた。

[メイン] 語り手 : 探索者は一年ほど前まで、この妹尾十三の治療に当たっていた。今では担当を外れて久しいが、とある日、その十三から一通の手紙が届く。

[メイン] 助手 : 〔注:私宅監置とは精神病患者を座敷牢等の監置室に隔離・監禁することを合法的に認める制度のこと〕

[メイン] 妹尾 十三 : 『私にはもはや、人の生活というものに皆目見当がつかなくなってしまったのです。センセに助けてもらわなければ、私の正気はあと一日だって保たないでしょう。どうか後生ですから、私の住まいを訪ねてきてはくれませんか。

柳川県底濱市西区淵ヶ谷三丁目四番十六号 妹尾十三』

[メイン] 語り手 : そこには彼の実家の住所が書かれていたが、探索者はこの手紙の主が現在、底濱市北区にある池田脳病院に入院していることを知っている。

[メイン] 語り手 :

[メイン] 語り手 : 奇しくもそのとき、あなたはとある事情で参っていた。

[メイン] 語り手 : 大正八年に精神病院法が制定されて以来、危険な患者の隔離の是非を争った議論が活発にある中で、探索者も自身の立場を表明する論文を求められていたのだ。

[メイン] 語り手 : とにかく、翌日が休日であったこともあり、精神病患者の入院の実際を改めて見直すために、探索者はこの妹尾十三を訪ねて、池田脳病院へ赴くことになるだろう。

[メイン] 語り手 :

[メイン] 語り手 :

[メイン] 語り手 : これより、貴方の物語が始まります。
以降より、RPを開始していただいて構いません。

[メイン] 檜村行春 : 「ふむ、十三くん随分と参っている様だね」

[メイン] 檜村行春 : 「正気はあと一日だって保たない、か。なるほどでは新たな症状があるのかもしれない」

[メイン] 檜村行春 : 「いやかわいそうに、かわいそうに。池田脳病院だったかな。これは会いに行ってあげなければならないだろう」

[雑談] 語り手 : なかなかオモロな先生ですね(悪口)

[メイン] 檜村行春 : 「元主治医として今の先生と少しお話しでもしてこようか…。もしかしたら論文に対するご意見をもらえるかもしれない」

[雑談] 檜村行春 : 人の心がないタイプ

[メイン] 檜村行春 : という形で一応電報?か手紙で伺う旨を病院に送って行きましょう

[メイン] 語り手 : ふむ。
では、手紙で送ったことにしましょう。

[メイン] 語り手 : 脳病院へ赴くにあたり、なにかしたい準備等はございますか?

[雑談] 語り手 : 精神科医をするにはうってつけかもしれませんね
患者に惹き込まれない

[メイン] 檜村行春 : 外に出るということで家人に行き先を告げておきますね。あとは手帳と万年筆持っていって、一応十三くんを診てた時のカルテなり当時のメモなりを持っていこう

[雑談] 檜村行春 : 大事だものねえ

[メイン] 檜村行春 : 精神科医だから武器は持っていけないからなあ

[メイン] 語り手 : 家人。
どなたかと同居をしておられるのでしょうか…。よいでしょう、それらの準備をして赴くことができます!

[メイン] 檜村行春 : GOGOGO!

[メイン] 檜村行春 : 結婚はしてないだろうから多分母親に告げたんだろうな

[メイン] 語り手 : では、そちらの持ち物を持ってあなたは池田脳病院へと赴きます。
母様も笑顔であなたをお見送りしてくれることでしょう。

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 : 《池田脳病院》

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 :  

[メイン] 語り手 : こちらは底濱市北区の外れ、人家もまばらな郊外にある精神病院。
評判は悪くなく、自然をごく近くに感じられる環境もよいと感じられるでしょう。

[メイン] 語り手 : 院内を覗けば、受付に女性職員が座っていることに気付けます。

[メイン] 檜村行春 : 「やあ立派な病院だこと」

[メイン] 檜村行春 : 「失敬、訪問の知らせを送った檜村と申しますが」
と受付に話しかけます

[メイン] 受付 : 「檜村様…はい、妹尾さんへ面会の方ですね。では、こちらへ。ご案内いたします」

[メイン] 檜村行春 : 「やあ助かります。それにしても随分といい場所にある病院ですね」

[メイン] 受付 : 「ええ。患者の方にとってよい環境が用意できるよう、当病院は尽力しております」

[メイン] 語り手 : 彼女は受付を離れ、あなたの前に立って案内をします。

[メイン] 語り手 : あとをついていけば、奥の広い病室へと通されました。

[メイン] 語り手 : 妹尾十三の病室は個室というわけではなく、何人かでの大部屋のようです。
彼は窓際のベッド脇へ置いてある椅子に座り、行儀よく貴方を待っておりました。

[メイン] 妹尾 十三 : 「ああ、センセ!お越しくださってありがとうございます」

[メイン] 檜村行春 : 「やあ十三くん、久しぶりじゃないか。具合はどうだい?」

[雑談] system : [ エッチス銀貨 ] NPC : 0 → 1

[雑談] 檜村行春 : 立ち絵がエッチなので入れました

[メイン] 妹尾 十三 : 「ええ、ええ。おかげさまでなんとかやっております。センセこそ、お元気そうで何よりです」

[メイン] 語り手 : 十三は、あなたの顔を見るや、白い肌をりんご色に染めて前のめりになりました。
その顔はとても今年二十二になるとは思えない、あどけない少年のようだと思うことでしょう。

[雑談] 語り手 : わかります わかります
わたしもこの立ち絵すごい好きです

[雑談] 語り手 : なんとシナリオについてくる

[雑談] 檜村行春 : そんなお得なシナリオがあるんですか?!

[メイン] 妹尾 十三 : 「最近はもう、センセがいつ来るかしらいつ来るかしらと、待ち侘びていたんですよ。いまお茶をお淹れしますね」

[雑談] 語り手 : ええ、あるんですよ!
異説・狂人日記 っていうんですけどね

[メイン] 檜村行春 : 「ほらほら、そんなに興奮しないで。いや、待たせてしまった様で申し訳ないな」

[メイン] 語り手 : そう言って十三は、ベッドのシーツを剥がしてゴソゴソと何かを探し始めます。

[雑談] 檜村行春 : え・・・今プレイしてるシナリオも異説・狂人日記っていいますよね?!

[メイン] 妹尾 十三 : 「いい葉っぱを頂いたんですよ。宇治に、友人がいましてね。さて、どこにしまい込んだのだったか――」

[雑談] 語り手 : なんて偶然!!
あなたも通過し終えたら購入をお勧めいたします!

[メイン] 語り手 : 彼はそのままベッドのシーツをすっかり剥がし、マットレスの裏側まで覗いています。

[メイン] 檜村行春 : 「宇治かい?本当にいい茶葉じゃないか、僕がいただいていいものかしらね?」

[メイン] 檜村行春 : 随分念入りに探すなあ

[メイン] 妹尾 十三 : 「……? ない…ない」

[メイン] 妹尾 十三 : 「いえね、アニキが勝手にお客様に出してしまうんですよ。なので、こうして戸棚の奥に隠しておいていたのですが…」

[メイン] 語り手 : ああ、せっかくセンセが来てくれたというのに…!
そう泣きそうな声になりながら、彼はベッドをひっくり返していますね。

[メイン] 檜村行春 : 「落ち着きたまえ十三くん。僕は君の顔が見れただけで十分だよ。お茶ではなく会話でもてなしてくれたまえよ」

[メイン] 檜村行春 : あまりにもひどいなら精神分析ふりたくもあるな

[メイン] 語り手 : ふむ。
では、あなたが彼をやんわり止めると十三も少し落ち着きを取り戻します。
この程度であれば、精神分析の必要もなく済むでしょう。

[メイン] 檜村行春 : よかったよかった

[メイン] 妹尾 十三 : 「ああ、センセ…。気を遣わせてしまい、申し訳ございません……。何のもてなしも出来ない無礼を、どうかお許しください」

[メイン] 語り手 : そうですね。
ここで《アイデア》をどうぞ。

[メイン] 檜村行春 : CCB<=70 【アイデア】 (1D100<=70) > 18 > 成功

[メイン] 檜村行春 : 余裕の笑み

[メイン] 語り手 : えらい!

[メイン] 語り手 : では、あなたは彼が不安そうに膝に置いている細い手を見ます。
きっちりと指をそろえているそこに、足りないものがひとつ。

[メイン] 語り手 : 右手の小指の先が、欠損しています。
一年ほど前に見たときには、彼は五体満足でした。

[メイン] 檜村行春 : まさか…指が?!と打ってる間に答えがきていた

[メイン] 語り手 : ふふん

[メイン] 語り手 : そういえば。
こちらのシナリオの特殊な処理をひとつ。

[メイン] 檜村行春 : 先ってことは第一関節ぐらいなのかしらん

[メイン] 語り手 : 今回のシナリオでは《心理学》をPLの方から「振る」と言われた際にのみ振らせていただきます。
必要と思われそうなタイミングがございましたら、是非ともお申し付けください。
《心理学》を振ることで、対面した人物の精神状態などを探ることが可能です。

[メイン] 檜村行春 : ふむふむ

[メイン] 語り手 : そして、指ですね。
第一関節ぐらいと考えていただいて構いません。

[メイン] 檜村行春 : では自分が診ていた時に比べて十三の様子におかしいところがないか心理学ふって見てみたいですね。自分の記憶にある十三と指以外、心理面で変化はないか

[メイン] 語り手 : ふむ。では、振らせていただきましょう。
数値は80でしたね。

[メイン] 檜村行春 : です!

[メイン] 語り手 : では僭越ながら音頭を取らせていただいて…それ!

[メイン] 語り手 : SCCB<=80 檜村心理学 (1D100<=80) > 53 > 成功

[メイン] 檜村行春 : わくわく

[メイン] 語り手 : 彼の様子ですが、やや悪化を感じられるような節があります。
少なくとも彼は、今現在自分のいる場所を”自宅”だと思っているようです。あなたが彼を診ていたころは、周囲の状況をここまで誤認するほど悪い状態ではなかったように思えます。

[メイン] 檜村行春 : なるほど、たしかに戸棚に隠したっていいながらマットレスひっくり返してたしな

[メイン] 語り手 : 彼にとってはそこが自室のキャビネットなのでしょう。

[メイン] 檜村行春 : 「十三くん、君その指はどうしたね?怪我でもしたのかい?」

[メイン] 檜村行春 : とりあえず聞いてみよう

[メイン] 語り手 : 十三は己の右手を見て、次にあなたに向き直り、居住まいを正します。

[メイン] 妹尾 十三 : 「そうなのです、センセ。センセをこうしてお呼びしたわけは、ある話をセンセに伝えなくてはならないからなんです」

[メイン] 妹尾 十三 : 「話というのは、まったくもって、退っ引きがならないのです」

[メイン] 檜村行春 : 「ふむ、僕で力になれるかはわからないが聞くとしよう」

[メイン] 語り手 : 一呼吸のち、彼はあなたにこう問います。

[メイン] 妹尾 十三 : 「センセは、昨晩お肉を召し上がりましたか」

[雑談] 語り手 : センセ、ちゃんと表情差分があるのうれしい

[メイン] 檜村行春 : 肉食ったかチョイスで決めていいですか?

[メイン] 語り手 : よいですよ!

[メイン] 檜村行春 : choice[食べた,食べてない,断食] (choice[食べた,食べてない,断食]) > 食べてない

[雑談] 語り手 : 断食

[メイン] 檜村行春 : 「いいや、昨日食べたのは魚だね」

[雑談] 檜村行春 : 第三の選択肢

[メイン] 妹尾 十三 : 「──そうですか。まさかセンセは……」

[メイン] 妹尾 十三 : 「──人肉を食べたりはなさらないでしょうね」

[メイン] 檜村行春 : 「人肉?人肉なぞ生まれてこの方口にしたことなんてないよ」

[メイン] 語り手 : 十三はブルブルと震えながら声を潜め、辺りを神経質そうに窺ってから、あなたの返答も耳に入らなかったかのように耳打ちします。

[雑談] 檜村行春 : お前が指を食ったなパターンか自分で食っちゃったパターンか…ぶるぶるぶるぶる

[メイン] 妹尾 十三 : 「人の肉です。ええ、緊急避難の止むに止まれぬ事情でなく、好きで人の肉を喰らう、食人鬼がいるのです。この世界には、そのような人間が数多くいるのです」

[メイン] 妹尾 十三 : 「実のところ、私の兄の文恒は食人鬼なのです。そればかりか、下男の真崎も忌まわしい人食いなのです。私は散々この家から出ていくよう下男に言いつけてはいるのですが、頑として聞かず、私はほとほと困り果てているのです」

[メイン] 檜村行春 : (これはこれは、随分と症状が悪化してるようじゃないか…!)

[メイン] 妹尾 十三 : 「私の兄は、人を食べたがっている人間です。兄の、目を見ていただければ分かるでしょう。食人鬼の目というものは緑色にぬらぬらと濡れ光っているものです。夜中になれば、隣の部屋から兄の舌なめずりが聞こえてきます」

[メイン] 妹尾 十三 : 「兄の持つ本には、『易子而食,析骸以爨〔子を易えて食ひ、骸を析きて爨ぐ〕』とありました。自分の子を食うのは忍びないので、人の子と取り替えて食らうという意味です。死人の骨を割き炊事場の焚付にするという意味です。つまり私は――それが恐ろしくてならないのです」

[メイン] 妹尾 十三 : 「兄は骨接の医者でありまして、生来勉強熱心な人でありましたから、なれば支那から取り寄せた…本草なにがし…という本に載っていた食人について研究をしていたとしても全く不思議のないことです」

[メイン] 檜村行春 : 「ふむ、君のお兄様も医学の道を行くお方と知ってはいるけれども…」

[メイン] 檜村行春 : (真崎とは今の主治医の名前じゃあなかったかね?)

[メイン] 檜村行春 : 「君、十三くん、いつからお兄様のことを知ったのかね?」

[メイン] 檜村行春 : 自分が診ていた時からなのかそれとも後からそういう妄想に取り憑かれたのか知りたいなあ

[メイン] 妹尾 十三 : 「それを知ったのは……一年前か、半年前か……。頭がぼんやりとして、定かには思い出せないのです」

[メイン] 妹尾 十三 : 「だって、ここの薬はそうして僕の頭をぼんやりさせてしまう!そうして……そうして僕はすっかりおかしくなってしまったんですよ!センセ!」

[メイン] 語り手 : 彼はもはや、あなたに語り掛けているのか定かではおらず。その怯えた表情から察するに、彼はこれを”ほんとうのこと”だと思い込み貴方へ助けを求めているようです。

[メイン] 語り手 : 彼の語る『本草なにがし』について〈医学〉〈薬学〉〈博物学〉が振れます。
どれで成功しても同一の情報が得られます。

[メイン] 檜村行春 : 「ふむ、つまり君は転院したいということなのかね?」

[メイン] 檜村行春 : お、では医学でふります!

[メイン] 檜村行春 : CCB<=40 【医学】 (1D100<=40) > 36 > 成功

[メイン] 語り手 : えらい!

[メイン] 檜村行春 : そんなに高くなかった

[メイン] 語り手 : あなたは【本草学】【本草綱目】について知っていました。
十三が言っているのはおそらく「本草綱目」という本のことだと思うでしょう。

[情報] 助手 : 本草学:古代中国の薬学と博物学に端を発する学問。薬効のある動植物や鉱物の研究、不老不死の仙人となるための霊薬を生成する錬丹術などに関係が深い。
本草綱目:明の時代に出版された本草学の大著。収録されている薬種は一八九二種。全五十二巻にも及び、その最終巻は、『人体の薬物利用』について書かれている。

[メイン] 助手 : >情報タブが更新されました。

[メイン] 檜村行春 : わぁ人体の薬物利用…

[メイン] 語り手 : 本棚の方にも情報アイコンを追加しておきます。御活用ください。

[メイン] 檜村行春 : ありがとうございます!

[メイン] 妹尾 十三 : 「センセ、他のところへ行ってしまっても、もう僕は戻らないのですよ。あなたの元でいたかったのに…!」

[メイン] 妹尾 十三 : 「ねえ、この指をやったのはアニキです。ふたりで喧嘩になったとき、アニキが齧り取ってしまったのですよ。あのときはアニキがすっかり気狂いになってしまったのだとばかり思っていましたが、なんのことはない、彼はただの人食いだったのです」

[メイン] 妹尾 十三 : 「ああセンセ、私を気狂いだと思わないでください。センセならきっと、信じてくれるのでしょう。ねえ、センセ……」

[メイン] 檜村行春 : 「頼りにしてくれるのは嬉しいよ十三くん。しかし、今僕が君の主治医ではないのも事実だ。どうだろう、今の先生に話を聞いてみようじゃないか」

[メイン] 檜村行春 : 「お兄さんと距離をおいた方がいいとか転院だとか、なるべく君にとって良い方向になるよう相談してみようじゃないか」

[メイン] 檜村行春 : 「確約はできないかもしれないけどね、それでどうだろう?少しは気が休まるかい?」

[メイン] 妹尾 十三 : 「センセ……。では、ではどうか、せめて、これを見てください。確かな証左があるのです」

[メイン] 語り手 : そう言って十三は、ベッドシーツを再び剥がし始めます。
が、しかし…

[メイン] 妹尾 十三 : 「ああ、ない……。ねぇセンセ。今日はどうやら見つからないようです」

[メイン] 檜村行春 : 「何を探していたんだい?」

[メイン] 妹尾 十三 : 「……ああ、もうだめなのかもしれない。あれがないと、僕はもう死んでしまうかも知れません」

[メイン] 妹尾 十三 : 「アニキが人食いだということを掴んだのです!ああでもきっと、きっとアニキに見つかってしまったのだ。秘密を知った僕は、もうすぐ食べられてしまうでしょう!」

[メイン] 語り手 : 十三は苦しそうに頭を抱え、ベッドの上で身体を曲げます。

[メイン] 檜村行春 : おやおやおやおや

[メイン] 檜村行春 : 精神分析で落ち着かせたいです

[メイン] 語り手 : ふむ…どうぞ!

[メイン] 檜村行春 : CCB<=71 【精神分析】 (1D100<=71) > 72 > 失敗

[メイン] 檜村行春 : ぴえん

[メイン] 語り手 : おや、惜しい!

[メイン] 檜村行春 : 「お、落ち着きたまえ十三くん」

[メイン] 語り手 : あなたは十三の背をさするのですが、息を荒げたままの彼はあなたの方に意識を向けるのも一苦労のようです。

[メイン] 妹尾 十三 : 「センセ、僕が死んだら、もし僕が死んで、もし骨が残ったら――どうかお願いしたいことがあります」

[メイン] 妹尾 十三 : 「胸が、詰まりそうです。今度ぜひ、お話をさせてください。今日はもう、頭が破れてしまいそうです」

[メイン] 檜村行春 : 「不吉なことを言うもんじゃないよ君。話し相手にならいくらでもなろうじゃないか」

[メイン] 妹尾 十三 : 「薬を…どうか、薬をください。前に頂いていたものを……ああ、センセ……」

[メイン] 檜村行春 : 「バルビタールかい?」

[メイン] 妹尾 十三 : 「センセのくださったものなら、私は……ああ……」

[メイン] 語り手 : 十三はぶつぶつと意図のわからない言葉を繰り返すようになり、やがて疲れたのかベッドに突っ伏すようにして寝息を立ててしまいます。

[雑談] 檜村行春 : うーーーん精神分析失敗したの痛かったな

[メイン] 檜村行春 : 「やれやれ…、随分と悪化してるようじゃないかね」

[雑談] 語り手 : 一多いには苦しめられますね

[メイン] 檜村行春 : ちなみに他の患者っていますかね?

[メイン] 語り手 : 他の患者もいますね。
皆一様にぼう、と虚空を見つめているようで、あなたがたに対し何の反応も示しません。

[メイン] 語り手 : ここで《聞き耳》をどうぞ。

[メイン] 檜村行春 : うーん、ということは事情も聴けなさそうだな

[メイン] 檜村行春 :

[メイン] 檜村行春 : CCB<=40 【聞き耳】 (1D100<=40) > 53 > 失敗

[メイン] 檜村行春 : 聞こえない

[メイン] 檜村行春 : 耳ないないしたった

[メイン] 語り手 : 一瞬あなたの鼻に獣臭い臭気がつん、と届いたような気がします。
が、それはすぐにどこかへ消えてしまうでしょう。

[メイン] 檜村行春 : あらら〜〜

[メイン] 檜村行春 : ちなみに周りの患者に心理学振ってみて重篤かどうか知ることとかできますか?

[メイン] 語り手 : お、いいですね。
では僭越ながら以下略

[メイン] 語り手 : SCCB<=80 檜村心理学 (1D100<=80) > 43 > 成功

[メイン] 語り手 : ざっと見た感触ですが、周囲の患者は少なくとも大人しくはあるようです。
壁に頭をぶつけたり独り言を延々と呟いていたり、そのような”よく見る”光景とも違う。

[メイン] 語り手 : あなたはここが、かなり先進的な治療を施していることも知っています。
他の病院にいるような患者よりは、それでもずいぶんマシなのでしょう。

[メイン] 檜村行春 : なるほどな〜先進的なのか異端なのかは判断に迷うところですなあ

[メイン] 檜村行春 : そうしたらひとまず今の主治医に話を聞きに行きたいかな

[メイン] 檜村行春 : お兄さんの証拠も気になるけど転がしてベッド調べるわけにもいくまい

[メイン] 語り手 : ふむ。
では、ちょうど折りよく、病室前の廊下に大きな影がゆっくりと通り過ぎました。
五十代の背の高い男で、カイゼル髭が印象的です。

[メイン] 語り手 : そこにいたのは、真崎敬之。十三の現在の担当医です。

[メイン] 檜村行春 : 「おや、真崎先生ではありませんか」

[メイン] 真崎 敬之 : 「その声は、檜村先生ですな。妹尾さんの見舞いは…ああ、今日でしたか」

[メイン] 檜村行春 : 「やあ、具合がいい。よろしければ十三くんの症状についてお聞かせ願いたい」

[メイン] 真崎 敬之 : 「よろしいですよ。では、院内を散歩がてら」

[メイン] 檜村行春 : ほいほいついていこう

[メイン] 語り手 : 真崎は、あなたを連れて廊下をゆったりと歩きます。
彼は、現在の十三についてこう語りました。

[メイン] 真崎 敬之 : 「彼は現在、当院を自宅だと思い込んでおります。私のことは下男だと認識しているようで」

[メイン] 真崎 敬之 : 「時折ベッドの近くを漁っては、『ないない』と叫び、強く取り乱したようになりますが、まぁ、そのうちよくなります。そうでなければ、一生あのままですな」

[メイン] 檜村行春 : 「なるほど、どうやら宇治のいい茶葉を探していた様ですよ。ちなみに今彼にはどんな処方を?」

[メイン] 真崎 敬之 : 「現在は安定しておりますので、作業療法と、水治療を週に三度ですな」

[メイン] 真崎 敬之 : 「典型的な偏執病、パラノイアでありますから、さして変わったことはしておりません。薬餌にバターを混ぜると心持ち安定するきらいがあります。少々痩せぎすですので、ソマトーゼを処方することもあります。咳の多い日は沃剥(ようポツ)を少々」

[メイン] 助手 : 〔注:ソマトーゼは滋養強壮剤。沃剥とはヨウ化カリウム(慢性の気管支炎や喘息などに用いられた薬)のことである〕

[メイン] 檜村行春 : 「十三くんに喘息などありましたかね?」

[メイン] 檜村行春 : 薬じゃなく作業療法とかなのか、それは確かに先進的

[メイン] 真崎 敬之 : 「ええ。たまに喉を鳴らしております故、こうした処置を」

[メイン] 檜村行春 : 「彼に以前僕が処方した薬が欲しいと言われたのですが、そんな話をしたことは?」

[メイン] 真崎 敬之 : 「特には。檜村先生にはそう申されていたのですかな」

[メイン] 檜村行春 : 「ええ、以前の主治医だからそんな弱音が出たのですかね。しかし、以前より偏執病がひどくなっているように見受けられました。右手の小指もお兄さんがやったのだと」

[メイン] 檜村行春 : 「あれは被害妄想でしょうかね?」

[メイン] 真崎 敬之 : 「小指ですか?ふむ……」

[メイン] 真崎 敬之 : 「被害妄想でしょう。ここへ入ってきたときには既に失せておりました。継いだ痕も見当たりませんでしたから、古傷とばかり思っておりましたが」

[メイン] 檜村行春 : ほーーーーーん?

