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Call of Cthulhu『遣らずの雨街』
作:白藍館

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進行 : 【概要】
進行 : 形式:クトゥルフ神話TRPG6版
人数:タイマン or 2PL
時間:1.5~3時間(RP次第)
世界観:架空世界
ロスト:無し
おすすめ:雨が好き、まったりとしたい。違う世界に遊びに行きたい
進行 :  
進行 : 『looP.infiniTely』より続けてまいります。よろしくおねがいします。
進行 :  
進行 : ▼プロローグ
進行 : 最近の街は、しばしば天から涙が落ちてくる。
そんな日は耳を澄ませると、隠された贈り物を発見できる。
ピチャンと地面を跳ねる雨の歌、
屋根を優しく叩くポツポツという響き、
窓の外、しとしとと降りしきる雨の調べ。
どれも心を奪われる音で、ずっと聞いていたいと思わせる魅力がある。
進行 :  
進行 : けれど、どんな雨だっていつかは止んでしまう。
だから雨は天の恵みと呼ばれるのだ。
進行 :  
進行 : ならば、止まない雨はどうだろう―――?
進行 :  
進行 : あなたたちは、雨の降る中、車に乗って移動している。
”家出”をしていた崩月浅緋からの数日ぶりの連絡に応答した糸色終が、昼間移動することのできない倫彩京志郎の代わりに彼を回収しにきたのだ。
車で数時間ほどの距離にいた彼は、少しお高めの個室漫画喫茶で暇を潰していた。指先に絆創膏を巻いていたものの、見る限りでは身体の方にとくだん変化はない。ただ、彼はかなり憔悴していた。この数日でずいぶんやつれ、目の下にはどす黒い隈ができていた。
事情を聴こうとしても話す気はないらしく、糸色はため息をつきながら”坊ちゃん”を回収していった。事情は関係ない。糸色にとっては、彼が回収できれば他はどうでもよかった。
進行 : 崩月は、車内でも俯いたまま何も話さなかった。”仕事”のあとで機嫌が悪いときでもこうはならない、ということを糸色は知っている。
拠点を出る前に相手をしていた倫彩も、いつも通りにへらへらしてはいたがかなり機嫌を悪くしていた。崩月の不在が案外堪えているのか、それとも”嬢”の不在に腹を立てている客の機嫌をとるのが面倒なのか。このまま崩月を連れ帰ってもよいが、機嫌の悪い二人を相手にするのは面倒だ、と糸色は運転しながらぼんやり思っていた。
進行 : 梅雨の雨は、しとしととフロントガラスを濡らしていく。
春霖(しゅんりん)が終わったと思えば、次に来るのは走り梅雨だ。
この時期は雨が多い。
車内から外を見る。道を歩む者は、雨に打たれて靴も衣も湿気を帯び、身にまとう不快感に煩わしさを感じているような顔で足早に歩を進めている。反対に、屋内にいる者は雨音を背景に、温かな飲み物と共に穏やかな一時を過ごすかもしれない。
糸色も手元のコーヒー缶を傾ける。薄いそれは既に熱を失ってぬるくなっており、体温とさほど変わらない温度のそれが喉を伝って腹の中へ落ちていく。
糸色 終 : 「なあ、坊ちゃんよ。どっかで気晴らしでもしてくか?」
崩月 浅緋 : 「………」
糸色 終 : 「……俺も運転しっぱなしで尻が痛いんだよ。どっかの誰かさんが急かすせいでな。 ……小腹も空いた。少し付き合ってもらうからな」
進行 : ★目星
糸色 終 : CCB<=75 目星
(1D100<=75) > 88 > 失敗
進行 : 失敗:探そうとしてキョロキョロ見渡していれば、目に雨粒が入ってしまった。
進行 : 雨粒じゃなくて、不機嫌な助手席の坊ちゃんにすねを蹴られたことにしようか。
糸色 終 : 「おっと……いてえな、何すんだよ」
崩月 浅緋 : 「……別に」
糸色 終 : 「はー…どいつもこいつも足癖が悪ぃったら。お前ら似た者同士ってやつか」
崩月 浅緋 : 「……似てないし。あんなクソ虫と俺なんかが」
糸色 終 : 「はいはい…。 ……あそこの喫茶店なんか良さそうだ。寂れちゃいるが、駐車場が広い。車も停まってないし、俺たちが入っても問題ないだろう」
崩月 浅緋 : 「…………」
進行 : あなたたちは、丁度良く見つけた寂れた喫茶店に入る。個人経営なのだろうか、広い駐車場にはまばらに草が生え、あまり手入れをされている様子もない。
よく言えば”ちょうどいい”場所だ。
進行 : 扉を押し開ければ、カランカランとお店のベルが鳴る。ふわりと焙煎されたコーヒー豆から立ちのぼる、深く豊かな香りが鼻をかすめた。
「いらっしゃいませ」とカウンターからタレ目の優しそうな男性が出迎えてくれるだろう。どうやら君たちと同様に雨宿りに来ている客が数組いるようだ。
崩月 浅緋 : 「……」
糸色に貸してもらった上着を…目深に被る。対応はこいつに任せとこ…。
糸色 終 : 「二人なんだけど、奥の方の席は空いてるかね」
マスター : 「ええ。あちらの方は、外は見えないのですが静かでいい席ですよ」
一番奥のカウンター席を勧めましょうね
糸色 終 : じゃあそこへ座らせてもらおう。一応、坊ちゃんを奥側へ置いてやるか。
進行 : 適当なカウンター席に座り、一息つく。
メニュー表を手に取る。
進行 : 【ドリンク】
コーヒー
カフェオレ
カプチーノ
紅茶
ハーブティー
【食べ物】
ナポリタン
オムライス
サンドイッチ
ケーキ(チョコケーキ/ショートケーキ/チーズケーキ)
糸色 終 : コーヒー。 ……それと、ナポリタンでも食うか。腹が減った。
糸色 終 : 「坊ちゃんは決まったかい」
崩月 浅緋 : 「……これ」
カフェオレとチーズケーキを指す。
糸色 終 : 「食う余裕があるのはいいことさ。 おおい、注文を頼む」
糸色 終 : 「コーヒーとカフェオレ、あとナポリタンとチーズケーキも貰おうか」
マスター : 「かしこまりました。少々お待ちを」
進行 : ドリンクと料理を注文をすれば、湯気を纏った心地よい飲み物が出来上がる。先に来たのはコーヒーとカフェオレだった。
カチャリ、とカップと受け皿が擦れる音がして、それぞれの目の前に飲み物が置かれた。
進行 : コーヒーは深煎りで味が濃く、しかしさっぱりとしていて飲みやすい。湿った梅雨の空気にはその塩梅が心地よく、窓の外を叩く憂鬱な雨音だったが、今はそれがコーヒーの苦さをほどよく引き立ててくれている。
糸色 終 : 「おお…うまいな。ちゃんとしたコーヒーだ」
進行 : カフェオレは温かくあなたを包み込み、コーヒーの苦さとミルクの甘さがじんわりとあなたの緊張した心をほぐしていく。
ひとくち、ふたくち。腹にじわりと沁みるあたかかさは、恐怖に満ちた最悪の気持ちを少しだけ和らげてくれた。
崩月 浅緋 : 「…………あたた、かい…」
進行 : 任意でSAN回復していいよ 1d3
崩月 浅緋 : 1d3
(1D3) > 3
system : [ 崩月 浅緋 ] SAN : 32 → 35
糸色 終 : 「どうだい。ちょっとは落ち着いたかい」
崩月 浅緋 : 「………ん……。 ……」
じゅびじゅび…
進行 : しばらく待つと、ケーキも出てくる。
もったりとつややかなチーズケーキは、甘い香りが漂ってとてもおいしそうだ。
進行 : フォークを刺してひとくち頬張る。濃厚なチーズのかすかな酸味、クリームの甘味。舌の上に広がる、しあわせの味。
かちゃかちゃとカトラリーが皿に当たる音がしばし響く。甘いもので腹が満ちると、少しだけ気分はマシになった。
進行 : 任意でSAN回復していいよ 1d3
崩月 浅緋 : 1d3 もぐもぐ…
(1D3) > 1
system : [ 崩月 浅緋 ] SAN : 35 → 36
進行 : もう少し待つと、ナポリタンも出てきた。
皿の上でほかほかと湯気が立つそれは、ひじょうに食欲をそそる香りが漂ってくる。
進行 : ケチャップソースの絡まるパスタをフォークにとり、大きな口でひとくちに食べる。トマトの酸味が口いっぱいにひろがり、次いでウインナーとピーマン、薄切り人参の歯ごたえがしっかりと伝わってくる。
ひじょうに美味なそれは、食べる手が止まらない。最後に残ったソースをウインナーの欠片でぬぐい、すっかり食べ終わってしまった。
糸色 終 : 「もぐ…なかなかうまいな。このナポリタン」
崩月 浅緋 : choice しょっぱいのもたべたい いいや…
(choice しょっぱいのもたべたい いいや…) > しょっぱいのもたべたい
崩月 浅緋 : 「……なあ、おっさん。うまい?それ」
糸色 終 : 「んあ?ああ、うまいよ」
崩月 浅緋 : 「ふーん……」
ケーキを食べてたフォークを使って、勝手に一口ぶん取ってく。
糸色 終 : 「あ? …あー、いいか。ほれ、こっちも食いな」
ケーキの皿の端っこにウインナーの切れ端を乗っけてやろう。
崩月 浅緋 : 「もぐ………。 ……」
普通にうまいな…。地味な茶店だしあんまり期待してなかったけど…。
糸色 終 : 「高いレストランばっかりがうまいモンってわけじゃあないのよ。こういう隠れた名店…っつうのもあるんだ」
崩月 浅緋 : 「……ふーん…。 ……まずくはない」
崩月 浅緋 : choice もう一口 もういいや
(choice もう一口 もういいや) > もういいや
崩月 浅緋 : 残ったケーキ食べる。
糸色 終 : 「あそー…。あんたも素直になりゃいいのにねえ」
糸色 終 : 俺も残りを食うか。はぐはぐ…。
進行 : さて、注文したものを食べ終えて落ち着いたころ。マスターがカウンター席の君たちに話しかけてきた。
マスター : 「そういえば、あなたがたは雨が止まない街の噂は聞いたことがありますか?」
糸色 終 : 聞いたことはあるか?
進行 : いや、二人とも無いですね。
崩月 浅緋 : ないんだ……。首ふる。
糸色 終 : 「いや、無いな。どういう噂なんだ?」
マスター : 「そうですか。雨宿りのついでに一つお話をして差し上げましょう」
進行 : 彼は懐かしいものを語るような優しい目で食器を拭きながら話を始めた。
マスター : 「1年中ずっと雨が降っている、レーヘンスタットという街があります。元々その街には雨は降っていませんでした。むしろ日照りが続く、太陽に愛された街だったのです」
マスター : 「しかし太陽は迫害されてしまった。太陽がずっと居ることで、日照りや病気が多発し、人口の半数が減ってしまったのです。街の人々は太陽をどこかに追いやって、次は雨を呼ぼうと考えました。雨ならば、誰も熱さで倒れることなどなく、水に困ることもない、と」
マスター : 「単純な人たちですよね。けれど、世界を知らなければそう考えるのも無理はありません」
進行 : 彼は困ったように軽く笑う。
マスター : 「彼らはそれを実行に移しました。そうしたら、今度は畑が水浸しになり、家々は水に侵され、とうとう足首まで水に濡れてしまうようになりました。街全体が水に覆われたのです」
マスター : 「その後、人々はその土地を見捨てました。雨で水の嵩(かさ)が増してきているのならば、新たな土地を探したほうが早い。そう考えたのです。今ではそのレーヘンスタットは誰も住んでいないため、廃街(ゴーストタウン)と呼ばれています」
マスター : 「本当にあるお話ではありません。ですが、そこに行ける方法があるらしいのです。こんな雨の日に突如、扉が現れるそうでして。もしかしたら街が寂しくて人を呼んでいるのかもしれませんね」
崩月 浅緋 : 「……ふーん…」
荒唐無稽な作り話だ。 ……でも、耳は傾けてる。
糸色 終 : 「扉がねえ…。いや、見つかったら面白いもんだね。行ってみたいもんだ」
糸色 終 : 「坊ちゃんも気になるだろう?」
崩月 浅緋 : 「あ? ……べつに」
崩月 浅緋 : 暇になったから髪くるくるいじいじ…。
糸色 終 : 「つれないもんだね。相手の話にゃあなんでも興味を持たなきゃよ?お前はほら、客商売でもあるんだから」
崩月 浅緋 : 「るっせ。好きでやってんじゃねえよ」
スネを蹴る
糸色 終 : 「おーいてて……まあ、にしても面白い話を聞けたもんだね。案外、外に出たら目の前にその扉があったりして」
マスター : 「ふふ、それは私も見てみたいものです。 …さて、長々とお話をしてしまいました。お時間は大丈夫ですか?」
進行 : 言われて時計を確認してみると、入店してから既に1時間が経っていた。雨はまだ止む気配はないようだ。
店にいる客も、自分たちを入れて残り2組になっている。
糸色 終 : 「ああ…まあ、急いじゃいないがね」
マスター : 「それはよかった。 ……どうやら七つ下がりの雨のようですね」
進行 : ★知識
糸色 終 : CCB<=85 知識
(1D100<=85) > 62 > 成功
崩月 浅緋 : CCB<=85 知識
(1D100<=85) > 77 > 成功
進行 : 午後4時に降り出す雨のこと。長く続き、なかなか終わらないものの例え。
糸色 終 : 「あんたもなかなか粋な言い回しをするじゃあないの。好きよ、そういう洒落た言い方」
マスター : 「それはどうも」
進行 : 改めて時刻を見れば、もう夕方暮れ付近だ。雲に隠れた太陽は、今日はもう諦めてどこかへ行ってしまうようだ。
進行 : ずっと雨宿りしているわけにもいかず、あなたたちも帰ろうと席を立つ。
店を出ようとすれば、会計際に店主が話しかけてくる。
マスター : 「遊びに行けたら是非、お土産話をしてくださいね」
糸色 終 : 「ん?ああ。そんときはまた来させてもらうよ。ごちそうさん」
進行 : カランカランと退店のベルが寂し気に店内に響き渡る。
外は変わらず土砂降りで、足元が見えないほどだ。靴に水が滲みて嫌な気持ちになったが、数歩行けば靴下まで全部浸水してしまいその冷たさも気にならなくなった。むしろ君たちは無敵の気分にさえなれるかもしれない。
崩月 浅緋 : 「うげ……」
糸色 終 : 「あーあー、革靴は濡れると面倒なんだがな…」
進行 : 風を凌ぐように、広い駐車場を歩いて車へ向かう。
ふと目をあげると、雨に濡れた草むらの向こう。暗がりが続くそこに、それがポツンと異質な風貌をしながら存在していた。
進行 : 微かな光を放つ灰色の扉。それは孤独な守り人の如く、そこに静かに立っている。
脇を通って先を急ぐこともできるが、何故だか君たちは気になってしまった。
糸色 終 : 「あ? ……なぁんだ、ありゃ」
崩月 浅緋 : 「………とびら」
糸色 終 : 「うん。扉だな。 ……あー、もしかしてさっきの話に出てきたやつか?」
崩月 浅緋 : 「いや……あれ、普通に創作だろ。 ……だよな?」
崩月 浅緋 : 「……」
扉に寄ってってみる…。
糸色 終 : 「おお、行くのか坊ちゃん。……好奇心かね」
仕方ないな、ついていくか。
進行 : 扉はどうやら廃虚の壁についている様子。周囲の様子を見るにそこが入口になっている風でもなく、本当にただそこへ立てかけているだけ、のように見えるでしょう。
崩月 浅緋 : 「これ、立てかけてあるの? …開くのかな」
糸色 終 : 「ふむ…試さんことには分からんね。開けてみるかい」
崩月 浅緋 : 「えー……」
崩月 浅緋 : ちょっと開けてみよ。
進行 : 好奇心につられ、扉に手をかける。
進行 : 扉を開けたその先。目に映るのはレンガ造りの家々が続く街だった。
まるで時間が止まったかのように静まり返り、色彩を忘れた灰色の世界が広がっている。
進行 : ポツポツと泣いているような雨なのに、地面の水は溢れていて扉からこちらにまで水が流れてくる。
進行 : ★POW×1
崩月 浅緋 : CCB<=13*1 POW*1…!?
