片鱗 -ペンギン班-

綾瀬 愛由美

「……」
それって、倒れてるのって…あの体育館の、あいつ？

綾瀬 愛由美

ポケットからスマホを出して、録画を開始する。

綾瀬 愛由美

「……気分はどう？苦しい？惨めでしょうね」

綾瀬 愛由美

「………あんたは、誰」

綾瀬 愛由美

死んだあたりで録画機能を止める。

綾瀬 愛由美

「………ピエロでも、ペンギンでも、なんでもいい。私のことは殺さないでもいいわけ？」

綾瀬 愛由美

耳？　……変なの。まあどうでもいいけど。

綾瀬 愛由美

「殺せると思うの？　……あんたの生殺与奪を握ってるのは、今は私」
録画した画面を見せるわ。この特徴的なツラも死体も、しっかり写ってる。

綾瀬 愛由美

「警察に泣きつかれたくなかったら、私の言うことききなさい」

綾瀬 愛由美

「ついてきなさい。なるべく足音を立てないように」

綾瀬 愛由美

「…その口さっさと閉じな。縫い付けてやってもいいならそうするけど」

綾瀬 愛由美

「………私が良いと言うまで上を見るな。命令」

綾瀬 愛由美

さっさと部屋に上がって鍵をあける。

綾瀬 愛由美

あ゛あ！？！？！？

綾瀬 愛由美

「っ……！！？？　ーーーーーーー！！！！」
大声は出せない、出せないけど死ぬほど罵ってやる

綾瀬 愛由美

「死ね、死ね、この変態ピエロ！上見るなっつってんのに見てんじゃないわよ！」
（小声）

綾瀬 愛由美

「忘れるわけないでしょう！？これは、………」

綾瀬 愛由美

「……あんたに言っても無駄だわ。濡れたままそこに乗らないで」
蹴って立たせて、タオルを取りに行くわ

綾瀬 愛由美

……階下。置いてあるところは…お風呂場とかかな。

綾瀬 愛由美

「ついてくるな。あんたは部屋にいて」

綾瀬 愛由美

「私の部屋の床なんだけど…」

綾瀬 愛由美

バスタオルを4～5枚。適当に取って部屋に戻る。

綾瀬 愛由美

「これで拭いて。足りなくてもそれ以上はもう持ってこないから」

綾瀬 愛由美

自分のぶん1枚とって残りを放る。

綾瀬 愛由美

「……何」

綾瀬 愛由美

「………」
ナイフは傍に落ちてる？落ちてそうなら没収したい。

綾瀬 愛由美

「…………離して。あんたが雨でずぶ濡れのままだと私まで寒いんだけど」

綾瀬 愛由美

「…それとも、欲情でもしてるわけ？こんな子供に」

綾瀬 愛由美

こいつが変なもの漁らないように見張るわ　一緒についてく

綾瀬 愛由美

「あんた、年頃の女の部屋ジロジロ見て楽しいわけ？楽しいわよねえ、男ってみんなそういうの好きよね」

綾瀬 愛由美

「……そう」

綾瀬 愛由美

「…………」

綾瀬 愛由美

「………私、あんたに名前言ってないわよね」

綾瀬 愛由美

「問題無いわけがないでしょう。私はあなたのことを知らない。……」

綾瀬 愛由美

「それとも、過去に私のこと”買って”くれたパパのひとり？」

綾瀬 愛由美

「さあ？そもそも私もそんなに相手のこと覚えてないタチなの」

綾瀬 愛由美

「若さを持っているうちに有効活用したいだけ。お金だって持ってて損は無いわ」

綾瀬 愛由美

「さあ？理由なんてあんまり考えてないわ。でも欲しいものは今欲しいの。それだけ」

綾瀬 愛由美

「私がわたしの身体をどう使おうと勝手でしょう？あなたにどうこう言われる筋合いなんかないわ」

綾瀬 愛由美

「どこでもいいんじゃない？」
と言いながら姿見の方へ行きましょう（誘導）

綾瀬 愛由美

「大声上げないで。下に……分かるでしょう？家族がいるの」

綾瀬 愛由美

「………」

綾瀬 愛由美

「……………分かってて、ついてきたの。あなたは」

綾瀬 愛由美

「……………。　それで、あなたは私の家族をどうして殺そうと？」

綾瀬 愛由美

「何、前から目でもつけてたわけ？哀れな女子高生に付け入って仲良くなって、どうかわたしをここから助け出してほしいの。だからあの人たち全員殺してくださいって言わせて？　……それでぐさり、って」