[メイン] 檜村行春 : KP心理学ふりたいです。真崎の発言に嘘がないか、症状の証言に嘘がないか

[メイン] 語り手 : ふむ、承知いたしました。それっ!

[メイン] 語り手 : SCCB<=80/5 檜村心理学・対真崎 (1D100<=16) > 37 > 失敗

[メイン] 語り手 : 真崎は喋り方も平坦であり、表情も乏しい。ゆえに、彼の感情をその顔や声色から読み取るのは至難の業といえます。
今回も、彼の真意を読み取ることは難しそうだと感じました。

[メイン] 檜村行春 : うぐう

[メイン] 真崎 敬之 : 「さて……。そのご兄弟が月に一度様子を見にいらっしゃいますな。その度に患者が興奮しますので、やや困るところではありますが……なるほど、合点が行きましたな」

[メイン] 真崎 敬之 : 「指を食われたと思い込んでいるのであれば、興奮するのも頷ける」

[メイン] 檜村行春 : 「お兄さんにも小指の話を伺いたいものですね。僕が診ていた時にはあんな怪我はしていなかったですし。何かしらあったと仮定して、それをきっかけに症状が悪化したことも考えられます」

[メイン] 真崎 敬之 : 「であるのなら、この後にでも顔を出してみるのもよいでしょう。世話になっていた檜村先生であるのなら、歓迎されることでしょうな」

[メイン] 檜村行春 : 「それはありがたい。ところで浅学でお恥ずかしいのですが水治療とはどういったものでしょう?」

[メイン] 真崎 敬之 : 「水を利用した療法の一種ですな。当院では温水にて患者を刺激することで疾患の好転を促しております」

[メイン] 真崎 敬之 : 「しかし、まだまだ発展途上とは言え、今なお世間では祈祷、禁厭、灌瀧が幅を利かせておるようで」

[メイン] 真崎 敬之 : 「こと田舎では、獣の黒焼きなぞを飲ませ、強力を使って患者を滝壺に叩き込んでいると聞き及んでおります。大変に嘆かわしいことで」

[メイン] 真崎 敬之 : 「未だ精神病者の扱いは、欧米諸国に比ぶべくもないほどに行き届いておりません。今朝も簀巻きにされた患者が表を運ばれているのを見ましたが、まるで、古布団を捨てに行くかの有様でした。私はこの現状を打破すべく、とこうして治療を続けておりますが…」

[メイン] 助手 : 〔注:禁厭とは呪いのこと。灌瀧とは、瀧行のように頭部を瀧に打たせる民間療法のこと〕

[メイン] 檜村行春 : 「ははあ、たしかに因習の類は治療とは離したいものですね」

[メイン] 檜村行春 : (水治療もあやしいもんだがなあ)

[メイン] 真崎 敬之 : 「して、貴方はこの実情にどのような考えをお持ちですかな」

[メイン] 真崎 敬之 : 「近々、論文の発表が求められておりましょう」

[メイン] 檜村行春 : 「そうですね、それがもっぱら僕を悩ませているものですよ」

[メイン] 檜村行春 : 「もちろん呪いの類で良くなるとは思いませんが、だからと言ってすぐ西洋に倣った治療に挿げ替えられるかといえばどだい無理な話」

[メイン] 檜村行春 : 「いかんせん、今の日本では呪いやまじないにすがっているものが多いのが実情。新しい手法を受け入れるだけの土台がない」

[メイン] 檜村行春 : 「医者としてはですね、もちろんもっと論理的で確実な治療をしたいとは思いますよ。でもね、そういった古いやり方に安心を覚える患者の方が多いのが現実です」

[メイン] 檜村行春 : 「僕にできることといえば多くの患者を見て少しでも良いやり方が何か明確にわかるような記録を残すことぐらいです」

[メイン] 檜村行春 : (という建前で破綻した人間が見たい)

[雑談] 真崎 敬之 : 最後で台無しですな

[雑談] 檜村行春 : (心の声ならセーフ)

[メイン] 真崎 敬之 : 「記録というものは重要ですな。それがあることで、新たな治療法を見つけることが可能となる」

[メイン] 檜村行春 : 「そうですね、未だ見つかっていない規則性や法則がわかればもっと画期的な治療法が見つかるかも知れない。それも神頼みの域ですが」

[メイン] 真崎 敬之 : 「ふむ…。やはり興味深い意見を持っておられる」

[メイン] 真崎 敬之 : 「論文の方も、楽しみにしております。…ああ、そろそろよい時間ですな」

[メイン] 真崎 敬之 : 「もしよろしければ、妹尾さんの兄君に妹尾さんの様子をお伝えください。兄君はあまり落ち着いて弟君とお話できておりませんからな」

[メイン] 檜村行春 : 「ええ、僕でよければ。何か伝言などありますか?」

[メイン] 真崎 敬之 : 「私の方からは特には」

[メイン] 檜村行春 : ではお兄さんに会いに行ってみますか

[メイン] 語り手 : 真崎は後ろ手に手を振り去っていくことでしょう。
では、妹尾邸へ向かうということで。

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 :  

[メイン] 檜村行春 : 他所行きの顔しとこ

[メイン] 助手 : 《妹尾邸》

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 :  

[メイン] 語り手 : すっかり余所行きの顔ですね。かわいいです。

[メイン] 語り手 : さて、ここは妹尾邸。平屋の大きな家です。

[メイン] 檜村行春 : 照れ

[メイン] 語り手 : かわいいですねぇ~~~~~~~~❤

[メイン] 語り手 : こちらのご家庭ですが、両親祖父母も既に鬼籍に入り、現在は兄の文恒だけが暮らしています。

[メイン] 語り手 : あなたが十三を看ていた頃は主に両親とやり取りを交わしていたため、文恒と直接話したことは殆どありませんでしたが、お互い顔は見知っているでしょう。

[メイン] 語り手 : 玄関脇に呼び鈴が付いています。
これを引けば、中にいる者を呼び出すことが出来ますね。

[雑談] 語り手 : こちらの立ち絵はぴくるーさんでしょうか
たいへんかわいらしい

[メイン] 檜村行春 : 入る前に聞き耳ふって様子を伺っておきたいな〜

[雑談] 檜村行春 : boothで買った立ち絵くんです!

[雑談] 語り手 : booth!!なるほど

[メイン] 語り手 : ふむ、どうぞ!

[メイン] 檜村行春 : CCB<=40 【聞き耳】 (1D100<=40) > 45 > 失敗

[メイン] 檜村行春 : ぴえん

[メイン] 語り手 : 特に気になる音などは聞こえてきません!
においも気になるものはないでしょう。

[メイン] 檜村行春 : じゃあ大人しく呼び鈴ならすかー!

[メイン] 檜村行春 : ガランガランガラン

[メイン] 助手 : 〔激遅注釈:この時代の呼び鈴とは主に、紐を引くと邸内で鈴が鳴る手動式のものを指す〕

[メイン] 語り手 : 少し大きめの呼び鈴をガラガラと鳴らすと、玄関扉の向こうから衣擦れが聞こえます。

[メイン] system : [ エッチス銀貨 ] PC : 0 → 1

[雑談] 語り手 : さっきのかおえっちだったので

[メイン] 妹尾 文恒 : 「ああ、これはセンセイ。お久しぶりでございます」

[雑談] 檜村行春 : やったー!

[メイン] 檜村行春 : 「やあ、ご無沙汰しております。十三くんのことで少々お訊ねしたいことがありまして、あがらせていただいても?」

[メイン] 語り手 : 出てきたのは、兄の文恒(ふみひさ)。
あなたの顔を見ると、快く応対してくれます。

[メイン] 妹尾 文恒 : 「ええ、おかげさまで。センセイであれば、いつでも歓迎いたしますよ」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「外はお暑いでしょう。茶を出しますので、どうぞ中へ」

[メイン] 檜村行春 : 「やあありがたい。宇治のお茶などあれば万々歳ですが」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「はは、あいにくと宇治の茶はございませんが、少しいい饅頭があります。召し上がっていって下さい」

[メイン] 語り手 : 居間に通され、あなたの前に出されたのは、薄い硝子の容器に入った煎茶と丸い饅頭。
茶には氷が入れられており、溶けて動いたそれがカラリと涼しげな音を立てます。

[メイン] 語り手 : あなたの前に腰を下ろし、文恒も自分の分の茶をひとくち啜るでしょう。

[メイン] 檜村行春 : 「これはいいお茶とまんじゅうだ。ありがたい」

[メイン] 語り手 : お饅頭には餡がみっしりと詰まっております。
ふかふかの皮と密度の高いつやつやの餡。ああ、なんておいしいことでしょう!

[メイン] 檜村行春 : もぐもぐ

[メイン] 妹尾 文恒 : 「さて……懐かしいですね、一年ぶりでしょうか」

[メイン] 檜村行春 : 「そうですね、ご健勝であられるようで安心しました」

[メイン] 檜村行春 : 「十三くんに関してはそう言えないのが辛いところですが」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「弟に会ってこられたのですね。十三はなんぞ、センセイに失礼なことはしませんでしたか」

[メイン] 檜村行春 : 「いいえ、頑張ってもてなそうとしてくれましたよ。いじらしいもんです」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「ああ、ならばよかった。私も弟の様子を見には行きますが、なかなか難しいものですね。先日は水差しを投げつけられてしまって」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「センセイにはあれも懐いておりましたから。あれから一年も経つのに未だに気にかけていただいて…」

[メイン] 檜村行春 : 「十三くんの偏執病はもちろん存じてますが、あれほどまでにお兄さんに敵意を抱いていたものでしょうかね?」

[メイン] 檜村行春 : 「真崎先生とも話したのですがね、十三くんは右手の指をあなたがかじりとったと話しておりまして、それがどうにもあなたを強く拒絶する理由のようなのですよ」

[メイン] 檜村行春 : 「何か心当たりはありませんかね?」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「弟の小指は――そうか、センセイはご存知ありませんよね」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「あれが今の脳病院に入る少し前、屋外で運動をさせている時、突然垣根を飛び越えて、行方をくらましたことがありました」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「すぐに警察に届けて、あちこちを捜しまわりましたが甲斐もなく――半月ばかり経ったある日、開け放した十三の部屋でうずくまっているところを見つけました」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「すると、どうしたことか、そのときには小指が失せていたのです」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「しかしまぁなんと言うか、実にこれが不思議なことなのですがね、出奔する日の朝までは確かに指はちゃんと付いていたように思うのですが、指が失せて帰ってきたとき、弟の手には血の一筋も垂れていやしないばかりか、継いだ痕すらなかったのです」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「まるで数年前の古傷か、もともと付いてさえいなかったのかというふうに」

[メイン] 檜村行春 : 「なるほど確かに真崎先生も古傷だと思ったとお話ししておりましたが…。それにしても半月もですか」

[メイン] 檜村行春 : こわぁ

[メイン] 妹尾 文恒 : 「ああ、これが理由であればよいのですが…。私には……弟が己にだけ怒っているように思えてならないのです」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「あれは、兄のことが分からなくなってしまったのでしょうか。センセイ」

[メイン] 檜村行春 : 「あなたを兄だとわかってはいるようですが…、喧嘩になった時にかじり取られたと話していたので、自分に危害を加えた誰かをあなただと錯覚しているのやもしれませんね」

[メイン] 檜村行春 : 「ところで、お兄さん、本草学や本草網目というものをご存知で?」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「おや、センセイもあちらの薬学に興味がおありですか」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「私の所持しているのは『補注本草綱目』の方……和刻本ですがね。もし論文を書いたりするのに入用でしたら、お貸しできますよ。大変な重さなので、あまり持ち運びには向きませんが――」

[メイン] 檜村行春 : 「ほう、それはありがたいお話しですね。そこには易子而食,析骸以爨と書かれていたりするのでしょうか?」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「さて、どうでしたか…。なにぶん量があるもので、内容もすぐには出てこず…少々お待ちを」

[メイン] 語り手 : 読みたいのであれば、彼は自室からえっちらおっちら持ってきますね。

[メイン] 檜村行春 : 「ああ、お手伝いしましょう」

[メイン] 檜村行春 : えっちらおっちら

[メイン] 妹尾 文恒 : 「センセイは客人です。そのような労働は私に任せておいてよいのですよ」

[メイン] 語り手 : しばらく待つと、文恒は自室から重たそうに本を三冊運んできます。
この三冊でさえ、全て合わせると五貫(18.75kg)ほどはあるかもしれません。

[メイン] 檜村行春 : わあちからもち

[メイン] 語り手 : ポマードで整えられた前髪がひと房、文恒の汗ばむ額に張り付きます。
そのまま文恒は、先生の横に『本草綱目』を置きました。

[メイン] 檜村行春 : 「やあ、助かります。近々論文を書かなければならなくて」

[メイン] 語り手 : こちら全ての本に目を通すのであれば三日はかかるでしょうが、檜村先生はどうやら読みたい項目がある程度決まっているようですね。

[メイン] 妹尾 文恒 : 「ああ、それは大変です。少しでも参考になれば幸いですよ」

[メイン] 檜村行春 : ですね、パラパラ〜とめくって十三くんが言ってた言葉があるか探してみたい

[メイン] 語り手 : では、技能無しで情報を開示いたしましょう。
いい時間ですので、その間に文恒は台所へ立ち簡単な食事を用意してくれます。

[メイン] 檜村行春 : やった〜〜〜〜人肉出されたりしない?

[メイン] 語り手 : さて、どうでしょう。それは出てのお楽しみですねえ。

[メイン] 語り手 : あなたの求めている箇所は、どうやら最終巻の『人体の薬物利用』についてのようです。
あなたは最終巻、五十二巻の『人体の薬物利用』の章を開き頁をめくっていましたが、あることに気づきます。

[メイン] 檜村行春 : 「おや」

[メイン] 語り手 : 一頁だけ綺麗に破り取られているのです。

[メイン] 語り手 : 〈アイデア:1/2〉〈医学〉〈薬学〉で、破り取られた頁には本来何が記述されていたのか、思い出すことが出来ます。

[メイン] 檜村行春 : 一番高いのが医学なので医学でふります〜

[メイン] 檜村行春 : CCB<=40 【医学】 (1D100<=40) > 25 > 成功

[メイン] 檜村行春 : やった!

[メイン] 語り手 : えらいです!

[メイン] 語り手 : では、その破られた頁は『人魄(じんぱく・ひとのたましい)』について書かれていたのではないかということに気付きます。

[メイン] 檜村行春 : ほう

[メイン] 檜村行春 : 人体の薬物利用に魂?

[メイン] 語り手 : ふふ。どうでしょう。
そしたらこの辺で夕飯のいいにおいがしてきたことにしましょうか。

[メイン] 語り手 : 丁度一区切りですね。
ゴツゴツのアハンとミソスープのいい香りがしてまいります。

[メイン] 檜村行春 : ゴツゴツのアハーーーーン

[メイン] 檜村行春 : 「おや、長居してしまった上にお気遣いまでいただいて」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「いえ、お気になさらず。簡単なものですが」

[メイン] 語り手 : そう言って彼が出してきたのは、ご飯、ねぎの味噌汁、焼き茄子、きゅうりの漬物。
簡単ではありますが、とてもおいしそうです。

[メイン] 檜村行春 : 肉はない よかった

[メイン] 檜村行春 : 「ああ、焼き茄子。いいですね、僕は焼きなすが好きなんですよ」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「それはよかった。センセイはどれぐらいいただかれますか」

[メイン] 語り手 : などと話しつつ、あなたの前につややかなご飯が。
おおかた適量ですね。

[メイン] 檜村行春 : 「適量が何事もよろしいかと」

[メイン] 檜村行春 : もぐもぐ

[メイン] 檜村行春 : 「先ほどの本ですが1ページ破られていた様で、たしか人魄について書かれていたかと思うのですが何かご存知ですか?」

[雑談] 檜村行春 : すみませんちょっとお手洗い行ってもよろしいでしょうか…!

[メイン] 妹尾 文恒 : 「……破られていた?いえ、思い当たるようなものは何も」

[雑談] 語り手 : おや!どうぞ!

[雑談] 檜村行春 : しばし失礼します〜!

[雑談] 語り手 : ついでに10分ほど休憩をしましょう
もうじきおわりではありますが!

[雑談] 檜村行春 : はーい!

[雑談] 語り手 : では40分にまた!

[雑談] 檜村行春 : 失礼KPクーラーでぽんぽん冷えちゃってたみたい

[雑談] 語り手 : だいじょうぶですか!?
案外サクサク進んでるので、今日は早めに切り上げでもだいじょうぶですわよ

[雑談] 檜村行春 : 大丈夫!ちょっと温度下げて白湯のんだのでつよいお腹になりました

[雑談] 語り手 : 何!?えらすぎる
ではあと20分、キアイいれていきましょう…!

[雑談] 檜村行春 : はーい!

[メイン] 檜村行春 : しまった本に書かれたことを鵜呑みにして十三がお兄さんが食人かもしれないって思ってるって言うの食事時には不適切かもな

[メイン] 檜村行春 : 「いいにくいのですが、十三くんはどうやらあの本を読んで何事か誤解をしている様子でして」

[雑談] 語り手 : ふふ 先生の口先でごまかすのです

[メイン] 妹尾 文恒 : 「……と、いうと」

[メイン] 檜村行春 : 「あまり愉快な話ではありませんが、あなたが指をかじり取ったのは食べるためだと」

[メイン] 檜村行春 : ご飯もぐもぐ

[メイン] 妹尾 文恒 : 茄子を白米に乗せわしわし

[メイン] 檜村行春 : サイコパスしかいねえ

[メイン] 妹尾 文恒 : 「……センセイは、人肉食を疑っておられるのですか」

[メイン] 檜村行春 : 「ふふ、まさか。あくまで十三くんがそう考えて自分の中で理屈をつけている、というだけのお話しです」

[メイン] 檜村行春 : お兄さんが動揺していないか心理学ふりたいです

[メイン] 語り手 : 了解致しました。それ!

[メイン] 語り手 : SCCB<=80 檜村心理学 (1D100<=80) > 8 > スペシャル

[メイン] 語り手 : 彼はひじょうに動揺、憤慨しているようです。
出来ればこの話題には触れたくないと、ひしひし感じます。

[メイン] 檜村行春 : ふむふむ

[メイン] 檜村行春 : 「あるいは十三くんが本を読んでいたことでその知識をもとにそう思い込んでいるのやもしれません」

[メイン] 語り手 : 精神病患者の身内であれば、今の時代では随分と肩身の狭い思いもすることが多いでしょう。
それに加え、その身内が警察にでも引っ張られたら…そう危惧しているようです。

[メイン] 妹尾 文恒 : 「………あれがああなったのは、本が原因だと」

[メイン] 檜村行春 : 「確実にそうとは言えません、ですが妄執も偏執も知識がなければその発想に至るのは難しいと思うのです」

[メイン] 檜村行春 : 「まあ何もないところから生み出すのが人間でもありますがね」

[雑談] 助手 : オッそうだな(数々の幻覚を思い出す)

[メイン] 檜村行春 : 「ですがやはり食事時にする話ではありませんでしたね、失礼しました」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「……せめて肉を出さなくてよかったと、今は思っております」

[雑談] 檜村行春 : 無から有を生み出した猛者だ。面構えが違う

[雑談] 助手 : 腐女子は幻覚を見るのが得意

[メイン] 檜村行春 : 「はっはっは!たしかに、肉を出されていたら僕は手をつけていなかったかもしれません」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「はは、センセイも共に肉断ちをなさいますか」

[メイン] 檜村行春 : 「肉断ち?おや、菜食主義者にでもなられたのですか?」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「私は食べますが、弟は食わないのだと今の主治医である真崎センセイに伺いましたよ」

[メイン] 檜村行春 : そうだったのかしらん

[メイン] 檜村行春 : 自分が診てた時にそんな気配があったか思い出すことできますか?

[メイン] 語り手 : お、ではアイデアしてみましょうか!

[メイン] 檜村行春 : CCB<=70 【アイデア】 (1D100<=70) > 34 > 成功

[メイン] 檜村行春 : ドヤァ

[メイン] 語り手 : えら~~い!
では、あなたの診ていた当時はそのような様子はなかったと分かります。

[メイン] 檜村行春 : 「僕が診ていた時にはそんな様子はありませんでしたがね、食の趣味でも変わったのかしらん」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「で、あるとよいのですが…」

[メイン] 檜村行春 : 「真崎先生には行動療法や水療法を中心にしているとしか伺ってなくてですね、お兄さんから見て池田脳病院での治療はどうですか?」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「私から見て、ですか。私は骨継で門外漢なのですが…まあ、家で私が診ているよりは随分ましではあると思っております」

[メイン] 檜村行春 : 「十三くんとはやはりそういう話はできておりませんか?」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「……ええ。専ら真崎センセイに伺っております」

[メイン] 檜村行春 : 「なるほど、今日十三くんに会ったところ僕が処方していた薬が欲しいだとか僕のもとに戻りたいだとか話しておりまして、何かしら治療に対する不安があるのかと心配しているのです」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「ああ…。あれはセンセイに大層懐いておりましたから、それがあるのでしょう」

[メイン] 檜村行春 : 「嬉しいことですが、僕は何より患者が信頼して治療を受けられるようにしなければならないと思うのです。彼があすこでの治療に前向きになれればと思うのですが、何かいい案はないでしょうか」

[メイン] 檜村行春 : 「あるいは、お兄さんが彼の今後についてどのように考えているのかを知りたく…。差し出がましいことをお話ししているとは思いますがね、ええ」

[雑談] 妹尾 文恒 : さて、腰を据える話題となりましたね

[雑談] 語り手 : 腰を据えるためにこちらは明日へ持ち越しに致しましょう…!
お時間にもなりましたので…!

[雑談] 檜村行春 : お、気づけば日付が変わっている!

[雑談] 檜村行春 : はーい!次回!兄の胸中は、からスタートですね!

[雑談] 語り手 : ですね!
では、今日は遅くまでありがとうございました。

[雑談] 語り手 : 明日も21時~ですね。
ごゆっくりお休みを…!

[雑談] 檜村行春 : 今日はありがとうございました〜!明日もよろしくお願い致します!
ちなみに開始前のスクリーンショットを通過中という

[雑談] 檜村行春 : と言う報告でTwitterにのせるのはありでしょうか?

[雑談] 語り手 : 大丈夫です!
NPCも公式が公開しておりますので、こちらの画面でお撮りください。

[雑談] 檜村行春 : わーい!ありがとうございます!

[雑談] 檜村行春 : それでは明日もよろしくお願い致します〜!

[雑談] 語り手 : はあい!
それではおやすみなさい…!

