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最初に : ※スクリーンショットは【最後に】というシーンでしてください。
 それ以外はネタバレに該当します。


■遊び方
<>=技能判定、行動
「」=セリフ
▼=ページジャンプ


▼必読へ
必読 : ■はじめに
この度は「巡回中につき」をお手にとって頂きありがとうございます。
本シナリオで遊んで頂くために、いくつかの注意点がございます。

・ネタバレの禁止。シナリオについて呟かれる場合はふせったー等ワンクッション挟むようお願いいたします。
・転載行為、自作発言の禁止。
・これはCPの1話目です。最後まで遊ばないと何もわかりません。

何かご不明な点等ございましたら稀彦(Twitter/@iwasense)までご連絡ください。


■概要
CP   :巡回中につき
作者  :稀彦
人数  :KPレスorタイマン
所要時間:各話1時間程度
構成  :01.覗く ←いまここ
     02.話す 
     03.試す
     04.巡回す
舞台  :現代 日本想定 外国も可
傾向  :こわい話 いやな話 オムニバス
対応  :6版

※交番勤務時代など、既存の探索者の過去としてもいいと思います。
※ロストはほぼありません。

小さな鳥居。この先を覗く。
「お巡りさん、たすけてください。家の鍵を失くしたんです」


▼タイトルコールへ
KP :  
タイトルコール : お巡りさん、たすけてください。
その声に耳を塞ぐ。

ああ、巻き込まれたくないなどと。
いつから思ってしまったのだ。


   3日前のこと
        覗く
          作:稀彦


▼01へ
KP :  
KP :  
KP :  
01 : あなたは交番に勤務している警察官だ。

交番は地域に設置された小規模な警察署である。
地域内での犯罪の防止、治安の維持、事件の対応など、近隣住民との距離が近いことも特徴だ。

主な業務内容は巡回・見回り。
地域内を巡回・見回りし、異常な事象や不審者を見つけた際に適切に対応することが求められる。
また、治安の悪化を予防するためにも巡回・見回りが必須とされる。

地域の住民と信頼関係を築きながら、地域全体の安全と治安を守ることが求められるのだ。


▼02へ
02 : そんな交番勤務をしているこの地域。

名前を、西金町という。特産物は金魚だ。


▼03へ
03 : この町は美しい金魚の飼育と生産に注力している。
といってもそれは最近のことのようで、昔ながらの品種を繁殖させているわけではないという。
専門家や愛好家達からは反発もあるようだが、その見た目の良さから、逆にこの地域の金魚を収集する人も出てきているという噂だ。

そんな西金町では、どこの家庭でも、金魚を飼っている。
あなたの務める交番にも、町長が飾りにとおいていった金魚鉢が一つ、置かれている。


▼04
植木鉢 : このシナリオ…高intの方に回せるの…ちょっと嬉しいかもしれないな…
植木鉢 : という町でございます!よろしくお願い致します…!
KP : これから巡回(パトロールに行こう)という場面です
PLkurage : 巡回!なるほど
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 町の特産品ということで各家庭に置かれた金魚は、職務にあたる上での一定量のストレス軽減や気分の上昇に一役買っている…と、思う。
金魚自体に取り立てて大きな興味はないものの、水槽内を泳ぐ鮮やかな色彩は、たぶん見ていて心が安らぐもの、なのだろう。
どちらにせよ、うちにあるのは空の金魚鉢だけらしいが。
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : よく見える箇所に置かれた丸いそれを撫で、巡回へ行く準備をする。
仕事だ。/
04 : あなたは空の金魚鉢を横目に見ながら交番を出た。
巡回の時間だ。
今日のコースは小学校前を通り、山方面へ行き、まっすぐ戻ってくるというもの。
小学生達はもう下校している頃だろう。そんなことを考えながら、あなたは自転車にまたがった。

予想通りすでに小学生達は下校済みで、あなたは特に誰かに出くわすことなく、山方面へと向かっていた。
今は夏だ。夕方に近い時間だというのに、真上から太陽光が降り注ぐ。汗が滝のように垂れていく。
昼間の巡回頻度は減らしている。それでも事件らしい事件は起きていないから、この町は平和な方だと思うだろうか。


▼05へ
05 :
と、そこで。

道端にしゃがみ込む少年がいた。


<通り過ぎる>
<話しかける>
※画面より選択
KP : 画面より選択 をするとお部屋のBGMが切れます
KP : 気にならない場合は 選択後進められる処まで進めてokです!
KP : 気になる?場合は メインで宣言(RP)をどうぞ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 今更だけど、うちに支給されてるのは空の金魚鉢なのか!?!?!?中身はないのか
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 中身はないのか(中身を見る)
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : しゃがみ込んでいる?具合でも悪くしたのか。
話しかけるか…。
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : あなたが話しかけると、少年はぱっと顔を上げた。


▼06へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「どうしたんだ。具合でも悪いのか?」
PLkurage : とくにBGMが切れることもなく進みました!以降はGMの処理が必要そうなので、ひとまずここまで
KP : あ!大丈夫だった 良かった
06 : 少年
「あ、お巡りさん」
「たすけてください。家の鍵を失くしたんです」
「一緒に探してください」


<断る>
<承諾する>
※画面より選択
植木鉢 : お若い神楽木さん~!きゃっきゃっ!
植木鉢 : 空だ…>金魚鉢
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 空だ…
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「家の鍵を」
復唱…
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : まあ、そういうことなら…探すのを手伝おう
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : あなたが承諾すると、少年はほっと息を吐いた。

少年
「よかった。どうしようかなって困ってたんです」
「こんなことになるなら、まっすぐ家に帰ればよかった」

少年はそう言うと、背負っているランドセルの肩紐部分をぎゅっと握った。


▼07へ
07 : 少年の鍵を探すために、彼に話しかけることが出来る。


RPの後に
※画面より選択
植木鉢 : そういえば神楽木さんってちょっと子供が苦手でしたね
植木鉢 : ま まさか この事件(?)で…?
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「失くした場所にもよるが、早めに気付いてよかったじゃないか」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「しかし、どこで時間を潰していたんだ?下校時刻は随分前じゃないか。遊んでいたのか?ランドセルも置かずに」
PLkurage : ハッ……シーンコマンドができない
サブマスター権限をください…!!
時間 : 少年
「小学校を出てからは、山のほうに行きました。お巡りさんは知ってますか?あそこにある神社のこと」


<知識><オカルト>
※画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「山の神社…」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : CCB<=5 オカルト
(1D100<=5) > 30 > 失敗
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : CCB<=75 ならば【知識】
(1D100<=75) > 3 > 決定的成功/スペシャル
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : その出目をさっき……
植木鉢 : わあ!
植木鉢 : ワンチャン サブマスター権限があれば全部遊べる…!?
PLkurage : 多分、サブマスター権限があれば……と思いましたが、画面上の進むボタンなどがないので頼ることになりそう……
PLkurage : 少年の言う通り、山の途中に神社があることを知っている。神社と言っても鳥居と小さな社がるだけだ。確か祀っているのは、男女の神様だ。


▼08へ
PLkurage : 変なの出ちゃった!!!!
植木鉢 : かわいい!
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 神社があるというぐらいしか知らない。地域にある建造物としての認識程度の…。
08 : 少年
「あそこには男女の神様が祀られてるじゃないですか。でね、なんていうか……おまじない?というか、噂?があるんです」


RPの後に
※画面より選択
PLkurage : ▼08へ
これをどこで進めてるのか分からないのですが、画面のどっかにボタンがあったりしますか・・・・・・?
あるいはシーンで進めてるのかな
植木鉢 : シーンなんですよね!
PLkurage : シーンだとプレイヤー参加の私はタブが開けないので、いずれにせよ荊さんに頼ることになる・・・
PLkurage : 頼ります!!!(掌回転
植木鉢 : 二次配布という訳ではないのでサブマスター権限を付与して良いかな…
植木鉢 : とちょっと悩んでいた
PLkurage : サブマスター権限でシーンタブは開けましたっけっか やってみる…?
植木鉢 : どうぞ!
植木鉢 : あっ 一回戻しました KP用タブも見えちゃうのかなって
植木鉢 : チャットタブが編集できるみたいなので見えちゃいそう
PLkurage : KP用のタブは多分、プライベートにしていれば見えないかも
植木鉢 : よいしょ またサブマスターにしてきました 植木鉢タブは見えていますか
植木鉢 : 恥ずかしいので見ちゃだめだよぅ()
PLkurage : 植木鉢タブは見えてないです!完璧
PLkurage : シーン一覧も開けました!いけそうかも
植木鉢 : お!いける…!ではではお暇な時間に遊んで下さい!♪
PLkurage : ありがとうございます!お部屋、お借りします…!
植木鉢 : はあい!では植木鉢は一旦失礼致します…!
KP : クリチケは保留です(そんなにダイスを振る機会が無い)
PLkurage : はーい!またクリアしたらご連絡します👋
PLkurage : ふふ 保留
PLkurage : いちおうメモっとこう
植木鉢 : それではでは~!👋
PLkurage : ノシノシ
PLkurage : 神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) - 今日 20:50
CCB<=75 ならば【知識】
(1D100<=75) > 3 > 決定的成功/スペシャル
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「噂…。まあ、そういうのは子供の時分によく出回ったものだが。どんな噂なんだ」
: 「小学生って、大人が教えてくれないことに興味を示すでしょう?僕らも当然そうなんですけど」
「性行為って、知ってますか?」
あなたが答えると、少年はため息を吐く。
「僕らの歳になったら学校教育以外のメディア、ネットとかでですね、知識を蓄えるんです。現代っ子なので。だからどういったものかは理解しているんですけど」
「実際に見たことはやっぱり無くて」
「あそこの神社で、見れる、って聞いたんです」
「金魚がそう言ったんです」


RPの後
※画面より選択
PLkurage : BGMは別部屋でつけようかな
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「お前な…。そういうのに興味を持つ年頃だというのは分かるが、まだ早い。マセガキ」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「にしても、金魚が言ったってどういうことだ?」
>>進行 : 少年
「あれ、お巡りさん、知らないんですか?」
「金魚ってしゃべるんですよ」

あなたはその言葉を冗談だと思ったかもしれない。
しかし、少年は冗談を言っている顔ではなく。
本当に"そう"だと思っているようだ。少しだけ、気味が悪いなとか、思う。