(1D100<=13) > 51 > 失敗
糸色 終 : CCB<=18*1 POW*1、俺もか…
(1D100<=18) > 24 > 失敗
進行 : 失敗:街に呼ばれたような気がして、扉をくぐってしまう。
進行 : 一歩、二歩。なにかに導かれるように、扉の中へと足を踏み入れてしまう。君たちが入れば、扉はそのままキイ…と音を立て、閉まってしまう。
そしてまばたきをすると……扉は、忽然と姿を消していた。
進行 : 帰り道を無くした恐怖が君たちを襲う。
進行 : ★SANc0/1
糸色 終 : CCB<=90 SANチェック
(1D100<=90) > 7 > スペシャル
崩月 浅緋 : CCB<=36 SANチェック
(1D100<=36) > 55 > 失敗
system : [ 崩月 浅緋 ] SAN : 36 → 35
糸色 終 : 「あ? ……あー……やっちまったな」
崩月 浅緋 : 「……え?は? え、や、なに、……はあ!?」
崩月 浅緋 : 「ちょ、…と……嘘だろ……なあ、今、ここに扉…あれ、あれ……」
崩月 浅緋 : 扉のあった場所をべしべし……。
糸色 終 : 「落ち着け、浅緋。パニクったってどうしようもない」
崩月 浅緋 : 「だっ、だって、だってまた出られなくて俺、俺ずっと出、られ、な、っ……ひ……」
また、声、おかしく……。やだ、やだ、やだ……!
糸色 終 : おお……発狂状態に気付いていいか。
進行 : よしとしましょう。
進行 : 制御不能のチック、交流不能 4ヵ月
幻覚 (虫) 5ヵ月
一時的偏執症(パラノイア) 1ヵ月
彼がこれらの不定を抱えていることを察知していいでしょう。
進行 : 精神分析に成功することで、いずれかひとつの症状を一時的に抑えることが可能です。
糸色 終 : 「浅緋。俺の目を見ろ」
精神分析してやるか…
糸色 終 : CCB<=70 精神分析
(1D100<=70) > 92 > 失敗
糸色 終 : おっと
進行 : 緩和できねえ!
崩月 浅緋 : 「ひっ……やだ、やだ……ごめ、なさ…やだ、でっ、出られ、死にたくなっ…ひぃっ……」
崩月 浅緋 : 「む、むし、むしいっぱい、いて、だって、いるから全部ぜっ、ぜん、潰して、蜘蛛が、くもがっ……見てる、やだ、見るな……見ないで、見るな…!!」
糸色 終 : 「あー……どうすっかね。なにがあったか知らんが…」
糸色 終 : 「……しゃあない。ちょいと失礼」
おぶって進むか。埒があかん。
進行 : 可能としましょう。
進行 : 憂いを帯びた空は重く、月明かりすらも通さない。
光がなく物悲しい灰色の世界は、君たちをもっと孤独にさせた。
進行 : ★目星
崩月 浅緋 : CCB<=25 目星
(1D100<=25) > 26 > 失敗
崩月 浅緋 : みえない…
糸色 終 : CCB<=75 目星
(1D100<=75) > 82 > 失敗
糸色 終 : 見えないな
進行 : あなたたちは、雨の中を傘も無くして彷徨い続ける。
どこへ続くかも分からない道は浸水しきっており、体力も精神力もじわじわとなくなっていく。
進行 : HP-1、あるいはSAN-1を代償とし、先ほどの目星を振り直せます。
system : [ 糸色 終 ] HP : 15 → 14
system : [ 崩月 浅緋 ] HP : 10 → 9
進行 : ここは…ハウスルール適用しましょうか。
糸色 終 : ありがたいな。
糸色 終 : CCB<=75+20 目星
(1D100<=95) > 65 > 成功
崩月 浅緋 : CCB<=25+20 目星
(1D100<=45) > 5 > 決定的成功/スペシャル
崩月 浅緋 : えあ…
system : [ 崩月 浅緋 ] 🎫 : 4 → 5
崩月 浅緋 : ちょいちょい出目はいいはずなんだけどなー…
進行 : 淡い霧のように街に覆いかぶさった雨が邪魔をしてよく見えないが、真っすぐ先に、遠くぼんやりと淡い光が見えるような気がする。
崩月 浅緋 : 「……あ、……あか、り……」
糸色 終 : 「おお…なんかあるのかね。雨もいい加減鬱陶しい、あそこへ向かうぞ。浅緋」
崩月 浅緋 : 「………ん……」
だいぶ、ちょっと、だけど…落ち着いてきた。雨でずぶ濡れなとこにおぶさるのも気持ち悪いし…降りて、歩く。
糸色 終 : 「お、もういいのか。無理すんなよ、大事な商品なんだから」
崩月 浅緋 : 「るせーな……」
進行 : 水面に波紋を刻みながら、君たちはゆっくりと歩を進める。
水を蹴って歩くことはこんなにも体力を使うのか、と思うかもしれない。
地面が土だったらもっと苦労しただろうから、地面が石畳なのは不幸中の幸いだった。
進行 : 一歩一歩進めば、ポツンと立った一軒の家が見えてくる。
雨はその古びた屋根を軽く叩き音を鳴らす。灯りが窓から漏れ出して、光が水面にも伝わり、灰色の世界に初めて色が付いた瞬間だった。
崩月 浅緋 : 「いえ……い、家……家、だ…」
口がまだうまく回らないけど、家だ…と安堵する。家だあ…。
糸色 終 : 「助かるな。さて、人かなんか居ればいいんだが…」
進行 : 古風な石造りの壁と重厚な木のドア、壁を這う苔も雨でいっそう生き生きとして見える。
玄関チャイムなどは見当たらず、ドアノッカーで来訪を知らせるようだ。
進行 : ドアをトントンと叩けば、直ぐさま勢いよく扉が開いた。
そこには目を丸くして驚いている女性が立っていた。身に纏っているのは、長年の使用で愛着が増しているような、水を弾く素材の黒いローブだ。足元には、雨をものともしない黒い長靴が準備されている。
糸色 終 : 「うぉ、っと……」
勢いにのけぞる…な。
レイン : 「珍しいお客さんだな。どこからやってきたんだ?」
糸色 終 : 「ああ、いや…どこからというのは説明が難しいな。ひとまず中に入れてくれるかい。雨に降られて困っててな」
レイン : 「ははは!なるほど、そうか!外から…父様が言っていたことは本当だったんだな!そこは冷えるだろ?入ると良いぞ」
糸色 終 : 「外から?ああまあ、そうと言われればそうだな…。邪魔させてもらうぜ」
ずかずか入るか。びっちょりと。
崩月 浅緋 : 「………」
女かよ…と思いながら入る。着替えが欲しい…。
進行 : 彼女はじつに快く家に招いてくれた。玄関から一歩中に入ると、水の侵食から守るために一段高く造られているようだと解る。
石で包まれた家の中は、ぬくもりを纏っていた。暖炉はパチパチと優しく燃え、温かな光を放つ。その側にはふわふわのラグに置かれた、少し硬いソファと小さな丸い机がある。本棚には沢山の書籍が並び、隣には本棚から抜け出したであろう本たちが在った。
ベッドが見当たらないことと、奥に扉が見えることから、寝室は別になっているようだと推測できる。
レイン : 「ご苦労だったな。そこの暖炉前のソファに座って温まりな。あー、そうだ、そのままじゃ気持ち悪いだろ?服も一式貸してやるよ。色んなサイズあるしな。着替えるなら寝室か洗面所に行って着替えるといい」
進行 : 彼女はテキパキと必要なものを用意し、君たちに手渡す。
あたたかな衣服と、体を拭くための柔らかな布が用意されるだろう。
糸色 終 : 「服まで貸してくれるとはありがたいもんだ。さて坊ちゃん、こっちに来い。風邪なんざ引かれちゃ敵わん」
崩月 浅緋 : 「……」
…黙ってついてく。早く着替えたい…。
糸色 終 : ひとまず濡れまくってるし、洗面所を借りよう。
自分の服を脱いで体を拭き、乾いた衣服へ取り換える。しかし濡れたスーツは脱ぎにくい…。
崩月 浅緋 : 下着までびっしょりだ…。まあ、こいつがいたところで気にせず脱ぐけど。
糸色 終 : 「しかしお前、すっかり女みてぇな身体つきだな。まあ俺が来た頃からだいぶそうだが」
糸色 終 : 「最近は薬は打たれてるのか?こないだの試薬も確かそういう効果のやつだったよな。それで多少また変わったりしたか?」
崩月 浅緋 : 「………話したくない。っつうか、俺を勝手にモルモットにしてんじゃねえよ……」
糸色 終 : 「それもお前の仕事のうちのひとつだろうが。こっちはきっちり金もらってんだし、お前はそれで衣食住の全てを保証されてるんだろう?なら何も言うことは無いはずだ」
崩月 浅緋 : 「………だからっつって好き勝手しやがって」
糸色 終 : 「対価だ対価。今のお前には身体ぐらいしか払えるものが無いっつうことだ。そしたらそれで支払うのが道理だろう?」
崩月 浅緋 : 「……………。 ………」
糸色 終 : 「ほら、さっさと着替えちまえ。仕事以外でいつまでも素っ裸でいる趣味は無いだろう? ……無いよな?」
崩月 浅緋 : 「あるわけあるか、クソ野郎…」
身体拭いて着替える。 ……マトモな服、いつぶりだろう。
進行 : 着替えが終わってソファに戻り、暖炉の前で温まっていると、レインがあなたたちの前に紅茶を持ってくる。香り高いそれは、とてもあたたかそうだ。
レイン : 「砂糖はいるか?すまないがミルクはないぞ。もし紅茶が嫌なら水を出してやる」
糸色 終 : 「ああ、ありがとう。俺はいらんが、坊ちゃんがミルクをねだりそうだ。好きだもんな?」
崩月 浅緋 : 「は?いや別に……」
糸色 終 : 「なんだ、あんなに泣きながらあさましくねだるくせに」
崩月 浅緋 : 「はっ………? ……………くそ、死ね!!!!」
崩月 浅緋 : スネを蹴りあげる
糸色 終 : 「痛っぁ゛!? このクソガキ、調子に乗ってるとなあ……!!」
レイン : 「え?わ!け、喧嘩はよくないぞ!ほらやめろー!」
崩月 浅緋 : 「クソアマ止めてんじゃねえ!!最初はこいつが!!」
糸色 終 : 恐怖の注入で動きを止めてやる
糸色 終 : CCB<=60 恐怖の注入
(1D100<=60) > 68 > 失敗
糸色 終 : あっ まあいいか
崩月 浅緋 : 「おい!!俺に変なことしようったって無駄だからな!!クソ虫その2!!」
糸色 終 : 「その2はどっちかっつうとお前のオーナーだぞ。俺の方が立場は上だ」
崩月 浅緋 : 「は?知るか。ぽっと出のおっさんだろが、お前」
崩月 浅緋 : 「じゃあ二番目だ。俺にとっちゃどっちも変わんねえけど!!虫!!クソ虫!!地べたでも這いつくばってろ外道のアホンダラ!!」
糸色 終 : 「はー、減らず口だけは一丁前だね……。足癖も悪ぃし、最近は家出までする程度には反抗的だし……」
糸色 終 : 「………少し痛い目でも見て"躾直す"か?」
崩月 浅緋 : 「っ………」
崩月 浅緋 : 「………………や、やだ」
崩月 浅緋 : 「ていうか、あ、あんまやべえことすると商品価値おちるぞ…?い、いいのかお前ら、俺でか、稼いでんだろ?なあ、俺のこと大事にし、しなきゃなんだろ……!?」
糸色 終 : 「俺ぁ別に"商品"の入れ替えがあろうと気にしねえぞ?あいつも別に、お前じゃなきゃ駄目な理由があるわけでもないだろうし」
崩月 浅緋 : 「は、………え………?」
糸色 終 : 「まあ、多少金は掛けただろうから手放すに惜しいところはあるが、お前程度のものならいくらでもいるさ。よかったな浅緋、もしかしたら楽になれるかもしれないぞ」
崩月 浅緋 : 「やっ…………ま、待ってほんとに待って!!ごめんなさい!!も、もう逃げっ……にっ……逃げないし言うこときくからっ……な、なんでもするからっ……」
崩月 浅緋 : 「だっ……だから………ごめんなさいっ………殺さないで…………」
糸色 終 : 「……………………なあんてな。嘘嘘、冗談だよ浅緋。そんな縮こまんなって」
笑って背中を叩いてやろう ばしばしっと
崩月 浅緋 : 「ひいっ…………ううっ……………」
レイン : 「………おまえたちさ、どういう感じの関係なんだ?友達とかじゃないのか?」
糸色 終 : 「お仕事仲間かな。俺はこいつの上司みたいなもんだ」
レイン : 「お前が立場上ならさ、泣かせちゃ駄目じゃん!かわいそうだろ!そりゃ蹴ったのはよくないけどさあ」
糸色 終 : 「いいのいいの、ちょっとくらい泣かせた方が聞き分けもよくなるから」
レイン : 「えー……そういうもんかなあ……外って思ってる以上にサツバツしてるの……?」