[雑談] 助手 : 一般待機助手

[雑談] 檜村行春 : 一般待機PC

[雑談] 助手 : こんばんわ!!!

[雑談] 助手 : 待機確認

[雑談] 檜村行春 : こんばんわ!!!

[雑談] 檜村行春 : ドライヤー間に合った ぜえぜえ

[雑談] 助手 : えらい!!!!!
ぼくは未だにおにいちゃんの脳トレスができずどうしようかと考え続けております(知恵熱)

[雑談] 助手 : 進めりゃなんとかなる!!

[雑談] 檜村行春 : がんばえKP…!!!

[雑談] 助手 : がんばう

[雑談] 助手 : ではシームレスにメインを進めていきましょう
今日もよろしくおねがいいたします!

[雑談] 檜村行春 : よろしくお願い致します〜!

[メイン] 妹尾 文恒 : 「…己(おれ)は、弟が少しでもマトモになればと。それを、考え続けております」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「センセイもご存知の通り、あれは生来頭の利発な子供でした。柳川師範学校を出るまでは、それはもう勉強熱心な奴でした」

[メイン] 檜村行春 : 「マトモ、ですか」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「ええ。たんと本を読み、将来は帝都で教授をやるのだと息巻いていました。それが今ではあの有様で――己はそれが悲しくてなりません」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「あれは、精神を病んでしまったばかりにその道すら絶たれてしまった」

[メイン] 檜村行春 : 「医者の僕が言うことじゃないですがね、僕にはマトモというものがとんとわからない」

[メイン] 檜村行春 : 「精神を病んだ人が快癒することは残念ながらないのかもしれません。それであれば、今の彼が穏やかに暮らせる様手を尽くす方が良いのではと思うのですよ」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「……あれには、身内と呼べるものはもはや己しかおらんのです。己だって、いつまで面倒を見てやれるのやらわかりません」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「仮に己が死んで天涯孤独となったら、マトモでないあいつはどうして生きていくことができましょう。……それが、心残りなのです」

[メイン] 檜村行春 : 「そうですね…いや、差し出がましいことを言いました」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「いいえ。…何をどうしてマトモと称するのか、己がマトモだと己は本当に言い切れるのか。それすら、己にすら判断はできない。マトモというものは、一体なんなのでしょう」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「……センセイ。弟の部屋を、見てやってはくれませんか。何か…何か、あれの頭の内を理解してやれる鍵が、センセイならば見つけられるやもしれません」

[メイン] 檜村行春 : 「ええ、僕でよろしければ拝見させていただきたい」

[メイン] 檜村行春 : 「お兄さん、僕は、これは僕が治療する上での考えですがマトモとは他人も自分もむやみやたらに傷つけない状態のことを言うんだとね、思いますよ」

[メイン] 檜村行春 : 「完璧にマトモにならなくてもね、せめて自分を傷つけることをしなくなるように、十三くんがそうなればいいなと思いますよ…」

[メイン] 檜村行春 : お兄さん自身が傷つくことになるけどね、と言外にふくめて十三くんのお部屋に行こうかな

[雑談] 助手 : 檜村センセは人の心が薄い感じがするけれど、薄いからこそ理解が深い気がするなあ

[メイン] 語り手 : では、あなたは文恒に連れられて十三の部屋へ行くこととなります。

[雑談] 檜村行春 : やったあ!うれしい!

[メイン] 檜村行春 : てくてく

[メイン] 助手 : ≪十三の部屋≫

[メイン] 語り手 : 廊下側の壁は取り払われ、代わりに格子が嵌っていました。窓には鉄棒が縦横に差し込まれ、今は外から雨戸が立てられており、ひどく暗い様子。

[メイン] 語り手 : 素人目であろうと、ここが私室を監置用に改造したものだと分かるはずです。私宅監置の実際は、殆どが牢獄よりなお惨憺とした環境である中、この清潔な部屋を監置室とされていた十三は破格に恵まれていたと言えるでしょう。

[雑談] 檜村行春 : わーーーーい!!座敷牢!!!!

[メイン] 語り手 : 十三の部屋は綺麗に片付いており、大きなベッドと楢材のキャビネットがあるのみです。
ベッドとキャビネットを見ることができますが…その前に、《聞き耳》をどうぞ。

[メイン] 檜村行春 : CCB<=40 【聞き耳】 (1D100<=40) > 99 > 致命的失敗

[メイン] 檜村行春 : うーん

[メイン] 語り手 : おやおやおや

[メイン] 語り手 : そうですね~~~~

[メイン] 語り手 : Schoice SAN HP すけべ (choice SAN HP すけべ) > SAN

[メイン] 檜村行春 : 今日も出目の調子がいいなあ!!!

[メイン] 語り手 : あなたは、この部屋に入った際に薄い「獣臭」を感じます。
それは部屋に沁みついており、部屋の主がいなくなっても尚その存在感を感じさせるように部屋に漂っていることでしょう。

[メイン] 語り手 : どことなく、その臭いに嫌なものを感じる。
SAN-1です。

[メイン] 檜村行春 : おや十三の病室でかいだのとも同じかな

[メイン] 檜村行春 : ぴえん

[メイン] system : [ 檜村行春 ] SAN : 65 → 64

[メイン] 語り手 : そうですね。同じ臭いだと分かってよいでしょう。

[メイン] 檜村行春 : 「うっ!なんだこのにおい」

[メイン] 檜村行春 : ファンぶったから取り繕わずに言っちゃう

[メイン] 妹尾 文恒 : 「におい、ですか」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「なにか臭いますかね…?」

[メイン] 檜村行春 : 「なんだか獣のような…しませんか?」

[メイン] 檜村行春 : え?しないの?嗅覚ないのか?

[メイン] 妹尾 文恒 : 「いえ、私にはべつだん感じるものはありません」

[メイン] 檜村行春 : 心理学で本当か確認したいです!

[メイン] 語り手 : 文恒は首をかしげながら、窓をあけて換気をしてくれますね。

[メイン] 語り手 : お、心理学!承りました

[メイン] 語り手 : SCCB<=80 檜村心理学 (1D100<=80) > 89 > 失敗

[メイン] 語り手 : そうですね、彼はなにかを誤魔化しているような気がします。
窓をあけたことすら、怪しく感じるでしょう。

[メイン] 檜村行春 : なるほど…一応つっこまないでおくか

[メイン] 語り手 : 窓をあけたことにより、庭木から濃厚な緑の匂いが押し寄せ、幽かな残り香も散っていってしまいます。

[メイン] 檜村行春 : 「ああ、少しましになった…ありがとうございます」

[メイン] 檜村行春 : ベッドとキャビネットか真っ先にベッドに行くのは恥ずかしいからキャビネット見たいかな
お兄さんはずっといますか?

[メイン] 語り手 : ええ。あなたについてきていますね。
とくに何も言わなければ、キャビネットも一緒に見るでしょう。

[メイン] 檜村行春 : 「では失礼して…」

[メイン] 語り手 : キャビネットには十三のものらしき古い歯型が幾つかついていました。引き出しは完全な取り外しができないように改造されたもので、キャビネット自体も壁にしっかりと固定されています。

[メイン] 語り手 : このような安全措置はかつて貴方が十三の両親にそう指示したものでしょう。
掃除もしばらくされていないようで、薄く埃が積もっております。
ふと、キャビネットの引き出しが開けられることに気づくでしょう。
上下で二段です。

[メイン] 檜村行春 : あけまーす。まず上から

[メイン] 檜村行春 : 歯が丈夫だなあ

[メイン] 語り手 : では上から!

[メイン] 語り手 : キャビネットの一番上の引き出しを開けると、ひしゃげたスプーンや短い麻紐などのガラクタにまじり、小さな白い破片を見つけます。

[メイン] 語り手 : それは、貴女の目には”骨片”に見えます。
この欠片に対し、〈医学〉〈生物学〉を振れますね。
同情報ですので、どちらか成功すれば情報が開示されます。

[メイン] 檜村行春 : ふむ、医学ふります

[メイン] 檜村行春 : ファンブル出たから次はクリティカル出るだろ!ガハハ!

[メイン] 檜村行春 : CCB<=40 【医学】 (1D100<=40) > 81 > 失敗

[メイン] 檜村行春 : スン

[メイン] 語り手 : 80多かったですね!

[メイン] 語り手 : 生物学もワンチャンありますよセンセ

[メイン] 檜村行春 : ふります!

[メイン] 檜村行春 : CCB<=31 【生物学】 (1D100<=31) > 53 > 失敗

[メイン] 檜村行春 : スンスン

[メイン] 檜村行春 : 他調べた後に時間経過でふりなおしありだったりしないでしょうか…?

[メイン] 語り手 : できますね。
その場合、ハウスルールに則り振り直し2回目で+20、3回目で*2、4回目で自動成功と上がっていきます。

[メイン] 檜村行春 : わーい!

[メイン] 語り手 : ソロシは振れる人数が少ないから…!

[メイン] 檜村行春 : 助かるます…!では気を取り直して下の段のほうを調べます

[メイン] 語り手 : 下の段の引き出しを開けると、中には日記がありました。

[メイン] 語り手 : ぺらぺらと開いてみれば、ページが5枚ほど千切り取られています。
支離滅裂な言動と、精神不安を訴える内容がほとんどを占めておりましたが、残されたページの最後の言葉は──

[メイン] 妹尾 十三 : 『アニキには言えない。センセに話さなくちゃ。』

[メイン] 檜村行春 : おや

[メイン] 檜村行春 : 日付はわかりませんか?

[メイン] 語り手 : だいたい十三が入院する前の日付ですね。

[メイン] 語り手 : あなたがそれを見ていると、いつの間にやら真横に立っていた文恒が、日記をのぞき込んでおります。

[メイン] 檜村行春 : じゃあ檜村が診察してた最後あたりか

[メイン] 檜村行春 : 「うわあ!だめですよ人の日記をのぞいたりしちゃあ」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「ああ、すみません……。ですが、私も弟が何を想っているのかを気にしていまして」

[メイン] 檜村行春 : 「それもそうですね、十三くん僕に何を伝えたかったんでしょうね」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「……己では、役不足だったのでしょうか」

[メイン] 檜村行春 : 「あなたに負担をかけたくないと思っていたのかも知れません」

[メイン] 檜村行春 : 「ちなみにこの日付近辺で何かありましたか?」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「……これといって、特には」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「先程話した小指の件ぐらいでしょうか」

[メイン] 檜村行春 : 「小指、あのどこかに行方不明になって戻ってきたらなくなっていたという」

[メイン] 檜村行春 : 「んん?それはこの日付の前ですか?後ですか?」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「ああ……。後、でしょうか」

[メイン] 檜村行春 : ふーーーむ

[メイン] 檜村行春 : お兄ちゃんは普通に心配してる風でもあるんだよな
匂いのことは怪しいけど

[メイン] 檜村行春 : ひとまずさっきの骨に再び医学ふれればふりたいです…!

[メイン] 語り手 : 了解です。+20でどうぞ!

[メイン] 檜村行春 : CCB<=60 【医学】+20 (1D100<=60) > 42 > 成功

[メイン] 檜村行春 : 補正あってよかった〜〜〜

[メイン] 語り手 : えらーい!!!

[メイン] 語り手 : では、それがやや角が取れて分かりにくいものの、人間の指先の骨――末節骨であることが分かります。
0/1の正気度喪失です。

[メイン] 檜村行春 : CCB<=64 【SAN値チェック】 (1D100<=64) > 12 > スペシャル

[メイン] 檜村行春 : うーんここでスペシャルをだすな

[メイン] 語り手 : あっはっは 出目はよくなってきてます!

[メイン] 檜村行春 : 自分の指の骨なのかなあ…

[雑談] 語り手 : やはり人の心はちょっと薄めですね かわいさを感じます

[メイン] 語り手 : さて。
この骨はどうしますか?

[雑談] 檜村行春 : PLのことを言われたかと思ったけどこれはSANcの結果だな

[メイン] 檜村行春 : うーん、お兄さんに見せてみようかな骨のスペシャリストだし

[メイン] 檜村行春 : 奪われない様ちょっと警戒して距離はとっておきます

[メイン] 檜村行春 : 「お兄さん、どうやらこれ骨…のようなのですが」

[雑談] 語り手 : PLの方も(略)

[メイン] 妹尾 文恒 : 「骨…。ああ、末節骨でしょうか」

[雑談] 檜村行春 : ええ??

[メイン] 妹尾 文恒 : 「……その中に、あったのですか?」

[メイン] 檜村行春 : 「ええ、心当たりは?」

[雑談] 助手 : でもそんなきみがけっこうすきだよ

[メイン] 妹尾 文恒 : 「いえ、私には何も…」

[メイン] 檜村行春 : 心理学で確認したいでっす

[雑談] 檜村行春 : うれぴ❤️

[メイン] 語り手 : 委細承知いたしました。それ!

[メイン] 語り手 : SCCB<=80 檜村心理学 (1D100<=80) > 15 > スペシャル

[メイン] 語り手 : この骨に思い当たりが無いというのは本当のことだろう、と感じるでしょう。

[メイン] 檜村行春 : なるほど

[メイン] 檜村行春 : ひとまず骨は懐に忍ばせておきます

[メイン] 語り手 : ふむ。懐に入れるのはこっそり…ですか?

[メイン] 檜村行春 : 堂々と!

[メイン] 檜村行春 : 「十三くんの様子を伺いつつこれについて聞いてみます」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「…持ち帰られるのですか?まあ、いいのですが…」

[メイン] 檜村行春 : お願いされた!僕の!言葉を断れるはずが!ない!

[メイン] 檜村行春 : よっし!!!

[メイン] 檜村行春 : 「なに大丈夫、持ち逃げしたりはいたしません」

[メイン] 語り手 : 文恒はやや眉根に皺を寄せますが、とくに止められることもなく懐へ仕舞えるでしょう。

[メイン] 語り手 : さて、そこまで見たとき。

[メイン] 語り手 : ふとキャビネットの辺りを見ると、キャビネットと壁との隙間に紙片が覗いていることに気づきます。
罫線の幅から、千切り取られた日記の一頁であることは明らかでした。

[メイン] 檜村行春 : おや

[メイン] 語り手 : あなたのすぐ真横には、変わらず文恒がいます。
これを盗み見る、あるいは隠し持つ場合は、《隠す》を振っていただきます。

[メイン] 檜村行春 : じゃあ隠すふって隠し持ちます

[メイン] 檜村行春 : CCB<=50 【隠す】 (1D100<=50) > 60 > 失敗

[メイン] 檜村行春 : スン

[メイン] 妹尾 文恒 : 「おや、センセイ。それは?」

[メイン] 檜村行春 : 「それとは?」

[メイン] 語り手 : 失敗してしまわれたので、文恒が手元をのぞき込んできますね。

[メイン] 檜村行春 : おいやめろファンブルじゃないのに気づくな

[メイン] 語り手 : ファンブルだったらもっと酷いことになっておりましたよ(予言)

[メイン] 檜村行春 : 「ああ、今し方僕の付箋を落としてしまったようです」

[メイン] 檜村行春 : とごまかして拾えませんかね

[雑談] 助手 : ところで先生の立ち絵、背景の◆とうまいこと重なっててリボンで髪を結んでいるように見える
かわいい

[メイン] 語り手 : 誤魔化すには…言いくるめでしょうか。

[雑談] 檜村行春 : あら本当

[雑談] 檜村行春 : かわいい

[メイン] 檜村行春 : 初期値だ…!

[メイン] 檜村行春 : クリティカル出せばいいな

[メイン] 語り手 : ニコシ クリティカル出せばいけます

[メイン] 檜村行春 : CCB<=5 【言いくるめ】 (1D100<=5) > 56 > 失敗

[メイン] 檜村行春 : 下の桁がなければクリティカルではありませんか?

[メイン] 語り手 : 下の桁を蔑ろにすると報復を食らいますよ?

[メイン] 檜村行春 : ぴえん

[メイン] 語り手 : では、言いくるめようとするも奮闘むなしく。
あなたは、この日記を文恒と共に読むことになります。

[メイン] 檜村行春 : ぐううう

[メイン] 妹尾 十三 : 『私の日記の大事な部分は、安全な場所に隠してしまいました。なぜこんな事をするのかとお思いでしょうが、これをしなくてはならないのです。今となっては、真実をひとつところに置いておくほど、危険なことなどないのです。』

[メイン] 檜村行春 : 「真実?」

[メイン] 語り手 : この日記には、それ以上のことは書かれていませんでした。
詳細を聞くのであれば、明日以降十三本人に尋ねるほかないでしょう。
幸いなことに明日も休日ですから、池田脳病院を訪ねることはできるでしょう。

[メイン] 語り手 : ここまでに得た手紙の内容などは立ち絵隣の本棚にアイコンを増やしております。
ぜひご活用ください。

[メイン] 檜村行春 : 「気になる記述ですね…明日十三くんに聞いてみます」

[メイン] 檜村行春 : はーい!

[メイン] 語り手 : キャビネットから出る情報は以上ですね。

[メイン] 檜村行春 : 明日聞くというのを口実にメモを懐にしまいしまいできますか?

[メイン] 語り手 : であるのなら可能でしょう。

[メイン] 檜村行春 : こそこそ

[メイン] 檜村行春 : ではベッドを見てみます

[メイン] 語り手 : ベッドですね。
とくに何の変哲もないように見えますが…《目星》が振れます。

[メイン] 檜村行春 : CCB<=55 【目星】 (1D100<=55) > 16 > 成功

[メイン] 檜村行春 : わーい

[メイン] 語り手 : えらい!

[メイン] 語り手 : 薬包紙に包まれた炭のような粉が、ベッドのマットレスの隙間に押し込まれていることにあなたは気付きます。

[メイン] 檜村行春 : おや

[メイン] 語り手 : こちらはどうしますか?
今のところ、気付いているのはあなただけのようです。

[メイン] 檜村行春 : そっとしまいます^^

[メイン] 語り手 : 今回はそっと仕舞えますね。

[メイン] 檜村行春 : ないない

[メイン] 語り手 : ベッドの情報は以上です。

[メイン] 檜村行春 : ふむ、他に調べられるところがないならこんなものなのかな

[メイン] 檜村行春 : 「拝見させていただきました。今日見つけたものを持って後日改めて十三くんに話を聞いてみます」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「ええ、ありがとうございます。……ずいぶん遅くまで引き留めてしまいました」

[メイン] 檜村行春 : 「いえいえこちらこそ長居してしまって、御馳走様でした」

[メイン] 語り手 : 文恒は、あなたを玄関まで見送ってくれます。
夜更けではありますが、タクシーなどを利用することができるでしょう。

[メイン] 檜村行春 : 「お兄さん、最後に改めてお訊ねします」

[メイン] 檜村行春 : 「十三くんを、助けたいとお思いですか?」

[メイン] 檜村行春 : 聞いて返事に対して心理学をふりたいです

[メイン] 妹尾 文恒 : 「…ええ。己は、弟のさいわいを願っております」

[メイン] 語り手 : SCCB<=80 檜村心理学 (1D100<=80) > 26 > 成功

[メイン] 語り手 : 彼の言葉に嘘は感じません。
彼は、本心から弟のことを想っているのだと感じるでしょう。

[メイン] 檜村行春 : KPが失敗していなければこれは真実…

[メイン] 檜村行春 : 「わかりました。僕もお力になれるよう努めます」

[メイン] 檜村行春 : 帰ってベッドから見つかった薬調べたいかな

[雑談] 語り手 : KPの出目がクソでないことを祈るばかりです。

[メイン] 語り手 : では、一度帰宅し《薬学》を振りましょう。

[雑談] 檜村行春 : KPはPLを裏切らない!そうだよな!KP!!!

[メイン] 檜村行春 : 薬学36だ

[メイン] 檜村行春 : CCB<=36 【薬学】 (1D100<=36) > 16 > 成功

[メイン] 檜村行春 : ドヤァ

[雑談] 語り手 : (明後日の方向に目をそらす)

[メイン] 語り手 : 実に素晴らしい出目です!

[雑談] 檜村行春 : KP????!!!

[メイン] 語り手 : あなたはこれが、既存の薬物のどれにも当てはまらないもの。すなわち、初めて見る薬の類であることがわかるでしょう。
また、匂いを嗅いでみると不思議に生臭く感じます。

[雑談] 語り手 : にっこり

[雑談] 語り手 : にっこりKP

[メイン] 檜村行春 : 例の獣臭さですかね?

[メイン] 語り手 : いえ、獣臭さとはまた違った臭いです。

[メイン] 檜村行春 : 違うのか

[メイン] 檜村行春 : ふむふむ、これも明日持って行って十三くんに聞いてみるか

[メイン] 檜村行春 : 「ふむ、妙なものばかり見つかるな」

[メイン] 語り手 : 妙なものばかり見つかりますね。

[メイン] 檜村行春 : まるでCoCの世界のようじゃないか

[メイン] 語り手 : さて、とくにこれ以上したいことなどが無い場合、一度休憩を挟み次の日へ行きたいと思います。

[メイン] 檜村行春 : 薬調べたらあとは特にしたいことはないですかね、白湯を飲んで寝ます

[メイン] 檜村行春 : 休憩だー!

[メイン] 語り手 : 白湯、えらい!

[メイン] 語り手 : では22:30まで仮休憩といたしましょう。

[メイン] 檜村行春 : はーい!

[雑談] 助手 : KPはお花つみにいってまいります

[雑談] 檜村行春 : 待機PL

[雑談] 助手 : もどりました!!!

[雑談] 助手 : 以降もぜひ生還目指してください!リアル言いくるめも随時受け付けております

[雑談] 檜村行春 : はーい!

[雑談] 檜村行春 : 次はリアル言いくるめ成功するぞ!!!!

[雑談] 助手 : ご準備などがよろしければ再開してまいりましょう
よろしくおねがいします!

[雑談] 助手 : がんばれ❤

[雑談] 檜村行春 : よろしくお願い致します!

[メイン] 語り手 : さて。翌日ですね。

[メイン] 檜村行春 : 気持ちの良い朝だ

[メイン] 語り手 : 雀はちゅんちゅか、蝉はジーワジーワと鳴いております。
肌に涼しい、きもちのよい朝でしょう。

[メイン] 檜村行春 : 「うん、晴れてよかった」

[メイン] 語り手 : 暑くなるのは日が昇ってからですよね。夏といっても、まさか夜まで暑苦しいだなんてそんなそんな。

[メイン] 檜村行春 : ん?

[メイン] 語り手 : ^^

[メイン] 語り手 : 朝食を食べ終え、さてどうしましょうか?

[メイン] 檜村行春 : 不穏な描写が…

[メイン] 檜村行春 : うーん、薬は昨日調べたし部屋で見つかったものをもって病院に向かうかな

[メイン] 語り手 : では、病院へ。

[メイン] 檜村行春 : てくてく

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 : 《池田脳病院》

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 :  

[メイン] 語り手 : 朝方の涼しさはどこへやら。
午前中から既に日は熱く照りつけ、湿気の強い暑さが身を焦がします。
べとりと肌にまとわりつくそれらを押しのけ、あなたは池田脳病院へ赴くでしょう。

[メイン] 檜村行春 : なんなんだ…涼しいうちにできることがあるのか…?ラジオ体操?