0/1の正気度を失う。



鍵を探しに行く場合は
▼09へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……。 …いや、金魚は喋らないだろう」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 1d100<=75 【正気度ロール】
(1D100<=75) > 80 > 失敗
system : [ 神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) ] SAN : 75 → 74
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 戯言だとは思うが、あまりにそれを”そういうものだ”と話す目の前の子供に対し、…少し、背筋が寒くなる。
いや、これは子供の戯言だ。
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「だいたい、それは神様とかじゃなくて隠れてコソコソしてる奴らじゃないのか?」
>>進行 : 少年
「あそこの神社は小さいですけど、一応、本当に一応、祭りとかもあって。明後日なんですけど。町で祭りをするんで、学校の授業である程度のことは習うんです」
「お巡りさんに教えてあげますね!」
少年は他人に教えられるというこの状況が面白いのか、笑顔で説明を始める。
以下は少年からきいた話をまとめた内容だ。
//
「大戸之道尊(おおとのみちたかみ)」と「大苫辺尊(おおとまべのみこと)」は、古代日本の神話や伝説に登場する神々だ。登場する史書によりその名前は変わり、大戸之道尊・大苫辺尊という呼び名は先代旧事本紀に登場する。補足だが、先代旧事本紀とは、神道における神典である。

大戸之道尊・大苫辺尊は神世七代に登場する。「国之常立神(くにのとこたちのかみ)」から「伊弉諾(いざなぎ)」、「伊弉冉(いざなみ)」のに至るまでの五代目として誕生した。最初の男女の神である。
神世七代は進化の過程(国土の形成を表すとする説)を表象、神格化しているという説があり、この二神については、水生だった生物が初めて大地に上陸し始めた頃合いに相当するのかもしれない。

だがこの町で信じられているのは、上記とは別の説、「男女の神の身体の完成を表すとする説」だという。
日本書紀では「大戸之道(おほとのぢ)尊」、別名「大戸之辺(おほとのべ)」、「大苫辺(おほとまべ)尊」と呼ばれているこの神々の名前で注目すべきは、オホトの部分だ。
オホト、ホトは古い日本語で女性器を意味する。
このことから、この地域では、「男女の神の身体の完成を表すとする説」が信じられているのだそうだ。
//

少年
「どうです?知ってましたか?」

少年は自慢げに胸を張った。

少年
「あ。それでね、いや、それでですね」
「あそこに行けば、神様達が交わっているって言うんですよ。金魚が」
「だから見に行ったんです」


鍵を探しに行く場合は
▼09へ
>>進行 : 「大戸之道尊(おおとのみちたかみ)」と「大苫辺尊(おおとまべのみこと)」は、古代日本の神話や伝説に登場する神々だ。登場する史書によりその名前は変わり、大戸之道尊・大苫辺尊という呼び名は先代旧事本紀に登場する。補足だが、先代旧事本紀とは、神道における神典である。

大戸之道尊・大苫辺尊は神世七代に登場する。「国之常立神(くにのとこたちのかみ)」から「伊弉諾(いざなぎ)」、「伊弉冉(いざなみ)」のに至るまでの五代目として誕生した。最初の男女の神である。
神世七代は進化の過程(国土の形成を表すとする説)を表象、神格化しているという説があり、この二神については、水生だった生物が初めて大地に上陸し始めた頃合いに相当するのかもしれない。

だがこの町で信じられているのは、上記とは別の説、「男女の神の身体の完成を表すとする説」だという。
日本書紀では「大戸之道(おほとのぢ)尊」、別名「大戸之辺(おほとのべ)」、「大苫辺(おほとまべ)尊」と呼ばれているこの神々の名前で注目すべきは、オホトの部分だ。
オホト、ホトは古い日本語で女性器を意味する。
このことから、この地域では、「男女の神の身体の完成を表すとする説」が信じられているのだそうだ。
//
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「見に行ったのか。 ……まあ、今それを咎めても仕方ないがな。そういう怪しい噂には乗るな。危ないことに巻き込まれでもしたらどうする」
おおかた、その見に行った場所にでも鍵を落としたのか?
仕方ない、探しに行く…
09 : 鍵を探しに行くとなったら、下記の探索箇所のどこへ行くかを選ぶことが出来る。

探索箇所
[小学校、山(神社)]


小学校
 ▼小学校01へ
山(神社)
 ▼山01へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 一応、先に学校から見に行ってみよう。
小学校01 : 西金小学校は交番から比較的近い場所にある小学校だ。
日中交番で待機していると、よく、小学校方面から子供達の笑い声が聞こえてくることだろう。
すでに子供達の下校は終わっており、あなたが訪ねるならば、校庭の整備をしている少年の担任がいるだろう。

担任
「あれ、お巡りさん。と、きみくん。どうしたんですか?何かありました?」

担任は心配そうな顔で駆け寄ってくる。


RPの後
▼小学校02へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「ああ、こんにちわ。彼が家の鍵を落としたと伺ったので、一緒に探しに来ました」
小学校02 : あなた達が鍵を失くしたこと、探していることを伝えると、担任は残念そうな顔をした。

担任
「実は今日ね、全クラス業者さんに掃除に入ってもらっているの。だから中に入れないのよ。ワックスも塗り替えたところだから」
「親御さんには連絡しておくから、おうちで待っていたらどうかな??早くかえってきてくれるかもよ」

少年
「うーん、今日は無理だと思います。夜勤って言ってたから……」
「あ、僕のお母さんとお父さん、病院で働いてるの。忙しいんだ」

担任
「あら……じゃあおばあちゃんに連絡しておいてあげる。ねっ」

少年
「……はぁい」

少年は不満げに頷き、あなたの手を引いて学校から離れた。


▼小学校03へ
小学校03 : 少年
「おばあちゃん、好きじゃないんです。勉強しろって、してても言ってくるから。鍵を失くしたこともすごく怒られそう」
「ねえ、一緒に探して下さい。夕方になったらあきらめるから……」


<断る>
<承諾する>
※画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「放っとかれるよりはいいだろう。お前ぐらいの年齢だと勉強も嫌なものだろうがな、のちのち役に立つ。月並みな言葉だけれどな」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……どれにしろ、鍵を無くしたままだとお前も困るだろう。夕方までなら一緒に探せるから、思い当たる場所があれば行くぞ」
>>進行 : あなたが承諾すると、少年はほっと息を吐いた。

少年
「よかった。じゃあ行きましょうか」


▼09へ
09 : 鍵を探しに行くとなったら、下記の探索箇所のどこへ行くかを選ぶことが出来る。

探索箇所
[小学校、山(神社)]


小学校
 ▼小学校01へ
山(神社)
 ▼山01へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 山の方へ行こう。
山01 : 山にたどり着くと、若干日が落ちていた。
少年は不安そうに空を見上げた後、あなたを見る。

少年
「夕方になったらちゃんと家に帰ったかどうか、家の電話からお母さんたちに留守電を残さないといけないんです。二人とも夜勤でいないから」
「はやく見つけないと、怒られちゃう……」

少年はそう呟くと、足元を確認しながら山を登る。
あなたも少年にならい、足元をよく確認しながら山を登っていくだろう。

登りながら<目星>
※画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : CCB<=80 【目星】
(1D100<=80) > 6 > スペシャル
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 出目がいい気がする
目星 : 周囲を見回す。鍵はない。


<追跡>
※画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : CCB<=10 【追跡】
(1D100<=10) > 74 > 失敗
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 警察やってるのに追跡がないとは…
>>進行 : 当然だが、山は暑い。
今でこそ少し日が落ちてきてきたが、少年が登った頃はまだ日差しも強かっただろう。
早めに切り上げなければ、熱射病になるかもしれない。


▼山02へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……少し急ごう。お前、今飲み物もないだろう」
山02 : そうして山を登っていると、やがて神社にたどり着いた。
少年曰く、大戸之道尊・大苫辺尊が祀られている場所。

少年
「僕、ここらへん見て__、」

とそこで、ぐらりと少年の体が揺らいだ。
顔を見れば真っ赤になっている。熱射病になりかけているとわかっていい。

少年
「あつい……かぎさがさなきゃ……」

少年はそれでも鍵を探そうとする。
一度少年を木陰に待たせ、あなたが神社を確認したほうがいいだろう。


RPの後
▼山03へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「ああ、言わんこっちゃない。 ……少しここで待っていてくれ。動くなよ」
手水場かどこかに行けば水もあるだろう 手持ちの布を濡らして持っていければそれでいい
ついでに鍵も見つかれば…
山03 :
説明すると、少年はランドセルから水筒を取り出し、中身を口に含みながら、「おねがいします」と細い声で言った。


▼10へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : ああ、ちゃんと水は持ってたのか。それなら幾分かマシだ。
いずれにせよ、早めに山を降りるために鍵を見つける必要はあるが…。
10 : 神社の入り口には鳥居が立っている。色褪せ、元の色がわからなくなっているが。多くの場合は赤だろうか?
鳥居をくぐるとすぐに小さな社がある。この神社の成り立ちを説明するような案内板は無く、少年の話が無ければ、あなたはこの神社が一体どのような神を祀っているのか、知らないままであっただろう。
小さな神社の社は伝統的な日本の建築様式を反映しており、木造の屋根には美しい彫刻や装飾が施されていた。……失礼な感想だが、ちゃんと手入れされているようだ。

あなたは改めて、神社の捜索を開始するだろう。

探索箇所
[鳥居、小道、社]
※画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : なるほど…。
鳥居の周りから手早く確認する。
>>進行 : 鳥居は先ほども言ったが、色褪せ、元の色がわからなくなっている。
しかしよくよく見れば、若干白い塗装が残されていた。
白い鳥居。少し、珍しいように思う。
しかしここに鍵はないようだ。
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : (白い鳥居…?詳しくはないが、下塗りの色が出てきたのだろうか。普通は赤だと思うし…)
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 小道の方を確認する。
>>進行 : 小道は鳥居から社に続いている。
長方形にそろえられた石が敷き詰められた道は、雑草にうまっていたりなんかしない。
やはり手入れが行き届いているように思う。
しかしここに鍵はないようだ。
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : (やはり、規模の割に手入れが行き届いている)
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 社を確認する。ついでに、こっそり遊びに来ているような不届者がいないかもだ。
子供も来るような場所でするな、せめて家かどこかにしろ。
>>進行 : 小さな社はシンプルながらも繊細な彫刻や装飾が施されていた。
木の温かみを感じる、と言えるかもしれない。
社は小さいながらも人が入れる程のスペースはあり、なるほどここで、性行為をしているという噂が立ったのだろうと予測出来た。
感覚としては、大学生がカーセックスを探しに行くようなものだろうか。
社の外側をぐるっと見て回る。
しかし鍵はここにはないようだ。