綾瀬 愛由美

「………」

綾瀬 愛由美

「………はは、何それ。あなたオタクってやつ？気持ち悪い…」

綾瀬 愛由美

「………オタクで、ストーカーで、変人で、変態で、殺人鬼で。役満じゃない」

綾瀬 愛由美

「私を守る？ならさっそく仕事かもよ。今は下にいる母親も静かだけどね、じきにあのクソ親父が帰ってくるわ。そうしたらどうせあいつら言い合いを始めるでしょうから」

綾瀬 愛由美

「ああそうね、あいつら苦しんで苦しんで苦しみ抜いた末に死んだのなら本望だわ。肉を少しづつ切り取る処刑方法って知ってる？私、それがいいと思っていたわ。ずっとね」

綾瀬 愛由美

「…………あなたが私の言うことを何でも聞くというのなら、もういちど証明して見せて。私の、目の前で」

綾瀬 愛由美

姿見のすぐ横に机があるわね。
どうせなら机の上に座って偉そうに見下すぐらいはしましょう

綾瀬 愛由美

「、……え？　あれ、…………？　嘘……なに、まって、やだ」

綾瀬 愛由美

「…………なん、………なに？なんで……？どうして…！？なんでアンタ知って、……なんで…ないの……？」

綾瀬 愛由美

「……………なんで、あいつら……あゆとゆうちゃんのこと、邪魔するの……？ねえ、あんたなら知ってるの……？」

綾瀬 愛由美

「っ……。　………もう、もうやだ……。こんなのって……」

綾瀬 愛由美

「………きょう？」

綾瀬 愛由美

「………あなたが、してくれるんだよね。……」

綾瀬 愛由美

「………あは、……。……約束、やぶったら……あゆがあんたのこと、殺すからね。……ペンギー」

綾瀬 愛由美

同じように濁った赤い目が、あなたのことを初めてきちんととらえるかも。

綾瀬 愛由美

「ふふ……。頑張って、私のこと笑顔にしてね」

綾瀬 愛由美

ふわふわの頭ごとぎゅ、と抱いて、机からおりる
本棚をちら…と　そういえばこの部屋で見られてないのってあとはここぐらい？

綾瀬 愛由美

「…あんたなら、ここに何があるか分かるわよね。分かるかしら」

綾瀬 愛由美

「駄目なピエロね。落第するわよ。…見ていいわ、仕方ないわね」

綾瀬 愛由美

「あはは、そうね。……ねえそのメイクって落ちるの？」

綾瀬 愛由美

「ふーん。どうりで…今も雨で溶けかけてる」

綾瀬 愛由美

「……さすがに覚えてないけど、この頃はこんなに平和だったのね。うちって」

綾瀬 愛由美

「別の家のアルバムを見てるみたい。実感ないわね」

綾瀬 愛由美

「ほとんど覚えてない」

綾瀬 愛由美

「………わかんない。ゆうちゃんが絵本読んでくれたりとか、そういうのはちょっとだけ覚えてるけども」

綾瀬 愛由美

「そ。映ってる写真あるかしら……」
アルバム捲ってみるわ

綾瀬 愛由美

「ああ、これとか…。ゆうき、って名前。だからゆうちゃん」

綾瀬 愛由美

「隠してもあなたには分かるんでしょう？どういう好きか、ってのなんて」

綾瀬 愛由美

「変だと思う？軽蔑する？……気持ち悪いと思う？だってしょうがないじゃない、拠り所はそれしかなかったんだもの」

綾瀬 愛由美

「………変人。ばーか。……変わってる人」

綾瀬 愛由美

「！！」

綾瀬 愛由美

「…………」

綾瀬 愛由美

「……まだ、父親は帰ってないはず。殺すなら二人一緒のとき…夜中で寝てるときがいい」

綾瀬 愛由美

「………あんたは部屋で待ってて。音立てて気付かれても困るから、静かにしてて」

綾瀬 愛由美

リビングに行くわ

綾瀬 愛由美

1d3 (1D3) ＞ 1

綾瀬 愛由美

「……分かってるって」

綾瀬 愛由美

「………行ってる。ちゃんと」

綾瀬 愛由美

「………ねえ。お兄ちゃん行ったのって、どこの大学だっけ」

綾瀬 愛由美

「え、……？　なんで、こないだはいいって…」

綾瀬 愛由美

「………」

綾瀬 愛由美

「………わかったよ。心配しなくていいから。ご飯さめちゃうよ。たべよ」