[メイン] 語り手 : ラジオ体操

[メイン] 語り手 : 鳥たちはどこかへ身を潜め、蝉が待ってましたと言わんばかりにその羽を震わせ声を張り上げております。
あなたが再び病室を訪れると、十三はベッドに座り、虚空を見つめていました。

[メイン] 檜村行春 : 「やあ、十三くん」

[メイン] 語り手 : しかしあなたの姿を認めると、十三は弾かれたように立ち上がり、ひどく安堵した様子で胸を撫で下ろすのです。

[メイン] 妹尾 十三 : 「ああ、センセ!ご無事だったのですね!アニキや下男の真崎に食べられてしまっていはしないかと、食事も喉を通りませんでした」

[メイン] 檜村行春 : 「心配させてすまないね、ほら、この通り御体満足だとも」

[メイン] 妹尾 十三 : 「ああ嬉しい。ここだけの話、窓の外から見える道を行き交う人間のうち、もう半数ほどは人食いに変わってしまっています。ねぇセンセ、あなたは違うでしょう?あなたはまだ、元のセンセのままでしょう?」

[メイン] 檜村行春 : 「もちろんそうだとも、と思いたいが僕には君の言う人食いの判別がつかなくても」

[メイン] 檜村行春 : 「よければどうしたら見分けがつくのか教えてくれないかね」

[メイン] 妹尾 十三 : 「ああ、センセ。見て分かるものではありません。けれど、私には分かってしまうのです。だってあの牙を見てください、今にも噛みつかんとしているのがわかるでしょう」

[メイン] 妹尾 十三 : 「何となれば、このベッドの下にも、あの悍ましい食人鬼が潜んでいるのです」

[メイン] 檜村行春 : 「なるほど、君にはそう見えるのだね。それでどうだろう、君の目に僕はどう見える?」

[メイン] 妹尾 十三 : 「………センセは、センセであるように見えます」

[メイン] 妹尾 十三 : 「あなたがあちら側へ行ってしまわれたら、ああ……。僕はもう、どこにも縋るあてもなくなってしまいます」

[メイン] 檜村行春 : 「そう、なら君に見えるものを信じたまへ」

[メイン] 妹尾 十三 : 「センセ……」

[メイン] 檜村行春 : そっとベッド下を伺うことはできますか?

[メイン] 語り手 : ええ。ですが、そこには何もいませんね。
仮に潜んでいたとするならば、それは不可視の異形に他なりません。

[メイン] 檜村行春 : 了解です!

[メイン] 檜村行春 : 「それでね、十三くん。昨日君の家に行ってお兄さんに話しを聞いてみたのだよ」

[メイン] 妹尾 十三 : 「……兄は、なんと?」

[メイン] 檜村行春 : 「君のことを心配していたよ。部屋も見せてもらったのさ」

[メイン] 檜村行春 : 「それでね、これに覚えはあるかい?」

[メイン] 檜村行春 : と日記を見せてみます

[メイン] 妹尾 十三 : 「……どうか後生です。私の、残りの日記を探してやってください。隠した場所は、ここでは言えません」

[メイン] 檜村行春 : 「ふむ、何も手がかりがないのはいささか心許ないな…」

[メイン] 檜村行春 : ここでは言えないってのは連れ出せってことなのか?

[メイン] 檜村行春 : 庭を散歩しながら聞いたりできるのかな

[メイン] 語り手 : 患者を連れ出すのであれば、看護婦か主治医に聞いてみるのがよさそうでしょう。

[メイン] 檜村行春 : なるほど

[メイン] 檜村行春 : 今日の十三の顔色ってどんな感じでしょう?

[メイン] 語り手 : 相変わらずといいますか。
入院生活が長く、陽の光もあまり浴びれていないようなので、青白い顔色をしておりますね。

[メイン] 語り手 : お世辞にも具合がよい顔色とは思えません。

[メイン] 檜村行春 : ふむふむ

[メイン] 檜村行春 : では看護婦を捕まえて「顔色がよくない。元主治医の意見だが少し日光を浴びさせたほうが良さそうだ」と言って庭を散歩しようと試みます

[メイン] 檜村行春 : 「彼は私の監督の元散歩をした後は顔色がよくなったものですよ」

[メイン] 語り手 : 元主治医の檜村先生であれば、その内容で許可が下りることでしょう。
敷地内ではありますが、十三を連れて外を歩くことができます。

[メイン] 檜村行春 : 「ああ、それと日傘も貸してもらえるかな?今日は日差しも強い。何かあってはいけないからね」

[メイン] 語り手 : 日傘も借りられますね!

[雑談] 語り手 : UV加工を施してある日傘

[雑談] 檜村行春 : その日傘オーパーツじゃない?

[メイン] 檜村行春 : 「どれ、十三くん僕がさしてあげよう」

[メイン] 檜村行春 : といってひそひそ話をしても不自然じゃない距離をつくります

[メイン] 妹尾 十三 : 「…こうして外を歩くのも、随分久しぶりです」

[メイン] 檜村行春 : 「そうかい、そうかい。今日は安心して歩きたまへ。こうして日傘で隠せば話していることを誰かに気づかれることもあるまい」

[メイン] 妹尾 十三 : 「これは…センセ、ああ……。ありがとうございます」

[メイン] 檜村行春 : 「君の助けになりたいのはやまやまだが、他の日記がどこにあるのか僕にはとんとわからない」

[メイン] 妹尾 十三 : 「……呉を、呉という男を追ってください。センセ」

[メイン] 檜村行春 : 「呉?」

[メイン] 妹尾 十三 : 「こうして座敷牢に閉じ込められるより少し前、ですね。私はカッフェ通いに狂っていたのですよ」

[メイン] 妹尾 十三 : 「センセは、カッフェなどには行くのでしょうか」

[メイン] 檜村行春 : 「時折ね、アイスクリンを食べに出かけたりはするけども」

[メイン] 妹尾 十三 : 「では、底濱駅近くの【倶楽部213】というカッフェはご存じでしょうか」

[メイン] 妹尾 十三 : 「……センセにだけ、お話します。呉という男は、そこでしばしば顔を合わせる相手のことなのです」

[メイン] 妹尾 十三 : 「僕は、彼に参っていました。細面の美丈夫で、逞しい青年です」

[メイン] 檜村行春 : 「ふむ」

[メイン] 妹尾 十三 : 「呉とは、しばしば顔を合わせては、焼林檎やらクロークムシューやらを分け合い食べたものです」

[メイン] 妹尾 十三 : 「クロークムシュー、という食べ物は、センセは食べたことがありますか?」

[メイン] 檜村行春 : 「いいや、だが響きからいってとても気になるね」

[メイン] 檜村行春 : 「君が夢中になるのならおいしいものなのだろうね」

[メイン] 妹尾 十三 : 「ええ。こんがりと焼いたパンにね、薄切りの肉を挟んだハイカラな食べ物なんです」

[メイン] 妹尾 十三 : 「あの人に『なんの肉なのか』と尋ねたら、『ムシューの肉だ』とからかわれましたよ。その頬に浮かぶえくぼが、僕はたいそう……ええ、好いておりました」

[メイン] 檜村行春 : (肉断ちは最近のことなのか)

[メイン] 檜村行春 : 「ふふ、ユーモアのあるお人なんだね」

[メイン] 妹尾 十三 : 「ええ。きっと、欧羅巴あたりの人間が持ち込んできたのでしょう。ここは港が近いですから」

[メイン] 妹尾 十三 : 「……呉は、彼はもういません。船乗りでしてね。また違う街へと去っていきました」

[メイン] 妹尾 十三 : 「だけど、それがどうしたと言うのでしょう。思い出は胸の内に残っていますから」

[メイン] 檜村行春 : 「うん?それは困る。それではどうやって彼を追えば…」

[メイン] 妹尾 十三 : 「……センセなら、追えるはずです。僕は────」

[メイン] 語り手 : そこまで言いかけ、彼の目があなたの後ろを見ていることに気付きます。

[メイン] 語り手 :  

[メイン] 語り手 : あなたの背中に影が落ちます。

[メイン] 語り手 : 振り返りますか?

[メイン] 檜村行春 : 「十三くん、何か、いるね?」小声で聞きます

[メイン] 妹尾 十三 : 「………」

[メイン] 檜村行春 : 十三くんを背中にかばうように振り返ります

[メイン] 語り手 : 振り返ると、一体いつの間に背後へ、それも吐息が触れんばかりの距離にまで忍び寄られていたのだろう――艶めくカイゼル髭の長身痩躯が、視界いっぱいに飛び込みました。

[メイン] 真崎 敬之 : 「お話の最中に申し訳ありませんが、そろそろ病院を閉めなくてはなりません。学会の準備がありますのでね」

[メイン] 語り手 : 真崎がにこりともせずにカイゼル髭をつまんで、あなたを冷たく見下ろしています。

[メイン] 檜村行春 : 「おや、真崎先生。それは気づかずすみません」

[メイン] 檜村行春 : 「さ、十三くん部屋まで送ろう。日傘も返さなければならないからね」

[メイン] 真崎 敬之 : 「心配は御無用です。妹尾さんはこちらで病室へ戻しておきましょう」

[メイン] 檜村行春 : 「おや、それでは日傘を返すのにご一緒しましょう」

[メイン] 檜村行春 : ダメかなーダメかもなー

[メイン] 語り手 : 彼は有無を言わさず十三の背へ腕を回し、傘と共にあなたから十三を引き離します。

[メイン] 妹尾 十三 : 「あ……」

[メイン] 檜村行春 : おっと

[メイン] 檜村行春 : 「十三くん!君の寝室にあったセミの死骸ね、あれはひどいものだ。粉々になった死骸を片しておいたから感謝してくれたまへ!」

[メイン] 檜村行春 : 薬を回収したことを告げます

[メイン] 妹尾 十三 : 「え、……?」

[メイン] 檜村行春 : ヘイトを俺に向けろ〜〜〜〜!

[メイン] 語り手 : 十三は、きょとんとした顔であなたを見ます。

[メイン] 檜村行春 : 手を振って見送ります

[メイン] 檜村行春 : わからないならそれで良し
十三が知らないという事実だけ持って帰る

[メイン] 語り手 : 十三は抵抗もせず、真崎に背を押されるがまま病院内へ戻されます。
彼が扉の先に消える最後、檜村先生に骨の浮いた手を弱々しく振りました。

[メイン] 妹尾 十三 : 「ああ……センセ。……左様なら」

[メイン] 檜村行春 : 姿が見えなくなるまで手を振ろう

[メイン] 檜村行春 : 「ああ、また今度、左様なら」

[メイン] 語り手 : 彼はあっけなく扉の先に消え、そしてそれっきりでした。
あなたは看護師に連れられ、病院を出ることになるでしょう。

[メイン] 語り手 : さて。時刻は正午です。
小腹も空いてくる頃合いですね。

[メイン] 檜村行春 : 「ここまでしっかりした病院ならば給料もいいんでしょうねえ」

[メイン] 檜村行春 : 看護師にぼやく

[メイン] 檜村行春 : お昼だ〜〜〜〜!!!

[メイン] 看護師 : 「先生ほどではございませんよ」

[メイン] 語り手 : 看護師はにこやかにそう返しますね。動じていない模様。

[メイン] 語り手 : おひるで^~~~~す!

[メイン] 檜村行春 : 「おお、こわい」

[メイン] 語り手 : あなたは先程、おいしいもののおはなしを聞きましたね。
食べてみたくはありませんか?クロークムシュー

[メイン] 檜村行春 : 食べたいねえ

[メイン] 檜村行春 : 甘いものも食べてもばちはあたらないよねえ

[メイン] 語り手 : センセはよく頑張っておいでですからねえ
バチも見逃してくれることでしょう

[メイン] 語り手 : さて、このあとはどうしましょう

[メイン] 檜村行春 : 一応病院から距離を取ったところで後をつけられたりしてないかあたりを警戒して伺ってみたいです

[メイン] 語り手 : ふむ…。
では、《目星》と《聞き耳》をどうぞ!

[メイン] 檜村行春 : CCB<=40 【聞き耳】 (1D100<=40) > 30 > 成功

[メイン] 檜村行春 : CCB<=55 【目星】 (1D100<=55) > 57 > 失敗

[メイン] 檜村行春 :

[メイン] 檜村行春 : おしい〜〜〜〜!!!

[メイン] 語り手 : 惜しいですね~~!

[メイン] system : [ エッチス銀貨 ] PC : 1 → 6

[メイン] 檜村行春 : 一気に増えたな?!

[メイン] 檜村行春 : ポイント二倍デーか?!

[メイン] 語り手 : あなたをつけるような物音は聞こえません。
人影の方はいるかどうか不明ですが、いまのところはつけられていることは無いだろうと感じるでしょう。

[メイン] 檜村行春 : なるほど

[メイン] 語り手 : あまりにもかわいらしくて 失敗が

[メイン] 檜村行春 : そこでか〜〜

[メイン] 檜村行春 : じゃあタクシーを捕まえて倶楽部213を知ってるか聞いてみます

[メイン] 語り手 : タクシーはこの辺をよく走っているため、その店の場所も知っていることでしょう。
やや怪訝な顔をされますが、無事にいくことができます。

[メイン] 語り手 :  

[メイン] 語り手 :  

[メイン] 語り手 : 底濱市中心部の繁華街、少し奥まった路地にその店はありました。
ごく普通のカッフェ然とした造りの店構えですが、表には【会員制】と書かれた看板が立っています。
あなたはそれが十三が言っていた「倶楽部213」であると悟るでしょう。

[メイン] 檜村行春 : じゃあ念のためチップを渡して少し遠回りして向かってもらいます^^

[メイン] 檜村行春 : 念には念を入れる

[メイン] 檜村行春 : お、もうついてた

[メイン] 語り手 : お、チップで無事遠回りできますね!

[メイン] 檜村行春 : まくぞまくぞ〜〜〜!(空回りの可能性大)

[メイン] 語り手 : さて…。この店に対し、〈アイデア〉〈知識〉が振れますね。
同情報ですので、片方が成功すれば情報が抜けます。
両方振ってみてもよいですよ。

[メイン] 檜村行春 : じゃあ高い知識で

[メイン] 檜村行春 : CCB<=75 【知識】 (1D100<=75) > 77 > 失敗

[メイン] 檜村行春 : 両方ふるということで

[メイン] 語り手 : よろぢいでしょう

[メイン] 檜村行春 : CCB<=70 【アイデア】 (1D100<=70) > 72 > 失敗

[メイン] system : [ エッチス銀貨 ] PC : 6 → 10

[メイン] 檜村行春 :

[メイン] 檜村行春 : KP

[メイン] 檜村行春 : 両方をふれるということは

[メイン] 檜村行春 : 組み合わせロールもふれるということでは?

[メイン] 語り手 : ほう?

[メイン] 語り手 : 面白いですね その発想は

[メイン] 語り手 : ン許可ァ……しましょう!!!!!
組み合わせロールでどうぞ!!!!

[メイン] 檜村行春 : やったーーーー!!!!!!

[メイン] 檜村行春 : CBR(70,75) 知識+アイデア組み合わせ (1d100<=70,75) > 35[成功,成功] > 成功

[メイン] 檜村行春 : おらぁ!!!!!

[メイン] 語り手 : えらい!!!

[メイン] 語り手 : では、ここが紹介人のない客は決して入店のあたわない秘密倶楽部――

[メイン] 語り手 : などではなく、どうやら”同性愛者”の社交場となっているようだ、ということが分かるでしょう。

[メイン] 語り手 : 入りますか?

[メイン] 檜村行春 : ははーん

[メイン] 檜村行春 : 入りましょう

[メイン] 檜村行春 : 檜村先生のエッチRP見せてやりますよ

[メイン] 語り手 : エッチRP、期待しております
ココフォリアという媒体では”見つかりさえしなければ”性的なものでも黙認されますからね

[メイン] 檜村行春 : オホホホホホ

[メイン] 檜村行春 : 素敵BGM

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 : 《倶楽部213》

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 :  

[メイン] 語り手 : 舶来品の蓄音機からニューオーリンズ・スタイルのジャズ音楽が控えめに掛かり、楽しそうに談笑する人間たちがいます。
男女の同席は見られず、男は男と、女は女と親密そうに頬を寄せ合いグラスを合わせているのが見えました。

[メイン] 語り手 : 風紀が乱れているといった様子は少しもなく、皆この場を上品に楽しんでいるようです。

[雑談] 語り手 : ジャズ音楽ではないけれどジャズと思っていただければ幸いです(BGM敗北)

[メイン] 檜村行春 : 「ふむ、良い雰囲気のお店じゃないか」

[雑談] 檜村行春 : りょ!

[メイン] 檜村行春 : 給仕を捕まえられますかね?

[メイン] 語り手 : ええ。
ちょうど入ってきたあなたに、男性給仕が声をかけてきます。

[メイン] 給仕 : 「いらっしゃいませ。ご注文は如何いたしますか?」

[メイン] 檜村行春 : 「やあ、クロークムシューをいただきたくてね。それと甘いもので何かおすすめはあるかい?」

[メイン] 給仕 : 「クロークムシューと…では、こちらからどうぞ」
御品書を渡しましょう

[情報] 助手 : 御品書

●ライスカレー  二十五銭
●オムレツ     三十銭
●サンドウィッチ  三十銭
●ビーフシチュー  三十銭
●ビフテキ     三十銭

●あん蜜       十銭
●チョコレイト   十五銭
●果物       十五銭
●あいすくりん   十五銭
 ※限定数

●コーヒー(モカ)  十銭
●紅茶        十銭
●カルピス     十五銭
●ソーダ水      十銭

●ウヰスキー    十五銭
●ブランデー    十五銭
●ポートワイン   二十銭
●ジン       四十銭
●生ビール      十銭

[メイン] 檜村行春 : わあ

[メイン] 檜村行春 : 「充実したメニューだね。アイスクリンはまだ残っているかな?」

[メイン] 給仕 : 「ええ。ございます」

[メイン] 檜村行春 : 「ではアイスクリンとブランデーとチョコレヰトを食後に頼むよ」

[メイン] 給仕 : 「承りました。お席は空いているところへお好きにお座りください」

[メイン] 檜村行春 : 「チョコレヰトはできるなら湯煎して持ってきてくれたまへ」

[メイン] 語り手 : 給仕は頷き、厨房の方へ戻っていきますね。

[メイン] 檜村行春 : 十三から聞いた呉らしい容貌の人はいますかね?

[メイン] 語り手 : 今のところ、聞いた容姿の客はいませんね。

[メイン] 語り手 : さて……注文を待っている間、客や店員に呉という男や十三について尋ねて回ることができます。

[メイン] 檜村行春 : お、では一人でいる男性に聞いてみたいです

[メイン] 檜村行春 : 「妹尾十三何某に聞いて来てみたもので」みたいな感じで

[メイン] 語り手 : では、独りでカウンターに座っている客をつかまえることができるでしょう。

[メイン] 檜村行春 : 「やあ、ご一緒しても?」

[メイン] 男性客 : 「おや、見ない顔だね。空いているからどうぞお座り」

[メイン] 檜村行春 : これはフレーバーですが

[メイン] 檜村行春 : APP*5ロールで取り入りやすくなったりはしませんか

[メイン] 語り手 : なんとフレーバーではなく公式でAPP*5を振ってよいとされています

[メイン] 檜村行春 : wwwwwwwwwww

[メイン] 檜村行春 : いくぜ!!!!!!!

[メイン] 語り手 : 顔でオトしていい場所です!!!!!!!!

[メイン] 檜村行春 : CCB<=65 【APP * 5】 (1D100<=65) > 93 > 失敗

[メイン] system : [ エッチス銀貨 ] PC : 10 → 20

[メイン] 檜村行春 : スン

[メイン] 檜村行春 : 「あ…」

[メイン] 檜村行春 : ここからは失敗RPです

[メイン] 語り手 : 笑顔で見守りますね

[メイン] 檜村行春 : 「すみません、僕の様なものが話しかけてはいけなかったかもしれませんね…」

[メイン] 檜村行春 : 「こういったところは初めてで…、つい浮かれてあなたのような素敵な方に声をかけるなど失礼なことをしてしまいました…。お許しください」

[メイン] 男性客 : 「おやおや、そんなに気を張らなくていいんだよ。なに、すぐに取って食いやしないさ」

[メイン] system : [ エッチス銀貨 ] PC : 20 → 40

[メイン] 檜村行春 : 「ふふ、お優しいんですね…」

[メイン] 檜村行春 : そっと肩を撫でてから席につきます

[メイン] 檜村行春 : エッチス銀貨インフレしてない?

[メイン] 男性客 : 「初めてでここを選ぶのは、なかなか良い選択だね。他と違って皆心得ている」

[メイン] 語り手 : はてさて何のことでしょう

[メイン] 檜村行春 : 「よろしければ、僕に色々と教えていただけませんか?僕は妹尾十三くんにここのことを教えてもらったばかりでして」

[メイン] 檜村行春 : 「あなたのように親切な人に教えてもらえたら光栄だなあ」

[メイン] 男性客 : 「ああ、ジュウゾウに聞いたんだね。覚えてるよ。細面のキレイな顔した坊ちゃんだ。まだ黒マントが似合いそうな、あどけない坊ちゃんだったね」

[メイン] 助手 : 〔注:大正初期から昭和初期まで、旧制高等学校の男子生徒の多くは、陸軍将校風の黒マントを愛用していた〕

[メイン] 檜村行春 : 「ええ、彼には呉さんという好い人に出会ったと教えていただきまして」

[メイン] 男性客 : 「呉、というのは知らないが…そうか、ジュウゾウがね」

[メイン] 男性客 : 「ここはあまり荒い客は来ないのだがね…それでも、たまにいるんだ。そういうやつに飲めもしない酒を飲まされて、あすこの辺でひっくり返っていたのを覚えている」

[メイン] 檜村行春 : 「あら」

[メイン] 語り手 : そう言い、彼はカウンターの端を見やります。

[メイン] 語り手 : さて、ここで再度APP*5…あるいは交渉技能などがあればそちらを振っていただきましょう。

[メイン] 檜村行春 : うーん交渉系がないので再度APPですかね

[メイン] 檜村行春 : 今度こそ落としてみせる!!!!!!!!!!

[メイン] 語り手 : どうぞ!!!

[メイン] 檜村行春 : CCB<=65 【APP * 5】 (1D100<=65) > 73 > 失敗

[メイン] 檜村行春 : スン

[メイン] 語り手 : かわいいですね、ユキハルは

[メイン] 檜村行春 : じゃあまた失敗ロールするか

[メイン] system : [ エッチス銀貨 ] PC : 40 → 70

[メイン] 檜村行春 : 数が!!!おかしい!!!

[メイン] 語り手 : ニコ

[メイン] 檜村行春 : 「そんな方もいらっしゃるんですね…!」

[メイン] 檜村行春 : 「つくづく…最初に声をかけたのがあなたでよかったです…」

[メイン] 檜村行春 : 「そんな目にあっていたら…。ああ、恐ろしい…」

[雑談] 語り手 : かわいいですね

[メイン] 檜村行春 : ふるふる震えながらしなだれかかります

[雑談] 檜村行春 : でしょう

[メイン] 檜村行春 : 「ああ、すみません。不躾なことを…」

[メイン] 男性客 : 「おやおや。そんなに気に入ってくれたのかな?嬉しいじゃないか」

[メイン] 檜村行春 : パッと離れる

[メイン] 檜村行春 : 「お恥ずかしい…。やはり、こんな素敵なところであなたに会えた高揚で浮かれている様です…」

[メイン] 檜村行春 : わしにこうされてメロメロにならなかった男はおらぬ

[雑談] 男性客 : よくいままで処女を保っていられたなあ

[メイン] 男性客 : 3d6 POW (3D6) > 13[6,3,4] > 13

[雑談] 檜村行春 : ほっほっほ

[メイン] 男性客 : CCB<=13*5 メロメロ判定 (1D100<=65) > 93 > 失敗

[メイン] 檜村行春 : あ???????