中に入る必要がある。


▼11へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 手入れが行き届いているからこそ、そういうやつらが溜まり場にするのだろうか…。仮にも神域で、とは思うが、都合のいい場所を探しているような者にはあまり関係が無いのだろうか。
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 仕方ない、中を確認する。
しかし、ここにも無いということは…あいつまさか、中に入ってまで見に行ったのか?
11 : 社の中はこれといって物はなく、いわゆるご神体と、ご神体を祀る棚のようなものがあるだけであった。
後ろの方で少年が言う。

少年
「ごしんたい、みてたの ちかくにらんどせるおろしたから、そのとき……」

つまるところ。
よく確認しろ、ということらしい。


▼12へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : ああ、声の届く範囲にいるのか。
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : もう少し確認してみるか…。
12 : 棚へ近づくと、そこには布をかけられたご神体があった。
ご神体の前には赤いインクで五芒星が描かれており、なんとなく、神聖そうな気にさせる。

布を取ろうとしたならそれは振れるだけで床に落ちる。
布を取ろうとしないなら、外から入ってきた風により、布は床へ落ちる。


▼13へ
13 :
そこにあったのは、ただの曇った金魚鉢であった。


▼14へ
14 : あなたが金魚鉢を見ていると、いつのまにか復活したらしい少年が隣に立っていた。
少年は足元を見て、

少年
「もうちょっと、右かな」

と呟いた。


▼15へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「右、……?」
15 :
瞬間、体から力が抜ける。膝をつく。
あなたは今、五芒星の上に座り込んでいる。

ここで1D6の正気度と4のMPを失う。


▼16へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : は……?
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 1D6 SAN
(1D6) > 2
system : [ 神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) ] SAN : 74 → 72
system : [ 神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) ] MP : 15 → 11
15 :
16 :

少年
「神のまぐわいが見たい」


▼17へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「なに、を」
17 : ぴちゃ、と。水音がした。

金魚鉢の中に、金魚がいる。

その金魚の奥に。


▼18へ
18 :

神が、いた。


▼19へ
19 : 蒸気なのかガスなのかわからないものを体からあふれさせながら、のたうつ腐敗の塊。
口のような目のようなものが絶えず開き、閉じ。口らしき場所からはよだれなのかヘドロなのか判断のつかない液体が滴り落ちている。
絡まり、溶ける。縮まり、溶ける。
これは悪夢だろうか?
自分は今、悪夢を見ているのだろうか?

冒涜の双子、ナグとイェブを目撃したあなたは、1D10/1D100の正気度を失う。

尚、これはナグを目撃したことで1度、イェブを目撃したことで1度、正気度判定を行う。

つまり。


2度、判定と減少をするということだ。


<正気度が残った場合>
▼END2へ
<正気度が残らなかった場合>
▼END3へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : はあ!?!?!?
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 1d100<=72 【正気度ロール】
(1D100<=72) > 13 > 成功
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 1d10
(1D10) > 4
system : [ 神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) ] SAN : 72 → 68
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 1d100<=68 【正気度ロール】
(1D100<=68) > 32 > 成功
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 1d10
(1D10) > 9
system : [ 神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) ] SAN : 68 → 59
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : CCB<=85 【アイデア】
(1D100<=85) > 58 > 成功
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : ひとまず不定と一時か
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 2d10+1d6 一時/不定/期間
(2D10+1D6) > 11[5,6]+2[2] > 13
PLkurage : 一時
5:その場に釘付けの恐怖症(恐怖)
不定
6:制御不能のチック、交流不能(苛立ち)2ヵ月
END2 : 固まるあなたを神の目が見つけた。
絡まりあい溶けているその隙間に、あなたと同じ肌色を何度も見つける。

ああ。
この神々は、人ともまぐわっている。
神と人の、冒涜的な乱交だ。


▼END2続きへ
END2続き : あなたは反射的に社を飛び出すだろう。
神に見つかった。あちらを覗いているあなたを、神は認知していた。
あのままではいけないと、本能が言った。

山を駆け下り小学校の前へとたどり着く。
息を整えながら、震える手を握りしめた。


▼END2続きの続き
END2続きの続き : そこで、ひとりの女性が、泣きそうな顔で周囲を見回していることに気づくだろう。


RPの後に
▼END2さらに続きへ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「---、……」
今、何を、と言いたいが……喉が鳴り、声が出ない。
ひとまずその女性の方へ行く…。
END2さらに続き : 女性
「あ、あの!すみません!きみくんを見ませんでしたか!?」
「小学生の男の子なんです!帰ってこなくて……!どうしよう、こんなこと初めてで!学校はもうとっくに帰宅させたって言うんです!!」

取り乱す女性と話しているうちに、あなたの震えは若干収まるだろう。
しかし。
女性の話す特徴はすべて、先ほどの少年に当てはまる。
あなたが少年との出来事を話すかはさておき、町の人たちで探そうとなるだろう。


▼END2最後へ
END2最後へ : そして、夜。
少年、きみくんが発見されたと、同僚から知らされた。

彼は神社で発見されたという。
社の中で、金魚鉢を抱きしめて。
中にはたくさんの金魚がいて。


▼END2最後2へ
END2最後2へ :

その金魚をむさぼっているところを、発見されたという。


END2 捕食
生還報酬 SAN+1D20


▼最後にへ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : う……うおあ……わあ………
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 1d20 回復
(1D20) > 6
system : [ 神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) ] SAN : 59 → 65
最後に : ■シナリオ背景
 これは不可解な出来事のうちの一つだ。これだけで何かがわかるわけがない。
 「話す」へ続く。

 尚、エンド名はネタバレに該当する。
 利用規約にも記載していることだが、絶対に、SNS等でツイートしないこと。


■あとがき
 このシナリオを遊んだ後の通過報告に「#盆に返らない」とつけてツイートしていただけますと喜びます。
 次の話をお楽しみに。
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : う………
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : なんだったんだ、これは
KP :  
KP :  
KP :  
必読 : ■はじめに
この度は「巡回中につき」をお手にとって頂きありがとうございます。
本シナリオで遊んで頂くために、いくつかの注意点がございます。

・ネタバレの禁止。シナリオについて呟かれる場合はふせったー等ワンクッション挟むようお願いいたします。
・転載行為、自作発言の禁止。
・これはCPの2話目です。最後まで遊ばないと何もわかりません。

何かご不明な点等ございましたら稀彦(Twitter/@iwasense)までご連絡ください。


■概要
CP   :巡回中につき
作者  :稀彦
人数  :KPレスorタイマン
所要時間:各話1時間程度
構成  :01.覗く
     02.話す ←いまここ 
     03.試す
     04.巡回す
舞台  :現代 日本想定 外国も可
傾向  :こわい話 いやな話 オムニバス
対応  :6版

※交番勤務時代など、既存の探索者の過去としてもいいと思います。
※ロストはほぼありません。


広まる噂。真相はどこにもない。
「お巡りさん、たすけてください。いじめられています」


▼タイトルコールへ
KP :  
タイトルコール : お巡りさん、たすけてください。
その声に耳を塞ぐ。

ああ、巻き込まれたくないなどと。
いつから思ってしまったのだ。


   2日前のこと
        話す
          作:稀彦


▼01へ
KP :  
KP :  
KP :  
01 : あなたは交番に勤務している警察官だ。

交番は地域に設置された小規模な警察署である。
地域内での犯罪の防止、治安の維持、事件の対応など、近隣住民との距離が近いことも特徴だ。

主な業務内容は巡回・見回り。
地域内を巡回・見回りし、異常な事象や不審者を見つけた際に適切に対応することが求められる。
また、治安の悪化を予防するためにも巡回・見回りが必須とされる。

地域の住民と信頼関係を築きながら、地域全体の安全と治安を守ることが求められるのだ。


▼02へ
植木鉢 : ませがき(にこ)
植木鉢 : おお、小学校だ、自宅は行かなかったので、有難い…
植木鉢 : 神楽木さん優しいな…
植木鉢 : 大変えらい…!自宅は一撃で正気度が飛んだ…!ので…!
植木鉢 : 苛立ち… にこ…
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : よし やるか
02 : そんな交番勤務をしているこの地域。

名前を、西金町という。特産物は金魚だ。


▼03へ
03 : この町は美しい金魚の飼育と生産に注力している。
といってもそれは最近のことのようで、昔ながらの品種を繁殖させているわけではないという。
専門家や愛好家達からは反発もあるようだが、その見た目の良さから、逆にこの地域の金魚を収集する人も出てきているという噂だ。

そんな西金町では、どこの家庭でも、金魚を飼っている。
あなたの務める交番にも、町長が飾りにとおいていった金魚鉢が一つ、置かれている。


▼04
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : ?? 閑話休題…?
04 : あなたは空の金魚鉢を横目に見ながら交番を出た。
巡回の時間だ。
今日のコースは小学校前と山を避け、中学校方面へと向かう。住宅街を巡回し、まっすぐ戻ってくるというもの。
小学生とは今日は会いたくない。そんなことを考えながら、あなたは自転車にまたがった。

中学生は丁度帰宅タイミングだったらしく、あなたは道行く中学生からの挨拶に返事をしながら、交通ルール等を監視していく。
横断歩道で左右を確認しない者。赤信号を渡ろうとする者。中学生になってもやんちゃな子供は多く、なかなか大変である。
そうして通り過ぎていく姿を眺めていると、


▼05へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : ああ、あれは昨日のことだったのか。
…中学生にもなると自我がしっかりしてくるし、ルールを破る者も増える。見守ることは重要だ。
05 : ひとり、暗い顔で歩いている女子生徒を見かけた。
なんとなく目に留まる。

じっと見ていると、その女子生徒は前を見ていないようで、赤信号を渡ろうとしている。
見ればこちらに向かってくる大型トラック。
ほっておけば事故にあってしまうだろう。


<手を引く>
RPの後に<声をかける>
※画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「、おい!」
咄嗟に自転車を蹴って降り、女子生徒の手を引いて止める。
>>進行 : あなたが女子生徒の手をとっさに掴むと、女子生徒は肩を跳ねさせながら立ち止まる。
ひかれることは阻止できたようだ。


▼06へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「前を見ろ!車が来ているじゃないか」
06 : 女子生徒しばらく引かれかけた事実に固まっていたが、やがてはっとし、あなたへ頭を下げる。

生徒
「す、すみませんでした!考え事してたら、前見てなくて」


RPの後(注意するような内容を想定)
▼07
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……考え事はいいのですが、前をちゃんと見てください。ここは交通量がある程度あります」
乱暴な口調を正す。
07 : あなたが注意すると、女子生徒は目をだんだんとうるませ___

