JUNKREAM

雑談

KP choice[伊波,春雨,五輪,春雨]
Cthulhu : (CHOICE[伊波,春雨,五輪,春雨]) > 春雨
choice[トルチョック!,苦痛]
Cthulhu : (CHOICE[トルチョック!,苦痛]) > トルチョック!

メイン

KP トルチョック!より生還後、あなたはどうしていましたか?

京極 春雨 choice[ボロアパート,シェアハウス,下宿,ホームレス]
Cthulhu : (CHOICE[ボロアパート,シェアハウス,下宿,ホームレス]) > ボロアパート
格安のボロアパートの部屋を借りて、そこに身を隠してる。
1d7
Cthulhu : (1D7) > 3
麻薬の密売と、体を売ったりして稼いでる。

KP 後遺症的には無理がないね。お金と性交を求めるあなたと、お金を対価に性交を求める人たち
麻薬の密売はバイトですね?

京極 春雨 当然だがバレないようにやってる

KP バレないようにやる方法、よく知ってますものね
臓器は売ってますか?

京極 春雨 choice[売ってる,売ってない]
Cthulhu : (CHOICE[売ってる,売ってない]) > 売ってる

KP 売ったんですね…
さて、ではそろそろ始めて。行きましょうか
 
仕事の辛さから逃げるためや、寂しさを紛らわすためなど、様々な理由であなたは"それ"に助けを求めようとしていた。
内臓にじわじわと不治のダメージを負わせ、精神的にも自分が自分でなくなっていくような、ぼんやりとした喪失感を抱きながら今日の今日までずるずると生き続けている。
こんなものに手を出している自分は、なんて愚かしいんだと心の中では思いながらも、心身は"それ"を求め、あなたは今、入手したばかりの”それ”を持ち家に帰っていた。

京極 春雨 「……はぁ」

KP 家に着き、荷物をテーブルに投げ置くとすぐに床に腰を下ろし、買ったばかりの"それ"のパッケージを開く。
 
choice[麻薬,タバコ]
Cthulhu : (CHOICE[麻薬,タバコ]) > 麻薬
名前は「Black-L」と言い、一部の客層から狂信的な支持を得ているブツだ。なんでも、打つと一時的とはいえ、摩訶不思議な夢が見られる魔法の薬らしい。
健康に害はなく、依存性も低いーー。そんな真偽も不確かな噂が流れているが、あなたはほんのちょっとの興味で、"それ"を味わいたい、と思っていた。

京極 春雨 「どうにもうさんくさいが、まぁどうでもいいよな…」

KP 【目星】をどうぞ。

京極 春雨 CCB<=70 目星
Cthulhu : (1D100<=70) > 80 > 失敗

KP なかなかに洗練された、高級感さえ感じるパッケージをぼうっと眺めながら、あなたは何も考えずにするすると"それ"を取り出した。
黒い粉末を手に取り、待ってましたと言わんばかりに"それ"を体の中へと入れていく。

京極 春雨 (どんなものかな……)
「はぁ……ぁー…」

KP 噂通り、少しずつ脳が蕩けるような感覚を覚え、身体中がぽかぽかとし出し、母親の胎内にいるかのような安心感と心地よさに包まれていく。

京極 春雨 「…これ、ぬくくて、なんつーか……はぁ…」

KP 多幸感。
あなたの語彙では言い表せないそれに包まれながら、ふわり、と体が浮かび上がると、そのまま視界が白く染まり、そのまま意識は夢の中へと消えていった。
……

夢現
次に目が覚めると、そこはいつも自分が住んでいる自室だった。が、様子がいつもとは異なり、月光が薄ぼんやりと照らす、まるで墓地を彷彿とさせる湿気た鬱蒼とした場所だった。