糸色 終 : 「そういうもんだよ。さて……」
糸色 終 : 「お嬢さん。話を聞かせてくれるかな。ここがどこか、とか……あるいはお嬢さんの話を」
レイン : 「え?ああ、ええと……ここはレーヘンスタットだ!今はゴーストタウンとも呼ばれてるな。人が住んでるのに失礼極まりないよな」
レイン : 「で、私はレイン。父様が名付けてくれたんだ。安直だろ?父様って全然ネーミングセンスねぇの」
レイン : 「父様も母様も、もう死んじゃったんだけどな……。父様が死ぬ前に『この街に来訪者が来るかもしれない』って言ってたんだ。だから私はずっとここにいる」
糸色 終 : 「なるほどね。よろしく、レイン。ほれ、いつまでも泣いてないでお前も挨拶しな」
崩月 浅緋 : 「…………よろ、しく……おねがいします……」
崩月 浅緋 : ずびずび……
レイン : 「うん、よろしくな!」
レイン : 頭撫でようかな よしよし……
崩月 浅緋 : びくっ…………
レイン : 「わっ、ご……ごめん?」
糸色 終 : 「そんなに気ぃ使わなくても大丈夫だぞ。こいつはこれでいてわりに図太いからな。10分もすりゃあ、まあナマイキな口に逆戻りするだろ」
レイン : 「そういうもんなのか……?」
糸色 終 : 「そうそう、そういうもん。で、改めて……レーヘンスタットがどういう街か、ってのを聞いてもいいかね」
レイン : 「うん。えーと、雨が降り続けて水に沈んでく街だよ。私と父様以外の人たちはみんな、街を捨てて出ていった」
レイン : 「昔は太陽も照っていたらしいんだけどな、もうその面影はひとつもない。食料なんかは長期保存できるものを食べたり、あるいはこの雨の中でも育つよう改良されたものを育ててるな。その紅茶もそうなんだ」
レイン : 「あと、ずっと雨だから時間が分からない。私は適当に寝て適当に起きてる。時計は一応あるんだけどな。今は……23時だってさ」
糸色 終 : 「ん?23時……ありゃ、ずいぶん歩いたんだな……いや、そこまで歩いてたか?せいぜい1~2時間ぐらいかと思ってたが」
糸色 終 : 「あるいは時間がずれてるんかね……少なくとも日本の地名や名前じゃないし、別の場所に飛ばされでもしたかな。にしちゃあ、お前さんの言葉は分かるしなあ……」
レインを見よう
崩月 浅緋 : 「…………………あ、の………帰る、方法、って」
崩月 浅緋 : 「………ある、んすか。………」
レイン : 「ん?あー…外の人が迷い込むことがある、って父様からは聞かされてたけどさ、本当に来るとは思わなかったんだよね。だから、帰り方もー…正直な話、わかんないっていうか……」
レイン : 「この街を巡れば、あるいは帰り方が分かるかもだぞ!希望を持て!」
崩月 浅緋 : 「……………」
糸色 終 : 「なるほどねえ……。さて、ある程度は聞いたが…どうしたもんか」
糸色 終 : 「外にでも出てみるか?またずぶ濡れになるが」
レイン : 「いや、疲れてるだろ?着替えたばっかだけど、風呂沸かしたから使っていいぞ。ベッドも…ひとつしかないけど、使わせてやる!私はソファで充分だからな」
レイン : 「外に出るのとかは明日でも出来るだろうし、今日はもう休んじゃえよ。な?」
糸色 終 : 「あー……お嬢さんをそんなとこに寝かせる趣味は無いんだがな」
レイン : 「いいっていいって!せっかくの外の人だし、私がもてなしたいんだ。もてなさせてよ!」
糸色 終 : 「圧しが強いねあんた。まあ、そこまで言うならありがたく使わせてもらおうかね……。共寝にはなるが、いいよな?坊ちゃん」
崩月 浅緋 : 「…………っす……」
レイン : 「よし、それじゃあ風呂はあっちだ!タオルとかは置いてあるから、それを使っていいぞ」
糸色 終 : 「おお、すまんね。じゃあ浅緋、お前先に風呂使え。冷えてるだろうし、ゆっくりしてこいよ」
崩月 浅緋 : 「えっ、! あ、………う、うん……はい、は、入ってきます……」
ぼんやりしてたけど、呼ばれたんで慌てて立ち上がる
言う通りにしなきゃ……おふろ、お風呂……
糸色 終 : 「おーおー、ばたばたしちまって。ビビらせ過ぎたかね……まあ、大丈夫だろ」
糸色 終 : 「さて…じゃあ、あいつを待ってる間はもう少しゆっくりさせてもらうか。お嬢さん、紅茶を一緒にいかがかな?」
レイン : 「私?いいの?へへ、喜んで!いろいろ話そうぜ、せっかくだしさ!」
糸色 終 : 他愛もない話で煙に巻こう
糸色 終 : そうだな……心理学を応用して、お嬢さんの聞きたがりそうな話をしてやろう。
懐いてもらえば便利だしな。
糸色 終 : CCB<=60 心理学
(1D100<=60) > 89 > 失敗
糸色 終 : おっと……乙女心が分からなかったか
レイン : 「お前の話は面白いけど、話し方が胡散臭いよなあ。もしかしてワルいやつだったりする?」
糸色 終 : 「はは、まあ表に出る仕事ではないかな」
崩月 浅緋 : 1d60 分……そういやどれくらい長風呂?
(1D60) > 55
崩月 浅緋 : そこそこしっかり入ってきたな俺
崩月 浅緋 : ほこほこしてもどってくる……だいぶ落ち着いたかも
進行 : おふろきもちよかったし、1d3くらい回復していいよ SANを
あと体力も回復してOK
崩月 浅緋 : え?やりい!
崩月 浅緋 : 1d3
(1D3) > 2
system : [ 崩月 浅緋 ] SAN : 35 → 37
system : [ 崩月 浅緋 ] HP : 9 → 13
崩月 浅緋 : 「戻っ………り、ました……」
糸色 終 : 「おかえり。顔色よくなったじゃないか」
レイン : 「あったまれたか?ならよかった!」
糸色 終 : 「さて、じゃあ俺も湯をいただくか……お話ありがとう、お嬢さん」
レイン : 「私もいろいろ聞けて楽しかった!えっと……あ、そうだ。ここまで話したのにまだ名前聞いてなかったな!なんていうんだ?ふたりとも」
レイン : 「私はレイン……っと、それはもう言ったか」
糸色 終 : 「おお、そうだったか?すまんな。俺は糸色 終。こっちは崩月 浅緋。シュウとアサヒでいいぞ。改めてよろしくな」
糸色 終 : 「ほら、お前も挨拶。しかしでかくなったなあ」
浅緋の尻を叩いてせっついてやろう
崩月 浅緋 : 「うあ、う、っ…………。………よろ、しく……おねがい、します……」
糸色 終 : 「よし、じゃあこんなところで。一応釘だけ刺すが、変な話はするなよ」
という感じで風呂へ行こう
レイン : 「? うん、いってらっしゃい」
崩月 浅緋 : 「……」
黙って見送る……
レイン : 「……よし。私の前ではそんなにカチコチになんなくて大丈夫だぞ!なっ」
紅茶を新しくいれてこよう
崩月 浅緋 : 「…………ああ、うん……」
崩月 浅緋 : 「………」
女、しかもガキと話すのなんかやってられねーんだけど……今頼れるのもこいつだけで……
どうすっかな……
レイン : 「…あのさー、いっこ聞いていい?ずっと気になってたんだけど」
レイン : 「アサヒはさ、女の子なの?坊ちゃんとか言われてたから分かんなかったけど……」
崩月 浅緋 : 「はあ!?ばっ………なっ…………んで俺が女だと思ったんだよ!!どう見ても男だろ!?」
レイン : 「わあっ!ごめん!でも服とか見た目が女の子みたいだからさ、分かんなくて」
レイン : 「それとも、外じゃ男がそんな格好してるのは普通なのか?」
崩月 浅緋 : 「っ…………い、………………や…………………」
崩月 浅緋 : 「…………わ、ワケありなんだよ。……察しろ、そこは」
レイン : 「そーなんだ……。……それって、シュウも関係あるってこと?」
崩月 浅緋 : 「………まあ、一応……」
レイン : 「そっかあ…。じゃあ、私がどうこう言えるようなことじゃないよな」
レイン : 「ごめんな、変なこと聞いて!さっきシュウのこといろいろ聞いたからさ、今度はアサヒのこと聞かせてよ」
レイン : 「その話なら大丈夫?」
崩月 浅緋 : 「………あー、まあ……」
崩月 浅緋 : 面倒ではある……けど、………ただの馬鹿な女、では、ないみたいだ
多少なら……こいつなら………
崩月 浅緋 : 「………あ、あいつ…ら、に……シュウと、もう一人に騙されて、最悪なところで…は、働かされてる」
崩月 浅緋 : 「なあ、お前わかるだろ?あいつはあぶねーやつなんだよ!俺は被害者でっ……だから、だから俺に協力しろ、あ、あいつから逃げ出、……」
崩月 浅緋 : 「……………」
逃げ出して、じゃあどこへ行くんだ?と、頭の冷静なところで自分が聞いてくる
今更……いまさらもう、どこにも……
レイン : 「…………その、大丈夫か?」
レイン : 「一応、私ができることは協力するつもりだけど……ええと、じゃあシュウは……悪いやつ、ってことでいいのか……?」
崩月 浅緋 : 「………………や、……………………。………いい。やっぱ」
レイン : 「え……でも」
崩月 浅緋 : 「いいって! ………むり、だし、どうせ…………」
レイン : 「無理ってことないよ。ほら、私も協力はするしさ、これで少なくとも一人じゃないだろ?」
崩月 浅緋 : 「……無理なんだよ。あいつらから逃げたところで、………まともに生きてけること、できないんだよ」
レイン : 「うーん…そうなの?私には普通に見えるんだけど…」
崩月 浅緋 : 「そういうのじゃなくて、……あー……」
崩月 浅緋 : 「………いい、大丈夫。多少怪しいけど、あいつ…糸色、……あー……シュウも、俺の仲間ってので…脱出に協力して、やってくれ」
レイン : 「……いいのか?」
崩月 浅緋 : 「いい。……」
レイン : 「………。なら、まあ……ちゃんと二人に協力するよ。外に戻れるのが一番だもんな」
レイン : 「結局さ、シュウは悪いやつなのか?それともそうじゃないのか?よくわかんないんだけど」
崩月 浅緋 : 「……いいやつじゃ、ない。でも、……あいついないと、俺、帰れないし……生活でき、……ない」
レイン : 「…そっか……。じゃあ、一緒にいたほうがいいんだな」
崩月 浅緋 : 「………ん……」
レイン : 「なんというか…すごく複雑なんだな、二人は。シュウもいろいろ話してはくれたけど、シュウ自身のことはぜんぜん聞けなかったし」
レイン : 「でもさ、またなんかあったら言ってくれよ。私はお前たちの味方だし、よくないことになるのは私も望まないことだしさ」
崩月 浅緋 : 「………わ、かった……」
レイン : 「よし。じゃ、本でも読もうか!明るい物語とかどうだ?私のおすすめは……」
ぱたぱた走って持ってくる!そんなこんなで時間は過ぎていくかな
糸色 終 : だいぶしっかり長風呂して、俺も戻ってくるかな
糸色 終 : 「いい湯だった……戻ったぜ、お二人さん。 …おお?見ないうちに仲良くなってんな」
二人で本なんか読んでら
崩月 浅緋 : 「あっ……お、おかえり、なさい………」
レイン : 「おかえり!今な、アサヒに私の好きな本読み聞かせてたんだ。これは短い話がたくさん載ってて、挿し絵も…」
糸色 終 : 「おお、落ち着けお嬢さん。俺はいいよ。その子に聴かせてやってくれ」
糸色 終 : 「アサヒもよかったなあ、おともだちができて。楽しかったか?」
崩月 浅緋 : 「………まあ、……あー……」
ままごと遊びだと辟易していたものの、気分転換になったのは否めない……
糸色 終 : CCB<=60 心理学
(1D100<=60) > 81 > 失敗
糸色 終 : 「なんだ、歯切れ悪ぃな。坊ちゃんには難しいお話だったかね」
レイン : 「え、そうなのか?私が子供のときのお気に入りたちだぞ? ……そうだったのか?アサヒ…」
崩月 浅緋 : 「んなわけあるか!!ガキのお遊びすぎてヒマなくらいだわ!!」
崩月 浅緋 : 「……あ、………………や、その……」
糸色 終 : 「威勢も戻ってきたじゃないの。いいことだ」
糸色 終 : 「さて……じゃあ、用事も終わったしそろそろ寝るか。すまんがベッドを借りさせてもらうぜ」
レイン : 「ああ!寝室はこっちだ!」
案内する!