生徒
「う、うわぁーーん!!」

大声で泣きだしてしまった。
いくら制服を着ているとはいえ、絵面が悪い。場所を移動したほうがいいだろう。
一番近くにあるのは公園だ。


▼08へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「は、……あの、そこまで怒っているわけでは……。 ……」
こういうのは不得意だ、と思いながら、ひとまず公園へと連れていく。なるべく人に見られたくはない絵面だが、人目はあった方がいい。
PLkurage : 女子中学生を泣かせた神楽木、絵面がオモロすぎる
PLkurage : 仏頂面だし口調が強いから泣かれるんだよ……
08 : あなたが近くの公園へ女子生徒を移動させると、そのころには彼女も落ち着いてきたようで、しゃくり上げながらまた「す゛み゛ま゛せ゛ん゛」と呟いた。

生徒
「あた、あたし、」

と思ったのだが。まだだったらしい。
彼女を落ち着ける為には、何かしらの行動をとらねばならないだろう。


RPの後に
▼09へ
>>進行 : オタクみたいな゛のつき方してるじゃん
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……大丈夫です。ゆっくりでいいので、落ち着いてください。事故に遭いかけて驚きましたよね」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「俺でよければ話は聞けます。だから、……深呼吸、して…」
ああ、駄目だ。余計に墓穴を掘っているような気がする…。
09 : なんとか落ち着かせることに成功すると、彼女はもじもじと指をすり合わせる。
言われずともわかるだろう。

ああ、泣いた理由を聞かれたがっている。


<聞く>
<聞かない>
※画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 理由を聞こう。
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「何故泣いてしまったのですか?」
いじめ : あなたが質問すると、女子生徒はまた若干目を潤ませながら、最近の悩み事を話し出すだろう。

生徒
「お巡りさん、たすけてください」
「いじめられています、あたし」


<いじめについて聞く>
※画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「いじめられている。どういうことをされているのかは、聞いてもいいですか」
いじめ2 : 生徒
「いじめって言っても、学校でじゃないんです。家で、なんです」
「怖い話をずっとされていて。あたし、聞きたくないって言ってるのに、やめてくれない」

「無理やりやめさせようとしたらおこるんです。両親が。こんなの、おかしい」


RPの後
※画面より選択


聞き終えたら
▼10へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……家で?怖い話を……」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「誰が話しているのですか。そのご両親が?」
>>進行 : 生徒
「金魚です」
「家で飼ってる金魚が、枕元で話すんです。毎晩」

あなたはその言葉を冗談だと思ったかもしれない。
しかし、女子生徒は冗談を言っている顔ではなく。
本当に"そう"だと思っているようだ。

少しだけ、気味が悪いなとか、思う。
0/1の正気度を失う。
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……」
また、金魚だ。話す金魚。
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 1d100<=65 【正気度ロール】
(1D100<=65) > 22 > 成功
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 薄気味が悪い。
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「ご両親は、何故それを怒るのですか?理由は思い当たりますか」
>>進行 : 生徒
「それが、さっぱりわからなくて。二人はあたしが同調する為だって言うんですけど、同調って何?って……」
「あたし、家に味方がいなくなっちゃった……」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……あなたの受けているそれは、……断言は俺にはできないのですが、一種の心理的虐待に相当する可能性があります。聞きたくないと主張している話を無理やり聞かせる行為は、あまり褒められるものではない」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「ただ、……。 ……」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……金魚が話すのはどのような話なのか、伺ってもいいですか?」
>>進行 : 生徒
「私はいくら聞いてもよくわからないんですけど……」
「山の方に神社があるの、知ってますか?そこに二人の神様が祀られているんですけど……その神様のこととか、ご神体のこととか」
「うちにある鏡の話の曰くとか」
「あとは……名前は忘れちゃいましたけど、この町の誰かが持っている、変な置物の話です」
「細かい話は忘れちゃったので、お話出来ないんですけど」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「………」
山の神社。昨日のことを思い出し、背筋に冷たいものが伝う。
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「ありがとうございます。 ……」
10 : 女子生徒は「……最近、皆、おかしい」と呟く。

生徒
「この町に金魚が増えたの、ご存じですか……?あれ、ほんと、ここ数年の話で。最近なんです。でも、おかしいんですよ」
「だってここは西金、なんです」


※画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「西金ですね。 …それが、何か」
西金 : 生徒
「西金はその文字通りですよ。お巡りさんは五行ってわかりますか?」


<知識><オカルト><歴史>
※画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「五行?」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : CCB<=5 オカルト
(1D100<=5) > 5 > 決定的成功
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : なるほど…
>>進行 : 神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) - 今日 16:17

CCB<=5 オカルト
(1D100<=5) > 5 > 決定的成功
>>進行 : 五行、五行思想または五行説とは、古代中国に端を発する自然哲学の思想だと知っている。万物は火・水・木・金・土の5種類の元素からなるという説である。 5種類の元素は「互いに影響を与え合い、その生滅盛衰によって天地万物が変化し、循環する」という考えが根底に存在する。


RPの後
▼11へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「世界が五つの元素からできている、という話ですよね。俺も詳しくは知らないのですが」
11 : 生徒
「この町は金の性質を持ちます。五行にはあらゆるものが配当されていて、金の性質を持つ方角は西です」
「だからここは、西金町なんです」
「さっき少しだけお話した神社があるでしょ?あの神社で祀っているのは大戸之道尊と大苫辺尊です。この2神は……えっと」

「お巡りさんは、神皇正統記(じんのうしょうとうき)ってご存じですか……?」


<知識><歴史>
※画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : おお……
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : CCB<=20 歴史
(1D100<=20) > 41 > 失敗
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : CCB<=75 【知識】
(1D100<=75) > 89 > 失敗
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : おお…………
>>進行 : 聞いたことがない。


RPの後
▼12へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「いえ、咄嗟には……すみません」
12 : 生徒
「神皇正統記は南北朝鮮時代の歴史書です。元々五行説は中国からきたものです。日本はその歴史書で、日本の神話に出てくる神様達を五行説に当てはめました」
「金徳の神は、大戸之道尊・大苫辺尊なんです」
「ちなみに、あそこの鳥居は白かったそうです。白は金の性質を持ちます」
「いろいろな事柄が、この町が金行だと示しているんですよ」

「……なのに。今更どうして、火なんか」


<火について聞く>
※画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「火、……とは。先程の五行の話ですか」
五行 : 生徒
「金魚は魚でしょう?でも、いろいろな性質が混ざっているとも言えます。例えば名前」
「金魚は名前に、金の文字を持ちます。ですが本来、鱗を持つ魚は木の性質を持つんです」

「さらに。そのうえ」
「金魚の色は、赤。赤は、火。黒なら水なのに、この町の金魚は全部赤い。白い個体もいないんです」
「水や木なら、どれだけよかったか」


<水について聞く>
<木について聞く>
※画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「それらは、五行の……その、属性ごとの相性、のようなものの話ですか」
>>進行 : 生徒
「五行説は互いに影響を与え合い、循環するという考えです。金はその表面に水を作ります。水を生み出すのは金なんです。だから自然の摂理にのっとっている。簡単に言えばいい関係です」


全て聞き終えたら
▼13へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「では、木の方は…」
>>進行 : 生徒
「五行説は互いに影響を与え合うという考えです。木は金属製の道具により伐採されます。有利って言えば伝わりやすいですか?とにかく、木は金で打ち滅ぼせるんです」
「木にとっての金が、金にとっての火になります。火は金属を溶かす。金を打ち滅ぼせるんです」


全て聞き終えたら
▼13へ
13 : 生徒
「今のお話。難しいと思いましたか?でも中学生の私でも知ってる、この町では当たり前の知識でした」
「普通に考えたら__金魚なんて、増やさないのに」

女子生徒はあなたをじっと見つめる。


▼14へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……」
この町では五行にまつわる考えが普及していたのか
14 : 蝉の声が公園に鳴り響く中。彼女の声は、はっきりと聞こえる。

生徒
「汗、かいてますね。暑いですか?」
「汗も、火の性質を持つんですよ」


▼15へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「は……」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……何を」
15 : 生徒
「……お巡りさん。お願いします、助けてください」

「いっしょに金魚を捨ててくれませんか」


RPの後
<断る>
<承諾する>
※画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「………」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……。 ……家で飼っているような生物を勝手に川や池へ遺棄するのは、”外来生物法”という法律に違反することになります。これを破ると、罰金や懲役を受けることになります」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「生きている状態のものを放流した場合、ですが」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「………」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : ……でも、喋る金魚は、本当に金魚なのか?
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 承諾、……する
>>進行 : あなたは彼女のお願いを承諾した。
女子生徒は少しだけ安心したような顔を見せ、
「よかった……よかった。よろしくお願いします。うち、こっちです!」
とあなたの手を引いた。


▼16へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 本当にこれでよかったのだろうか。
>>進行 : 間 …?
16 : 彼女の家は住宅街の一角にあった。そこそこ大きな一軒家。手入れされた庭は緑がまぶしい。
話しこんでいたからか日は暮れ始め、周囲はオレンジ色に染まっている。

生徒
「入ってください。こっち」

言われるまま玄関先へ足を踏み入れれば。

その生臭さに、鼻を押さえてしまうだろう。


▼17へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「う、………」
一瞬顔をしかめてしまうが、冷静さを保つ努力をする。この態度は、よくはない。
17 : 生徒
「すみません、あちこちに水槽が置かれてて、それが臭うんです。どれだけ水を変えても臭いままで」
「お巡りさん、こっち。はやく、夜になっちゃいます」

階段を上がっていく女子生徒の後をついて行く。
階段の途中途中に水槽が置かれていて、苔むしていてとても臭う。

やがて階段を全て登り切ったなら。


▼18へ
18 : そこは、女子生徒の部屋だった。

女の子らしい、あわいパステルカラーの部屋。
ふかふかそうな、きれいに整えられたベッド。
その隣に置かれた全身鏡と、


▼19へ
19 :

サイドテーブルに置かれた、金魚鉢。


▼20へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : うわでた
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……」
金魚鉢に、目がいく
20 : サイドテーブルに置かれた、金魚鉢。

金魚鉢の中には一匹の金魚がいた。
彼女の言うように、真っ赤な体をしている。黒い場所も白い場所も見当たらない。
ただただ。赤いからだで。真っ黒い目だけが、あなたを見ている。