京極 春雨 「俺の部屋………?」
「いつもより暗いな………じめじめしてる」

KP 体はとても軽く、ぴょんと飛んだら天井に頭をぶつけてしまいそうだ。

情報

KP ▶︎部屋の中を見渡す
▶︎廊下への扉を開ける
▶︎窓の外を見る

メイン

京極 春雨 部屋の中を見渡す

KP 部屋はあなたが眠った時から全く変わっていないようだった。
テーブルの上にはあなたが先ほど摂取した薬がそのまま置かれている。が、全て使い切ってしまったのか、中身は既に空だ。
さらに、テーブルの脇には誰が置いたのか分からないが、小さな花束が置かれているのが分かる。

京極 春雨 「薬、全部なくなってる…なんだこいつ?」
「……」ため息をついて、手に取った花束を投げる
「誰か俺の部屋に入ったのか?」
窓の外を眺める

KP 窓を覗くと外にはたくさんの人だかりができていた。さらに、サイレンのついた車も止まっており、何やら騒がしい。
あなたが窓の外にいる誰かと目が合うと、目が合った相手は突如発狂したようにこう叫びだす。

??? 「あいつだ!あいつが邪魔なんだ!!殺せ!!殺せ!!」

京極 春雨 「あ…?」

KP 相手がそう言うと、その周りにいた人間たちも一斉にあなたの方へ目を向ける。
次の瞬間、まるで獲物を見つけた獰猛な獣のように、群衆があなたを捕らえようと襲いかかってきた。
家の扉を叩き壊し、ドスドスとあなたの元へ向かってくる。

京極 春雨 「はぁ?なんだってんだよ一体…!」

KP とどまりますか?窓から逃げますか?

京極 春雨 窓から逃げる!いられるかこんなところに

KP あなたは迫り来る群衆から逃げるため、窓から身を投げ出した。

京極 春雨 「くっ…」

KP 普通ならそのまま真っ逆さまに落ちていく筈の体だが、足を外すとそのまま宙に浮かび上がった。

京極 春雨 「…っ!?」

KP 群衆は怒号を上げながら浮かび上がるあなたを威嚇するが、向こうにとっては為す術がなさそうだ。

京極 春雨 「なん……だ、こりゃ…」
「あ〜〜〜〜…わっけわかんねぇなコレ…でも好都合だよな」

KP このままなら逃げられる。
そう思ったあなたは空高く飛び、どこか遠くへと泳いで行った。

京極 春雨 「俺、空飛んでるのか…?」
(体が軽い…気持ちいいな)

KP 雲と同じ位の高さまで飛んだところで、真っ白な煙に包まれながらあなたはふわりと意識を失う。

京極 春雨 (このままどこまでも飛んで行けたら、いいのに……  )

KP ………
……

楽園
次に目がさめるとそこは活気に溢れた街だった。あなたはそんな街の、スクランブル交差点のど真ん中に立っている。

京極 春雨 「……?」
「交差点…?どこだ、ここ」

KP 心地よい気温の下、派手なファッションに身を包んだ若者や、年齢を感じさせない美しい容姿の老人があちこちを歩いている。…が、一つだけ違和感を感じるとしたら、彼らは全員心臓の部分に大きな穴が空いており、手には「Black-L」を持っていた。
体は依然として軽い。
前にいた世界で持っていたものはなくなっている。

情報

KP ▶︎街の人を調べる
▶︎周囲のビルを調べる
▶︎空を調べる

メイン

京極 春雨 ……空から調べる

KP 空はとても眩しくてしばらくはっきりしなかったが、見ていくとその先は青色ではなく、黄金に輝いている事が分かる。
現実離れした空は、まるで天国のようだ。
飛びますか?戻りますか?