[メイン] 男性客 : 「ずいぶん可愛いことを言うじゃあないか。どれ、好きなものをお頼みよ。それとも、もう注文をしてしまったかな?」

[メイン] 男性客 : メロメロ対抗失敗したのでデレデレになったな

[メイン] 檜村行春 : デレデレならまあいいか

[メイン] 檜村行春 : 「ええ、十三くんにオススメされたものを。食後には僕のとっておきの食べ合わせをお願いしてあるのでよろしければ一口いかがですか?」

[メイン] 男性客 : 「ふむ。では、食後の分のお会計は任せておきなさい」

[メイン] 檜村行春 : 「そんな、よろしいのですか?こんなによくしてもらっていいのかしら」

[メイン] 語り手 : といったところで、お料理が運ばれてきますね。クロークムシューです。

[メイン] 給仕 : 「お待たせいたしました」

[メイン] 男性客 : 「おや、これはクロークムシュー。聞いた話だが、これは客の船乗りが外国から持ち込んできた新しい食べ物らしいね。そいつは新しいもの好きらしい、と聞いたよ」

[メイン] 檜村行春 : 「ああ、ありがとう」

[メイン] 檜村行春 : チップを渡します

[メイン] 檜村行春 : 「おや、それが呉さんでしょうかね?十三くんが呉さんは船乗りだと話してましたよ。えくぼがチャアミングだとそれは嬉しそうに」

[メイン] 檜村行春 : 「ふふ、彼の話を笑っていましたけれど、本当に素敵な出会いというものはあるものですね」

[メイン] 檜村行春 : 目配せパチパチ

[メイン] 給仕 : 「ええ。あなたは彼のことをご存じなのですね」

[メイン] 男性客 : でれ~~~~っ かわいいなあ

[メイン] 檜村行春 : 「おや、君は呉さんをご存知なのかい?」

[メイン] 檜村行春 : 手玉コロコロしてしまっているな

[メイン] 給仕 : 「ええ。ですが、お客様のことをあまり話すのも店としては…」

[メイン] 語り手 : と渋る彼ですが、技能に成功すればおはなしをしてくれることでしょう
手玉、GO!!

[メイン] 檜村行春 : APPってことですか?!

[メイン] 檜村行春 : ひゃっほーーーー!!!!

[メイン] 檜村行春 : CCB<=65 【APP * 5】 (1D100<=65) > 27 > 成功

[メイン] 語り手 : えらいですね!?!?

[メイン] 檜村行春 : うーんどういう感じにコロコロしよう

[メイン] 語り手 : コロコロしたら今日は一度区切りにしましょうか。お時間ですし。

[メイン] 檜村行春 : はーい!

[メイン] 檜村行春 : 「ここだけの話ね、十三くんは呉さんのことが忘れられないそうなのだよ」

[メイン] 檜村行春 : 「彼を慕って会いたい会いたいとさめざめと泣いて、僕は彼が不憫でならなくてね」

[メイン] 檜村行春 : 「本当は呉さんの行方を知れたらと思ったのだけれども、素敵な人に出会ってしまって…」

[メイン] 男性客 : 「ええ。私が素敵だということをようやく分かってくれる人が現れましたよ」

[メイン] 檜村行春 : 「君、よければ少しばかり僕と十三くんの幸せのために手助けをしてくれないかね」

[メイン] 檜村行春 : 「ねえ、お願いだよ」

[メイン] 檜村行春 : 男に目配せしてから手をきゅっと握ります。

[メイン] 給仕 : 「……では、少しだけ。といっても、知っていることは少ないですよ」

[メイン] 檜村行春 : 「どんな些細なことでも良いのだよ。ああ!こんなにも素敵な人たちに出会えるなんて!」

[メイン] 檜村行春 : ニコニコ

[メイン] 給仕 : 「暫く前はよく見ました。最近めっきり見ないので、きっと違う街に流れていったのだと思います。なにせ、船乗りの方でしたので」

[メイン] 給仕 : 「そういえば……最後に見たのは、酔いつぶれていたところでした。線の細い優男に連れられてお帰りになっていきました」

[メイン] 檜村行春 : 「それはいつごろの話かしら?」

[メイン] 給仕 : 「いつでしょう……。半年よりは前、だったような気もします」

[メイン] 檜村行春 : ほうほう

[メイン] 給仕 : 「優男の方は顔が見えなかったのですが、手にずいぶんとたくさんの包帯を巻いていました。それがずいぶん印象に残っています」

[メイン] 檜村行春 : 「十三くんかしらん」

[メイン] 檜村行春 : 「君、妹尾十三くんは知っているかい?」

[メイン] 給仕 : 「いえ。そちらは生憎ながら…」

[メイン] 語り手 : といったところで、話をしているあなたたちの横から誰かが割り込んできます。

[メイン] 檜村行春 : ハーレムに横入りだと?!

[メイン] 男性客2 : 「面白そうな話してるね。混ぜてくれるかい」

[メイン] 語り手 : 彼はだいぶん顔を赤らめており、少し、いやだいぶ酔っている様子です。

[メイン] 語り手 : と、いったところで…今日は一度終了にいたしましょう。
遅くまでお付き合いいただき、ありがとうございました!

[メイン] 檜村行春 : はーい!!!ありがとうございました!

[メイン] 檜村行春 : 情報整理のためにログ出力しておこう

[メイン] 語り手 : おや 全ログいりますか?

[メイン] 檜村行春 : とりあえずメインだけで大丈夫です〜!

[メイン] 語り手 : ではメインのみで!
そういえばシークレットダイスを振っていたのでこちらで出力すると隠していたものが見えてしまいますね

[メイン] 檜村行春 : 出力したのでバッチリです

[メイン] 檜村行春 : あ、たしかにそれもある

[メイン] 檜村行春 : 次回までに出た情報確認しておきます…!

[メイン] 語り手 : はあい!
それでは今日はおつかれさまでした。次回は22日の21:00~となります。

[メイン] 檜村行春 : はあい!それでは二十二日またよろしくお願い致します!

[雑談] 檜村行春 : それではおやすみなさい〜

[雑談] 助手 : はい、おやすみなさい…!

[雑談] 助手 : 先行待機蝉

[雑談] 椿貴(つばき) : ぽこん

[雑談] 檜村行春 : やっべ前のセッションの名前になってる

[雑談] 助手 : なにかでてきた

[雑談] 助手 : あっははは

[雑談] 助手 : こんばんわ!!!

[雑談] 檜村行春 : こんばんは!よろしくお願い致します!

[雑談] 助手 : はあい!
さて なかなかいい具合に進んでいるのでこの調子で生を掴み取っていただけると幸いです

[雑談] 檜村行春 : がんばります!

[雑談] 檜村行春 : まあ死ぬ時には派手に散って見せる

[雑談] 助手 : 飲み物やゴハン、縺上§縺代〓縺薙%繧の準備はいいでしょうか

[雑談] 助手 : あっはっはっは ハデに散ってください!

[雑談] 檜村行春 : 縺上§縺代〓縺薙%繧もバッチリです

[雑談] 助手 : ヨシ それがいちばんだいじ
ではシームレスに始めていきましょう

[雑談] 助手 : よろしくおねがいしまう!

[雑談] 檜村行春 : はーい!よろしくおねがいいた

[メイン] 語り手 : さて、では倶楽部213から開始していきます。
赤ら顔の男があなたに話しかけてきたところからですね。

[メイン] 檜村行春 : はーい!

[メイン] 男性客2 : 「アンタ、坊やのこと探してんだってな。俺の聞いた話じゃ、底濱埠頭の辺りをふらふらしてたって聞いたぞ」

[メイン] 檜村行春 : 「坊や…十三くんのことかしらん?それとも呉某さん?」

[メイン] 男性客2 : 「ジュウゾウってやつだと思うぜぇ。妙な風体の灯台守と、怪しげなやり取りをしていたっつうのも言ってたな」

[メイン] 檜村行春 : 「それ、いつのことでしょう?」

[メイン] 男性客2 : 「さあなあー?半年よりゃ前だった気がするぞ。十年は経っちゃいないがな」

[メイン] 檜村行春 : 「おや、酔っ払っていらして年月も正確にわからないのかしら?それにしても灯台守…彼にそんな知り合いがいたかしらねえ?」

[メイン] 檜村行春 : と、メロメロにした男に聞いてみます

[メイン] 男性客 : 「ふーむ、私はそういう話は聞かなかったなあ」
かわいいねえ 撫でてしまおう かいぐりかいぐり

[メイン] 檜村行春 : 「うふふ」

[メイン] 男性客 : かわいい

[メイン] system : [ エッチス銀貨 ] PC : 70 → 80

[メイン] 檜村行春 : 増えた!

[メイン] 男性客2 : 「おい兄さんよぉ、俺にもサァビスしちゃくれんかい」

[メイン] 男性客2 : 「あんた情報集めてんだろ?俺はまだ知らん情報を持ってるかもしれねぇぞ」

[メイン] 檜村行春 : 「おや、こんなにいろんな人に声をかけていただけるなんて嬉しいですねえ」

[メイン] 檜村行春 : 「サァビス、どんなことをすればいいのかしらん?」

[メイン] 男性客2 : 「さてねえ。ここに来てるからにゃ、嫌いじゃないんだろ?」

[メイン] 語り手 : そう言いニヤニヤする男性客2。他の客と違い、どことなく下品な印象を抱いてしまうかもしれませんね。
直接的というか。

[メイン] 檜村行春 : 「困りましたね、こう言う時どうすればいいのかしらん?」

[メイン] 檜村行春 : メロメロに訊ねてみます

[メイン] 男性客 : 「ふむ…。給仕を呼んで対応してもらおうか?」

[雑談] 語り手 : メロメロ呼びされてるの笑っちゃいますね ふふ

[メイン] 檜村行春 : 「でも十三くんのこと聞けないのは困りますねえ、ねえ、この人とお話をする間そばにいてはくださいませんか?」

[メイン] 男性客 : 「いいともいいとも。さ、こっちに寄っといで」

[メイン] 語り手 : と、メロメロさんがあなたの肩に手を回そうとするとですね…

[メイン] 語り手 : その様子にむっとした男性客2が席を立ち、あなたに挑発的に近づきます。
さすがにメロメロさんも止めようとしますが、酔った彼は自制心をかなり失っている様子。

[メイン] 檜村行春 : おやおや

[メイン] 語り手 : あなたの腕をグイと引き、その耳元に口をよせ挑発的にささやきます。

[メイン] 男性客2 : 「おい、兄さんよ。あすこにゃ、貧民窟が傍にあるんだ。いっつも犬を煮ているような臭いがしてさ。残飯屋が毎晩通りがかっては黒山が出来る、忌々しい区画なんだ」

[メイン] 男性客2 : 「あいつがあすこに何の用があったか知らねェけどな、おおかた──浮浪者どもに“おかま”を掘られに行っていたンじゃないかね」

[メイン] 檜村行春 : おやおや

[メイン] 語り手 : と、この辺でメロメロさんが男性客を引きはがし、あなたを救出することでしょう。

[メイン] 男性客 : 「アンタ少し酔いすぎだね。大丈夫かい、痛いことはされてはいないかい?」

[メイン] 檜村行春 : 「ええ、ありがとうございます…」

[メイン] 語り手 : 男性客2の方は気分を悪くしたのか、舌打ちをして別の席へ移動してしまいます。
ひとまず、危機?は脱出したでしょう。

[メイン] 檜村行春 : 「あんなに怖い人もいるなんて…。ああ、やっぱし最初にお話しできたのがあなたでよかったです」

[メイン] 男性客 : 「そうだねえ。いやしかし、酷い目にあってしまったが…情報というものは得られたようだね?」

[メイン] 檜村行春 : 「ええ、なんとか。十三くん僕の知らないところで色々とあったようで…」

[メイン] 男性客 : 「ふむ…。ところで、何故その二人のことを探しているのかは聞いてもいいかな」

[メイン] 檜村行春 : 「先ほどもお話した通り十三くんは呉さん恋しさに相当参っているようでして…。僕としてはなんとかしてもう一度合わせてやれないものかと思っているんですよ」

[メイン] 男性客 : 「ああ、そういえばそうだったね。彼の酔いが移ってしまったかな」ハハハ

[メイン] 檜村行春 : 「うふふ、酔うのは僕だけにしておいてくださいよ」

[メイン] 男性客 : 「かわいいねえ。さて、クロークムシューが冷めてしまうよ。食べさせてあげようか?」

[メイン] 語り手 : そういえば
このイベントが終了したことで、ここで出る情報は出そろいましたので…満足いくまでRPをしたらお申し付けください。

[メイン] 檜村行春 : お、了解です

[メイン] 檜村行春 : 「ふふ、ありがとうございます。でも一人で食べられますからご安心ください。その間あなたのお話が聞きたいなあ」

[メイン] 檜村行春 : と言って喋らせてる間に食べます

[メイン] 檜村行春 : ぱくぱくもぐもぐ

[メイン] 語り手 : ふふ
あなたにメロメロの彼は、いろんなお話をあなたにしてくれることでしょう

[メイン] 檜村行春 : ふふふ、可愛い奴め

[メイン] 語り手 : 彼が文書きを生業にしていること、おさかなが好きなこと、実はお酒をあまり飲めないことなど。
その辺の情報をあなたは入手しますね。

[メイン] 檜村行春 : ふむふむ、素直な人だ

[メイン] 語り手 : ぱくぱくしたあとにはしっかりデザァトも。
アイスクリンとブランデーと溶かしチョコレヰトが運ばれてきますね。

[メイン] 檜村行春 : お、では

[メイン] 檜村行春 : 「みててくださいね」

[メイン] 檜村行春 : と言ってアイスクリンにブランデーをかけて、溶かしたチョコをかけますね

[メイン] 檜村行春 : 「これがね、美味いのですよ」

[雑談] 語り手 : 最高のやつじゃないですか

[メイン] 檜村行春 : 「はい、一口どうぞ」

[メイン] 檜村行春 : あーん

[メイン] 男性客 : 「ふむ、初めて見る食べ方だね……。おや、いいのかい?」
あーん…

[メイン] 檜村行春 : 「どうです?美味しいでしょう?」

[メイン] 男性客 : 「ふむ…。ブランデーは少々不得手だけれど、こうして食べるとうまいものだね」

[メイン] 檜村行春 : 口元をナプキンでぬぐってやりながら

[雑談] 男性客 : もう惚れちゃいそう 惚れてる かわいい

[メイン] 檜村行春 : 「これで今日のことは忘れてくださいましね」

[メイン] 檜村行春 : って言って食べ切って店を出ますね

[メイン] 檜村行春 : 「ご馳走様」

[メイン] 檜村行春 : カランカランカラン

[メイン] 男性客 : 「逆に忘れられなくなりそうだなあ。またおいで、可愛い子」

[メイン] 語り手 : では、あなたは倶楽部213を後にしますね。

[メイン] 檜村行春 : チッ追いかけてくるほどメロメロにはできなかったか

[メイン] 語り手 : えっ追いかけてもいいんですか

[メイン] 檜村行春 : いいですよ。NPCは優秀な肉盾なので

[メイン] 男性客 : choice 追いかけてしまう 肉盾になんかならないからな (choice 追いかけてしまう 肉盾になんかならないからな) > 肉盾になんかならないからな

[メイン] 檜村行春 : NPCが自我を持つんじゃねえ!!!!!!!

[メイン] 語り手 : 残念ながら

[メイン] 語り手 : 残念ながら自我をもってしまいました~~~~~~~~~~~!!v

[メイン] 檜村行春 : クソッ!玉なしめ!

[メイン] 語り手 : あっはっはっはっはっはっは

[メイン] 語り手 : さあ~~て 一人取り残された檜村センセ、次はどこへ参りますか?

[メイン] 檜村行春 : ふむ、灯台守を探しに行きたいけれど随分物騒な場所らしいな

[メイン] 語り手 : ふふ 用心を感じますね

[メイン] 檜村行春 : この時代の防犯グッズ的なのってなんだろう

[メイン] 檜村行春 : 刀はダメだからステッキ?親にもらったこぶしをいかせるように鈍器入手したいな

[メイン] 語り手 : ほうほうほう?
ステッキを購入…よいでしょう!

[メイン] 檜村行春 : あとはつけられてないか周囲を伺いたいですね

[メイン] 語り手 : どうやら杖専門店なるものが存在していたようですね。
周囲を窺うのであれば、《目星》《聞き耳》をどうぞ!

[メイン] 檜村行春 : じゃあ杖購入します!カッフェでの食事代浮いた分硬いの買うぞ〜

[メイン] 檜村行春 : +めぼみみふります

[メイン] 語り手 : どうぞ~!

[メイン] 檜村行春 : CCB<=40 【聞き耳】 (1D100<=40) > 68 > 失敗

[メイン] 檜村行春 : CCB<=55 【目星】 (1D100<=55) > 100 > 致命的失敗

[メイン] 檜村行春 : はっはっはっはっは

[メイン] 語り手 : やってしまいましたねえ

[メイン] 語り手 : やぁ~~~~ってしまいましたねえ

[メイン] 檜村行春 : 処女喪失か?!

[メイン] 語り手 : さて…。
あなたは杖を購入し、周囲を警戒しながら歩きます。

[メイン] 語り手 : 思い出すのは、十三の話していたこと。
”窓の外から見える道を行き交う人間のうち、もう半数ほどは人食いに変わってしまっています”

[メイン] 語り手 : 道行く人々の口の中に、牙があるように思えてなりません。
それはただの世迷言。狂人の戯言。そう分かってはいるのですが、今にもその通行人たちがこちらへ牙をむき襲って来やしないかという考えが離れなくなります。

[メイン] 語り手 : SAN-1。

[メイン] 檜村行春 : ぴえん

[メイン] system : [ 檜村行春 ] SAN : 64 → 63

[雑談] 語り手 : 1d100 杖の硬度・高いほど固い (1D100) > 55

[雑談] 語り手 : ふむ、普通程度の固さですね

[雑談] 檜村行春 : KP出目しっかりして

[メイン] 語り手 : さて。
灯台守を探しに行く、でよろしいでしょうか?

[雑談] 檜村行春 : さっきの私の100ファンと交換しよ

[メイン] 檜村行春 : はい!

[雑談] 語り手 : そんな物騒なもんと交換したくありませ~~~~ん!!!!

[メイン] 語り手 : では移動しましょう。

[雑談] 檜村行春 : 💢

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 : 《底濱埠頭》

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 :  

[メイン] 語り手 : 風が強い。
塩辛いほどに湿った海風が、容赦なく唇を押し広げます。

[メイン] 語り手 : 遠く空はかき曇り、気の滅入るような色をしていました。

[メイン] 語り手 : 埠頭をまっすぐ灯台の方へ向かって歩いていると、正面からやって来る、ボロ布を顔中に巻きつけた男と出会うことでしょう。

[メイン] 語り手 : ボロ布の隙間から覗えるその顔は、どこか犬めいた印象を受けます。
その男は上唇に鋭い裂け目があり、病気にしてもあまりに見慣れぬ顔つきでありました。
暗い橙色に濁った手肌は、日に焼けたゴムのように固く締まり、ひどく粉を吹いているのです。

[メイン] 語り手 : 1/1d4の正気度喪失。

[メイン] 檜村行春 : CCB<=63 【SAN値チェック】 (1D100<=63) > 49 > 成功

[メイン] system : [ 檜村行春 ] SAN : 63 → 62

[メイン] 檜村行春 : へらしました!

[メイン] 語り手 : えらい!

[メイン] ??? : 「おい、そこのあんた」

[メイン] 檜村行春 : 「はい、なんでしょ?」

[メイン] 語り手 : 彼は、あなたに声をかけてきます。

[メイン] ??? : 「見ない顔だね。この辺に面白いものはないよ。もっと明るい街の方へ行ったらどうかね。これは親切で言っているんだが」

[メイン] 檜村行春 : 「ええ、あなたが親切で仰ってくだすっているのは百も承知」

[メイン] 檜村行春 : 「ですが覚悟の上で、人を探しにきたのです」

[メイン] ??? : 「探されるような人間はこの辺にゃあまり居ない筈だがな。どいつを探してんだい」

[メイン] 檜村行春 : 「半年ほど前にね、僕の知り合いがここで人と会ったと言うんです。十三くんというのですが」

[メイン] 檜村行春 : 「聞いた話だと灯台守らしい人だと聞きまして」

[メイン] 檜村行春 : 「あとは呉という男」

[メイン] ??? : 「十三?その十三って奴と、己と、あんたに――全体なんの関わりがあるって言うんだい」

[メイン] 語り手 : 彼は、数歩後ずさります。

[メイン] 檜村行春 : 「僕はね、彼から頼まれてあるものを探してるんです」

[メイン] 檜村行春 : 「探す手がかりは藁も掴みたい思いで見つけたい」

[メイン] 檜村行春 : 「言っている意味を、ご理解いただけますか?」

[メイン] ??? : 「………」

[メイン] ??? : 「……あんたは、十三のなんだい。そいつにゃ、何と呼ばれている。これだけ答えてくれ」

[メイン] 檜村行春 : 「センセと」

[メイン] 檜村行春 : 「そう呼ばれてますよ」

[メイン] 語り手 : あなたがそう言うと、ふっと男の警戒が解かれたことに気が付くでしょう。

[メイン] ??? : 「……あんたが、ボウヤのセンセかい」

[メイン] ??? : 「そういうのは、早く言ってくれ。……悪かった。悪趣味な雑誌記者かと思ったんだ。近頃はそういうの、多いだろう」

[メイン] 檜村行春 : 「すみません。僕も色々と警戒しなけりゃいけなかったものですから」

[メイン] 檜村行春 : 「檜村行春。僕の名前です。以前彼の主治医をしてましたよ」

[メイン] ??? : 「主治医か。なるほどね…」

[メイン] ??? : 「……ボウヤはな、哀れなヤツなんだ。ある時ふらふらと港を歩いていて、己の目の前で海に落っこちた」

[メイン] ??? : 「慌てて引き上げて、小屋で休ませてやったら、ここが太平洋の彼方にある、化物の暮らす島だと思い込んでしまった。自分の家の場所も言えない有様だったから、長屋の連中と細々面倒を見てやったよ」

[メイン] ??? : 「今は脳病院にいるんだろう。時々その近くまで行って、手を振ってやることがある」

[メイン] 檜村行春 : 「それはそれは…。彼によくしてくだすってありがとうございます」

[メイン] 檜村行春 : 深々とお辞儀

[メイン] ??? : 「そんなことされる道理はない。頭をあげてくれ」

[メイン] 檜村行春 : 言われて即座にぱっと頭をあげる

[メイン] 檜村行春 : 「お訊ねしたいのですが、その時彼は右手の小指を失ってましたか?」

[メイン] ??? : 「小指?さて…。覚えは無いが、覚えてないということはべつだん欠けていたということは無かったんじゃないかな」

[メイン] ??? : 「ああ、そうだ。センセが来たら渡してくれ、と言われた封筒がある」

[メイン] 語り手 : 彼はそう言い、懐に手を入れあなたへ近づく。
薄汚れた封筒を取り出し、あなたへ差し出すでしょう。

[メイン] 語り手 : 受け取りますか?

[メイン] 檜村行春 : 受け取ります

[メイン] 檜村行春 : 「ありがとうございます」

[メイン] 語り手 : 受け取ったその封筒は、夏の盛りだと言うのに少しも温まっていません。
不思議にひんやりとしているでしょう。

[メイン] 語り手 : 封筒を開けると、中身は破り取られた日記のページでした。
読みますか?