進行 : 彼女はあなたたちを寝室に案内した。
本当にベッドがあるだけの部屋のようだ。シーツに触れるとひんやりとした感覚が伝わる。
レイン : 「じゃあ、私はあっちで寝るよ。おやすみ、よい夜を」
糸色 終 : 「ああ、おやすみ。よい夜を」
糸色 終 : レインを見送って、アサヒを抱えてベッドに入る。
湯冷めしないうちに寝たいもんだ。
崩月 浅緋 : 「うあっ」
糸色 終 : 「ほれ来い、今夜のお前は湯たんぽだ」
崩月 浅緋 : 「うう、……」
進行 : ところであなた、男性との同衾を生業としていますよね
条件反射で発情スイッチ入りません?
崩月 浅緋 : はあ!?!?こんな状況で!?!?ねえよ!!!!
進行 : CHOICE 慈悲 無慈悲
(choice 慈悲 無慈悲) > 慈悲
進行 : よかった あなたの裁量に委ねられます
崩月 浅緋 : はいんねえし……
糸色 終 : 抱き抱えて寝るか。こいつ体温そこそこあるからな……ああぬくい。
崩月 浅緋 : 抱っ……
進行 : 1d5
(1D5) > 5
進行 : 温情じゃん POW*5判定して成功したら耐えられたことにしていいよ
崩月 浅緋 : クソが
崩月 浅緋 : CCB<=13*5 POW*5
(1D100<=65) > 70 > 失敗
崩月 浅緋 : クソが!!!!!!!!!!!
進行 : 残念
大人の男性、しかも男としてかなり色気のある彼に抱き抱えられて布団に入ってる状態は……かなり、かなり、あなたの肚をうずかせることになるでしょう。
力強い腕に抱かれ、身動きが取れず、しかしほどよい力加減で不快ではない。肩口に当たる吐息や彼の体温、におい。それらは少しづつ、しかし着実にあなたの理性を蝕む。
崩月 浅緋 : (………クソ、まじでクソ…。ああもう、こいつ……分かって、て……)
崩月 浅緋 : 「……ぅ…………。 ……………っ……」
糸色 終 : 「なんだよ、もぞもぞ動くなって……。眠いんだぞ、俺は」
崩月 浅緋 : 「…………動いてないし……ちょ、っと、……放せって! ……ほんと、放して、おねがいだ、から……」
糸色 終 : 「やだ。寒い。 ……」
糸色 終 : CCB<=60 心理学
(1D100<=60) > 64 > 失敗
糸色 終 : 「なんだよ……便所か?ならさっさと行ってこい」
崩月 浅緋 : 「違っ………だから! ……ううー…………」
崩月 浅緋 : 頭では嫌だって感じてるのに、肚が否応なしに疼いて堪らない。条件反射みたいに、嫌ってほど体に刷り込まれてる。
息があがって、だめだ。どんどん、あたまが、ぐちゃぐちゃに……。
崩月 浅緋 : そういえばこいつ、けっこうでかくていいもん、もってた……
糸色 終 : 「じゃあ何だよ。 ……おい、もしかしてヤりてえのか?こんな状況でも発情するのか、お前さんは…」
崩月 浅緋 : 「………る、せえ……。……こんなに、しっ……したの、お前たちだろ……」
糸色 終 : 「はー……。これも商品管理のひとつかね……早く寝たいんだがな、こっちは」
糸色 終 : 「まあいいか、多少は付き合ってやる。ただしお前の性欲発散が目的だ。ヤるまではしないからな」
糸色 終 : 「ほれ、起きてこっちこい。俺の方向いて座りな」
起き上がって膝の上を叩いてやろう
崩月 浅緋 : 「…………っ、す……」
悔しいけど、もう"きもちいこと"してくれるってことしか…考え、らんない。
大人しく膝の上にいく。対面して……座り込んで。
糸色 終 : 「ああ、下は脱いどけ。汚すのが嫌なら上も。……あー、タオル借りてくるか……」
仕方ない、俺が用意しにいくか……乾いたのと濡らしたの、一枚づつ借りよう
糸色 終 : 「さて。潤滑油なんつう便利なもんは無いからな。痛いのが嫌なら自分で濡らしな」
こういうのが好きだろ?強引に口の中に指を突っ込んでやろう。
舌を掴んで軽く引っ張ってやる。悦ぶだろうな、お前は。
崩月 浅緋 : 「う゛ぁ、!♡ うぇ゛っ……げ、っ……けほ、ぁ゛っ……♡♡」
熱い息が漏れて、無理やり抉じ開けられた口からは媚びに媚びた声が出てしまう。おさえられない。
舌を引っ張られて、ひどく吐き気がするのに…酷くされればされるほど、それがどうしようもなく気持ちいい…。
糸色 終 : 「おい、あんまり声出すな。起きるだろ、あいつが」
崩月 浅緋 : 「ぁ゛っ……ごぇ、なひゃ…♡♡ ぉ゛っえ……ぇ゛っ……♡♡」
崩月 浅緋 : 「は、ぅ…ふぁむ、ぷぁ……」
堪えきれなくて、口内を蹂躙する指に"ご奉仕"する。
節くれ立った指が舌を、喉を、頬を削るたびに、同調するみたいに肚の奥が切なく疼いて。無意識のうちにゆらゆら腰が揺れて、膝の上ではしたなく媚びてしまう。
糸色 終 : 「すっかりスイッチ入ってんなあ……。難儀なやつだな、お前も」
こいつ、俺が動かさなくとも勝手に指を舐めてきてるな。慣れてる舌の動きに感心する。
糸色 終 : 「ま、この辺でいいだろ。ほれ、ケツ上げろ」
崩月 浅緋 : 「っ…………は、はい………♡」
言われて、やりやすいように抱きついて腰をつき出す。
はやく、はやく。もう、それしか考えられない。はやく、きもちよくしてほしい…♡
糸色 終 : 「……ま、やりやすいことは良いことだよ」
浅緋を抱き抱えて、すっかりぬるついた指を後孔へ。すっかり開発・拡張されきった孔は、指の二本ぐらいなら余裕で呑み込んでいく。
こいつの"いいところ"は、客も俺たちも分かりきってる。本人より詳しいかもな。
糸色 終 : ただ、あくまで性処理だ。早めに済ませたいから多少乱暴な手付きで。数回イけば収まるだろう。
崩月 浅緋 : 「ふっ……ぅ゛……♡♡ あ、あ、ぁ……~~っ……♡♡」
少し痛いぐらいが、いっそきもちいい。どうしようもなく熟れきってしまったそこはもう"雌孔"としてしか機能してくれなくて、腹の裏側を指の腹でぐいぐい圧されると、もうそれだけでじんじんした気だるい快楽が腰から下を支配してしまう。
崩月 浅緋 : 抱きついた胸板が厚くて、背中に伸ばした腕はしがみついて離れてくれない。
娼婦みたいな媚びた、甘くてあまくて仕方ない声が、とめられない。きもちいい。しあわせ、……。
糸色 終 : 「はいはい、きもちいいなぁ。 ……聞こえてんのかね、これ」
片手で孔を弄ってやりながら、もう片方の空いた手で背中を叩いてやるか……。
糸色 終 : 「なんだかなあ……夜泣きのガキあやしてるみたいな気分だよ、こっちは」
崩月 浅緋 : 「ひ、ぅ゛……っ……♡♡ ぁ゛~~………♡♡」
酷く乱暴に、モノみたいに扱われる方がまだマシかも、……これ……。
ずっと甘くて、ずっとふわふわ浮いてて……ああこれ、この、だめだ。甘くされるの、駄目……。
崩月 浅緋 : 「だ、ぁ……っ……やだ、やっ………♡ もっ、……ひどく、してよぉ……♡♡」
もっと熱くて、もっと凶悪で、抵抗できないぐらいの暴力が欲しい。
こんな柔らかくてあまくてふわふわで、頭がじわじわ駄目にされてくの、もどかしくて。
糸色 終 : 「我が儘だなあ、これで我慢しろっつったろ。満足するまで撫でてやるだけありがたいと思えよ、お前」
指は決して増やさない。撫でるのも"いいとこ"だけ。発散させてはやるが、あくまでそれだけだ。泣いても喚いても。
崩月 浅緋 : 「だって、らって……むり、やだ、やっ………ぁ゛………っ…~゛~……♡♡」
ぐにぐに揉み込まれて快感だけがじわじわ溜まっていったそこが、甘美なくらいに溢れて決壊する。
無理矢理高められて叩き潰されるみたいに与えられるような絶頂とぜんぜん違う。頭がしあわせで溢れて、泣きたくなるくらいじれったくて、どうしようもなくきもちいい。
崩月 浅緋 : 「ひ、ひっ………ぁぁぁ……♡♡ ぁ゛……~~っ…………♡」
肚の中が幸福で満ちるみたいな、底の無い快楽。イってる間もずっときもちいいところを丁寧に揉み解されて、きもちよすぎて脱力したままなのにおなかだけはびくびくして……。
糸色 終 : まだ余裕そうだな。多少体力使ってぐずらなくなるまでは世話してやるか……。
崩月 浅緋 : 1d60 分ぐらいはそれでも泣いたり喚いたりしてた
(1D60) > 56
崩月 浅緋 : 一時間近く降りてこれない……
糸色 終 : 手が疲れちまうよ
糸色 終 : 散々イってぐったりした坊ちゃんを適当にベッドの上に放って、まあ…多少股ぐらを拭いてやるか。
俺も手を洗わせてもらって、ああ、やっと寝れるな……。
糸色 終 : 戻った頃には呑気に寝息なんか立てちまってる奴を軽くこづいて抱き枕に。
せめてぬくめる程度には役立てよ、お前。
進行 : 湿った外の空気が甘く気だるい室内にも沁み入り、ベッドのシーツは心地よい肌触りをきみたちにもたらした。
暖房の無い部屋の空気は肌寒いものの、情事未満の行為により僅かに汗ばんだ肌には心地いいかもしれない。
進行 : ベッドに入って少し経てば、二人の人間の温度が掛け布団に伝わってじんわりと全体が温まっていく。
甘い甘い絶頂の波に揺られて寝入ってしまった小さな吐息が腕の中から聞こえる。雨音が屋根や窓を軽やかに叩き、落ちた雫が庭先の水溜まりへボチャンと吸い込まれていく。
それらの奏でる子守唄を聴いているうちに、あなたの意識も眠りの中へ落ちていくだろう。
進行 :  
進行 :  
進行 : 次の日。
進行 : 朝を迎える。否、朝という表現はおかしいのかもしれない。
世間の一般常識でいう"朝"とは大概、日の光が溢れる時間帯をさすからだ。
進行 : いや、それもきみたちには違うかもしれない。なにせきみたちの活動は、日の光が落ちてから始まるからだ。
その観点から見てみたら、今を朝というのももしかしたら正しいかもしれない。
進行 : カーテンを開けて外を覗いた。
昨日と同じく窓の外は一面の曇天が広がり、雨が降りしきる世界が目に映る。しかし、何度聞いてもここの雨音は心地の良いリズムを刻んでいるように思う。
糸色 終 : 「くあ……あー……。 ……んあー……」
朝?か……
糸色 終 : 「………おい坊ちゃんよ、いつまでおねんねしてるんだ。いい朝だぞ」
崩月 浅緋 : 「んーー………」
糸色 終 : 「起きやしねえ…おい、置いてくぞ」
崩月 浅緋 : 「うー………」
崩月 浅緋 : 「………ねむい…」
糸色 終 : 「俺だって眠い。お前の遊んだ後始末までしたんだぞ」
崩月 浅緋 : 「…しろ、なんて、言ってねえし……。 ……んーー……ふあ……」
糸色 終 : 「……我儘さは姫さんと変わんねえな。こいつらはまったく…」
進行 : とにもかくにも、あなたたちは眠い目をこすり、起きてレインの元へ向かう。
彼女は既に起きていて本棚を漁っていた。
レイン : 「あ、おはよう!」
糸色 終 : 「おはようさん。何してんだ、探し物か?」
レイン : 「うん、早めに目が覚めたから、色々と部屋の中探ってみてるんだけどさ。帰り方らしきものはまだ見つからなくって…」
レイン : 「そうだ。家に居ても暇だろうし、外で色々巡ってきたらどうだ?コートと長靴貸してやるよ、前の服じゃ不便だろうし」
崩月 浅緋 : 「んー……」
外を見る 雨の中歩くのはやだなあ…の顔…
糸色 終 : 「おお、そりゃいい提案だ。散歩がてら近所を探してみるのも悪くない」
レイン : 「決まりだな!ああそうだ、起きてきたなら、出る前に朝飯食べなよ。そこの机の上にあるやつなら食べていいやつだしさ」
進行 : 彼女の指さした先を見ると、ちょうど机の上にパンとナイフが置かれています。
他にもジャムの入った瓶も置いてあることでしょう。
レイン : 「さっき食べてそのままだったんだ。台所の方には昨日の残りのスープもあるよ」
糸色 終 : 「んじゃ、まあ…ありがたく頂くかな。坊ちゃんよ、スープはもらうかい」
崩月 浅緋 : 「あー…ほしい」
糸色 終 : 「なら、机の方でパンを切り分けておいてくれ。俺ぁスープをあっためてくるからよ」
糸色 終 : ちなみにだが、文明の度合い的には俺たちの生活と同一程度か?
具体的には食事を温めるのに火おこしが必要なのか、それともスイッチひとつで火がつくものなのかを知りたい
進行 : あーはん
進行 : 文明レベルとしては中世……ぐらいかな……
火おこしが必要な台所かもしれない
進行 : choice レインが朝に火を起こしてる 昨日使ったきり
(choice レインが朝に火を起こしてる 昨日使ったきり) > レインが朝に火を起こしてる
進行 : どうやら朝にそのスープを温めていたらしく、火も残ってるしスープも温かいままです。
糸色 終 : なら、食器をいくつか借りてスープを持っていこう
なんのスープだこれ?
進行 : 豆と玉ねぎのスープのようですね
糸色 終 : なるほどね
糸色 終 : 「まだ温かかった。ほれ、お前の分」
崩月 浅緋 : 「んー…」
パン、切っとく というかどういう感じのパン?
進行 : あー 黒パン…?