生徒
「これ、この金魚です。はやく捨ててくださいっ」

女子生徒はベッドへもぐりこみ、金魚鉢を恐れるように布団にくるまる。


<金魚鉢を捨てる>
<金魚鉢を捨てない>
※画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : ……捨てるしか、ない。
金魚 : あなたは女子生徒との約束通り金魚を捨てるべく、金魚鉢に手をかけた。
そこで。

「あ あ」

「よる に なった」


金魚が、しゃべった。

次の瞬間、背後のベッドで女子生徒の絶叫が響く。目を見開き、鏡を凝視している。

生徒
「あ、あ  あああああ!!!夜になった!!!!」

その叫びに。あなたの視線も、鏡へ向く。


▼21へ
PLkurage : ひっ
PLkurage : きしょ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
21 :
鏡には。

何も、映ってはいなかった。
そう、あなたさえも。1/1D3の正気度を失う。


▼22へ
PLkurage : エ!?!?消えた……すごい……
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 1d100<=65 【正気度ロール】
(1D100<=65) > 70 > 失敗
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 1d3
(1D3) > 3
system : [ 神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) ] SAN : 65 → 62
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : なにも……? ……闇だ。暗闇。
22 : あなたが疑問を口にする前に、鏡が強く発光する。
この光はあなたの目を焼くのではないかと思うほどに眩しく、強烈だ。
とっさに目をおさえるも、間に合わないだろう。


▼23へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「、っ」
23 :

そこであなたは、言葉に出来ない多幸感を味わう。


▼24へ
24 : はじめての感覚であった。幸福で、幸せで、力がみなぎるのを感じる。今ならなんだって出来そうとすら思う。
くらくらと揺れる頭はまるでドラッグに漬けられたかのように現実から離れていき、乖離していき


大量に流れ込んできた知識に、恐怖を覚える。


▼25へ
25 : 星と銀河。その間。
広がる宇宙には未知の存在が潜んでいる。そんなことは言われずとも知っていたはずだった。

しかしここまでは"知らなかった"。知った方法も、わからない。
星々の光が奇妙な影を作り出していくその理由。
その影から出現する化け物まがいの、強大な力を持つ存在。
そんなもの、普通に生きていれば知らないはずなのに。


たった一瞬前まで、知らなかったはずなのに!!


▼26へ
PLkurage : わあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
PLkurage : あっあっ
PLkurage : いひ
PLkurage : いひひ
26 : あなたの理解は人智を超えてしまった。

ヘドロで出来たその力の塊に手を突っ込み、腐敗していく臭いを楽しみながら、あなたは液体の中をまさぐり少しでも塊と判断したそれを口に詰めていく。

臭い。気持ち悪い。最低の肌触り。それを一つ一つ、知っていく。覚えていく。
恐ろしい怪物の姿を見て、手触りを知り、味わう。喉を通り過ぎるその不快感さえ、全て。

真実の贈り物にさらされた探索者は、1D10/1D100の正気度を失う。
さらに、クトゥルフ神話技能を1D8+1%獲得する。


<正気度が残った場合>
▼27へ
<正気度が残らなかった場合>
▼28へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 10d100
(10D100) > 385[67,99,23,1,1,31,30,42,33,58] > 385
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : なんだこの出目…
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 1d100<=62 【正気度ロール】
(1D100<=62) > 7 > 成功
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 1d10
(1D10) > 5
system : [ 神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) ] SAN : 62 → 57
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : CCB<=85 【アイデア】
(1D100<=85) > 92 > 失敗
PLkurage : うーん、限りなく無事
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 1d8+1 クトゥルフ神話技能
(1D8+1) > 2[2]+1 > 3
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : CCB<=0+3 【クトゥルフ神話】
(1D100<=3) > 65 > 失敗
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : この知識は、得てはいけない、ようなものの気がする。
ただ、流れ込んでくる。手を伸ばす。そしてそれを触り、口に含み、咀嚼し、嚥下し。不快に汚濁したそれらを。知って。知りたくない。知ってしまった。
知ってしまった。
27 : あなたの手は、とっさに、自身の目を掴んだ。
無理やり閉じたがる瞼を通り抜け、目玉を掴む。ああこの感触すら知っている。今自分は、眼球を掴んでいる。

ぶちぶち、そんな音を立てながら。


▼END2へ
27 :
END2 : あなたは自分の目玉を、えぐりだした。

激痛か、現実逃避か。
あなたの意識は、そこで飛ぶ。


▼END2続きへ
END2続き : 次に目が覚めたのは、夜だった。
激痛にあなたは意識を飛ばしたはずだった。
もうこの世界を見ることはない、と、思っていた。
だって目を抉り出したのだから。

しかし、そこに目はあった。あなたの眼孔に、ぴったりと収まっている。


▼END2続きの続きへ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「ーー、……」
目、は、……ある。抉ったはずの目、が。 …?
END2続きの続き : とっさに目を押えた。
瞼が痙攣する。目に激痛が走り、涙が大量にあふれてくる。
目の奥に。何かが、いる。

瞬きを繰り返す。追い出すように。異物を外に吐き出すように。

ぼとり、出てきたのは。


▼END2さらに続きへ
END2さらに続き : びちゃびちゃと汚く跳ねる、金魚、だった。

涙の海で泳ぐ金魚を誰かが掬い取った。
そしてちゃぽんと。女子生徒の部屋に置かれていた金魚鉢に入れた。

「ありがとう、お巡りさん」

そこにいるのは、見知らぬ女。
どことなく、女子生徒の面影がある。

部屋を見回す。女子生徒は___金魚をむさぼり食っていた。


▼END2最後へ
>>進行 : うげえ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
END2最後 : 女が金魚鉢をあなたの眼前へ持ってくる。
目をそらすことが出来ない。
この金魚達は、あなたの目から生み出された。


▼END2最後2へ
END2最後2 :
金魚
「あ と いっかい」

女はそのまま、金魚を連れて部屋を出て行った。
あなたはしばらくその場から動けなかっただろう。

今のがなんだったのか。
そんな疑問に、答えてくれる人はいない。


END2 捕食
生還報酬 SAN+1D20


▼最後にへ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 1d20 なんだったんだ…
(1D20) > 10
system : [ 神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) ] SAN : 57 → 67
最後に : ■シナリオ背景
 これは不可解な出来事のうちの一つだ。これだけで何かがわかるわけがない。
 「試す」へ続く。

 尚、エンド名はネタバレに該当する。
 利用規約にも記載していることだが、絶対に、SNS等でツイートしないこと。


■あとがき
 このシナリオを遊んだ後の通過報告に「#盆に返らない」とつけてツイートしていただけますと喜びます。
 次の話をお楽しみに。
植木鉢 : え へへ
植木鉢 : クトゥルフ神話が付与される可能性があり、過去として大丈夫かな?っていうのはあったんですが、子供に苦手意識がある神楽木さん(今)を見て、合うな…って思ったりもした……
植木鉢 : お優しい…(断った刑事が此処に)別のルートが見られて嬉しいな…
植木鉢 : 法律についてたくさんお話してくれる神楽木さんが神楽木さんっぽくてとっても好き(?)
植木鉢 : こんなにストイックな刑事さんが…(君の本の感情がまろびでる)
植木鉢 : (チョーキングシンドロームの感情がまろびでる)
植木鉢 : 多幸感 ここちょっと無敵の瞳っぽいですよね
植木鉢 : いつも抑制している分そういうものに充てられやすいのかしら フフフ...
植木鉢 : 金魚食べちゃうんですねっ!!!!!?
植木鉢 : う うわあ その金魚(第一話で正気度が飛ぶと金魚を口から産み出すことになる)
KP :  
KP :  
KP :  
必読 : ■はじめに
この度は「巡回中につき」をお手にとって頂きありがとうございます。
本シナリオで遊んで頂くために、いくつかの注意点がございます。

・ネタバレの禁止。シナリオについて呟かれる場合はふせったー等ワンクッション挟むようお願いいたします。
・転載行為、自作発言の禁止。
・これはCPの3話目です。最後まで遊ばないと何もわかりません。

何かご不明な点等ございましたら稀彦(Twitter/@iwasense)までご連絡ください。


■概要
CP   :巡回中につき
作者  :稀彦
人数  :KPレスorタイマン
所要時間:各話1時間程度
構成  :01.覗く
     02.話す 
     03.試す ←いまここ
     04.巡回す
舞台  :現代 日本想定 外国も可
傾向  :こわい話 いやな話 オムニバス
対応  :6版

※交番勤務時代など、既存の探索者の過去としてもいいと思います。
※ロストはほぼありません。


やってはいけないこと。やってしまったこと。
「お巡りさん、たすけてください。いなくなったんです」


▼タイトルコールへ
KP :  
タイトルコール : お巡りさん、たすけてください。
その声に耳を塞ぐ。

ああ、巻き込まれたくないなどと。
いつから思ってしまったのだ。


   昨日のこと
        試す
          作:稀彦


▼01へ
KP :  
KP :  
KP :  
01 : あなたは交番に勤務している警察官だ。

交番は地域に設置された小規模な警察署である。
地域内での犯罪の防止、治安の維持、事件の対応など、近隣住民との距離が近いことも特徴だ。

主な業務内容は巡回・見回り。
地域内を巡回・見回りし、異常な事象や不審者を見つけた際に適切に対応することが求められる。
また、治安の悪化を予防するためにも巡回・見回りが必須とされる。

地域の住民と信頼関係を築きながら、地域全体の安全と治安を守ることが求められるのだ。


▼02へ
02 : そんな交番勤務をしているこの地域。

名前を、西金町という。特産物は金魚だ。


▼03へ
03 : この町は美しい金魚の飼育と生産に注力している。
といってもそれは最近のことのようで、昔ながらの品種を繁殖させているわけではないという。
専門家や愛好家達からは反発もあるようだが、その見た目の良さから、逆にこの地域の金魚を収集する人も出てきているという噂だ。

そんな西金町では、どこの家庭でも、金魚を飼っている。
あなたの務める交番にも、町長が飾りにとおいていった金魚鉢が一つ、置かれている。


▼04へ
04 : あなたは空の金魚鉢を横目に見ながら交番にいる。
この金魚鉢に金魚がいなくてよかった。そんなことを思うだろうか。
だってここ2日程、金魚にいい思い出が無いのだから。