[メイン] 檜村行春 : うーん安全なところで読みたい気もするけど早めに読んでおくか

[メイン] 灯台守 : 「ボウヤには一体なにが見えていて、なにが見えていないんだろうな」

[メイン] 語り手 : 日記を読み始めるあなたをみて、男はそうつぶやきました。
では、日記の中身を開示していきます。

[メイン] 檜村行春 : 「さて、それは彼にしかわかりません」

[メイン] 妹尾 十三 : 『当然ご存知でありましょうが、私はアニキによって座敷牢に四年ほど監禁をされておりました。ですがある日、センセによる往診が終わるや否や、私は頭に麻袋を被せられて、そのまま底濱埠頭へ連れて行かれ、そこで阿呆船に乗せられたのです。阿呆船は様々な気狂い共でひしめき合っており、私は気も狂わんばかりでした。頭に鶏のトサカなぞつけた水夫に行き先を聞くと、私たちは海乙那の棲む島へ連れて行かれ、そこで毒牙の露と化すそうです。海乙那です。それはどこか狼に似た顔を持つ、食人鬼だそうです。』

[メイン] 妹尾 十三 : 『私は、その島で二年を過ごしました。大半の気狂い共は世をはかなんで、進んで海乙那に食われましたが、なに、話してみれば存外気のいい連中で、私たち人間よりもよほど先進的な考えをする連中でありました。何も人間を選り好んで食うわけではなく、死ねば肉なのだから感傷的になって燃やしてしまうより、新鮮な内に食ってしまえば無駄がなくていいではないかというのがその理屈です。』

[メイン] 妹尾 十三 : 『その島で雌の海乙那と夫婦にならないかと誘われましたが、郷里のアニキが気になったので、後ろ髪を引かれながら私は日本へ戻ってきました。なにしろ気のいい連中でしたので、今でも時々、夜中に私の部屋を訪ねてくれます。ええ、この部屋にです。そうです――私は海乙那共に日本の歩き方をすっかり教えてしまったので、そうした塩梅で彼らがやって来れるようになったのです。しかしそれは問題ではございません。』

[メイン] 妹尾 十三 : 『古くからこの国には忌まわしい人食いがいて、品川の辺りや底濱の外れは彼らの縄張りだったのでありました。それを私が海乙那に渡りをつけてしまったので、忌まわしい人食いの連中が怒ったのです。アニキや、下男の真崎に成り代わった連中は、私を座敷牢に閉じ込めたりして、自由を奪いました。こうして真実を話せる相手はセンセだけなのですよ。アレゴリなどでは、ありません。人を食わずにいる子供は、あるいはあるかもしれない。救えよ救え。子供――。』

[メイン] 妹尾 十三 : 『私が死んだ後は、どうぞ、その遺骸を食べてください。私の身体には種がありませんでしたので、子も遺せず、食べてすらもらえないのであれば、到底生きてきた甲斐がないではありませんか。どうぞ、弔いと思って、私の遺骸を食べてください。それだけが私の本当です。それですっかり、悔いはありません。』

[メイン] 助手 : 〔注:アレゴリ=寓意。象徴的な存在を用いる、例え話のような表現技法のこと〕

[メイン] 語り手 : こちらの日記は長いため、15分ほどここで休憩をとります。
『資料』タブにも内容を貼っておくので、ゆっくりかみ砕いてお読みください。

[資料] 助手 : 《十三の手紙》
私にはもはや、人の生活といふものに皆目見當がつかなくなつてしまつたのです。センセに助けてもらはなければ、私の正氣はあと一日だつて保たないでせう。どうか後生ですから、私の住まひを訪ねてきては呉れませんか。
柳川縣底濱市西區淵ヶ谷三丁目四番十六號 妹尾十三



《十三の日記、一》
アニキには言へない。センセに話さなくちや。



《十三の日記、二》
私の日記の大事な部分は、安全な場所に隱してしまひました。何故こんなことをするのかとお思ひでせうが、此れをしなくてはならないのです。今となつては、眞實をひとつところに置いておくほど、危險なことなどないのです。



《十三の日記、三》
當然ご存知でありませうが、私はアニキによつて座敷牢に四年ほど監禁をされてをりました。ですが或る日、センセによる往診が終はるや否や、私は頭に麻袋を被せられて、そのまゝ底濱埠頭へ連れて行かれ、そこで阿呆船に乘せられたのです。阿呆船は樣々な氣狂ひ共でひしめき合つてをり、私は氣も狂はんばかりでした。頭に鷄のトサカなぞつけた水夫に行き先を訊くと、私たちは海乙那の棲む島へ連れて行かれ、そこで毒牙の露と化すさうです。海乙那です。それはどこか狼に似た顏を持つ、食人鬼ださうです。

私は、その島で二年を過ごしました。大半の氣狂ひ共は世をはかなんで、進んで海乙那に食はれましたが、なに、話してみれば存外氣のいゝ連中で、私たち人閒よりもよほど先進的な考へをする連中でありました。何も人閒を選り好んで食ふわけではなく、死ねば肉なのだから感傷的になつて燃やしてしまふより、新鮮な內に食つてしまへば無駄がなくていゝではないかといふのがその理窟です。

その島で雌の海乙那と夫婦にならないかと誘はれましたが、鄕里のアニキが氣になつたので、後ろ髮を引かれながら私は日本へ戾つてきました。なにしろ氣のいゝ連中でしたので、今でも時々、夜中に私の部屋を訪ねて呉れます。えゝ、この部屋にです。さうです――私は海乙那共に日本の步き方をすつかり敎へてしまつたので、さうした鹽梅で彼らがやつて來れるやうになつたのです。しかしそれは問題ではございません。

旧くからこの國には忌まはしい人食ひがゐて、品川の邊りや底濱の外れは彼らの繩張りだつたのでありました。それを私が海乙那に渡りをつけてしまつたので、忌まはしい人食ひの連中が怒つたのです。アニキや、下男の眞崎に成り代はつた連中は、私を座敷牢に閉ぢ込めたりして、自由を奪ひました。かうして眞實を話せる相手はセンセだけなのですよ。アレゴリなどでは、ありません。人を食はずにゐる子供は、或いはあるかもしれない。救へよ救へ。子供――。

私が死んだ後は、どうぞ、その遺骸を食べてください。私の身體には種がありませんでしたので、子も遺せず、食べてすらもらへないのであれば、到底生きてきた甲斐がないではありませんか。どうぞ、弔ひと思つて、私の遺骸を食べてください。それだけが私の本當です。それですつかり、悔いはありません。

[メイン] 檜村行春 : はーい!

[メイン] 語り手 : では、22:25まで休憩といたします。

[メイン] 檜村行春 : はい!

[雑談] 語り手 : 7分の15分先がわからなくて電卓を出した脳弱KPです

[雑談] 檜村行春 : トイレ行きたくて気にしなかったPLです

[メイン] 檜村行春 : 情報が…情報が多い…十三の日記をもとに考えるなら兄と真崎はもう人食いで、それは十三が外から土着の人食いとは別の人食いを連れてきたからだと

[雑談] 語り手 : 奇遇だけれどKPもおといれにいきたかったので好都合です

[メイン] 檜村行春 : 年月の経過がおかしいけれど、それが小指の怪我が古傷っていうのの証明にもなってしまうのがな

[メイン] 檜村行春 : そうなると檜村の持ってる「自分が十三を診ていたのは一年半前」という情報は???

[メイン] 檜村行春 : はてさて気が狂っているのは十三くんでせうか?僕でせうか?

[雑談] 語り手 : ニコ……
正気と狂気の境目・・・ 

[メイン] 檜村行春 : 長屋で世話になってたのを島にいると勘違いしたか
長屋の獣臭さが土着の人食いが監視してるってことなのかな

[メイン] 檜村行春 : 兄は人食いだからその獣臭さがわからない?

[メイン] 語り手 : さて、ここまでの思考はおまとまりになったでしょうか?
もう少し考察時間が欲しければ伸ばしますよ

[メイン] 檜村行春 : うーん、今のところ考えられることは吐き出せたので大丈夫です!

[メイン] 語り手 : では再開していきましょう。

[メイン] 檜村行春 : はーい!

[メイン] 語り手 : さて。これらの日記について、以下のロールで情報を得られます。
「①〈歴史〉〈知識:1/2〉」
「②〈知識:1/5〉〈文学系の技能:1/2〉〈オカルト1/2〉〈中国語と知識の組み合わせロール〉」

[メイン] 語り手 : これらはすべて挑戦できます。ダイスの大盤振る舞いです。

[メイン] 檜村行春 : おお!

[メイン] 檜村行春 : じゃあまずは1から

[メイン] 檜村行春 : 歴史初期値…

[メイン] 語り手 : がんばってください!

[メイン] 檜村行春 : これ1の歴史と知識1/2は出る情報同じってことですかね?

[メイン] 語り手 : そうですね。
①と②は別情報ですが、①のくくりと②のくくりはそれぞれどれかが成功すれば同情報が出ます。

[メイン] 檜村行春 : ふむふむ

[メイン] 檜村行春 : では改めて1から

[メイン] 檜村行春 : CCB<=20 【歴史】 (1D100<=20) > 23 > 失敗

[メイン] 檜村行春 : おっしい

[雑談] 語り手 : 惜しい!

[メイン] 檜村行春 : CCB<=37 【知識/2】 (1D100<=37) > 81 > 失敗

[メイン] 檜村行春 : スン

[メイン] 語り手 : 惜しい!

[雑談] 語り手 : 雑談で言っちゃってたな

[メイン] 檜村行春 : 次2!

[メイン] 檜村行春 : CCB<=15 【知識/5】 (1D100<=15) > 89 > 失敗

[メイン] 語り手 : 惜しい~~!

[メイン] 檜村行春 : CCB<=2 【オカルト/2】 (1D100<=2) > 71 > 失敗

[メイン] 檜村行春 : KP

[メイン] 語り手 : おや どうしました

[メイン] 檜村行春 : 本日のリアル言いくるめです

[メイン] 語り手 : 受けて立ちましょう

[メイン] 檜村行春 : 中国語と知識の組み合わせロール、日本語の漢字は中国から渡ってきたものなので漢字から意味を類推できるものと考えられます

[メイン] 檜村行春 : ということで母国語/2と知識の組み合わせロールで代用できませんか?

[メイン] 語り手 : ほうほうほうほうほう

[メイン] 語り手 : ふーむ……開示情報の内容を見るに、意味を推察とは微妙に別ベクトルのようですね。
がしかしニアではある…

[メイン] 語り手 : 母国語/2+知識/2 でどうでしょう

[メイン] 檜村行春 : はーい!

[メイン] 語り手 : がんばえーー!!

[メイン] 檜村行春 : 両方75だ

[メイン] 檜村行春 : CBRB(37,37) (1d100<=37,37) > 76[失敗,失敗] > 失敗

[メイン] 檜村行春 : スン

[メイン] 語り手 : ニコ

[メイン] 檜村行春 : あとふれるのは文学系の1/2か

[メイン] 語り手 : ですね。
芸術:文学とかその辺でしょうか

[メイン] 檜村行春 : KP

[メイン] 檜村行春 : 心理学は文学です

[メイン] 檜村行春 : 心理学で代用させてください

[メイン] 檜村行春 : 現に心理学科は文学部に分類されます

[メイン] 語り手 : えっそうなんですか!!?(言いくるめ成功顔)

[メイン] 檜村行春 : 古来より文学は人の心理について書いてきたもので、心理学では創作物の読み時も論文としてだしています

[メイン] 檜村行春 : つまり心理学は文学!!!!

[メイン] 語り手 : それは文学系に該当しますね
ヨシ、GO!!!

[メイン] 檜村行春 : よっしゃ!!!!!

[メイン] 檜村行春 : CCB<=40 【心理学/2】 (1D100<=40) > 21 > 成功

[メイン] 檜村行春 : っしゃおら!!!!!!

[メイン] 語り手 : オメデトウゴザイマス!!!!

[メイン] 語り手 : では②の情報を開示しましょう。

[メイン] 檜村行春 : アリガトウゴザイマス!!!

[メイン] 語り手 : 五年前に上海で刊行された『新青年』という雑誌。
海乙那とは、そこに掲載された『狂人日記』という小説に登場する、人に化けた犬のような怪物であり、人肉を食らう者だとわかります。

[メイン] 灯台守 : 「……どうだい。有用なことは書いてあったか」

[メイン] 檜村行春 : 「ええ、色々と腑に落ちないことはありますが…」

[メイン] 檜村行春 : 「一つ、お聞きしても?」

[メイン] 灯台守 : 「なんだ。己に答えられることだったら答えるが」

[メイン] 檜村行春 : 「あなたはどうして十三くんによくしてくださるんですか?この手記も、狂人の戯事と捨てることもできたはずです」

[メイン] 灯台守 : 「……さて、何故だろうな」

[メイン] 灯台守 : 「確かに、あのボウヤを見捨てても良かった。己たちの食い物だって、他所の奴に分けてやれるほどあるわけでもない」

[メイン] 灯台守 : 「………今となっちゃ、何故あのボウヤを気にかけているかも分からん。拾っちまった責任なんだろうかね」

[メイン] 檜村行春 : ふむ、心理学ふりたいです!

[メイン] 語り手 : 承りました。そおれ!

[メイン] 語り手 : SCCB<=80 檜村心理学 (1D100<=80) > 32 > 成功

[メイン] 語り手 : 彼の表情や仕草、目線の動きから見て、言葉に嘘は無いと感じます。

[メイン] 檜村行春 : ふむ

[メイン] 檜村行春 : んんん〜〜〜〜〜〜〜

[メイン] 檜村行春 : 十三が連れて行かれた島にいた人食いは狼みたいなやつ、小説の中では人に化けた犬のよう、男は上唇に裂け目がある
つまり犬のマズルのような裂け目ってことかにゃ〜〜〜〜〜???十三にも時々会いに行って、人食いも会いに行っている

[メイン] 檜村行春 : であればこの男が海乙那で人を食うのは死んだなら肉を食ってやるって文化だから十三に対する哀れみってのは筋通るな

[メイン] 檜村行春 : 生きてる間は食わないってだけ

[メイン] 語り手 : ふふん……考察が捗りますね

[メイン] 檜村行春 : 死んだら食べてくれってのはこの男に託したいものだなあ

[メイン] 語り手 : しかしその日記はセンセに対して贈られたものでもあります
難しいですねえ

[メイン] 檜村行春 : 薬のことも聞きたいな

[メイン] 檜村行春 : 「ところで、これに心当たりはありますか?」

[メイン] 檜村行春 : って薬を見せてみる

[メイン] 灯台守 : SCCB<=90 聞き耳/グールであるなら死体の臭いには敏感であるはず (1D100<=90) > 44 > 成功

[メイン] 灯台守 : 「……お前、それをどこで手に入れた」

[メイン] 檜村行春 : 「十三くんの寝台にあったものです」

[メイン] 灯台守 : 「………それが、ボウヤの部屋に?」

[メイン] 檜村行春 : 「ええ、これが何かご存知で?」

[メイン] 灯台守 : 「あんたはそれが何か分かっているのか」

[メイン] 檜村行春 : 「いいえ、僕の知る限りこんな薬は存在しない」

[メイン] 灯台守 : 「……そんなものを、薬にするのか。今は」

[メイン] 檜村行春 : 「これは一体何なんです?今更知らぬは通じませんよ?」

[メイン] 灯台守 : 「……己には、そいつから知った臭いを感じた。死体からする腐臭だ」

[メイン] 檜村行春 : 「死体?」

[メイン] 檜村行春 : 「たしかに生臭くはありますが」

[メイン] 灯台守 : 「ああ。あの独特な臭いはすぐ分かる」

[メイン] 檜村行春 : くんくん

[メイン] 檜村行春 : 医者なので自分の知る死体の腐臭と同じかわかりませんか?

[メイン] 語り手 : 医者ではあっても精神科医ですと…死者と対面というのも通常の医師より機会は少なさそうですね

[メイン] 語り手 : 《聞き耳》あるいは《アイデア》の/2でどうでしょう

[メイン] 檜村行春 : 精神科医も普通の医者と同じ勉強をして死体解剖もするので知識としては同等かと!

[メイン] 語り手 : そうなんですか!?
よし /2をなしにしましょう

[メイン] 檜村行春 : やった!!!

[雑談] 語り手 : 見事にPLに言いくるめられている

[メイン] 檜村行春 : CCB<=70 【アイデア】 (1D100<=70) > 88 > 失敗

[メイン] 檜村行春 : ・・・・・

[メイン] 語り手 :

[メイン] 檜村行春 : 聞き耳ふりまーーす

[メイン] 語り手 : GO!

[メイン] 檜村行春 : CCB<=40 【聞き耳】 (1D100<=40) > 25 > 成功

[メイン] 檜村行春 : ふう

[メイン] 語り手 : かいくぐりましたねえ

[メイン] 語り手 : では、言われて意識してみると…確かに死体から漂う腐臭のように感じます。

[メイン] 檜村行春 : 「言われてみればたしかに…」

[メイン] 檜村行春 : 「でもなぜ死体を…?」

[メイン] 灯台守 : 「それこそ医者先生にしか分からんだろう。己に分かるのは、そいつから人間の死体の臭いがするということだけだ」

[メイン] 檜村行春 : 「ふむ、死体を使うという先入観がないから気づかなかったのか…」

[メイン] 檜村行春 : 「色々とありがとうございます、お礼としてこれを…」

[メイン] 檜村行春 : と言って手をとってそっと握らせます

[メイン] 灯台守 : 「……己は、こんなものが欲しいがためにあんたを待っていたわけではない」

[メイン] 檜村行春 : 「美味しいですよ?」

[メイン] 檜村行春 : 都昆布を渡します

[メイン] 檜村行春 : ちゃんと所持品にあります

[メイン] 灯台守 : 「……腹の足しにもならんが、………お前は言っても聞かんだろうな」

[雑談] 語り手 : 笑ってしまった 確かにありますね

[雑談] 檜村行春 : これをやりたいがためにブラフで何を握らせるかは言いませんでした

[メイン] 灯台守 : しぶしぶ都昆布を齧ろう

[雑談] 語り手 : うける ほんとに書いてない

[メイン] 檜村行春 : 「ところで呉という男に心当たりはございますか?」

[メイン] 灯台守 : 「いや、その名には聞き覚えは無い」

[メイン] 檜村行春 : 「ふむ、では呉は関係ないのかもしれないな…」

[雑談] 灯台守 : choice[吸う,齧る,丸呑み] 昆布 (choice[吸う,齧る,丸呑み]) > 吸う

[雑談] 灯台守 : じゅっじゅっじゅっ

[雑談] 檜村行春 : 最後まで味わえる食べ方だ

[メイン] 灯台守 : 「…じき、雨がくる。そういう匂いがする。あんたも、風邪を引きたくなきゃ早めに帰ることだな」

[メイン] 檜村行春 : 「濡れるのは困りますね、ご忠告痛みいる」

[雑談] 灯台守 : 菓子類にありつける機会も滅多にないもんでな

[メイン] 檜村行春 : 「あなたも体にお気をつけて、左様なら」

[メイン] 灯台守 : 「ああ。帰り道はせいぜい背後に気をつけろ」

[メイン] 灯台守 : にや、と笑って手を振ろう

[メイン] 語り手 : 彼は首回りの布をきつく巻き、背を丸めて帰路につくでしょう。
さて。彼の言う通り、だんだんと波も高くなってまいりました。
雨が当たり始めるのも時間の問題です。

[メイン] 檜村行春 : 早々に立ち去ってタクシーを捕まえよう

[メイン] 語り手 : そうですね。タクシーもすぐつかまるでしょう。
その窓には早くも大粒の雨がぽつぽつと当たりはじめ、たちまち強くなってきます。

[メイン] 檜村行春 : さて、向かうは自宅かな

[メイン] 檜村行春 : チップを渡してなるべく遠回り小回りしてもらおう

[メイン] 語り手 : 今度のタクシーもうまいこと遠回りをしてくれることでしょう。
浅黒い肌の運転手は首をかしげますが、深くは追及しません。

[メイン] 檜村行春 : いい労働者だ

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 : 《探索者自宅》

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 :  

[メイン] 語り手 : さて。
家に帰りつき、なにかしたいことなどはございますでしょうか。

[メイン] 檜村行春 : うーん、今のところないんだよな改めて十三の手記を読むぐらいかな

[メイン] 檜村行春 : 人体の薬物利用ってことであの薬がそれなんだろうけど

[メイン] 檜村行春 : なんで十三の部屋にあったのかとかさっぱりだな

[雑談] 檜村行春 : ちょっとだけお手洗い行っていいでしょうか?!

[雑談] 語り手 : いいですよ。ごゆっくり!

[雑談] 檜村行春 : いてきます!

[雑談] 檜村行春 : ただいま!

[雑談] 語り手 : おかえりなさい!

[メイン] 檜村行春 : とりあえず鍵のかかる金庫に十三の手記と薬、骨を入れておくかな

[メイン] 語り手 : ふむ。
がんじょうな金庫にそれらを仕舞うことができますね。

[メイン] 檜村行春 : そしたら寝るかな

[メイン] 檜村行春 : やることが思いつかぬ

[メイン] 語り手 : 雨はまだ窓を叩いております。
この調子ですと、明日までこの雨は降り続くことでしょう。

[メイン] 語り手 : その音を聞きながら、あなたは眠りにつきます。

[メイン] 檜村行春 : 川か海が増水して氾濫しそうだなあ

[メイン] 語り手 : ふふ、どうでしょう。

[メイン] 語り手 :  

[メイン] 語り手 :  

[メイン] 語り手 :  

[メイン] 語り手 : 翌日、早朝。
しとしと、重い雨の烟る朝でした。

[メイン] 語り手 : あなたの下に、妹尾文恒から電報が届きます。
読みますか?

[メイン] 檜村行春 : 読みます

[メイン] 妹尾 文恒 : 『ジウゾウ クビククリテ シス』

[メイン] 語り手 : 電報には、そう書かれていました。

[メイン] 檜村行春 : そうなるだろうな〜〜〜〜〜

[メイン] 語り手 : 十三の突然の訃報に、強い当惑と混乱を覚えるでしょう。
1/1D3の正気度を喪失します。

[メイン] 檜村行春 : CCB<=62 【SAN値チェック】 (1D100<=62) > 4 > 決定的成功/スペシャル

[メイン] 檜村行春 : 予想していた…

[メイン] 檜村行春 : ダイスの目に出てしまった

[メイン] 語り手 : ダイスの目に出てしまいましたねえ
このクリチケをどうぞ

[メイン] 檜村行春 : わあい

[メイン] 語り手 : さて。本日はいかがいたしますか?

[メイン] 檜村行春 : とりあえずは

[メイン] 檜村行春 : 重くて硬い傘を手に取ります

[雑談] 語り手 : 一瞬呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃんしてました…!ただいま!

[雑談] 檜村行春 : なるほど!おかえり!

[メイン] 語り手 : はい。
あなたの手によく馴染む傘でしょう。

[メイン] 檜村行春 : あの港の男に十三くんの訃報を告げに行くかな

[メイン] 語り手 : では、港の方へ向かうということで。

[メイン] 檜村行春 : はい

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 : 《底濱埠頭》

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 :  

[メイン] 語り手 : さて。ここは昨日の港ですね。
あなたは昨日会った男のことを探しますが、なにぶん彼の名すらもあなたは聞いていません。
また、近くには貧民窟もありますが…

[メイン] 檜村行春 : ふむ

[メイン] 檜村行春 : 貧民窟は長屋ですかね?