京極 春雨 「……天国」
(俺なんかが行っていい場所じゃねぇよ)
……戻る
周囲のビルを調べる

KP 電子広告が絶えず流れ続けている。が、どれも「Black-L」の広告だという事が分かる。
金髪のかわいいモデルが「Black-L」を喜んで摂取している映像や、悩みを抱えた男性が「Black-L」を摂取して元気になる映像が流れている。その様はさながらパレードのようだった。

京極 春雨 「どいつもこいつもBlack-L常用者か。ヤク漬けの街じゃねぇか…」
街の人間を調べる。胸に穴あいてんのはどう考えてもまともじゃない。
choice[老婆,老人,女性,男性,少女,少年]
Cthulhu : (CHOICE[老婆,老人,女性,男性,少女,少年]) > 老人
「オイ、アンタ」老人に話しかける

老人 「おや?ワシになんの用じゃい、若いお兄さん」

京極 春雨 「じいさん、アンタも含めてこの街の奴ら、全員胸に穴が空いてるじゃねぇか。それ大丈夫なのかよ」

老人 「おや?ここじゃあ、心に穴が空いているのは普通の事じゃぞ?」

KP あなたが穴について聞くと相手は不思議そうな顔を浮かべる。この世界では、心に穴が空いているのは普通の事だと言う。

京極 春雨 「心に穴が空いているのが普通…?」

老人 「ここにいるっていうのに、まだ穴が空いていないなんて、あんた変わってるのう」

KP そのままその老人は去っていこうとする

京極 春雨 「待て、「Black-L」を持ってるのも普通なのか?合法な麻薬じゃあなかったと思うが」

KP あなたがそれの話をすると、相手は上機嫌に笑った。懐からどこからともなく「Black-L」を取り出す。

老人 「ああ、これが欲しいのかい?だったらほれ、ひとつあげよう!ほっほ!」

KP と、大阪のおばちゃんのような気さくっぷりでぽん、とあなたの手にそれを置き、去った。

京極 春雨 「あ?お、おい…」
授かっちまった
「人にぽんと渡せるくらい普及してるモンかよ…」

KP 【POW×3】をお願いします。

京極 春雨 CCB<=(14*3) POW倍数
Cthulhu : (1D100<=42) > 84 > 失敗
「……」

KP あなたはこみ上げる衝動に抗えず、「Black-L」を再び摂取した。

京極 春雨 「……また、コレがあれば」
指の震えを押さえつけて、そいつを薄皮一枚の下に流し込む。躊躇はいらねぇ。
「アレになれる……あのあったかさに…」

KP 突き上げる快楽が体全体を刺激する。先ほどよりも段違いに心地が良い。

京極 春雨 「ああ……ははっ…!」
「…すげぇ…あははははっ!…きもちいい……」
「さいこうだ……アハハハ」

KP 周囲の景色が明るくなる中、あなたの意識は極彩色の有頂天の中でパッ、と消えた。

京極 春雨 「ハハ、……ーー」

KP 幻覚
次に目が覚めるとそこは床も壁も天井もない空間だった。

京極 春雨 「……あ」

KP 辺りはギラギラとしたレインボーのオーロラがあちこちをギュンギュンと交差し、ビビッドカラーの光達が激しく踊り狂っている。

京極 春雨 「ひかりが、おどってる…ギラギラ、きらきらしてる…」

KP 光たちは何やらお喋りをしているようで、楽しそうな黄色い声があちこちから聞こえてくる。
前にいた世界で持っていたものはなくなっている。

京極 春雨 (何かしゃべってる…?)