神のまぐわいを見たがっていた小学生。
怖い話におびえる中学生。
そのどちらにもかかわっていた不気味な金魚。


▼05へ
05 : あれらは夢だったのだろうか。
白昼夢というものだったのだろうか。

そんな疑問を一人抱えながら、あなたは目の前にある日誌に向き合っている。


▼06へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : (……結局、あれらの出来事はなんだったのだろうか)
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : (答えは出ないままだ。出すべきなのかもわからないまま…)
06 : 高校生
「あの」

と、そこに。
ひとりの高校生がやってきた。
あなたの動きは一度止まる。だってその高校生は


▼07へ
07 :

金魚鉢を、手に持っていた。


▼08へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「はい。 ……あ、」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 硝子の器に目がいく。それは、中に。ああ。
……内包するものに、目をやりたくない。たとえ中に何もなかったとしても。
08 : 高校生
「あ……すみません。これは気にしないでください。学校で作って、持って帰れって言われていたやつなんです」
「でも嫌で……放置してたら皆忘れてくれるかなって思ってたけど、今日、取りに来いって家に電話されちゃって」
「……いります?なんて、はは……」


<心理学>


画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……いえ。遠慮しておきます。せっかく作ったものですから、家に置いておいたらよいと私は思いますよ」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : CCB<=85 【心理学】
(1D100<=85) > 23 > 成功
>>進行 : 高校生は金魚鉢を嫌がっているように思えた。いや、もしかしたら、そこに入れるべき金魚を、かもしれない。

高校生はこほん、と咳ばらいをすると、改めてあなたを見つめる。
真剣な顔で。暗い表情で。うつろな目で。


▼09へ
09 : 高校生
「お巡りさん、たすけてください」
「いなくなったんです」

「猫のミイ子が」

高校生は懐からスマホを取り出し、あなたに見せた。
そこにはかわいらしい子猫の寝顔をうつした写真が収められている。


※RPの後
▼10へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「いなくなった?」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……。……」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 画面の中に映る猫に、少し安心した。
ああ、金魚ではない。
10 : あなたが猫をほめたなら、高校生はうれしそうに「でしょう?」と笑う。

高校生
「一昨日拾って、家では飼えないから、引き取ってくれる人を探そうってなって」
「そしたら名乗り出てくれる人がいたんです。……両親は喜んでましたけど、僕はどうしても、自分で飼いたくて」
「だって子猫って、猫って、毛があるでしょう?獣を飼うことはいいことだから。僕は自分で飼いたかったんです」


<獣を飼うことがいいこと、について聞く>
<今はどうなのか聞く>


画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「動物を飼うことは確かに、いいことかもしれませんが」
だからといって、毛があるから飼う、という理由はいささか、おかしいように感じる
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……何故、毛があるからと?」
>>進行 : 高校生
「えっと……お巡りさんは、五行思想って知ってますか?さすがにご存じですよね」
「この西金は金の性質をもつでしょう?毛のある生き物、獣も、金の性質をもつんです。だからこの町では……前、までは。獣を飼うことはいいこととされていました」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……」
また五行の話だ。やけに、この話をよく聞く。
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「前までは、というと……今は」
>>進行 : 高校生
「今は……、まあ、言わずもがな、ですけど」

高校生は手にしていた金魚鉢を、忌々しそうに見つめた。

高校生
「金魚です。赤い金魚。……気味が悪くって」


▼11へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……」
11 : 高校生はスマホをしまい、続きを話す。

高校生
「猫は魚を食べるでしょう。だからうちでは飼えないのかな、とか、邪推もしちゃって、家の中にいにくくて」
「あ、すみません。関係ない話、でした。……えっと、そんな感じでとにかく、猫を渡したんです。ミイ子を。少し離れた家のおじいさんに。昔ボーイスカウトをやってた時に、お世話になってた人で」
「獣を飼うってことはまだ家に金魚がいないんだなって。ってことは、この町の変な雰囲気に気づいてるかなって。そんな期待をしながら、おじいさんにミイ子を預けに行きました」
「そうしたら、やっぱりおじいさんは普通でした。家の中に金魚はいなくて、猫を飼うことはいいことだって言っていて。僕は安心してミイ子を預けられたんです」


▼12へ
12 : 高校生
「でも」

高校生は交番に足を踏み入れる。
そして引き戸を閉じ、周囲を警戒してからまた口を開いた。

高校生
「今日、おじいさんに連絡をしたんです。ミイ子に会いたくて。だってすっごくかわいいんですよ。なのに」
「おじいさんが言うんです」
「ミイ子はどこかに逃げちゃったから、もう会えない、って」
「……こんな暑いのに。外で、あんなちいさい子が、生きていけるはずない」

高校生は次第に涙目になり、金魚鉢を抱きしめる手に力を込める。


<アイデア>


画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……それは、…」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : CCB<=85 【アイデア】
(1D100<=85) > 48 > 成功
>>進行 : 高校生の言葉に、確かに、と思うだろう。引き戸の先は夏だ。猛暑だ。こんな気温では野生の動物も熱中症になってしまうだろう。子猫が一匹で生き残るのがいかに難しいかは、詳しくなくとも想像にたやすい。


▼13へ
13 : 高校生
「お願いします。一緒に探してくれませんか……?」


画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……そういうことであるのなら」
行きましょう
>>進行 : あなたが了承すると、高校生は「よかった……ありがとうございます。言われた通り頼ってよかった」と呟いた。
誰に、と聞く前に、高校生は歩き出す。

高校生
「こっちです、そのおじいちゃんの家。まずは家に行って状況を聞いた方がいいですよね」

あなたは高校生の案内で、まずはその老人の家へと向かうことになった。


▼15へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : ……誰に、聞いたのだろうか。
15 : 高校生
「ここです。ここが、おじいちゃんの家」

高校生はそう言って、目の前にある日本家屋を指さした。

高校生
「おじいちゃん、いないのかな。家の中、すっごい静かじゃないですか?」

高校生は不安げに呟く。あなたも耳を澄ませてみるだろう。


<聞き耳>


画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……出かけているの、ですかね」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : CCB<=75 【聞き耳】
(1D100<=75) > 6 > スペシャル
>>進行 : 人の気配がしない。

いや。
よく耳を澄ませると、なにやらズ、ズズ、と、引きずるような音が聞こえることに気づく。
とても些細な音だ、生活音とは言えない。


▼17へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「、……いや」
かすかに聞こえる。何かを引きずる音だ。
17 : 高校生はあなたを見つめる。
あなたに訪ねてほしい、ということだろう。
連絡した際、いないと断られているのだ。若干気まずいのだろうということが予想される。

高校生
「僕、ここで待ってます。ミイ子のこと、聞いてください。お願いします」

高校生はあなたのスマホにミイ子の写真を転送してくれるだろう。
あなたはその写真を手に、日本家屋へと足を踏み入れる。


▼18へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……。……分かりました。では、少しの間、お借りします」
携帯を預かり、玄関の方へ行こう。
18 : まずはチャイムを鳴らす。
と、家の中から「はーい」と返事があった。在宅だったらしい。
声はあなたが何かを話すより前に、

老人
「すまないが、家の中に入ってきてくれないかい。今手が離せないんだ」

と言った。
あなたは言われるがまま、家の中に入る。


▼19へ
19 : 日本家屋の中はやはり静かだった。薄暗く、かすかに涼しい。
エアコンの涼しさというより、日陰や風通しのいい場所の涼しさを感じるだろう。

あなたが家の中に入ると、「こっちに来てくれ~」という老人の声が、廊下の先から聞こえた。


画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「おじゃまします。どちらにいますか」
まず声を掛けよう
>>進行 : 老人
「寝室にいるんだ~、こっちに来てくれ~」

そんな間延びした返事が聞こえてくる。
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 声のする方へ行く。寝室…?
>>進行 : あなたが声の方向へと向かうと、そこは寝室だろう部屋であった。


▼20へ
20 : 部屋の中には布団が敷かれており、万年床か?と一瞬疑うかもしれない。
しかし、家の中は丁寧に掃除されているようできれいで、布団を敷きっぱなしにするような人物が住んでいるとは思えないだろう。
ここに来るまでの間に、猫を迎え入れる準備をしていたこともうかがえた。

最も、その肝心の猫は、見当たらないのだが。


▼21へ
21 : 声の主を探そうと足を踏み入れようとするだろうが、その前に。

老人
「ああ、こんにちは。今日はどうしたのかね」

と声をかけられた。
寝室へ入る前に。あなたの足は止まる。


※RPの後
▼22へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「、……。 ……はい。猫を、探しに」
22 : 要件を話したなら、老人はほう、と呟き、

老人
「そうかぁ。わざわざ来てもらってすまないが、あの子猫は今朝、窓を開けた時に逃げてしまったんだよ」

と呑気に言う。


と、そこで。


▼23へ
23 : ギギギー、ギーギーギーギ、ギーギ、ギギ


そんな音が聞こえた。


<アイデア>


画面より選択
>>進行 : ぎゃ!!!!!!!!!!!!!!
>>進行 : 怖い怖い怖い
PLkurage : 進行が怯えてどうするんだよ 怯えてんのは私だよ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : CCB<=85 【アイデア】
(1D100<=85) > 73 > 成功
>>進行 : まるで畳をひっかいているような音だな、と思う。
ひっかいている主は、見えないが。


▼24へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : (なんだ、この音は)
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : (まるで畳を、………)
24 : 老人
「無理に連れ戻すのもかわいそうでねぇ、そのまま逃がしてしまったのさ」


ギーギギーギ、ギギーギギ、ギギ、ギーギーギギーギ、ギーギ


▼25へ
25 : 老人
「あの高校生には、悪いことをしたなぁ」

ギーギギーギギ、ギギーギギーギ、ギーギギーギギ、ギギ
ギギーギギギ、ギギーギギ、ギーギーギー、ギーギ

老人
「そんなわけだから、あきらめるように伝えてくれないかい」

呑気な声が、そう紡ぐ合間に。
ひっかく音が、止まない。
どんどん大きく、量が増えていく。


▼26へ
PLkurage : いやいやいやいやいやいや怖い怖い怖い怖い怖い
PLkurage : 怖い怖い怖い!!!!!!!!!!
26 : この音はいったい、なんだろうか?なんなのだろうか?


<知識>


画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : CCB<=75 【知識】
(1D100<=75) > 1 > 決定的成功/スペシャル
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : お、おお
>>進行 : 神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) - 今日 20:45

CCB<=75 【知識】
(1D100<=75) > 1 > 決定的成功/スペシャル
>>進行 : 出目いいな…?
>>進行 : あなたはこの音の規則性に気づくだろう。
長い音と、短い音。

何かの意味があるのだろうか?