固くてすっぱい感じの 日本で食べる柔らかくて甘いパンという感じではない
進行 : ジャムは残り少ない
崩月 浅緋 : 「固い…」
糸色 終 : 「あ? …あー、俺らの食い慣れたやつじゃあないな」
糸色 終 : 「まあ、スープにでも浸して食いゃお前さんでも食えるだろ。ほれ、早く食って外出るぞ」
崩月 浅緋 : 「……」
仕方ない、食べるか……
糸色 終 : choice あいさつのしつけもしてる そういうのは俺の仕事じゃないんで…
(choice あいさつのしつけもしてる そういうのは俺の仕事じゃないんで…) > あいさつのしつけもしてる
糸色 終 : 「食う前に言うことは」
崩月 浅緋 : 「えー…」
糸色 終 : 「文化のひとつだろうが。そういうのはきちんとしとけ」
崩月 浅緋 : 「……ただき、ます……」
糸色 終 : 「はい、いただきます」
崩月 浅緋 : 「ガキじゃねんだぞ…」
糸色 終 : 「そうだな。ガキの方がまだ素直だ」
崩月 浅緋 : 「……」
くそ…パン、食べる……
崩月 浅緋 : 1d100 うまいな…⇔……
(1D100) > 6
崩月 浅緋 : 「!! ………」
崩月 浅緋 : すごく固いし酸っぱいし、なんなら苦いまである…んだけど、なんかそれが…新鮮で、うまく、感じる…。
スープに浸すとじゅわって沁みて、スープはぜんぜん贅沢じゃないし、それどころか貧乏くさい…まで思うような貧相なもののはずなのに、……なんか、それがこの状況にしっくりくるっていうか……。
糸色 終 : 1d100 うまい⇔うーん……
(1D100) > 65
糸色 終 : 「固いな。まあ、こんなもんか」
崩月 浅緋 : もすもすもす……ごくん
ざくざく…(切
糸色 終 : 「なんだ、気に入ったみたいだな。お前さんは」
レイン : 「おいしかったか?それ。普通のパンだぞ」
崩月 浅緋 : 「………スープは」
レイン : 「え?ええと…缶詰で作ったやつだけど」
崩月 浅緋 : 「………」
レイン : 「でも、おいしそうに食べてくれて嬉しいよ。気に入ったなら、今日また作ろうか?豆の缶詰はまだ在庫があったはずだし」
崩月 浅緋 : 「……」
ふいっ……
糸色 終 : 「素直じゃないなあ…そしたら、夜にでもまた頼めるかい」
レイン : 「わかった!」
糸色 終 : まあ、そんなこんなで腹ごなしを終えたら外に出る支度をしようか
進行 : では、食事と片付けを終えたあなたたちにレインはいろいろと持ってきてくれます。彼女が持ってきたのは、黒のレインコートと長靴とランタン。丁度ピッタリのサイズだ。
糸色 終 : 「いいサイズだな。親父さんのやつか?これ」
レイン : 「違うよ。色んな人の忘れ物。予備に取っといてたんだけど、あってよかったよ」
糸色 終 : 「忘れ物…なるほどね」
糸色 終 : まあ、ありがたく借りておこう
糸色 終 : 「さて、行くか。坊ちゃんもちゃんと着とけよ」
崩月 浅緋 : 「……なあ、俺ここで待ってちゃだめ?」
糸色 終 : 「運動不足になるぞ。俺もお前も帰る術を見つけにゃならん。働け。飯を抜かれてもいいのなら俺ぁ構わんが」
崩月 浅緋 : 「うぐ……」
レイン : 「…お夕飯は豆のスープを作る予定だよ?」
崩月 浅緋 : 「………………………………はぁ~~~~…………」
もそもそ着る…
糸色 終 : 「よし。んじゃ、まあ…ぼちぼちのところで戻る」
糸色 終 : 外に出るか~~~~
レイン : 「ああ。いってらっしゃい!」
進行 : ▼移動
進行 : 行き先を決めて歩き出す。地面を覆う水に足を踏み入れるたび、チャプン、チャプンという小気味良い音が響き、水面が波紋を描く。
黒のコートを身に纏い、長靴をはいた君たちは、まるで子供の頃に戻ったかのように水たまりを自由に歩くことが出来た。
昨日と同じ灰色の町並みだが、今日は雨と水と友達になれたような気分でどこか楽しくなってしまうかもしれない。
崩月 浅緋 : 1d100 楽しかった⇔雨嫌い
(1D100) > 4
崩月 浅緋 : うっそだろ
糸色 終 : 1d100 楽しいもんだね⇔雨は嫌だね
(1D100) > 3
糸色 終 : え?
進行 : おもろ 楽しかったってことで任意でSAN回復いいよ
糸色 終 : 俺の回復はお前にやるよ…浅緋…
進行 : 1d3ぐらいでいっか
崩月 浅緋 : ええ…じゃあ…
崩月 浅緋 : 2d3 回復
(2D3) > 3[1,2] > 3
system : [ 崩月 浅緋 ] SAN : 37 → 40
進行 : [探索箇所]
・大きな建物
・誰かの家
・?
糸色 終 : 「さて…どこから探すか。ほれ、遊んでないでこっちこい」
崩月 浅緋 : 「へへ、水たまり……って!遊んでねーし!こっこれは別にっ」
糸色 終 : 「……いや、あー……いいか、たまには。ほれ、見てるから遊んでこい」
崩月 浅緋 : 「いやだから!遊んでねーって!ガキ扱いすんな!」
糸色 終 : 「…そこの木の下、行ってみろ。溜まった水がめっちゃ落ちてきて面白い」
崩月 浅緋 : 「え?まじ? ……うぁっぷ!わは、すげー落ちてきた~!」
崩月 浅緋 : 「えっまってまって、ここすげー水たまり深いんだけど!なあなあ見てみろって、長靴ギリギリまで溜まってる!」
崩月 浅緋 : 「わは、あの雨どいやべーって!もう滝みてーなもんじゃん!」
糸色 終 : 「そうだな、すごいな。はしゃぎ過ぎてコケるなよ」
崩月 浅緋 : 「あは、コケたら馬鹿みてーじゃん!俺はコケねーし…おわっ!」
糸色 終 : 「おっと……」
糸色 終 : CCB<=12*5 DEX*5
(1D100<=60) > 33 > 成功
糸色 終 : 「危なかったな。ほれ」
崩月 浅緋 : 「……わー、セーフ」
糸色 終 : 「さ、十分遊んだだろ。そろそろ行くか」
崩月 浅緋 : 「んー……」
崩月 浅緋 : choice まだあそびたい もういく
(choice まだあそびたい もういく) > もういく
崩月 浅緋 : ついてこ
糸色 終 : 素直だね
糸色 終 : それじゃあまあ…大きな建物でも行くか 目立つし
進行 : ▼大きな建物
進行 : 他の建物より何倍もの大きさがある建物だ。外見も普通の家ではなく、入口は大きなアーチ状になっている。ボロボロの看板があることから、商業施設のようだとわかるだろう。
建物もレインの家と比べると老朽化がかなり進んでいるようだ。
糸色 終 : 「こりゃ商業施設か?こんなもんもあるんだな…」
糸色 終 : 入ってみよう
進行 : ▼中に入る
進行 : 中へ入ると、灰色の景色から別世界のように色鮮やかな世界が映し出された。
洋服を選ぶ夫人、二人で映画のワンシーンの話をしているカップル、目を輝かせながらクレープを味わう子どもたち。不思議なことに例えるならば中世ヨーロッパに居るような見た目の人がほとんどだった。
どうやら人や洋服に手を触れることもでき、ショッピングを楽しむことができそうだ。
進行 : [探索箇所]
・洋服屋
・クレープ屋
・映画館
糸色 終 : 「お、おお……」
崩月 浅緋 : 「え? …うわっ、なんだこれ……人いるじゃん」
糸色 終 : 「いや、……いや、こりゃ……人か?どうも様子がおかしいぞ」
崩月 浅緋 : 「えっ」
糸色 終 : 「見てみろ。外から見たときにあんなにボロっちかった建物が、まるで見違えたみたいだ。どいつもこいつも雨なんか気にしてない服装だし、こりゃ…幻影かなんかの類としか思えんな」
崩月 浅緋 : 「うぇっ…?」
糸色 終 : 「………まあ、害のあるもんじゃなさそうだ。適当に見て回るか」
進行 : ところで目星振れるんですけどいかがでしょう
糸色 終 : おお?
糸色 終 : CCB<=75 目星
(1D100<=75) > 22 > 成功
崩月 浅緋 : CCB<=25 目星
(1D100<=25) > 86 > 失敗
進行 : 糸色さんは、コートのポケットにいくらかのお金が入っていることに気付いた。
これを拝借できそうだ。
糸色 終 : 日本円か?
進行 : んにゃ、見たことないお金かな。
硬貨と紙幣が半々ぐらい。
糸色 終 : 別の国の示唆が強いな…。
糸色 終 : 「喜べ浅緋、遊ぶ金がポケットから出てきた」
崩月 浅緋 : 「え?やりい!遊んでいいってこと?」
糸色 終 : 「ああ、好きなとこ見にいっていいぞ」
崩月 浅緋 : 「やった~~~!!」
重っくるしいレインコートをさっさと脱いで服屋を見にいく!マトモな服が欲しい!
進行 : ▼洋服屋
店内にいる人々は、まるで夏の日差しを思わせるような軽やかな衣装をまとっていた。君たちのように重たく暗いコートをまとった人間なんて誰もいない。
進行 : 目星と…1d100を振れる
おめがねにあう服が売ってたかどうか、かな
崩月 浅緋 : CCB<=25 目星
(1D100<=25) > 16 > 成功
崩月 浅緋 : やった
糸色 終 : CCB<=75 目星
(1D100<=75) > 39 > 成功
進行 : ★目星
隅の方の一角に色とりどりの傘が売っている。
糸色 終 : 「傘があるな。買ってくか?」
崩月 浅緋 : choice いる いらない
(choice いる いらない) > いらない
崩月 浅緋 : 「えー?コートあるしいいや」
崩月 浅緋 : 1d100 俺のおめがねにあう服は~~っと
(1D100) > 69
進行 : 女性服しか置いてない 長くてしっかりしたロングスカート、あるいは夏用の軽やかなスカート
崩月 浅緋 : うっそだろ
崩月 浅緋 : 他の店は!?
進行 : ちょう固い紳士服
崩月 浅緋 : もうちょい動きやすいのがいいんだけど…
糸色 終 : choice 俺は買う いやー
(choice 俺は買う いやー) > いやー
糸色 終 : 俺も傘はいいか…
糸色 終 : choice 服は買う 買わんなあ
(choice 服は買う 買わんなあ) > 服は買う
糸色 終 : choice 自分のを 浅緋のを
(choice 自分のを 浅緋のを) > 自分のを
糸色 終 : 「お、この帽子はなかなかいいな」
糸色 終 : 良さそうな帽子をひとつ買っていくか
崩月 浅緋 : 「俺の着れそうなやつ無いんだけど、ここ」
糸色 終 : 「お前はほれ、あっちの店から好きなの選びゃいいさ」
さっき見ていた婦人服の店を指そうな
崩月 浅緋 : 「女物の服じゃん!!」
糸色 終 : 「お前さんが普段着てるのとそう変わりないだろ。むしろあっちの方が布面積が多い。マトモな服だ」
崩月 浅緋 : 「あの服はクソオーナーが悪ノリして着せてるだけだっつうの!!」
糸色 終 : 「着てる時もまんざらじゃねえ顔してんだろうが、お前」
崩月 浅緋 : 「誰がんな顔するか…」
崩月 浅緋 : 「なー、はらへった。なんか食えるとこないの?ここ」
糸色 終 : 「わがままだなあ…さてね」
うまそうな匂いがするかどうかは分かっていいか?
進行 : どうせなら聞き耳やろうかな
糸色 終 : CCB<=50 聞き耳
(1D100<=50) > 54 > 失敗
糸色 終 : 分からんね、なにも
崩月 浅緋 : CCB<=75 聞き耳
(1D100<=75) > 79 > 失敗
崩月 浅緋 : おなかすいたなー
進行 : わからない
進行 : 目星!!