[メイン] 語り手 : そうですね。
長屋もあるでしょう。

[メイン] 檜村行春 : じゃあそちらに向かって近くにいた住民を捕まえます

[メイン] 語り手 : では、貧民窟の描写を致しましょう。

[メイン] 助手 : 《底濱埠頭 - 貧民窟》

[メイン] 語り手 : その区画には、おおよそ文化的な匂いがせず、甚だしく鼻を打つ腐臭や脂じみた枕のような空気を孕んだ風が循環していた。

[メイン] 語り手 : どこかで何かをぺちゃぺちゃと啜る音、犬が骨を噛むような乾いた音とが混じり、到底まっとうな人間の立ち入るべき場所ではないと、区画そのものが拒んでいるかのようだった。暗がりに淀み溜まった汚水から、隆々と怒張した柳の根から、子どもの死体めいた影を作るぞっとするようなガラクタの山から、獣の臭いが立ち籠めている。

[メイン] 語り手 : あちこちから、なにかが睨めつけている。殆ど戸板の壊れかかった長屋は、それでもぴったりと全てを閉ざし、この余所者の闖入を撥ね付けていた。全身に強く、害意にも似た視線を浴びた探索者は、1/1D3の正気度を喪失する。

[メイン] 檜村行春 : CCB<=62 【SAN値チェック】 (1D100<=62) > 75 > 失敗

[メイン] 檜村行春 : ぴゃ

[メイン] 語り手 : あらあら

[メイン] 檜村行春 : 1d3 (1D3) > 2

[メイン] system : [ 檜村行春 ] SAN : 62 → 60

[メイン] 語り手 : Schoice[いる,いない] 雨の中を歩いている貧民は… (choice[いる,いない]) > いない

[メイン] 語り手 : さて、近くにいる住民を捕まえようとしますが…あいにくの雨模様。そんな中を歩くような命知らずはいないようです。

[メイン] 檜村行春 : おやおや

[メイン] 檜村行春 : じゃあとりあえず近くの家の戸をたたきます

[メイン] 檜村行春 : 「ごめんください」

[メイン] 語り手 : ほう たたきますか

[メイン] 檜村行春 : こえええ

[メイン] 語り手 : あなたは、近くの家の戸を叩きます。
ですが、住民は出てくる様子はなく。中から物音もしません。

[メイン] 檜村行春 : 聞き耳で人がいるかどうかはわかりませんかね?

[メイン] 語り手 : お!いいですね どうぞ!

[メイン] 檜村行春 : CCB<=40 【聞き耳】 (1D100<=40) > 70 > 失敗

[メイン] 檜村行春 : スン

[メイン] 語り手 : どうやら雨の音が邪魔をしている様子。

[メイン] 語り手 : 家の中からは相変わらず物音がしません。
医者をしているあなたの目には、そこに本当に人が住んでいるのかどうかも怪しく感じます。本当に人が住めるのだろうか、この廃虚然としたところに。

[メイン] 檜村行春 : 人でなければ住めますね

[メイン] 語り手 : なんてことを!

[メイン] 檜村行春 : なるべく大きな声で戸を開けずに

[メイン] 檜村行春 : 「灯台守に伝えてください。妹尾十三が身罷りました」

[メイン] 檜村行春 : そう言って軒先の雨がささないところに都昆布置いて去ります

[メイン] 檜村行春 : 伝わらなければそれはそれで

[メイン] 語り手 : Schoice[出てくる,出てこない] 灯台守… (choice[出てくる,出てこない]) > 出てこない

[メイン] 語り手 : あなたがそう声をかけても、扉は開きません。
が、去り際に後ろからちいさく物音がします。

[メイン] 語り手 : 振り返ると、戸がちいさく空いているのが見えました。
その向こうの暗がりに、目を光らせた何者かがこちらを窺っているのがあなたには見えました。

[メイン] 語り手 : 瞬きをすると、既に戸は閉じています。
都昆布は、消えていることでしょう。

[メイン] 檜村行春 : 「よろしくお願い致しますよ。では、左様なら」

[メイン] 檜村行春 : やっぱり人じゃないから住めてるじゃないですか!

[メイン] 檜村行春 : そう言って去りますね

[メイン] 語り手 : さて。
次はどこに行きますか?

[メイン] 檜村行春 : うーーーーーーーーーん、病院かな

[メイン] 語り手 : ふむ、病院

[メイン] 語り手 : 池田脳病院、ということでよろしいですか?

[メイン] 檜村行春 : うーーーーーーーーーん正直危ない気もするが

[メイン] 檜村行春 : 一応死んでることを確認する

[メイン] 語り手 : 大丈夫。いまのあなたには傘があります。

[メイン] 語り手 : では、遺体の確認をしに病院へ向かうということで処理を致します。

[メイン] 檜村行春 : 傘の硬度99なんかな?

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 : 《池田脳病院》

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 :  

[メイン] 語り手 : 硬度99の傘を持ち、あなたは池田脳病院へ赴きます。

[メイン] 語り手 : 病院に行くと、そこには何人かの警察がいました。背の低い警察官が、病室を盛んに出入りしていることでしょう。
カイゼル髭の長身痩躯が、それに眉一つ動かさずに応対しています。

[メイン] 語り手 : 真崎は警察の応対をしており、とても彼に話を聞ける状況ではなさそうに思えます。

[メイン] 檜村行春 : おや、警察
そうか首括ったからか

[メイン] 檜村行春 : ふむ、では近くの看護師に声をかけてみるか

[メイン] 語り手 : 看護師ですね。一人ぐらいであればつかまるでしょう。

[メイン] 看護師 : 「あら、檜村先生。すみません、少し騒がしくて」

[メイン] 看護師 : 「こちらへ顔を出したということは、もうお聞きになられたのでしょうか」

[メイン] 檜村行春 : 「ええ、ではお兄さんからの電報は…」

[メイン] 看護師 : 「はい。……妹尾さんは、昨夜」

[メイン] 檜村行春 : 「昨夜、そうですか…。ご遺体に手を合わせることはむつかしいでしょうかね?」

[メイン] 看護師 : 「警察の方もおりますので、なんとも…。今の先生は、病院の関係者ではなく一般の見舞客ですから」

[メイン] 檜村行春 : 「たしかにそうですね。しかしこんなにも警察が来るものなのですか」

[メイン] 看護師 : 「ええ。来るときは来ます」

[雑談] 看護師 : と、いうことにしておいてください(メタ)

[雑談] 檜村行春 : OK

[メイン] 檜村行春 : 「真崎先生もお話は難しそうですね。お兄さんはこちらに?」

[メイン] 看護師 : 「いえ、家の方にいらっしゃいます。葬儀のご準備などがあるそうなので」

[メイン] 檜村行春 : 「そうですか、ありがとうございます」

[メイン] 檜村行春 : お兄さんの家いくかーーーーーーーーー

[メイン] 語り手 : では、妹尾家へ移動ということで。

[メイン] 檜村行春 : うい

[メイン] 語り手 : というところでキリもよいので…今日はここで区切りといたしましょう。

[メイン] 檜村行春 : はーい!

[メイン] 語り手 : すみません期日内に終わらなくて…!
また予定表を出すので、ご記入をおねがいいたします…

[メイン] 語り手 : 幸い今日けっこう進んだので、あと1~2日あれば終わります。

[メイン] 檜村行春 : いえいえ大丈夫ですよー!直近は予備日の明日21時からって認識で大丈夫でしょうか?

[メイン] 語り手 : あっ ひづけをみまちがえていた
今日(明日)もまだありますね!?!?それなら終われそうです!!!

[メイン] 檜村行春 : お、よかった!

[メイン] 語り手 : ただ、場合により多少時間を過ぎてしまうかもしれません…
あまり長くなりそうなら次に持ち越しますが、時間内に終われるよう時間くんと交渉をしておきます

[メイン] 檜村行春 : はーい!明日なら多少遅くまででも大丈夫です〜!

[メイン] 語り手 : ありがとうございます!
そしたら今日はこの辺で解散いたしましょう。遅くまでおつかれさまでした!

[メイン] 檜村行春 : こちらこそありがとうございました!おやすみなさい〜!

[メイン] 語り手 : ごゆっくりお休みしていい夢見てくださいね(CoCジョーク)

[メイン] 檜村行春 : ドリームランド直行かな?

[雑談] 助手 : 早めの待機

[雑談] 檜村行春 : はやすぎではなくて?

[雑談] 檜村行春 : ぴったりの参加です

[雑談] 助手 : 楽しみ過ぎてつい

[雑談] 助手 : さて!お飲み物などは準備しましたでしょうか
今日はワンチャン長丁場になるので心してかかりましょう

[雑談] 檜村行春 : 了解です!よろしくお願い致します!

[雑談] 助手 : よろしくおねがいします!
ではメインへ

[メイン] 語り手 : 再開しましょう。
妹尾家からシーンを開始いたします。

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 : 《妹尾邸》

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 :  

[メイン] 語り手 : あなたが妹尾邸を訪れると、一晩に十年も歳をとったように、やつれた顔の文恒が出迎えます。

[メイン] 妹尾 文恒 : 「センセイ――急なことでして、すみません。全体どうしてこんなことになったのか」

[メイン] 檜村行春 : 「この度は、お悔やみを申し上げます」

[雑談] 妹尾 文恒 : 1[]

[雑談] 檜村行春 : まちがえた!!!!

[メイン] 妹尾 文恒 : 「…真崎センセイによれば、昨晩あれの様子を見に行くと、どこから持ち込んだものか、麻縄で首を括っていたのだと」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「センセイ、なにか知りませんか。ねぇ、センセイ」

[メイン] 語り手 : 雨の中に立つ文恒の髪はぐっしょりと濡れて額に張り付き、顔は青ざめ、目は落ちくぼんでいます。
まるで彼の方が死人のように見えてくるでしょう。

[メイン] 檜村行春 : 「残念ながらあなたの心痛を和らげることは何も」

[メイン] 檜村行春 : 精神分析ふれませんか?

[メイン] 語り手 : ここは雨の軒先ですので、一度中へ入ってから振りましょうか。

[メイン] 檜村行春 : はーい

[メイン] 語り手 : 文恒はハッと気がついたように「雨の中すみません。どうぞ中へ」とあなたを案内します。
居間へ通されたあたりで、さて。《精神分析》をしてみましょう。

[メイン] 檜村行春 : CCB<=71 【精神分析】 (1D100<=71) > 30 > 成功

[メイン] 檜村行春 : キャッキャっ

[メイン] 語り手 : ナイス!

[メイン] 語り手 : では、雨に濡れ冷えてしまった彼の背をさすり、あなたはゆっくりと文恒を落ち着かせます。
土のようだった顔色も、緊張で冷たくなり震えていた指先も、少しですがマシになることでしょう。

[メイン] 檜村行春 : 「少しは落ち着きましたか?」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「ああ、センセイ…。弟共々…本当に、ほんとうに世話をかけます」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「いつかこのような日が来るだろうと、覚悟はしておりました。ええ、本当です。覚悟だけはしておったのです」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「なにしろ、暫くは忙しなくなります。きっと葬儀は明後日になるでしょう」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「センセイ…。弟を哀れに思うのなら、ぜひいらしてください」

[メイン] 檜村行春 : 「ええ、焼香に参列させていただきます。最後のお別れをしませんとね」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「ありがとうございます、センセイ」

[メイン] 語り手 : 彼は、自分の膝に目を落としたまましばらく黙り込んでいました。
ややあって、零れ落ちるように呟きます。

[メイン] 妹尾 文恒 : 「センセイ、どうか正直なところを仰ってください」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「あれは、十三は、本当の気狂いだったのでしょう」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「センセイ、どうか仰ってください。あいつはもう手の施しようのない気狂いだったのだと。あのまま一生、元のようには戻れなかったのだと」

[メイン] 檜村行春 : 「あなたは十三くんが気狂いであったと思われることで救われるのですね、救いようのない気狂いであればこそ自分の手に負えないものだったのだと言い聞かせるために」

[メイン] 檜村行春 : そう言って反応に対して心理学をふりたいです

[メイン] 妹尾 文恒 : 「……そうなのかも、しれません」

[メイン] 語り手 : あなたの言葉を聞くと文恒はいっぺんに脱力し、その表情はあなたからは隠れてしまうでしょう。
では、心理学を振らせていただきます。

[メイン] 語り手 : SCCB<=80-10 檜村心理学(うつむき補正) (1D100<=70) > 27 > 成功

[メイン] 檜村行春 : どきどき

[メイン] 語り手 : 彼は、自分の心境を理解することを半ば拒んでいるように感じます。
あなたのその言葉を認めてしまえば、弟に対して不誠実になる。けれど、あなたの言葉は彼の心を的確にとらえ、残酷なほどに示している。

[メイン] 語り手 : ややあって、表情をなくしたような顔をし、文恒は立ち上がります。
血の気の失せた顔のまま、ふらふらと玄関の方へ向かっていくでしょう。

[メイン] 妹尾 文恒 : 「近所の人間に呼ばれておりまして。すぐに戻ります」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「葬儀ともなれば色々とあるようで。ええ、昨年に二度もやりましたから、慣れております」

[メイン] 檜村行春 : 「…お忙しい中、失礼いたしました。十三くんはね、正気ではありませんでしたよ。ええ、それは確かです」

[メイン] 檜村行春 : トドメさしちゃったかな〜

[メイン] 妹尾 文恒 : 「センセイも、身体も雨のせいでずいぶん冷えてしまっているでしょう。どうぞ茶を飲みながら、雨足が弱まるまで今しばらく、ゆっくりなさっていってください」

[メイン] 檜村行春 : 「お気遣い、ありがとうございます」

[メイン] 語り手 : あなたは、雨の中に消えていく彼の背中を見送ることでしょう。
さて。あなたが望むのなら、この邸内を探索することができるでしょう。
あるいは、このまま雨足が弱まるのを待って帰ることもできます。

[メイン] 檜村行春 : 薬の本探してえな
あんまり長居すると捕まりそうでもあるけど

[メイン] 語り手 : ふむ。
薬の本となると、通常のものでしょうか。それとも、本草綱目なるものの方でしょうか。

[メイン] 檜村行春 : 本草綱目ですね。あーでも破られた分はもう情報出ているのか

[メイン] 語り手 : ですね。
破れたもの以外は情報は出ております。

[メイン] 檜村行春 : 破れたもの以外は?ということは破れたページを探せますかね

[メイン] 語り手 : それを探すのであれば、本草綱目を置いてある部屋…すなわち、文恒の自室へ行くのが妥当と思われますね。
そちらでよいでしょうか。

[メイン] 檜村行春 : はい

[メイン] 助手 : ≪文恒の部屋≫

[雑談] 助手 : 十三くんの部屋と画像同じだけどもおにいちゃんのへやです ええ

[雑談] 檜村行春 : ふふ

[メイン] 語り手 : あなたは本草綱目を目当てに文恒の部屋へと向かいます。
そこそこ散らかった部屋の中を見回してみると、ふと筆机の上に開きっぱなしの日記があることに気づくでしょう。
次のページが空白であるところを見るに、今開かれているのが一番最近の記述であることがわかります。

[メイン] 檜村行春 : お兄さんが帰ってこないか警戒しながら見てみましょ

[メイン] 語り手 : では、警戒ということで《目星》《聞き耳》を先にやってしまいましょう。
なお、聞き耳は雨ということで-10補正でおねがいいたします。

[メイン] 檜村行春 : CCB<=30 【聞き耳】-10 (1D100<=30) > 40 > 失敗

[メイン] 檜村行春 : ぐう

[メイン] 檜村行春 : CCB<=55 【目星】 (1D100<=55) > 87 > 失敗

[メイン] 檜村行春 :

[メイン] 語り手 : 今のところ、家の周囲に人の気配はないように思えます。

[メイン] 檜村行春 : しかし警戒しているという予備動作が入ったからKPの慈悲がはいるはずだ

[メイン] 檜村行春 : そうだろう!?KP!!

[メイン] 語り手 : わたくしはあくまで語り手なので、そこはどうしようもありませんね。
天の采配に賭けましょう。

[メイン] 語り手 : では、改めて日記の内容を開示します。

[メイン] 檜村行春 : バンバンバンバン(PL無言の訴え)

[雑談] 語り手 : 天(蝉)

[メイン] 語り手 : ニコニコ

[メイン] 妹尾 文恒 : 『こんなことを書くべきか今も私は決めかねている。弟は人を食っていた。それも殺して食っていた。完全な気狂いだったのだろう。かわいそうに。あれはもう何年も狂ったままだ。罪に問われることはないだろう。裁かれることはないだろう。私はそれが哀れでならない。罪を犯しても裁かれないことが、まるで人でないと言われているようで。必要なものを持っていこう。全てを、十三の正気に委ねよう。』

[資料] 助手 : 《文恒の日記》

こんな事を書くべきか今も私は決めかねてゐる。弟は人を食つてゐた。其れも殺して食つてゐた。完全な氣狂ひだつたのだらう。かはいさうに。彼れはもう何年も狂つたまゝだ。罪に問はれる事はないだらう。裁かれる事はないだらう。私は其れが哀れでならない。罪を犯しても裁かれない事が、まるで人でないと言はれてゐるやうで。必要なものを持つていかう。全てを、十三の正氣に委ねよう。

[メイン] 檜村行春 : うーん、ワンチャンお兄ちゃんも発狂

[メイン] 語り手 : ふふ…

[メイン] 語り手 : 実は、文恒の部屋で出る情報は以上となります。

[メイン] 檜村行春 : おや

[メイン] 語り手 : はい。
本草綱目のページは、探してもここには無いようなのです。

[メイン] 檜村行春 : では十三くんの部屋に向かいます
見つかっても別れを惜しんでいたと涙の一つでも見せてやりましょう

[メイン] 語り手 : 先生、果たして人の心はあらせられるのでしょうか。

[メイン] 檜村行春 : もちろんじゃないですか

[メイン] 檜村行春 : みてくださいこの悲嘆に暮れる顔を

[メイン] 語り手 : はて…?

[メイン] 檜村行春 : 「お兄さんの言うとおり本当に十三くんは人を殺していた…?」

[メイン] 檜村行春 : 「いやはやまったくどちらが狂人だったのか」

[メイン] 助手 : ≪十三の部屋≫

[メイン] 語り手 : 強烈な犬の臭いがする。
部屋を見ると、床板が剥がされ、人が横たわれそうなほど長い窪みが空いていることに気が付けるでしょう。

[メイン] 語り手 : 窪みの中へ降りて〈目星〉を振ることができますが、いかがなさいますか?

[メイン] 檜村行春 : お兄さんが帰ってくる様子はまだないですかね?

[メイン] 語り手 : ふむ。では《目星》《聞き耳》-10をどうぞ。

[メイン] 檜村行春 : CCB<=55 【目星】 (1D100<=55) > 38 > 成功

[メイン] 檜村行春 : CCB<=30 【聞き耳】-10 (1D100<=30) > 30 > 成功

[メイン] 檜村行春 : おお

[メイン] 語り手 : なんと

[メイン] 語り手 : では、周囲に人の気配がないことを今度はしっかり確認できます。

[メイン] 檜村行春 : よし、ではくぼみの中で目星をふります

[メイン] 檜村行春 : CCB<=55 【目星】 (1D100<=55) > 45 > 成功

[メイン] 檜村行春 : ^^

[メイン] 語り手 : !?

[メイン] 語り手 : ああ、あなたは見つけてしまわれたのですね。お可哀想に。

[メイン] 檜村行春 :

[メイン] 語り手 : あなたは、土に混じり小さなエナメル質の鈍い輝きをいくつも見つけます。
そこにあるのは、人の歯。あちこちに、幾つも埋まっていることに気づいてしまうでしょう。

[メイン] 檜村行春 : おやおや

[メイン] 語り手 : さて、これが”何”の歯なのか…。
深淵にあと一歩踏み出す覚悟がおありでしたら、《医学》も振れますよ。

[メイン] 檜村行春 : CCB<=40 【医学】 (1D100<=40) > 49 > 失敗

[メイン] 檜村行春 : あーーー!おしい!

[メイン] 語り手 : あなたの脳が、その見知った形の歯がなんの動物の歯であるかという理解を本能的に拒みます。
きっと、別の動物のものなのだ。

[メイン] 檜村行春 : モヤモヤするなあ

[メイン] 語り手 : モヤモヤしてしまいますね。

[メイン] 檜村行春 : うーん書物のなくなったページはどこかにあるのかな

[メイン] 語り手 : 少なくともこの穴の中には無さそうですね。

[メイン] 檜村行春 : 穴から出ましょ

[メイン] 檜村行春 : おさらばおさらば

[メイン] 語り手 : あなたがそこから這い出て再び床を見やると、

[メイン] 語り手 :  

[メイン] 語り手 : 窪みはすっかり消え失せていました。

[メイン] 檜村行春 : おや

[メイン] 語り手 : まるで白昼夢を見ていたかのように、そこにはただの床があるばかり。
1/1D3の正気度喪失です。

[メイン] 檜村行春 : CCB<=60 【SAN値チェック】 (1D100<=60) > 29 > 成功

[メイン] system : [ 檜村行春 ] SAN : 60 → 59

[メイン] 檜村行春 : まあ世の中そういうこともあるでしょう

[メイン] 語り手 : 世の中そういうこともありますね。

[メイン] 檜村行春 : はっはっは

[メイン] 語り手 : 床板が外されていたはずの場所を何度見ても、綺麗に床板ははまっているように見えます。
そも、よくよく考えてみれば。道具が無ければ、床板など外せないでしょう。

[メイン] 語り手 : 湿った土の上を歩き泥のついていた足も、なにもなかったかのようにまっさらです。

[メイン] 檜村行春 : 「やあ、これは洗い物の心配がなくなった」

[メイン] 語り手 : そうですね。洗い物の心配はなさそうです。

[メイン] 語り手 : この部屋での情報は以上となります。
外を見るといつの間にか雨はやみ、早くもヒグラシが鳴き始めています。

[メイン] 檜村行春 : ふむ、となると本は見つけられそうにないな

[メイン] 檜村行春 : お暇しましょう

[メイン] 語り手 : 結局、雨がやんでも文恒は戻ってくる様子もなく。
あなたは妹尾邸を後にします。

[メイン] 檜村行春 : 身投げしてないといいなあ

[メイン] 語り手 : 身投げをしていないといいですねえ。

[メイン] 語り手 : あなたは、自分の家へ帰宅します。
そしてそれ以降。葬儀の日まで、何かが進展することはありませんでした。

[メイン] 語り手 : 論文の提出を求められていたのを思い出せば、それに手をつけて時間をやり過ごすこともできます。
が、それ以外での進展は無いことでしょう。

[メイン] 檜村行春 : ふむ

[メイン] 語り手 : そうして迎えた、葬儀当日。
改めて、文恒から葬儀の案内を受けます。
少なくとも彼は存命の様子です。

[メイン] 語り手 :  

[メイン] 語り手 : 妹尾十三の葬儀へ参列しますか?