▼27へ
PLkurage : なんなんだよ モールス信号……?
27 :

わかった場合
 ▼00.zipファイルのパスワードにこの音らがなんなのかを入力
  (カタカナ+漢字/計6文字)
わからない場合
 ▼28へ
PLkurage : !!!! これは これは…どうしましょう
PLkurage : パスワードは【モールス信号】で!!!
KP : 素晴らしい!
KP :  
最初に : ▼31へ
31 : あなたはこの音が、モールス信号ではないかと気づいた。

規則的な音。長い音と短い音。
たしか高校生は、ここに住む老人に、ボーイスカウトで世話になったと言っていた。
ボーイスカウトでモールス信号を習っている可能性は高い。

今までの音を変換するなら___


▼32へ
32 :
ギギギー、ギーギーギーギ、ギーギ、ギギ

うそだ


▼33へ
33 : ギーギギーギ、ギギーギギ、ギギ、ギーギーギギーギ、ギーギ

にがした


▼34へ
34 :
ギーギギーギギ、ギギーギギーギ、ギーギギーギギ、ギギ

きんぎょ

ギギーギギギ、ギギーギギ、ギーギーギー、ギーギ

おかれた


▼35へ
35 : 老人
「どうかしましたか?おまわりさん」

老人の声が、話し終える前に。


▼36へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「………あ……、………」
36 : ギーギ!!

ギーギーギーギギー!!

ギーギギーギー!!


ギギーギギーギー!


そんな音が。
かぶさる。


画面より選択
>>進行 : 厭------------!!!!!!!!!!!
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : たすけて …
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : たすけて、…だ
>>進行 : たすけて、と。聞こえた。


▼37へ
37 :

さて。
あなたは、どうする?


画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : ………。
……入る。
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : どうあろうと、俺は警察だ。助けを求められたのなら、……。
>>進行 : あなたはゆっくりと、寝室の入口へと近づいた。
襖があいた空間からは、布団しか見えない。
いったいこの先に誰がいて、何をひっかいているのか、あなたに助けてほしいのか。
何もわからない。


わからないなら、見ればいい。


▼38へ
38 :

完全に足を踏み入れた、そこでは。


▼39へ
39 :

「ああ」

「見られちゃった」


▼40へ
40 : 巨大な金魚が、押し入れからはみ出している光景、だった。
金魚の口がはくはくと動く。そこから、「どうしよう」「あーあ」そんな老人の声が、聞こえる。
ぎょろぎょろと動く目の不気味さ。動く口の気味の悪さ。こんなサイズの金魚がどうして押し入れに、なんて、そんな滑稽な疑問が浮かんでは散布する。

ギ、と、音がする。

金魚の口から出ている老人の手が。
畳を、ひっかきながら、中にゆっくりと飲まれていく。

ああ。捕食している。金魚が、人を。


異常な光景を目撃した探索者は1/1D8の正気度を失う。


▼41へ
>>進行 : 厭!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
PLkurage : 嫌すぎ こっちに手伸ばしてんじゃん
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 1d100<=67 【正気度ロール】
(1D100<=67) > 29 > 成功
system : [ 神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) ] SAN : 67 → 66
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 光景自体が、夢のようで、……ああ、現実味がない。
41 : 金魚の目はぎょろぎょろと動き、やがて、あなたの後ろで留まった。
はくはく、口が、動く。

そして二の句を紡ぐ前に。
金魚の口が、動いた。
何か、数学的な、公式のようなものを呟く。
あなたはそれを聞き取る。


2話目でEND1の場合
 ▼END3へ
2話目でEND1以外の場合
 ▼42
42 : その公式は聞いたことのあるものではない。解き方も、知らない。はず。
そう、はず、だった。
昨日までは。
あなたの頭は急速に回転し始める。計算を始める。
耳から入る音を、問題を、同時刻に解き続ける。


これはいったいなんだ?


解けば解く程、体が震え、脳の奥で本能が警鐘を鳴らす。
しかし、1+1と聞かれたら即座に2が脳裏に浮かぶように、"解くこと"を、"理解すること"を辞められない。


▼43へ
PLkurage : クルーシュチャ解かされて笑った 笑ってる場合じゃない
43 : 周囲には不気味な笑い声が響き、手や足が波打ち、黒い光を漏らす。
あなたが決して持つことのなかった思考が、精神が、あなたの中を食い荒らしていく。

ああ。
あなたは昨日授かった知識により知っているのだ。
この公式が、方程式が、一体何なのかを。そしてどんな結果をもたらすのかを。


あなたの体は今、神になろうとしている。


クルーシュチャ方程式を解いた探索者は、1D10/1D100の正気度を失う。


▼END4へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : まずいだろう これ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 10d100
(10D100) > 426[54,2,70,34,54,51,32,45,31,53] > 426
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 1d100<=66 【正気度ロール】
(1D100<=66) > 21 > 成功
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 1d10
(1D10) > 10
system : [ 神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) ] SAN : 66 → 56
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : CCB<=85 【アイデア】
(1D100<=85) > 13 > スペシャル
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 1d10 一応一時…
(1D10) > 1
>>進行 : 1:気絶、あるいは金切り声の発作(恐怖)
END4 : 失っていく人間性。飲み込まれている精神。周囲を漂う腐臭。自分のことなのに吐き気が止まらない。


あなたの目の前で。
あなたがあなたではなくなっていく、その目の前で。


▼END4続きへ
END4続き :

金魚が、しゃべった。


▼END4最後へ
END4最後 :

金魚
「これで さいご」


END4 さよなら
生還報酬 SAN+1D10
探索者の意識はそこで途切れる
この時点では死んでいないため、生還報告では"生還"と表記すること
※正気度にマイナスはない、つまり、このエンドを迎えた探索者は必ず正気度が+1以上となる
 たとえ正気度が一桁だろうと、命ある限り、探索者は明日を迎える


▼最後にへ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : は?
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 1d10 一応回復…
(1D10) > 9
system : [ 神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) ] SAN : 56 → 65
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : この先に死が確約されていそうなエンドを…
最後に : ■シナリオ背景
 これは不可解な出来事のうちの一つだ。これだけで何かがわかるわけがない。
 「巡回す」へ続く。

 尚、エンド名はネタバレに該当する。
 利用規約にも記載していることだが、絶対に、SNS等でツイートしないこと。


■あとがき
 このシナリオを遊んだ後の通過報告に「#盆に返らない」とつけてツイートしていただけますと喜びます。
 最終話をお楽しみに。
PLkurage : 方程式じゃーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!アハハッ
植木鉢 : ちょっと嬉しいですよね
植木鉢 : 神楽木さんがとってもえらいっ…そして自宅が雑魚過ぎた可能性
KP :  
KP :  
KP :  
必読 : ■はじめに
この度は「巡回中につき」をお手にとって頂きありがとうございます。
本シナリオで遊んで頂くために、いくつかの注意点がございます。

・ネタバレの禁止。シナリオについて呟かれる場合はふせったー等ワンクッション挟むようお願いいたします。
・転載行為、自作発言の禁止。

何かご不明な点等ございましたら稀彦(Twitter/@iwasense)までご連絡ください。


■概要
CP   :巡回中につき
作者  :稀彦
人数  :KPレスorタイマン
所要時間:各話1時間程度
構成  :01.覗く
     02.話す 
     03.試す
     04.巡回す ←いまここ
舞台  :現代 日本想定 外国も可
傾向  :こわい話 いやな話 オムニバス
対応  :6版

※交番勤務時代など、既存の探索者の過去としてもいいと思います。
※ロストはほぼありません。


「お巡りさん、たすけてください」
誰から、何を。


▼タイトルコールへ
KP :  
タイトルコール : お巡りさん、たすけてください。
その声に耳を塞ぐ。

ああ、巻き込まれたくないなどと。
いつから思ってしまったのだ。


   今日のこと
       巡回す
          作:稀彦


▼01へ
KP :  
KP :  
KP :  
植木鉢 : 心理学えらい…
植木鉢 : おじいさんにミイ子が居なくなっちゃった状況を聞いた方が良いですよね(これから聞く)かな?
植木鉢 : 神楽木さん…0回目の世界…これが素の世界ということだ…
01 : あなたは目を覚ます。
誰かの声に呼ばれて。


▼02へ
PLkurage : えっなになになに いつもみたいにいつもの調子で始めさせてくれよ
PLkurage : クルーシュチャ方程式を解いたにんげんがいつもの日常を謳歌できると思うんですか?(ちくちくことば)
02 : それは小学生の声であったり。
それは中学生の声であったり。
それは高校生の声であったりしただろう。


▼03へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : (……。 ……呼ばれて、)
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : (誰に?)
03 : 目を覚ましたそこは、あの、老人の住んでいた日本家屋であった。
目の前に、金魚鉢が置かれている。


▼04へ
04 :
金魚鉢の奥に。


金魚が、いる。


▼05へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「、……………、……あ、ぁ」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : (いる。ああ、金魚だ。 ……赤い)
05 :
金魚
「こんにちは お巡りさん」

金魚があなたに話しかけてくる。
まるでそれが普通だとでもいうように。


▼06へ
PLkurage : ぎゃ!!!!!!!話しかけてきた
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「………。 ………」
06 : 周囲を見渡しても老人はおらず、静かな日本家屋内に、金魚と、あなただけがいる。

このような状況に___今更、正気は揺るがない。


▼07へ
07 : 金魚
「いくつか、質問してもいいかな」

金魚はあなたに話しかけてくるだろう。
目玉はぎょろぎょろと動き続ける。魚の構造上、正面を向けないのは当然だ。


▼08へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……今更、何を」
08 : 金魚
「君は、何回目?」
「ああ 意味が伝わらないかな」


「君はその正気をなげうったことはあるかい?何回?」


画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「何回目、……」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「…………正気をなげうったことなどは、ない、……」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : ……はず、だ
>>進行 : 0回。
>>進行 : 3話目はEND-4
>>進行 : 金魚
「そうか。じゃあこの世界は2個目なんだね」

金魚は納得したようにそう言うと、くちをぱくぱくと動かし、何かを考え込んでいるようだった。


▼09へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「2個目? ……何を」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「何を、言って」
09 : やがて、金魚はゆっくりと語りだす。
ひとつずつ。何があって。どうしてこうなって。


今、あなたがどうなっているのか。


▼10
10 : 金魚
「パラレルワールドというものを知っているかな」
「並行世界、並行宇宙ともいうんだけどね」


<知識>


画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : CCB<=75 【知識】
(1D100<=75) > 59 > 成功
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……」
知識としては知っているが…
>>進行 : パラレルワールドとは、異なる宇宙、次元、現実が並行して存在しており、今自分で観測しているのとは別で、宇宙、次元、現実が存在していることを指す。