糸色 終 : CCB<=75 目星
(1D100<=75) > 59 > 成功
崩月 浅緋 : CCB<=25 目星
(1D100<=25) > 22 > 成功
進行 : めざといんだな、きみらは
進行 : そこそこの列の先にクレープ屋があるのを見つける。
ご飯ものを出してるのはそこだけみたいですね。
崩月 浅緋 : 「あ、クレープ。なあ、あれ食べたい」
糸色 終 : 「ずいぶん並んでるな…待てそうか」
崩月 浅緋 : 「えー? ……あー、いっか。たまには」
糸色 終 : 「んじゃ行くか…」並びに…
進行 : ▼クレープ屋
可愛らしいうさぎのマークがロゴになっているクレープ屋さんだ。
一人で切り盛りしているようだが、それにしても大繁盛している。どうやら一種類しか販売していないらしい。
列に並び10分ほど待つと自分たちの番が来た。
進行 : お金を渡すと、瑞々しいフルーツの乗ったクレープが手渡される。
とてもおいしそうだ。
糸色 終 : choice 雑談してた 無言
(choice 雑談してた 無言) > 雑談してた
糸色 終 : 「思ったより進みも早かったな。ほれ、お前の分」
崩月 浅緋 : 「だからおっさんは話が長……お、やっとだ!へへ、うまそー」
崩月 浅緋 : 「いただきまー……もふ。ふむん……あま~~、うま~~」
糸色 終 : 「もぐ…ふむ。ベリーソースが中に入ってるな。なかなかうまい」
糸色 終 : 「わりにデカいけど食いきれるか?お前」
崩月 浅緋 : 「よゆーよゆー」
崩月 浅緋 : 「もっふ……んむ……。あー、うまかった」
糸色 終 : 「そりゃよかった。 ……おい、ちょっと上向け」
崩月 浅緋 : 「んぁ?」
糸色 終 : 「鼻の頭。クリームつきっぱなしだ」
崩月 浅緋 : choice うそん 取って~
(choice うそん 取って~) > うそん
崩月 浅緋 : 「えぁ?あー……。 …とれた?」
糸色 終 : 「とれたとれた」
崩月 浅緋 : 「んー……」
なんか、もう一個よゆうで食べれそうな気がしてきた
糸色 終 : 「まだ食い足りないのか?悪いが、あれにまた並ぶのは俺ぁ御免だ」
崩月 浅緋 : 「は?食いたいとか一言も言ってねえし!」
崩月 浅緋 : 「……」
そわ…
糸色 終 : 「……分かりやすい坊ちゃんだね、ほんとに」
糸色 終 : choice 仕方ない、付き合ってやるか そろそろ行くぞ
(choice 仕方ない、付き合ってやるか そろそろ行くぞ) > そろそろ行くぞ
糸色 終 : 「ほれ行くぞ」
崩月 浅緋 : 「えー……」
崩月 浅緋 : 「な、なあ、あれ映画じゃね?ねー、映画ー……」
糸色 終 : 「……次は映画か。本当にお前は……」
糸色 終 : 「だいぶ時間食うぞ。いいのか」
崩月 浅緋 : 「だ、え、ええと…ほら、なんか…ヒントになるかもしんねーじゃん。不思議空間なんだし」
糸色 終 : 「んじゃまあ、そういうことにしといてやるか…仕方ないな」
進行 : ▼映画
チケットを購入してシアターへ向かう。
進行 : 映画へ行く前に軽食を買うことができる。
・ドリンク
・ポップコーン、ホットドッグなど
糸色 終 : 「なんだ、こっちにもあったのか。食うか?」
崩月 浅緋 : 「あー、じゃあ……あれ、コーラねえや…」
崩月 浅緋 : 「なんかジュースとホットドッグ」
糸色 終 : 「はいよ。ポップコーンはどうしようかね…」
糸色 終 : choice 買う 買わん
(choice 買う 買わん) > 買わん
糸色 終 : 「いいか。じゃあ、これとこれと…あとホットドッグ」
飲み物は適当に頼んで、あとはホットドッグを
糸色 終 : 「浅緋、自分の分は持てよ」
崩月 浅緋 : 「へーい…おお、うまそ」
進行 : ここは映画館というより、小さなルームシアターのようだ。先端技術の光る迫力あるスクリーンや音響とは無縁のようだが、そのことがかえってこの場所をノスタルジックな雰囲気に仕立て上げていた。
硬い座席に身を沈めて待っていれば、周りの人々の映画を心待ちにしている楽しそうな談笑がゆったりとした時間を告げる。
進行 : 雨がしとしとと降り続く街の物語が始まる。
進行 :  
あるところに、この街をこよなく愛する女の子がいました。
黒いレインコートを身にまとい、黒い靴で足を踏み出す彼女は、毎日違う場所へと足を運びます。その子は街を守る「守り人」の役目を担っていました。
守り人の役目は、街が寂しくなって誰か人を呼んでしまった時に、元の世界に返してあげることです。
しかし、女の子がいることで街は寂しさを知らず、長い間、彼女の力が必要とされることはありませんでした。その結果、女の子は徐々に元気を失い、賑やかだった昔の日々が懐かしくなってきました。
女の子のため、そして街のために、街は遂に決断を下しました。外の世界から人々を連れてくるのです。
そうして女の子は再び彼女の大切な街の中で、心躍るような毎日を過ごし始めました。
 
崩月 浅緋 : 「……」
なんか、見覚えのあるようなストーリーだ…
糸色 終 : 見覚えのあるストーリーだな…
崩月 浅緋 : 1d100 それはそれとして面白かった⇔zzz...
(1D100) > 14
崩月 浅緋 : なんか普通に面白かったな…
糸色 終 : 1d100 それはそれとして面白かった⇔zzz...
(1D100) > 36
糸色 終 : まあ楽しめたかな 多少退屈だったが
崩月 浅緋 : 「……なんか、けっこうおもしろかった」
糸色 終 : 「そりゃよかった。寝られたらせっかく払った金が無駄になるからな」
崩月 浅緋 : 「それアンタのやつじゃないじゃん」
糸色 終 : 「はは、違いない」
糸色 終 : 「満足したか。そろそろ他の箇所も見に行きたい」
崩月 浅緋 : 「んー…」
崩月 浅緋 : 「……なんか、クレープもホットドッグも食ったのに腹いっぱいになんなかった」
崩月 浅緋 : 「ジュースも飲んでたのにぜんぜん…なんか、腹に何か入ってる気がしないし…」
糸色 終 : 「案外幻影だったりしてな」
さて、外に出よう
進行 : ▼すべてを見終わった
ショッピングモールの外へ足を踏み出せば、先程の光景が嘘だったかのように跡形もなく消えて無くなってしまった。目の前にあるのは廃墟のような光景だけだ。
進行 : ★アイデア
糸色 終 : CCB<=70 アイデア
(1D100<=70) > 54 > 成功
崩月 浅緋 : CCB<=85 アイデア
(1D100<=85) > 86 > 失敗
崩月 浅緋 : は??
進行 : これは建物の記憶なのではないかと思う。
崩月くんは…おなかすいたんだね
糸色 終 : 「………まあ、いい景色を見させてもらったか」
崩月 浅緋 : 「あれ?え、うわ…ボロ……」
糸色 終 : 「俺たちが中で見てたのは幻影だったっつうことだ。ほれ、帽子も無い。あのクレープもホットドッグもニセモノだったっつうことだよ」
崩月 浅緋 : 「えーー………」
糸色 終 : 「さて、他見にいくぞ。どっか民家でも覗いてみっかね…」
誰かの家へ
進行 : ▼誰かの家
小ぢんまりとした小さな家だ。レインの家と作りはそう変わらないが、この家だけは他の家と比べて人が住んでいた気配が感じられる。
壁にかかった写真、窓辺の植物、散らかったままの本。
しかし、床一面に広がる浸水の跡が、長い間誰も帰ってこなかったことを物語っている。
進行 : [探索箇所]
・写真
・本棚
糸色 終 : 「浸水してるな…。多少生活の痕もある」
崩月 浅緋 : 「わー……この辺、腐ってない?床……」
崩月 浅緋 : 写真見に行こ
糸色 終 : じゃあ、本棚でも
進行 : 写真からやるね
進行 : ・写真
4人で仲睦まじく写っている写真だ。
小さな赤子を抱いた女性、それに男性が二人。男性たちは仲が良さそうに肩を組んでいる。
進行 : ★アイデア
崩月 浅緋 : CCB<=85 アイデア
(1D100<=85) > 55 > 成功
進行 : 片方の男性は喫茶店で見た主人の面影がある。
女性の方は少しレインに似ている。
崩月 浅緋 : 「? ………」
なんか似たツラだなあ……
進行 : 続いて本棚の方ですね
進行 : ・本棚
下の方の書物は水に濡れて読めなくなっていた。
水に浸かっていない場所から、読めそうな本を探す。
進行 : ★図書館or目星
糸色 終 : CCB<=25 図書館
(1D100<=25) > 45 > 失敗
糸色 終 : だよなあ
糸色 終 : CCB<=75 目星
(1D100<=75) > 79 > 失敗
糸色 終 : おお…?
糸色 終 : おい、一枚よこせ
崩月 浅緋 : は? …あ!
system : [ 崩月 浅緋 ] 🎫 : 5 → 4
糸色 終 : CCB<=75 目星
(1D100<=75) > 45 > 成功
糸色 終 : よし
進行 : 一冊の本を手に取った。
見た目はともかく、どうやら内容は日記のようだった。日付の記載はなく、つらつらと書かれている。
進行 :  
この街に雨が降ってから3年ほど経つ。
最初の1年は皆喜びに溢れていたが、永遠と続いていると気が滅入ってしまう。
私の親友はそれでもこの雨の街を気に入っているようだ。
 ◇
徐々に街から人が消えていく。
皆この街を見捨てたのだ。太陽のほうが良かったと口々に言う。止まない雨は誰もが嫌悪してしまうのかも知れない。建物の床は腐り、作物は育たず、植物の種類も大分変わってしまった。
 ◇
親友が子供を授かった。名前は街にちなんでレインとつけていた。安直すぎて笑ってしまったが、この子はこの街で唯一初めから雨とともに生きていく子になるだろうから、案外似合っているのかも知れない。ここで生きるのなら、是非雨を好きになって欲しい。
 ◇
レインが生まれてから3年が経つ。もう私たち以外誰も残っていない。親友の妻は1年前に病気で死んだ。
だからこそ彼は、妻と娘との思い出があるこの街に残るのだそうだ。レインのことが少し気がかりではあるが、水嵩が増してきた。移住した仲間からもそろそろ…と、せっつかれているところだ。私もそろそろ旅立とうと思う。
 
進行 : 本の最後、一番下に同じ筆跡で以下の内容が書かれている。
進行 :
この街からは、誰もいなくなってしまった。
 
進行 : レインがまだ留まっているのにどうしてこんなことを?と考えるかもしれない。不気味な内容だ。
★SANc0/1
糸色 終 : CCB<=90 SANチェック
(1D100<=90) > 44 > 成功
糸色 終 : (お嬢さんの知り合いか、この家の家主は)
糸色 終 : 「そっちには何があった、坊ちゃん」
崩月 浅緋 : 「んぇ、えー…と、写真。 ……あー、レインにちょっと似てるやつが写ってる。あと、あのサ店のやつにもちょっと似てる気がする。こいつ」
糸色 終 : 「お? …はーんはんはん、なるほどね」
糸色 終 : 「おおかた状況は理解できた。もうちょい周囲を確認してくぞ」
崩月 浅緋 : 「は?あ、ちょっと!待てって!おい!」
ついてくっ…
進行 : さて、最後の場所ですね。
進行 : ▼?
訪れてみると、そこは墓地だった。
ある墓石の側には、一本の大きな傘がさされている。恐らくレインが雨からその場所を守ろうとした軌跡だろうか。
この場では自分たちのレインコートを叩く音と、傘に打ち付けられる沢山の雨音、そしてランタンのガラスに雨粒が弾ける音だけが聞こえる。
糸色 終 : 「……」
墓か その傘の置かれている墓石をよく見てみよう
進行 : 墓石にランタンをかざす。
暗闇に紛れていた墓が暴かれて、名前を見せた。

[レイン・エヴァンズ]
[ガラン・エヴァンズ]
 
進行 : レイン。その名前は、墓石に刻まれていた。
名字は知らないものだが、彼女の名であることに疑いはない。しかし、この場所にはもはや街の人の気配すらないはずだ。
進行 : 不意に、傘が倒れた。
雨を凌いでいた墓にも平等に雨粒は降り注ぐ。この孤独な墓は、泣いているようにも見えた。
糸色 終 : 「……なるほどね」
糸色 終 : choice 傘を直してやろう そんな義理はない
(choice 傘を直してやろう そんな義理はない) > 傘を直してやろう
糸色 終 : 傘を直してやるか
崩月 浅緋 : 「…なあ、それ誰の墓?知ってるやつ?」
糸色 終 : 「ん?ああ……そうだな」
糸色 終 : choice 見せるか 面倒だ
(choice 見せるか 面倒だ) > 見せるか
糸色 終 : 「ほれ、こうすりゃ見えるだろう」
ランタンで照らしてやろうか
崩月 浅緋 : 「レイ…ン……。 ……あれ、これ、名前」
糸色 終 : 「ああ。そういうことだ」
糸色 終 : 「少し前に見たあの家。本棚があっただろ。日記が置いてあった。おそらくあの茶店で見たやつの日記だ」
糸色 終 : 「そいつはこの街の出身者であり、レインのところの家族と親密な関係にあったらしい。最終的にそいつは町を出たが、あいつ…レインの父親は街に残ったと書いてあった」
糸色 終 : 「妻も死んだと書いてあったし、おおかたこの墓はレインとレインの母親のものだろう。父親はそれを守るために街に残り……と、いうわけだ」
崩月 浅緋 : 「……じゃあ、レインって」
糸色 終 : 「さあな。まあ、悪意はないだろう」
糸色 終 : 「あるいは…街の守り人として形を成したのがアレだったりしてな」
崩月 浅緋 : 「………」
糸色 終 : 「あの映画の通りであるのなら、まああいつが満足したら帰してくれるのかもしれんな。気長に行くか」
崩月 浅緋 : 「………仕事しなくていいのは嬉しい。でも、ずっと雨なのはさすがにヤなんだけど」
糸色 終 : 「俺もお前のお守りをずっとさせられるのは御免被る」
糸色 終 : 「…ひとまず、レインのところへ戻るか。案外あのモールと同様に朽ちてたりしてな」
崩月 浅緋 : 「ちょっ……と!なんだよ!縁起でもねぇこと言うなよ!」
糸色 終 : 「あっはっはっはっは」
進行 : ▼レインの家
しとしと、ポツポツ、ピチャン。
雨の降る音、廃墟の建物に当たって跳ね返る音、水へ垂直に落下していく音。
色々な音を聞きながら物思いに耽り、温かい場所に戻る。
進行 : レインの家に帰って来る。
今度はドアノッカーを叩く前にガチャ、と扉が開いた。
レイン : 「ああ、おかえり!今ちょうどご飯が出来たところだよ。二人で食べると良い」
進行 : 迎え入れられた食卓には、約束通りの温かいスープとパンが置かれている。この街ならこれだけでもご馳走のようなものだろう。
糸色 終 : 「ああ。いやあ、ずいぶん広いもんだな。愉快な見学会だった」
崩月 浅緋 : 「! ……」
おいしそうなにおいに腹が鳴る、けど……これも幻影だったら……
糸色 終 : 「さて。レイン、お前さんも一緒に食おう。俺たちだけじゃ寂しいからな、付き合ってくれ」
レイン : 「え?でも私は…」
糸色 終 : 「まあまあ。腹が減ってないのなら同席だけでも十分だ」
レイン : 「うーん、じゃあ…仕方ないなあ」
進行 : あなたたちは雨具を干し、それでも濡れた箇所を軽くタオルで拭き、あたたかい暖炉を背にしながら食卓についた。
スープは朝に食べたものより少しだけ具材が増え、比較的豪華になっている。腕を振るって用意してくれたのだろう。
崩月 浅緋 : 「……あったかい」
レイン : 「うん、出来立てだもの。パンは保存していたやつだけどね」
レイン : 「さ、めしあがれ」
崩月 浅緋 : 「……。 ………いただき、ます…」
糸色 終 : 「はい、いただきます」
レイン : 「なあ、朝も思ったけどそれ何?食事前の祈りみたいなもの?」
糸色 終 : 「ん?まあそうだな。今日得られた糧に感謝を込める言葉だ」
レイン : 「ああ、じゃあやっぱり同じだ。ふふ」
糸色 終 : 「文化っつうもんは案外違うようで根っこは似てるもんさ」
レイン : 「そうみたいだね。どう?おいしい?」
進行 : スープからは豆と野菜の優しい香りが立ち上り、冷えた身体を内側から温めてくれる。パンをスープに浸して口に運べば、舌が満たされたあと、ゆっくりとお腹を通り、全身を温かく包み込むだろう。
崩月 浅緋 : 「……うまい」
今度はちゃんと腹に入ってく感じがする…
糸色 終 : 「うん。実においしい食事だ」
レイン : 「よかった。たくさん食べてくれよ!」
崩月 浅緋 : もぐもぐ…はむ……ずず……
糸色 終 : 「ああ、そうだ。レイン」
レイン : 「どうした?」
糸色 終 : 「お前さん、本当は生きてなんかいないだろ」
レイン : 「え、……。 ……なんで」
糸色 終 : 「別に尋問なんかしようとしちゃいないさ。ただまあ、俺たちとはちょいと違う…言うなれば別の存在だろう?という話だ」
レイン : 「違うよ。生きてる。私はあんたたちと同じだ」
レイン : 「だってほら、体温だってあるし、パンだって食べられる!」
糸色の手を取って、その手の中にあるパンをひとくち食べる
レイン : 「もふ…もぐ……。 ……私は、生きてる人間だ。そうだろう?」
糸色 終 : 「………」
糸色 終 : 「……はは、悪かった。ただちょっとからかっただけだよ」
糸色 終 : 「大丈夫だ、レイン。お前の体温はちゃんとあったし、このパンも温かいスープも本物だ」
崩月 浅緋 : 「………」
崩月 浅緋 : (いいの?)