[メイン] 檜村行春 : 喪服着て参列しましょ

[メイン] 語り手 : ありがとうございます。
棺に入れたいものがあれば持ちこんで良いとのことを伝えられています。なにかありましたら、お申し付けください。

[メイン] 檜村行春 : うーーーーーーん彼の手記を入れてやりたいが、入れることで中身を知ったと警戒されないか

[メイン] 檜村行春 : まあそれも一興。手記を封筒に入れて渡します

[メイン] 語り手 : ふむ。承知いたしました。

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 : 《葬儀》

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 :  

[メイン] 語り手 : 葬儀のなかで、十三の棺に近づく機会があります。

[メイン] 語り手 : 文恒は棺へ花を供えていました。
あなたの手にも、棺へ供える花が渡されます。
封筒の中身のことを話していなければ、このタイミングで入れられることでしょう。

[メイン] 檜村行春 : では花と一緒に手向けます

[メイン] 語り手 : 茶色の封筒は、真っ白な十三の顔の横へ置かれます。
その瞼はもう、開くことは二度とありません。

[メイン] 檜村行春 : 「左様なら、十三くん」

[メイン] 語り手 : あなたの別れの挨拶は、きっと彼に届くでしょう。
そうしてあなたの順番は終わり、また次の人へ。

[メイン] 語り手 : ──やがて、十三の弔いは滞りなく済んでいきます。
葬儀の場で、沈痛な面持ちの文恒があなたに話し掛けてきます。

[メイン] 妹尾 文恒 : 「センセイ、あれには親がおりません。肉親と呼べるものは己くらいのもので、さして友人もおりません」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「もしほんの少しでもあれを哀れんで頂けるのなら、どうぞ焼き場まであいつについて行ってもらえませんか」

[メイン] 檜村行春 : うわーーーーお怖い

[メイン] 檜村行春 : 檜村、医師としては公私混同しないからこれで義理は果たしたと考えそうだな

[メイン] 檜村行春 : でもPLは気になるから行っちゃおう。お兄さんの様子が精神科医として心配になったとかで

[メイン] 檜村行春 : 「ええ、僕でよければ。葬儀には不慣れで何ができるかはわかりませぬが」

[メイン] 語り手 : 進行としてはありがたい限りです。

[メイン] 語り手 : 本来、この地域での骨上げは主に遺族・親族のみで行われ、二人一組が決まりとなっております。
けれど、両親も亡くし弟すら亡くした文恒は、ひとりきりです。
是非にとあなたを呼んだのは、彼のいちばん信頼できる人物があなただったからでしょう。

[メイン] 語り手 : あなたの返事を受け、文恒は絞り出すような声でただ一言「ありがとうございます」と言ってあなたの手を握りました。

[メイン] 語り手 : 両親と弟、それぞれ喪主として気丈に振る舞えども、三度目にもなるとその姿は弱弱しく。ともすれば、行き場を見失った迷子のようでもありました。

[メイン] 檜村行春 : かわいそうにのお

[メイン] 語り手 : あなたたちは、最新鋭の機材が揃う火葬場へやってきます。
コークス燃料に電動送風機で、十三の骨は呆気ないほど早く上がってしまいました。
まったく綺麗な骨でしたが、唯一、頭蓋骨だけはボロボロに焼け溶けていました。

[メイン] 檜村行春 : おっほー

[メイン] 妹尾 文恒 : 「……骨を拾ってください、どうか」

[メイン] 檜村行春 : 「はい、それでは」

[メイン] 檜村行春 : ひろいひろい

[メイン] 語り手 : あなたの隣で骨壺を脇に置いた文恒が、消えそうな声で囁きます。
あなたがひとつ骨を拾うと、それを文恒が受け取り、骨壺の中へと収めていくでしょう。

[メイン] 語り手 : 真白く焼けてかさかさと乾いた音を立てる骨が、少しづつ壺の中へ落ちていきます。

[メイン] 妹尾 文恒 : 「──ここだけの話ですが」

[メイン] 語り手 : 骨を拾いながら、文恒はあなたに語り掛けます。

[メイン] 妹尾 文恒 : 「十三は、人を殺して食っていたようなのです」

[メイン] 檜村行春 : 「ほう」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「はっきりと確証がある訳ではありませんが、一年前、弟の部屋から異臭がして」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「床板を剥がしてみた所、人間の歯がごっそりと出てきました」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「きっとこれは食べられなかったのでしょう。ほら――骨はよく焼けば脆いですから」

[メイン] 檜村行春 : 「…」

[メイン] 語り手 : あなたの拾いあげた骨は、すこしの加減でかさりと崩れて粉になってしまいます。
またひとつ、細いそれがあなたの操る鉄箸の中で砕け散ります。

[メイン] 妹尾 文恒 : 「そんな不吉な穴は、とうに埋めてしまいましたが」

[メイン] 檜村行春 : うーーーんこれはやっぱりお兄ちゃんも発狂してるのでは

[メイン] 語り手 : 彼が正気かどうか、はかってみますか?

[メイン] 檜村行春 : はい!

[メイン] 語り手 : では…

[メイン] 語り手 : SCCB<=80 檜村心理学 (1D100<=80) > 55 > 成功

[メイン] 語り手 : あなたの目には、彼は正気であるように思えます。
憔悴しきってはおりますが、その精神は「弟の葬儀を無事に終わらせる」という使命により糸一本で保たれているのだ、と察するでしょう。

[メイン] 妹尾 文恒 : 「……ねぇセンセ。あれは、弟は気狂いだったのです」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「もはや取り返しのつかぬ、完全な、気狂いだったのですよ」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「そうでなければ、ならんのです」

[メイン] 檜村行春 : 「あなたがそう思うのなら、そうなのでしょう。正気、狂気、測るのは第三者です」

[メイン] 語り手 :  

[メイン] 語り手 : 周囲から「サク、コリ、シャクシャク」と、

[メイン] 語り手 : 何か脆いものを噛み砕いているような音がきこえます。

[メイン] 語り手 :  

[メイン] 語り手 : 文恒は、その手に骨壺を抱え、あなたを見ています。

[メイン] 語り手 :  

[メイン] 語り手 : サク、コリ、シャクシャク

[メイン] 語り手 :  

[メイン] 語り手 : 見渡せば、周囲の人間が我を争うようにして、

[メイン] 語り手 : 拾いきれなかった小さな骨を口に含んでいます。

[メイン] 語り手 :  

[メイン] 語り手 : シャク、ザク、サク

[メイン] 語り手 :  

[メイン] 語り手 : よく見れば、斎場の人間もそれをしています。

[メイン] 語り手 : 異様な光景に0/1の正気度喪失。

[メイン] 檜村行春 : CCB<=59 【SAN値チェック】 (1D100<=59) > 36 > 成功

[メイン] 檜村行春 : そういう弔いなのでせう

[メイン] 語り手 : あなたは、現実かも定かではない光景を前に、冷静さを損なわず「そういった弔いなのだろう」と自分を納得させます。

[メイン] 語り手 : ふと、文恒と目が合いました。

[メイン] 語り手 :  

[メイン] 語り手 : 彼の目は、緑の色をし爛々と輝いていました。

[メイン] 檜村行春 :  合わせたくなかったなあ

[メイン] 妹尾 文恒 : 「センセイ、さあ、十三の骨を食べてください」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「さあ――ねえセンセイ。どうしたのですか。なぜ骨を、センセイ」

[メイン] 妹尾 文恒 : 「さあ。さあ。さあ。さあ。さあ」

[メイン] 語り手 : 目の血走る文恒が、あなたの手に十三の骨を押し付けます。

[メイン] 檜村行春 : ひゅーーー

[メイン] 語り手 : いつの間にか、見知らぬ十数人に取り囲まれ、とても穏便に断れる状況ではありません。

[メイン] 語り手 : さあ、さあ、さあ。
辺りに、むせるような獣臭が立ち込めます。

[メイン] 語り手 : 自分を取り囲む人間たちや文恒の唇の中央が、犬のようにつり上がっていることにあなたは気づくでしょう。

[メイン] 語り手 :  

[メイン] 語り手 : さて。
如何しましょうか。

[メイン] 檜村行春 : これもまた一興

[メイン] 檜村行春 : なるべく小さな骨をつまんで飲み込みます

[メイン] 檜村行春 : えいや、と一息にね

[メイン] 語り手 : 骨を、飲みますね。

[メイン] 檜村行春 : 逃げられなさそうですからねえ

[メイン] 檜村行春 : これもまた人を知ることになるでせう

[メイン] 語り手 : 食べるのであれば、骨壺から骨を拾うこととなります。
一番上に置かれたほんの小さな欠片を手に取り、あなたは口に運ぶことでしょう。

[メイン] 語り手 : 軸椎(喉仏の骨)を手に取り──
彼の遺骨を口に含むと――それはなんの味もせず、ほのかに日向くさかった。

[メイン] 語り手 : 唾液が吸い取られ、ぼそぼそ口の中で崩れていく。
どうにか飲み下すと、周囲の人間はにっこりと笑った。

[メイン] 語り手 : 拍手の音が聞こえる。ひとりふたり、さんにんと。
ようこそ、ようこそ。

[メイン] 語り手 :  

[メイン] 語り手 :  

[メイン] 語り手 : そこからどうしたのか、記憶ははっきりとしません。

[メイン] 語り手 : 葬儀の全てがつつがなく終わり、挨拶もそこそこに帰ったのでしょう。
口の中に、遺骨の匂いが残っています。

[メイン] 語り手 :  

[メイン] 語り手 : それは、なんの味もしなかったのに。

[メイン] 語り手 : あれは、そう、

[メイン] 語り手 : 旨かったような気がする。

[メイン] 語り手 : 旨かった。そう、旨かったのだ。

[メイン] 語り手 :  

[メイン] 語り手 : いつもの自室。
なぜだろう、犬の臭いが立ち込めている。
当て所をあちこち探し回る。

[メイン] 語り手 : しかしそれはすぐに掻き消えたのか、それとも、鼻が莫迦になってしまったのか。
二度と、感じることはなかった。

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 : ≪エピローグ≫

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 : 全てが終わり、幾日も経たない日。

[メイン] 檜村行春 : あ、しまった

[メイン] 檜村行春 : タイミング逃したな

[メイン] 助手 : どうかなされましたか。

[メイン] 檜村行春 : 葬式から帰ったところで自分に医学振って指突っ込んで吐きたかった

[メイン] 助手 : おや。
可能ですよ。少し時を戻して…

[メイン] 檜村行春 : やったー!

[メイン] 語り手 : では、医学をどうぞ。

[メイン] 檜村行春 : まあ結果変わらなくても最後の人間性としての抵抗として

[メイン] 檜村行春 : CCB<=40 【医学】 (1D100<=40) > 30 > 成功

[メイン] 語り手 : あなたは自分の喉奥へ指を押し込み、胃の中のものを吐き出します。
そこにあると思われた白い粉は、いくら吐けどももうその中には見当たりませんでした。

[メイン] 檜村行春 : オロロロロロロロロロロ

[メイン] 檜村行春 : 消化の早い骨だ

[メイン] 語り手 : そこに落ちるのが唾液と胃液ばかりになろうとも。
あんなに小さなものだったのだ。とっくにその奥まで行ってしまったのでしょう。

[メイン] 檜村行春 : 「ふふ、これもまた一興」

[メイン] 語り手 : これもまた一興。
では、時を戻しましょう…

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 : 全てが終わり、幾日も経たない日。
長閑な、何事もない日、正午前。

[メイン] 助手 : 関東一帯を巨大な地震が襲った。

[メイン] 檜村行春 :

[メイン] 助手 : 柳川県内では、二万戸超の家屋が全潰し、焼失し、多くの混乱を齎した。

[メイン] 助手 : 津波は貧民窟を海へ攫い、死者は底濱市だけで一万を数える。

[メイン] 助手 : あなたの家は無事だったものの…
妹尾邸も、池田脳病院も倒壊し、燃え尽き――そして、

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 : 彼らの行方は、誰も知らない。

[メイン] 助手 :  

[メイン] 助手 : ──異説・狂人日記 了。

[メイン] 語り手 : おつかれさまです。御生還、おめでとうございます。

[情報] 助手 : エンドA:
1D6の正気度ポイント回復
探索者生還。

[メイン] 檜村行春 : おつかれさまです!ありがとうございました!

[情報] 助手 : エンドA後遺症:
探索者の血統に食屍鬼の血が僅かに混じる。探索者とその子孫が人体の一部を摂食した際の正気度減少時に、規定された減少の値を永続的に+1する。

[メイン] 語り手 : さて、まずは後遺症について補足いたします。

[メイン] 語り手 : 『私が死んだ後は、どうぞ、その遺骸を食べてください。私の身体には種がありませんでしたので、子も遺せず、食べてすらもらえないのであれば、到底生きてきた甲斐がないではありませんか。どうぞ、弔いと思って、私の遺骸を食べてください。それだけが私の本当です。それですっかり、悔いはありません。』

[メイン] 語り手 : 妹尾十三は「先天性睾丸欠損症」という病を持って産まれておりました。
ゆえに、子を残せぬからだだったのです。

[メイン] 語り手 : しかし、そんな彼でもただひとつ。子を残せる手段がありました。
それが、誰かに骨を食べられ、その食べたものが子孫を残すこと。
食べられてこそ妹尾十三はこの世に何かを残せるのです。

[メイン] 檜村行春 : ふむふむ

[メイン] 語り手 : シナリオの背景も載せましょうか。
「背景」タブを作成しました。こちらに情報を貼っていきます。

[背景] 妹尾 十三 : 妹尾 十三

STR5 CON7 POW6 DEX8 APP13 SIZ9 INT16 EDU14

二十一歳男性。先天性睾丸欠損症。
少年時代、同級生から乱暴を受けて、精神に変調を来たした。裕福な家庭であったため、私室を改造した部屋で四年ほど監置されながら、一年前まで探索者の往診を受けていた。
偏執病であり、しばしば周囲の人間が自分に害をなそうとしていると言っては暴れだすことがあった。寛解時(病症が落ち着いているとき)は、ごく穏やかで物静かな青年である。
兄の用意する薬(=人魄)を長期間服用することによって、心身が食屍鬼に近づいている。現在は池田脳病院に入院しているが、『ここが自宅であり、担当医の真崎は下男(下働きの男性)である』と思い込んでいる。
正気と狂気の狭間で世界で、周囲の人間こそが人食いだと認識した十三は、探索者に助けを求めるため便箋と万年筆を調達し、灯台守の男に手紙を託したのであった。

[メイン] 檜村行春 : ありがとうございまーす!

[背景] 妹尾 文恒 : 妹尾 文恒

STR11 CON13 POW13 DEX15 APP11 SIZ12 INT15 EDU17

三十一歳男性。
十三の兄だが、養子であり血の繋がりはない。
病身の弟を哀れに思い献身的に面倒を見てきたが、一年ほど前に両親が相次いで病死し、それを境に十三の病状が急速に悪化する。ついに文恒は、両親の遺した土地を売り払い、十三を脳病院へ入れる決断をする。
神経が衰弱気味であるがその他は健康。骨接を生業にしており、東洋医学に興味がある。
本草学の大著『本草綱目』に人体の薬物利用に関する記述を発見し、首吊死体の真下に溜まる体液と土の入り混じった薬(=人魄)を、長期間に渡り十三に服用させていた。

[背景] 真崎 敬之 : 真崎 敬之

STR14 CON14 POW18 DEX12 APP9 SIZ16 INT17 EDU20

五十五歳男性。池田脳病院の医師。
長身痩躯、表情は乏しく、声に感情を乗せずに喋る。心理学に長けた者から見れば、これが自分の心理を読み取らせないよう意図的に行っているものと分かるだろう。
探索者とは学会等で顔を合わせることもあり、互いに会えば挨拶を交わす程度の知り合いである。
精神医学に関しては現状を良しとしておらず、どちらかと言えば革新的な立場を取っている。

[背景] 灯台守 : 灯台守の男

STR17 CON16 POW7 DEX13 APP1 SIZ10 INT10 EDU6

元人間の食屍鬼。
貧民窟の生まれで、長年に渡り人の屍肉を食らっている内に変貌した。
理知的な個体であり、探索者が進んで敵対しようとしない限り争うことはない。

[背景] 助手 : 《シナリオの真相》

探索者は大正十二年を生きる精神科医だ。
かつて自身の患者であった妹尾十三からの手紙を受けた探索者は、一年ぶりに会いに行く。そこで彼の口から聞かされたことは、「この街には無数の人食いの怪物がいて、人間と成り代わろうとしている」という、妄言としか思えないものだった。
妹尾十三は、現在の病院に入院する以前、兄の用意した薬を長年に渡り服用していた。それは首吊り自殺者の死体の真下から掬った泥を元に作った薬であり、体液や汚物が染み込んだ悍ましい薬であった。薄暗い監置室でそのようなものを摂取し続ける内に、彼の心身は食屍鬼に近づいてしまう。
彼の知覚する世界は真っ当な正気の世界から外れていき、それはやがて周囲をも巻き込み始める。世界が歪み、狂気と正気とが混じり合っていくその街で、探索者は自我を保ち続けることができるのか――。

[メイン] 語り手 : さて。
物語の背景は以上となります。

[メイン] 語り手 : ひととおり目を通し終えたら質疑応答といたしましょう。

[メイン] 檜村行春 : 確認しました〜

[メイン] 檜村行春 : お兄ちゃん養子だったのか

[メイン] 語り手 : ええ。
兄と弟に、血のつながりはなかったのです。

[メイン] 檜村行春 : なんで薬飲ませてたんでしょうね?

[メイン] 檜村行春 : 弟のためになると思ったのか、狂人を養うのが辛くなったのか

[メイン] 語り手 : この薬は、本草綱目の千切られていたページに載っていました。
彼が何を思ってこの薬を弟に処方していたのかは今となっては定かではありませんが、兄が病身である弟のことを想って行動していたのは事実です。

[メイン] 檜村行春 : ふむふむ、良かれと思ってやってたのは変わらないのか

[メイン] 檜村行春 : お兄ちゃん発狂してました?

[メイン] 語り手 : いいえ。彼は正気でした。

[メイン] 檜村行春 : おほほほほほほ

[メイン] 語り手 : 憔悴しきってはいましたが、彼は正気を失うことなくこれらの事実を受け止めています。

[メイン] 檜村行春 : 正気を手放せばいっそ楽になれたでしょうに

[メイン] 語り手 : ええ。彼は正気を”失えなかった”のかもしれません。

[メイン] 檜村行春 : 弟がいたものねえ

[メイン] 檜村行春 : 地震がくるまでに弟という枷がなくなって正気を失うところも見たかったものですね

[メイン] 語り手 : あの地震が無ければ、近いうちにあなたの世話になっていた可能性もありましたね。

[メイン] 檜村行春 : いやあ、残念だな

[メイン] 語り手 : 本当に憎い地震ですねえ。

[メイン] 檜村行春 : はっはっはっはっは

[メイン] 語り手 : ふふふ

[メイン] 檜村行春 : 真崎は一体なんだったのか…

[メイン] 語り手 : 真崎はあくまであなた達「探索者」と同じ土俵に立つ者(精神科医)や先輩だとかの立ち位置でもあったと思われます。
彼にせっつかれて現代の医学の欠点や十三くんと向き合うことになるわけですし。

[メイン] 檜村行春 : なんか人食いに死体斡旋してるとかかと思った

[メイン] 語り手 : 怪しい動きはしておりましたが、彼もまた現代の精神医学というものにあらがおうとしていたのかもしれません。

[メイン] 檜村行春 : マジかーーーーーー本当に探索者が正気か狂気か疑う感じのシナリオだったのね

[メイン] 檜村行春 : おもしろ!!!!!!

[メイン] 檜村行春 : リアル狂人疑心暗鬼楽しめる

[メイン] 語り手 : ええ。
さて、ここで…

[メイン] 語り手 : 「最後にもう一つ。あなたの知るべき真相をお教えいたしましょう」

[メイン] 語り手 : 「ここから先は、私の師の言葉をお借りしましょう」

[メイン] 語り手 : 「実のところ、『私』の記した描写は『あなた』の視点から見た現実であり、それが他者から見える現実と同じとは限らないのです」

[メイン] 語り手 : 「”信頼できない語り手”というものをご存知でしょうか。《知識》ロールをどうぞ」

[メイン] 檜村行春 : CCB<=75 【知識】 (1D100<=75) > 5 > 決定的成功/スペシャル

[メイン] 檜村行春 : おら、吐きな

[メイン] 語り手 : 「美しい出目ですね。では…」

[メイン] 語り手 : 「『信頼できない語り手』とは、叙述トリックの一つです。読者や観客を惑わせたりミスリードしたりするもの……正確には普通一人称小説で用いられるものです」

[メイン] 語り手 : 「が、TRPGというものはマスターから提示される情報を一人称視点で見て物語を進めるので、親和性が高いのでしょう。 ……ここまでが、師のお言葉です」

[メイン] 語り手 : 「続いて《アイデア》ロールをしてみてください」

[メイン] 檜村行春 : CCB<=70 【アイデア】 (1D100<=70) > 64 > 成功

[メイン] 語り手 : 「聡明ですね。では…」

[メイン] 語り手 : 「『あなた』がこれまで見てきたもののなかで、いくつかおかしな点に気づけるでしょう」

[メイン] 語り手 : 「妹尾十三は一年前に池上脳病院に入れられ、そこで初めて真崎に出会ったことは想像に難くありません。だというのに、なぜ破かれた日記に『下男の真崎』が登場しうるのでしょう。日記は私宅監置中で書かれたらしい、つまり脳病院に入院するまえに書かれたものです。不思議ですね」

[メイン] 檜村行春 : 不思議ですね

[メイン] 語り手 : 「もうひとつ、分かりやすいものがあります。妹尾十三の私室の床板です。あれが剥がれているように見えていたのは、さて世界が歪んでしまったのか、それともあなたの正気と狂気が混じり合ってしまったのか──」

[メイン] 語り手 : 「誰も教えてくれるものはいないでしょう」

[メイン] 語り手 : 「さて……。全4日間、長々とお付き合いいただき、本当にありがとうございました」

[メイン] 語り手 : 「またよろしければ、別のシナリオでもお会いいたしましょう」

[メイン] 語り手 : 「ごきげんよう。檜村行春さん。そして、プレイヤーのちしゃさん」

[メイン] 檜村行春 : 「ええ、その日を楽しみにしております。自身が狂人になるのもまた一興」

[メイン] 檜村行春 : 「左様なら」

[雑談] 檜村行春 : まあ普通に考えて躊躇なく骨飲むのは狂人だわな

[雑談] 助手 : 狂人ですねえ。
SANは残っていれども、その行動ができるのは…

[雑談] 助手 : というわけで……これにて自由解散となります。
こちらでも…おつかれさまでした!

[雑談] 檜村行春 : はーい!!!ありがとうございました!!!!!

[雑談] 檜村行春 : KP本当にお疲れ様です…!!

[雑談] 助手 : ふふ、楽しいシナリオを回させていただきました!
今夜はゆっくりおやすみを…

[雑談] 檜村行春 : 成長はあとでログ見ながらふるとしてひとまず生還報酬だけふっておこう

[メイン] 檜村行春 : 1d6 (1D6) > 6

[メイン] system : [ 檜村行春 ] SAN : 59 → 65

[雑談] 檜村行春 : 全 快

[雑談] 助手 : 全快しやがりましたね!!!!!!!!したたか

[雑談] 檜村行春 : リアル狂人だな檜村先生

[情報] 助手 : 【成長】
・セッション終了後、「成長判定」で技能値以上の数字が出たら成長。本編で成功した技能のみ行える。
・成長チャンスは、一技能につき1度のみ。STRなどの能力値は成長不可。
・成長で技能値が90を越えた場合、「技能を極めたという精神効果」により即座に2d6の正気度回復。

通常成功(初期値含) 1D10
クリティカル・ファンブル 1D10+5
1クリ出たら即時1D10

[雑談] 助手 : では、ログ用に成長ハウスルールを貼っておきましょう

[雑談] 檜村行春 : ありがとうございます〜!よろしければ全ログ後でいただけると嬉しいです…!

[雑談] 助手 : はあい!そちらはのちのち送らせていただきます!

[雑談] 檜村行春 : よろしくお願い致します〜それでは4日間ありがとうございました!

[雑談] 檜村行春 : 左様なら

[雑談] 助手 : さようなら、檜村センセ