綾瀬 愛由美

お母さんの背中を撫でて、食器を元に戻す

綾瀬 愛由美

お母さんって病院とかには行ってる？

綾瀬 愛由美

なるほど、了解

綾瀬 愛由美

「……今日は洗い物とかやっとくよ。先に寝てていいからさ」

綾瀬 愛由美

「……お母さん、落ち着いて。お父さんも。少しお酒控えようよ」

綾瀬 愛由美

たぶん言うだけ無駄だけど…

綾瀬 愛由美

「………」

綾瀬 愛由美

「っ、！！　……。ごめんなさい、もう言わないから…危ないから、それ…」

綾瀬 愛由美

「っ………」

綾瀬 愛由美

これ　ペンギーを今呼べるのだろうか

綾瀬 愛由美

叫んでみる…！

綾瀬 愛由美

「……ぺ、……ペンギー！！来なさい！！もうこいつら殺して構わないわ！！！」

綾瀬 愛由美

CCB<=81　SANチェック (1D100<=81) ＞ 18 ＞ 成功

綾瀬 愛由美

二階に走って行く。
ここにいても埒が明かないし、今度こそ殺されるかもしれない。

綾瀬 愛由美

「っ……」

綾瀬 愛由美

1d3 (1D3) ＞ 2

綾瀬 愛由美

「………。　……あんたなんて、……そうやって周りにばかり責任押し付けて」

綾瀬 愛由美

「頼んでも、無いのに……。無責任に…こんな、クソみたいな世界に……」

綾瀬 愛由美

「あんたらなんか……あんたらなんか、苦しんで苦しんで、……苦しみ抜いて、死ねばいいわ」

綾瀬 愛由美

切り裂かれた醜い腹と溢れ出る血に、過去の無理心中を思い出すかもしれない。
でも、せいせいする。見ているわ。

綾瀬 愛由美

「っはは……あはは！気持ち悪……フォアグラは役に立つのにね？ねえもっとその悲鳴あげてみてよ」

綾瀬 愛由美

「いい子は真似しちゃ駄目なんだあ。…ふふ、私いい子じゃないから真似しちゃおっかな」

綾瀬 愛由美

「ええ。それじゃペンギー、そのナイフ貸してくれる？」

綾瀬 愛由美

ピンクをもらおうかしら

綾瀬 愛由美

「ねえお父さん。あなたは私のこと、とっても可愛がってくれたわよね」

綾瀬 愛由美

「だから、お返ししようと思って」
ナイフを裂けた腹にあて、そのまま下へ滑らせる。刃先が向かうのは下半身ね。
もう失禁してそう、きたない。

綾瀬 愛由美

「男の人にも処女喪失って概念あるんですって。童貞も処女もあるなんて贅沢じゃない？そっちも喪失しましょうよ、ねえ？」
股にぶら下がった汚物へ刃を突き立てる。根本から抉り取るように切断して、睾丸も中身を取り出してしまいましょう。

綾瀬 愛由美

千切ったブツはズボンをずり下げてきったないケツ穴に。
ふにゃふにゃで強度が足りないだろうから、フォークを持ってきてそれで押し込もうかな？

綾瀬 愛由美

「はぁーい、おめでとう。死ぬ前に娘の手で処女喪失できてよかったねえ」

綾瀬 愛由美

「きったな……」

綾瀬 愛由美

「あっはは、お揃いになっちゃったわね。　…ね、かわいい？」

綾瀬 愛由美

「あんたって口が回るわよね。ねえ、これどうしましょっか。何かいい案ある？」
取り出した睾丸ふたつを手のひらに乗せて見せよう

綾瀬 愛由美

「ふふ、可哀想ね。ねえ食べる？なんでも食べなきゃ栄養つかないって言ってたのはあなたよね。ね、お母さん」

綾瀬 愛由美

「今までの私だったらそうね、あなたの言うこと聞いて八つ当たりも大人しく受けて。そんなことできるはずないって思うわよね」

綾瀬 愛由美

「お母さんは最後にしようと思ってたけど、先にこうしよっか」
台所ってガムテープあったかな

綾瀬 愛由美

お母さんの口の中にお父さんのタマ放り込んでガムテープで口塞いじゃえ
悲鳴が聞こえないのはつまらないけど

綾瀬 愛由美

「飲み込んだらコレとってあげるよ」

綾瀬 愛由美

「わっ…。　……あ、そうか。手を先に縛っとけばよかったね…」

綾瀬 愛由美

「……ありがと、ペンギー」