こそこそ……
糸色 終 : (無理に押し付けるもんじゃねえ)
こそこそ
レイン : 「そうだよ。私は生きてる。 ……大丈夫、それは本当のことだ」
レイン : 「ああそうだ。帰り方、わかったぞ!」
糸色 終 : 「おお。見つかったのか。どんな方法だ?」
レイン : 「うん。まず”門の創造”っていう呪文があってさ。その呪文を使って、お前たちの世界とこの世界を繋げているらしい。街の人たちが移動する時に使ったんだそうだ」
レイン : 「だから、ここに来れたお前たちなら、来た場所から帰れるはずだ!」
糸色 終 : 「なるほどな…灯台下暗しだった、というわけか」
レイン : 「今日は一日この街を歩いてただろ?疲れただろうし、明日帰るのはどうだ?私も送っていくよ」
糸色 終 : 「ああ、そうさせてもらおう。しかし、思ったより早く帰れそうだな」
崩月 浅緋 : 「………うん」
糸色 終 : CCB<=60 心理学
(1D100<=60) > 1 > 決定的成功/スペシャル
糸色 終 : なんだこりゃ
system : [ 糸色 終 ] 🎫 : 0 → 2
糸色 終 : 1d10 ついでに成長しておくか
(1D10) > 3
糸色 終 : さ、洗いざらい全部吐け
崩月 浅緋 : くそ……
帰るのかー仕事すげーやだなー、でもここでずっとこいつらと一緒ってのもなー、レインは放っといてもいいとして、おっさんはここで殺して俺だけ逃げたらいっそ楽になれるかなー、でもこいつ殺せる気がしねーんだよなー……
というのを考えてる顔を、して、いる……
糸色 終 : 「……なるほどね」
〆とくのもいいかもしれんな、ここで
糸色 終 : CCB<=60 恐怖の注入
(1D100<=60) > 89 > 失敗
糸色 終 : 俺のこいつはどうもうまくいかん
system : [ 崩月 浅緋 ] 🎫 : 4 → 3
崩月 浅緋 : あっ!また!!
糸色 終 : CCB<=60 恐怖の注入
(1D100<=60) > 9 > スペシャル
糸色 終 : ハハッ
糸色 終 : お前の中に恐怖が流れ込んでくる。
それはお前のトラウマであり、お前の根源を揺るがす原初の恐怖であり、お前が深層心理で恐れているものの具現化だ。
お前の精神力は削らない程度にしといてやるが、今夜一晩は悪夢にうなされるだろうな。
崩月 浅緋 : 「え? ……! や、え?ちょ、っ……」
糸色 終 : 「おーう、なんということだ!どうやら彼は具合が悪いらしい!これは早めに寝かせた方がよさそうだ!」
レイン : 「え?そ、そうなのか…?でも今、普通に飯食って…」
糸色 終 : 「というわけで、お前は先にベッドへ行っとけ。 …分かってると思うが、大人しく寝てろよ」
崩月 浅緋 : 「ひっ……ぇう、は、……ううっ……」
崩月 浅緋 : い、いまはこいつの言うこと聞かなきゃなんないと思う…。怖い、なにがか分からないけど、こいつがとにかく怖いっ……。
食べてたものを急いで口に押し込んで、咀嚼して、片付けを…は、早くしないと……。
レイン : 「あ、その、具合悪いなら私が片付けとくから!」
レイン : 「えーと…もう寝るんだよな?おやすみ…?」
崩月 浅緋 : 「…お、……おやすみ。ありがと、飯………」
レイン : 「うん…。 ……」
行っちゃった…
レイン : 「なあ、あいつやっぱちょっと心配だよ、私。大丈夫なのか?その…」
心の方、とか…
糸色 終 : 「ああ、多少性格に難はあるが、さして問題はない」
レイン : 「いや、性格は普通だと思うよ。でもなんか、……お前に怯えてるように見えたんだよ、私には」
レイン : 「なあ、あんまりいじめるの、よくないよ。昨日も言ったけどさ…」
糸色 終 : 「ふむ……。ちょいと説明するのが難しいところだ」
レイン : 「仕事の上下関係?があるんだよな、たしか」
糸色 終 : 「簡単に言えばそうだな。で、まあ…あいつはだいぶ性格に難があってな。甘やかしていると図に乗ってこっちの言うことを聞かなくなるわけだ」
糸色 終 : 「犬の躾と同じようなもんさ。定期的にどちらが上かを分からせてやらないと、無駄吠えして他人に噛みつく不出来な犬になる。そうなると他人様にも迷惑をかける。そうならないようにするのが、飼い主である俺たちの仕事のひとつというわけさ」
レイン : 「犬って…アサヒは人間だぞ?シュウや私と同じ…」
糸色 終 : 「たとえ話だよ。まあでも、理性のなさは犬より下か」
レイン : 「……でも、だったら余計に…ちゃんと大事にしなきゃ駄目じゃないか」
糸色 終 : 「お前さんは優しいな。……その優しさをあいつに向けてみろ。増長し、すぐにお前のことを下に見るようになる。お前を好き勝手こき使い、使えなくなったら捨てる。あいつはそういうやつだ」
レイン : 「え………? ……そ、そうは見えない…」
糸色 終 : 「そう見えないようにさせてるのが、あいつの才能の一種だ。まあ、そういうわけで。これは必要な躾の一環であり、お前は心配する必要などない」
レイン : 「んん……。なんか、あんまりすっきりしない終わり方だな、それ…」
糸色 終 : 「そんなもんだよ、現実なんてものは」
糸色 終 : 「さて。いい夕食だった。食器を洗うのはどこですればいい?」
レイン : 「え?ああ、私がやるよ!」
糸色 終 : 「いや、お前さんには是非お茶を淹れてほしい。昨日飲んだものがうまかったのでな」
レイン : 「…いいの?」
糸色 終 : 「ああ。それがいい。さ、洗い場を教えてくれ」
レイン : 「じゃ、じゃあ……」
洗い場と使い方を教えて、お茶を淹れる。 …いいのかなあ。
糸色 終 : 洗い物は簡単に済むだろうな。早めに済んだらテーブルの上でも片付けておいてやるか。
進行 : なんでそんな普通にいい人なんすか ちがうだろ この中立中庸
糸色 終 : 俺は善人ではないが悪人でもない 中立中庸だ
進行 : 中立中庸がよ……
レイン : 「お茶、入ったぞ…。あ、机も片付いてる!」
糸色 終 : 「ありがとうな。食後の一杯はゆったりといただきたい派でな」
レイン : 「うん。それはすごくわかる。私もいつもはひとりなんだけど、こういうちょっとした時間は大切にしてるよ」
糸色 終 : 「なら、今日は二人でその時間を過ごせるというわけだ」
レイン : 「あはは。昨日みたいに胡散臭い話ばっかりじゃないといいけどなあ」
糸色 終 : 「そんなに胡散臭かったかね」
糸色 終 : さて、今度は…知識を応用してお嬢さんの喜びそうな話題を提供してみるか
進行 : GO!
糸色 終 : CCB<=85 知識
(1D100<=85) > 19 > 成功
進行 : それなりに面白い話題をいろいろ提供できたね
レインは昨日よりずっと喜んでる!
レイン : 「なんだ、面白い話をたくさん知っているじゃないか!なんで昨日はあんなに変な話ばっかりをしてたんだ?お前」
糸色 終 : 「まあ、時間が経ってお前さんのことを知り、好きそうな話題の目星をつけることができたというわけさ。にしても、お前さんは多分卓遊戯とかが好きそうだな。ボードゲームとかの」
レイン : 「ボードゲームは好きだ!父様が作ってくれたやつがあるんだよ。持ってきてもいい?」
糸色 終 : 「おお、なんだ。あるのか。そりゃ人数がいるやつか?」
レイン : 「いや、私と父様とで遊べるようなやつだな。ずっと二人きりだったから。確かこの辺に……あれ?」
レイン : 「……この辺に、あったと思うんだけど」
糸色 終 : 「まあ、それは次に来たやつらと遊べばいいさ。今は間に合わずとも、探す時間は俺たちが帰った後にいくらでもできるだろう」
レイン : 「うん…。 …私は、お前と…というか、お前たちと遊びたかったんだけどな」
糸色 終 : 「なるほどな…。なら、簡単な言葉遊びでいいのならいくつか知ってるが、それを少ししてみるか?寂しければ浅緋を呼んでもいい」
レイン : 「うん、じゃあ、ちょっとそれをやってみたいな。アサヒは…具合悪そうだったから、シュウが遊んでよ」
糸色 終 : 「喜んで、Fräulein」
進行 : あなたたちは、しばしの間他愛のない言葉遊びに興じる。
それは雨音と共にあり、紅茶のカップから立つ細い湯気と絡み合って落ちていく。揺れる暖炉の火に合わせ、ちいさな言葉を足したり引いたり。
木陰で戯れるようなささやかな時間は、部屋の中をゆったりと流れていく。
進行 : そうしているうち、あなたの瞼はじょじょに重みを増してきた。
一日歩き回った足は心地のいい気だるさを主張しているし、軽薄な言葉を紡ぐ口も悪知恵のよくはたらく脳も、今だけは甘い眠気の中に溶けていく。
レイン : 「…もう寝るか?眠そうだ」
糸色 終 : 「んん?あー……まあ、……はは」
レイン : 「ずいぶん長く遊んでくれたもんな。ごめんな、付き合ってもらっちゃって。でもすごく楽しかった」
レイン : 「ここは片付けておくからさ、もう寝なよ」
糸色 終 : 「……お言葉に甘えさせて、…もらう、かな。いやー……」
こういう眠気なんかには強い方だと思ったがな…
糸色 終 : 「いや、素直に寝ておくか。 ……楽しませてもらったぜ。おやすみ、レイン」
レイン : 「うん、おやすみ。いい夜を」
進行 : ▼就寝
今日も君たちは、湿ったベッドシーツとともに寝ることになる。
部屋は真っ暗で、室内の音、外から漏れ聞こえる音は昨日と何一つ変わらない。唯一変わったのは、静かに高まる水の水位だけ。
確実に、雨はこの街を覆っていくのだ。
進行 : さすがにずいぶん時間が経ったからか、崩月さんは寝ているようですね。
ただ悪夢にうなされているのか、たまに苦しそうな吐息が聞こえてくる。あなたにとっては些事ですね。
糸色 終 : 「さすがに寝てるか…。今夜はよく寝れそうだ」
糸色 終 : 今日はベッドが温かい。湯たんぽ代わりに浅緋を抱きかかえて寝よう。
進行 : 本当のレインがあの遠いお墓で静かに眠っているのではないか、という思いが絶えず渦巻く。
そんなジメジメとした複雑な気持ちを胸に、あなたは眠りに落ちていく。
進行 : うーん…そんな繊細な感情きみたちにある…?
糸色 終 : いやあ、とんと縁がない。
本物が死んでいても別にどうという感情は無いな。
崩月 浅緋 : べつに俺も…俺の食ったあのパンとスープが本物であるならそれ以上の感情は別に。
進行 : あんなによくしてくれた人に対して!!!おまえたち!!!
進行 :  
進行 : ▼朝
昨日と変わらない朝だ。
陰雨は止むことを知らず、雨の楽しさは消え、太陽を恋しく思うかもしれない。
崩月 浅緋 : choice 先に起きた そんなことはない
(choice 先に起きた そんなことはない) > そんなことはない
糸色 終 : 「んん……ふあ……。 あー………相変わらず雨が止まんね。本当に」
糸色 終 : 「おい坊ちゃん、起きな」
崩月 浅緋 : 「んぅーー………ぐう……」
糸色 終 : 「それなりにキツめの悪夢を見せてやったっつうのに…熟睡だな、こりゃ」
糸色 終 : CCB<=60 恐怖の注入
(1D100<=60) > 38 > 成功
糸色 終 : 「さっさと起きろクソガキ」
崩月 浅緋 : 「っのわ゛ぁ゛ーーーーー!!!!!! あっ……えっ………?」
糸色 終 : 「うるっせえな…起きて支度しろ。さっさと帰るぞ、こんな憂鬱な雨ともお前のお守りとも早くおさらばしたい」
崩月 浅緋 : 「うえ、あ、うん……」
なんかすごい怖いもので目を覚まされた…気がする…
糸色 終 : こいつはどうせ遅いし、先に支度しに行くか…
レイン : 「ああ、おはよう!今日はけっこう遅かったな」
糸色 終 : 「おはようさん。いやあ、朝っつうもんに弱くてね。普段は夜勤なもんで」
レイン : 「朝はそこに用意してあるやつを食べてくれ。スープがあると食べやすいんだったよな、シュウとアサヒは」
レイン : 机の上に昨日の残りのスープとパンを用意してある!