▼11へ
11 : 金魚
「簡単に言うと、今いるここ以外にも世界というものはあって。こことまったく同じ世界もあれば、少しずつだったり、全く異なる世界もある、というものなんだけれど」
「君はね、一つの分岐点なのさ」

分岐点。
そういわれても、ピンとくるものはない。

金魚
「さてどこから話したものか」
「いやまずは、これを聞いておこう」


▼12へ
12 :

金魚
「ここから先 聞きたい?」


画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「………聞かせて、ほしい。俺は今、どうなっているんだ」
>>進行 : あなたがうなずくと、金魚は「そう じゃあ続きを話そう」と口を動かした。


▼13へ
13 : 金魚
「もし我々が名を名乗るなら、おそらく、デシュ、というものになる」
「我々の仲間たちは別次元にも多く存在し、各々、次元を渡り歩いている。パラレルワードを正しく観測できる存在、と思ってほしい」


「さて」


▼14へ
PLkurage : デシュ あっ なんか聞いたことある気がするぞ
14 : 金魚
「我々デシュの目的は繁殖だ。多次元に仲間はいる。しかし一つ一つの次元でも繁殖をしなければならない。そこで目を付けたのが、地球人の"信仰"という文化だった」
「君はこの町の信仰を知っているかな。ここで祀られている神の名を」


※RPの後
▼15へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「ああ、………なんだったか」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「大戸之道尊、………?」
15 : あなたが答えると、金魚はヒレを震わせた。

金魚
「ああ。そうだ。この町では「大戸之道尊(おおとのみちたかみ)」と「大苫辺尊(おおとまべのみこと)」が祀られている。今、この町では」
「我々はその神を……ふむ」

金魚はそこで目をぎょろりと回す。あなたと目があることはないのに。あなたを探すかのように。


▼16へ
16 :

金魚
「ここから先も 聞きたい?」


画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……。 ……」
頷く
>>進行 : あなたがうなずくと、金魚は「そう じゃあ続きを話そう」と口を動かした。


▼17へ
17 : 金魚
「我々はその神を、挿げ替えることにしたんだ」
「我々の理に近しいものに」

金魚はこともなげにそう言った。


▼18へ
18 : 金魚
「それは、ナグかイェブだったり」
「それは、ダオロスだったり」
「それは、ニャルラトホテプだったり」


画面より選択
>>進行 : 金魚
「でもそのどれも、その次元を崩壊させて終わるだけだった」
「我々は西金町の人々を連れ、別の次元でやり直した」
「君も連れてね」


▼19へ
19 : 金魚
「信仰が根付けば、より、我々が繁殖できるだろうと」
「すべての家に金魚鉢や水槽を置き、少しずつ数を増やし、やがてはこの町から出荷され、その先でも根付く」
「それが我らの計画だった」

金魚は目を動かした。口を動かした。

そうしてあなたに言った。

金魚
「でも、それは難しいようなんだ。だからね」


▼20へ
20 :

金魚
「ここから先も 聞きたい?」


画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……何故、そうして確認をしながら進めるんだ。今まで通り、俺の意思など無視して進めればいいものを」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「中途半端が一番座りが悪い」
>>進行 : あなたがうなずくと、金魚は「そう じゃあ続きを話そう」と口を動かした。


▼21へ
21 : 金魚
「この方法で増えるのは、小さな個体だけでね。大きな個体は増えないんだ。私のような」

「だから、だからね」
「君の力をかりようと思って」

「だって君は我らに支配されないまま ここまで首を突っ込んできたんだ」
「君には、我らを"知覚"する才能があるんだよ」


▼22へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「……」
22 :

金魚
「才能があるものはね」


▼23へ
23 :

金魚
「通り道に出来るんだよ」


▼24へ
24 : 通り道。
と、言われて。あなたは思い当たるだろうか。

体内から出ていく金魚。不可解だと、気味が悪いと、何度思っただろうか。
あの体内を通っていく感覚を、夜中に思い出しただろうか。


▼25へ
PLkurage : ェァ!?!?
25 :
あれは。

あれは、あなたの中を"通って"きたのだという。

どこから?そう。


▼26へ
26 :

別次元、から。


<DEX*3>


画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : CCB<=11*3 【DEX × 3】
(1D100<=33) > 53 > 失敗
>>進行 : あなたは突然、体に大きな衝撃を受けるだろう。
あなたの上に、金魚がのしかかっている。とびかかってきたのだと理解する。

1D4のダメージを負う。


▼27へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「っ、ぐぁ……!」
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 1d4
(1D4) > 4
system : [ 神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) ] HP : 10 → 6
27 : 金魚
「さあ。君の脳を使おう」
「君の脳から仲間を産もう 繁殖だ、繁殖の時間だ」
「もう十分実感していただろう?物事は、巻き込まれたときには、すでに手遅れだということを」
「なのにも関わらずここに残り続け、私の話を聞いたということは___君は、興味があるということじゃないか」

金魚の口が動く。その動きとは異なる音が発せられる。
二重になって、目の前の魚の声が聞こえる。


▼28へ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「くそ、離れ、ろ……っ……」
28 : 金魚
「さあ。我々の仲間を産んでおくれ」

「お巡りさん、っていうものは」


「た す け て く れ る も の な ん だ ろ う ?」


そんなわけがないだろうと、口で言うより先に。
あなたが動かすは、その体であろう。


<攻撃系技能+30>
※拳銃は所持していていい
※技能値の合計値が100を超える場合は成功値95で判定する


画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : CCB<=95 【組み付き】+30(上限95)
(1D100<=95) > 84 > 成功
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 「っーーー、…離せ!」
成功 : ダメージボーナスを含むダメージを算出し、でた値を5倍にする。
それがこのクリーチャーを破壊するパーセントとなる。


<1D100>


画面より選択
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 1d6+1D4 【ダメージ判定】
(1D6+1D4) > 5[5]+2[2] > 7
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 35………
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 1d100 目標値35
(1D100) > 52
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : うわあ
失敗2 : あなたはこのクリーチャーの体に攻撃を命中させる。
が、それは大してきいた様子はなく。
本来笑わないはずの金魚が、にたりと、笑ったような錯覚を見せる。

金魚
「おや 反抗するとは意外だった」
「君は我々の手助けをしてくれると思っていたのに」
「ほかの人間の協力を願うしかなさそうだ」

瞬間、強い光があなたの目を焼くだろう。
金魚はその光の中に、巨体をずるずると押し込めていく。


▼29へ
29 :
だんだんと光が弱まり、目をあけられるようになったころには。

もう、そこには、何もいなかった。


D100が成功の場合
 ▼30へ
D100が失敗の場合
 ▼31へ
31 : 翌日。

あなたは急遽移動を言い渡された。
西金町を離れることに寂しさを感じるかどうかはあなた次第であるが、とにかく。
あなたの見送りには、誰も来なかった。

西金町を改めて見渡す。


D100に成功している場合
 ▼END2へ
D100に失敗している場合
 ▼END3へ
END3 : 道行く人たちが、楽しそうに、金魚の入った金魚鉢を抱えて歩いている。
あなたには止められなかった。そのチャンスを活かすことはできなかった。


▼END3続きへ
END3続き : この町には今後も金魚がはびこるのだろう。
あなたのように、その存在に違和感を抱き続ける人物が、止めない限り。
ふりきるように町へ背を向ける。


▼END3最後へ
END3最後 : 一度した失敗は、取り返しがつかない。
それは紛れもない、この世界の事実であった。


END3 破鏡再び照らさず
生還報酬 SAN+1D10


▼最後にへ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : ………
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 1d10
(1D10) > 2
system : [ 神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) ] SAN : 65 → 67
最後に : ■シナリオ背景
 このシナリオの背景は金魚、否、デシュが語ったことが全てだ。
 異次元のクリーチャーは人々を覗き、話し、試し、そして、巡回していく。
 もし探索者がその存在を退けられていたとしても、それはこの世界線だけの話。
 別の世界線がEND2のようになるには、何度もこの世界を回し、観測するしかない。
 だってどの次元にも。デシュという生き物はいるものだから。

 クリーチャー、巡回中につき。


 尚、エンド名はネタバレに該当する。
 利用規約にも記載していることだが、絶対に、SNS等でツイートしないこと。


■あとがき
 このシナリオを遊んだ後の通過報告に「#盆に返らない」とつけてツイートしていただけますと喜びます。
 遊んでいただき、ありがとうございました。

 お粗末様でした。
PLkurage : i
PLkurage : イヤーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!キショ 最高
PLkurage : 神楽木あなた 過去にこんなエロい目に遭ってたんですかあ
PLkurage : へえ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~金魚苦手そうですね
PLkurage : 金魚苦手設定を付与しましょうかあ
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 心底嫌な体験だった
植木鉢 : なるほど 三話目がEND4だと一回終わっていることになるのか…
植木鉢 : あっああー!ここ判定厳しいですよね…
植木鉢 : 神楽木さん!おかえりなさい…!
植木鉢 : 1回目の世界(パラレルワールド)の先にあったのが陽だまり(香川が死ぬ)世界線だったりして…とか…思い馳せてしまうよ…もぐもぐ…おいし…
KP : 神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま)

クリファン成長(失敗で1d10)
[main]
CCB<=5 オカルト (1D100<=5) > 5 > 決定的成功
初期値成功(失敗で1d10)
[main]
CCB<=5 オカルト (1D100<=5) > 5 > 決定的成功
無駄クリファン(フリーポイント1d5)
[main]
CCB<=75 ならば【知識】 (1D100<=75) > 3 > 決定的成功/スペシャル
[main]
CCB<=75 【知識】
(1D100<=75) > 1 > 決定的成功/スペシャル
PLkurage : ア!ひっそり植木鉢タブが増えてる!ふふっ
見守っていらした……
PLkurage : 清聴と成長ありがとうございます!
神楽木はこうして子供がやや(だいぶ)苦手になったのかもしれない……
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : CCB<=5 オカルト(CF成長)
(1D100<=5) > 6 > 失敗
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 1d10 成長
(1D10) > 4
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : CCB<=5+4 オカルト初期値成長
(1D100<=9) > 65 > 失敗
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 1d10 成長
(1D10) > 10
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : 2d5 フリーポイント
(2D5) > 5[3,2] > 5
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : せっかくだしオカルトへ…
神楽木 剣毬 (かぐらぎ けんま) : オカルト 5→24