レイン : 「その、胡椒があったからちょっとだけ入れてみたんだ。どうかな」
糸色 終 : 「おお、うまそうじゃないか。あいつはお前さんの作ったスープをずいぶんと気に入っていたからな、喜ぶだろうさ」
崩月 浅緋 : 「………っす…」
レイン : 「あ、噂をしてたら起きてきた。おはようアサヒ!ご飯あるぞ!」
崩月 浅緋 : 「え、あ、…うん。 ……っす…」
糸色 終 : 「ちゃんとお礼をしとけ。お前が気に入っていたからっつって、こいつが用意しといてくれたんだぞ」
崩月 浅緋 : 「………あ、りがと……。 …レイン」
レイン : 「うん。私も、私の作ったやつを喜んで食べてもらえるのは嬉しいからな」
糸色 終 : 「さ、早めに食べちまおう。主よ、今日もあなたの与えられた恵みに感謝をします…っと」
崩月 浅緋 : 「…いただきます」
崩月 浅緋 : …なんか、やっぱ、おいしい。貧相な飯のはずなのにな…。
糸色 終 : 「……。 ……お前がそれをうまいと思ってるのは多分、お前や俺には一生かかっても理解しきれんものの作用だと思うぞ。貴重なもんだ、噛みしめておきな」
崩月 浅緋 : 「あ? …なにそれ」
糸色 終 : 「陳腐なもんだよ。だが、それを真に得るのは難しい」
糸色 終 : 「まあ、観測する分には面白いものだ」
崩月 浅緋 : 「……意味わかんね」
崩月 浅緋 : 食べ終えたら支度する っつっても、そんなにすることはない…
糸色 終 : まあ、片付けはしてやるか
レイン : 「支度ができたら早速行こうか。 …あ、待って、ちょっと忘れ物!先に玄関に行っててよ」
糸色 終 : 「あ? …仕方ないな。そこで待ってるぞ」
進行 : 君たちは、先に家を出て外でレインを待つ。
しばらくすると「お待たせ!」と彼女の声がし、レインは水から守るための階段を降りて玄関のドアを通る。
進行 : 間違いなく通ったはずだ。
進行 : だが、その瞬間が幻だったかのように、彼女の姿はどこにも見当たらない。
周囲を見渡しても、家の中を探しても、レインの姿はない。
★SANc0/1
糸色 終 : 「………」
糸色 終 : CCB<=90 SANチェック
(1D100<=90) > 22 > 成功
糸色 終 : まあ、そうだろうと思ったよ
崩月 浅緋 : CCB<=40 SANチェック
(1D100<=40) > 25 > 成功
崩月 浅緋 : 「…やっぱあいつ、人間じゃなかったんじゃん」
崩月 浅緋 : 腹、減ってる?今
進行 : んにゃ おなかいっぱいですね
崩月 浅緋 : じゃいいや
進行 : は 薄情…
糸色 終 : 「まあ、こうなることは分かっていたさ。帰り道は把握した。さっさと帰ろう」
進行 : 君たちは、元の世界へ帰るための門を探す。心憂いの逃げ場を探すように。あるいは消えた彼女の面影をどこかに探しながら。
進行 : 灰色の町並みを横目に足を進める。
昨日までは耐えられたのに、今日は雨の音だけでは、なんだか寂しくなってしまった。そんな寂しさを紛らわすように時折、君たちはお喋りを挟みながら足を進めた。
進行 : 寂しい…?
糸色 終 : 俺はまあ、寂しさも面白い観測対象として持っておきたい。
崩月 浅緋 : もう早く帰りたい 雨やだ
進行 : 薄情…
進行 : しばらく歩いていると、雨が強くなってきた。この街が『帰らないで』とでも語りかけているように思う。
大きな雨粒が先ほどとはまた違う音でリズムを奏でる。君たちは一歩一歩、水に絡みつかれた足を踏み出す。
進行 : ▼門
進行 : たどり着いたのは、君たちが最初に来た場所。
かつて振り返っても何もなかったその場所には、灰の世界にポツンと佇む白い扉が存在する。
白という異色な存在を明かしているのは、隙間から滲む太陽の仄かな光だった。
この先に自分たちの戻るべき場所がある、と確信できるかも知れない。
糸色 終 : 「あれだ。よかったな、案外早く見つかった」
崩月 浅緋 : 「んー……」
糸色 終 : 「なんだ。帰れるんだぞ。嬉しくないのか?」
崩月 浅緋 : 「……一筋縄で喜べる状況じゃねえんだよ、こちとら」
糸色 終 : 「はは、そうだったな。さて…数日ぶりに帰るわけだが、どんなカミナリを落とされるやら」
糸色 終 : 扉を開けるか
進行 : 振り返ると、街はかつてないほど沢山の涙の雨を流していた。その雨粒は、君たちの別れの言葉とともに地に落ちる。
そして、重い扉に手をかけ、ゆっくりとそれを押し開ける。
進行 : 開けた向こう側。雨上がりの湿った匂いがする。清々しい青空が広がり、その中で虹の橋が鮮やかに輝いていた。
久しぶりに君たちへ顔を見せた太陽の光が、全てを照らし出し、心までも明るく照らすだろう。
進行 : さて、ここは元の…駐車場付近の草むらですね。廃虚のすぐ横にあなたたちは立っています。
進行 : 草むらから出れば、そこにはあなたたちの車と…カフェがあるでしょう。
カフェに行くことも可能です。どうしますか?
糸色 終 : 行けるなら行ってみるか。話を聞きたい
進行 : では、カフェへ。
進行 : 3度目のベルの音を聞いてカウンター席へ座る。
優しい目が君たちを捉えた。
マスター : 「おや、先日来てくださった方ですね。 ……街は見つかりましたか?」
糸色 終 : 「ああ、面白いものを見てきた。お前さんは…あの街を知っていて話したな?」
マスター : 「ふふ。さて、どうでしょう」
糸色 終 : 「コーヒーを。お前は何か飲むか?」
崩月 浅緋 : 「え?えっと……カフェオレ。 …あとチョコケーキ」
糸色 終 : 「じゃあ、それを」
マスター : 「わかりました。少々お待ちを」
糸色 終 : 「…で、結局あの街はなんだ。お前さんの故郷なんだよな」
マスター : 「誰もいないゴーストタウンですよ」
マスター : 「………ただ、街が、人を待っているのです。来訪者を退屈させないように、建物の記憶を見せる」
糸色 終 : 「ああ、鮮明な記憶を見せてもらえた。街の中心の建物ではクレープや映画を楽しめたし、住民は皆楽しそうに笑っていた。 …レインも、穏やかに暮らしていたな」
マスター : 「ああ、レインに会ったのですか。懐かしい名ですね」
マスター : 「彼女は、母親と同じ病気で亡くなりました。私が旅立とうと思った矢先です。急に体調を崩し、そのまま」
糸色 終 : 「知り合いだったんだよな。写真を見た。 …見させてもらった、が正しいかな」
マスター : 「ええ。 ……私は、あそこに住んでおりました。しかし、皆死んでしまったのです」
マスター : 「私は街を捨てた人間ですから。もう、街に嫌われてしまったようで。戻ることはできませんでした」
糸色 終 : 「それでこうして思い出話をばらまいている、というわけか」
マスター : 「ええ。たまにはこうして、ちょっとした土産話も聞けますしね。 …お待たせいたしました」
糸色 終 : 「ああ、どうも。 …ほれ、来たぞ。坊ちゃん」
崩月 浅緋 : 「あ、……うん。 …ありがと、ございます」
マスター : 「いえ。では、ごゆっくり」
糸色 終 : 「……まあ、悪い体験ではなかったな。ちょっとした小旅行みたいなもんかもしれない」
崩月 浅緋 : 「……。 ……これ、どう説明すんの。あいつに」
糸色 終 : 「そりゃこれから考えるさ……おお、案の定山ほどメッセージが来てる」
崩月 浅緋 : 「え?ああ…そういや今まで鳴ってなかった。携帯…」
糸色 終 : 「電波の無い場所だったんだろうさ、どう見たってそうだっただろ?」
崩月 浅緋 : 「まあ、うん……」
ケーキをもすもす……おいしい……
糸色 終 : 「見てみろ。最初はこんなお怒りメールだったのが、一日経たないうちにすっかりしょげちまって」
糸色 終 : 「最新は…おお、ついさっきだ。こりゃずいぶんしょげてるな…仕方ない、ちょいと席を外すぜ。電話でもしてやったほうがいい」
崩月 浅緋 : 「え?ああ、うん…いってら……」
崩月 浅緋 : 「………」
マスター : 「……レインは、元気そうでしたか。いえ、故人に対して”元気そうか”と聞くのもおかしな話ですね」
崩月 浅緋 : 「え? ……ええと」
崩月 浅緋 : 「………や、普通に接してきた。飯作って。…豆の、缶詰のスープ。あと、ガキの頃好きだったって本とか」
崩月 浅緋 : 「……なんだっけ。『ちいさなシェリーのおはなし』ってやつ」
マスター : 「ああ、それはレインの好きだった本ですね。そうか、今でもその本の話をするのか……」
マスター : 「……彼女の誕生日に、私がプレゼントした本だったんです。その本は」
崩月 浅緋 : 「………。そうなんだ」
崩月 浅緋 : 「まあ、ずいぶんと……くたびれた本だった。何度も読んで、みたいな…」
マスター : 「ええ。何度も読み聞かせをせがまれました。 …ふふ、懐かしい」
マスター : 「………他のお客様には内緒です」
そっとクッキーを2枚、お皿の上に乗せましょうね
崩月 浅緋 : 「え? ……なにこれ」
マスター : 「彼女によくしていただいたお礼です」
崩月 浅緋 : 「……あ、そー。 ………」
一枚食べるか ジャム、乗っててうまいな…これ
糸色 終 : 「戻ったぞ。いやあ、長引きそうだったから適当に切り上げてきた。しおらしいあいつの声は悪くないんだが、恨み言だけで一日潰れそうな勢いだったもんで」
糸色 終 : 「まあ、どさくさっつうやつだ。お前の家出の件もチャラにさせた」
崩月 浅緋 : 「え、マジ?やった!!」
崩月 浅緋 : 「いや、家出じゃねえから!俺だってわけわかんないうちにあそこにいたんだよ!言ったじゃん!」
糸色 終 : 「聞いてない。お前、ここ来た時ぁクソほど不機嫌なツラして黙ーったままだったじゃねえの」
崩月 浅緋 : 「……気付いたらあそこにいたんだよ。なんか、知らない家ん中に閉じ込められてた。何度も同じ場所をぐるぐる回って…家から、出られなくて」
崩月 浅緋 : 「ヘンなことは起きるし、いつまで経っても同じ景色だしで…参ってたんだっつの」
糸色 終 : 「気付いたら?つってもお前、失踪前になんか変なこと…あー、外出申請出してたな、そういや」
糸色 終 : 「たまにゃいいだろっつって付き添いナシで行かせて…だったな。あー、そうだったそうだった。はは、思い出した」
崩月 浅緋 : 「え? …出してないよ、俺。そんなの」
糸色 終 : 「あ?いや出してたよ。だから外に行かせたんだろうが」
崩月 浅緋 : 「出してたんなら普通に覚えてる。 …じゃあ、そん時からなんかおかしかったんだ」
糸色 終 : 「…なんかに乗っ取られでもしてたかね。ウチの商品に面倒なことしてんじゃないよー…ほんとにねえ」
糸色 終 : 「ま、なんにせよだ。これで無事に帰れる。今度こそな」
崩月 浅緋 : 「……勝手にいい風にまとめんな」
崩月 浅緋 : 食べ終えた ごちそうさま
どさくさでクッキーふたつとも食べちゃったけどいっか
糸色 終 : 「おお、食べ終えたか。んじゃ、そろそろ出るかね…。すまんが会計を頼む」
マスター : 「はい、ありがとうございます。ではこちらに…」
マスター : 「丁度いただきました。では…」
マスター : 「……お土産話、ありがとうございました。おかげで楽しめましたよ」
糸色 終 : 「ああ。またいずれどこかで」
進行 : 彼は笑顔で君たちを見送ってくれた。
食べ終わって店を出る。乾いた空に退店の音が響いた。
進行 : 君たちが入った時に作った水溜りはもう無くなっていた。
進行 : ふとした瞬間、思いはあの雨に濡れた街へと飛んでいく。街は、通り過ぎゆく人々を静かに引き留め、彼らに帰らないでとささやきながら、見送る涙を流すのだろうか。
いつかあの街が泣き止む日が来ればいいな、と心の片隅で思いながら「このあとはどうしようか」と君たちはお互いに笑いかけて歩き出す。
進行 : …笑いかけて歩く…かなあ…
糸色 終 : まあ、坊ちゃんの機嫌は多少よくなったかね。
崩月 浅緋 : 俺の機嫌?
糸色 終 : お前さんの機嫌を取ることも俺の仕事のうちのひとつ、っつうことだ。
進行 : ▼エピローグ
進行 :
雨が降る街にまた、迷い込んだ人が二人。
「珍しいお客さんだな。どこからやってきたんだ?」
少女はまた彼らに帰る方法を教えてあげるために本棚をひっくり返す。
街は嬉しそうに涙の雨を流すだろう。
 
進行 : END.
進行 : 生還報酬
レーヘンスタットへ行った 1d10+5
墓の倒れている傘を直した 1d3
男性から話しを聞いた 1d3
糸色 終 : 俺は山ほどあるから辞退かね
崩月 浅緋 : 傘のやつももらっていい?直したし
糸色 終 : 直したのは俺なんだがな
進行 : ええか ええやろ ええことにしましょ
崩月 浅緋 : やった~~!
崩月 浅緋 : 1d10+2d3+5 回復
(1D10+2D3+5) > 8[8]+3[1,2]+5 > 16
system : [ 崩月 浅緋 ] SAN : 40 → 56
崩月 浅緋 : かなり舞えた
糸色 終 : それなりにいい小旅行にはなったな 俺も気分転換になれた
崩月 浅緋 : そこそこ回復してうれしかった
進行 : きみたちもこういうやり取りできるんだな…とおもいました