光たち? 「今夜もおひとついかがでしょうか?」
「まあ素敵!喜んでいただきましょう!」
「なんて素晴らしい!僕の人生は、幸福に包まれている!」

KP と、きゃあきゃあ声がただひたすら響き渡っていた。

京極 春雨 「うるせぇな…」

KP ズンドコズンドコと音を立てて浮遊する光たちは、あなたに気づくと取り囲むように集まり始めた。

京極 春雨 光の出していい音じゃねぇ

光たち 「お客様を持て成すんだ!」
「さぁみんな!新入りだよォ!」

京極 春雨 「あ?んだよ…新入りって俺のことか?」

光たち 「じゃんじゃん"あれ"を持ってきておくれ!」

京極 春雨 「あれ…?」

KP などと言い、ぐるぐると旋回し始めた。
やがて一つの光が袋に詰め込まれた何かを持ってくると

光? 「さぁ!好きなだけこいつをいただいちゃいな!ハッハァー!」

KP と元気な魚屋のような叫び声であなたに袋を差し出した。

京極 春雨 「あん?なんだそりゃ」覗き込む

KP 袋の中を見るとそこには大量の「Black-L」がみっちり入っていた。

光? 「欲しかったんだろう?大丈夫!ここでは何をしても許されるさ!」

京極 春雨 「何をしても…」

光? 「無礼講だよ君ぃ!さぁいっちゃって!いっちゃって!」

KP あなたは一瞬たじろぐ。が……。
【POW×3】をお願いします。

京極 春雨 CCB<=(14*3) POW倍数
Cthulhu : (1D100<=42) > 3 > 決定的成功/スペシャル

KP おめでとうございます。CTPを1点どうぞ

system [ 京極 春雨 ] ゆるさねえポイント : 0 → 1

KP あなたは一瞬手が出そうになったが、間一髪のところで堪えた。

京極 春雨 (わかんねぇ、けど、こいつを使い続けたら戻って来れなくなる気がする)
(…そうだ、お嬢が待ってる…)

KP あなたが手を引っ込めると周囲からはブーイングが飛び交った。
すると、先ほどまでまだらに飛んでいた光たちが一斉に集まり始め、ものすごい速さであなたの身長を軽々と越す大玉に変化していった。

京極 春雨 「は……?」

光たち? 「ふざけるな!俺たちの贈り物を拒否するなんて!」
「お前はなんのためにここに来たんだ!"夢を見る"為だろうが!裏切ったな!」

京極 春雨 「なんだお前ら…何キレてんだよ」

KP 光の大玉がそう叫ぶと、左右から伸びる触肢であなたに襲いかかった。
【光の玉】との戦闘。

情報

KP ▼<6版>光の玉のステータス
・DEX:10
・触肢で捕らえる:25%
・ダメージ:10d2のMP吸収
・回避:20%
・HP:5

メイン

京極 春雨 「襲ってきやがるなら、やるしかねぇよなァ…!」
CCB<=50 こぶし
Cthulhu : (1D100<=50) > 24 > 成功

光の玉 CCB<=20 回避
Cthulhu : (1D100<=20) > 36 > 失敗

京極 春雨 1d3+1d4
Cthulhu : (1D3+1D4) > 3[3]+1[1] > 4

system [ 光の玉 ] HP : 5 → 1

光の玉 CCB<=25 触肢で捕らえる
Cthulhu : (1D100<=25) > 61 > 失敗

京極 春雨 「おせぇよ」
CCB<=50 こぶし
Cthulhu : (1D100<=50) > 42 > 成功

光の玉 CCB<=20 回避
Cthulhu : (1D100<=20) > 26 > 失敗

京極 春雨 1d3+1d4
Cthulhu : (1D3+1D4) > 2[2]+1[1] > 3

system [ 光の玉 ] HP : 1 → -2

KP アバーーーーーッ!光の玉はバクハツシサン!
あなたは光の怪物に渾身の一撃を与えた。光は衝撃で大爆発を起こし、汚い体液を飛び散らせながら周辺に爆散四散した。

京極 春雨 「おわッ」

KP あまりの激臭にあなたは強烈な吐き気をもよおし、その場で勢いよく吐瀉物を撒き散らしてしまう。
SANc(1/1d4)。

京極 春雨 「うッ……おエ゛ェッ…ゲホゲホッ!」
CCB<=49 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=49) > 51 > 失敗
1d4
Cthulhu : (1D4) > 4

system [ 京極 春雨 ] SAN : 49 → 45

KP あなたの足はガタつき、意識も朦朧とし始める。

京極 春雨 「くっせぇ…きもちわりぃ…」

KP そしてあなたは膝から崩れ落ちるように倒れ、そのまま意識を失った。
懲罰
ポタポタと水滴が落ちる音とひんやりとした床の感触で目を覚ますと、あなたがいたのは監獄の中だった。

京極 春雨 「……あー…」
「今度は……豚箱の中か。ついにとっつかまったのか?」

KP 近くには足枷をつけられた見知らぬ女の死体が転がっている。
前にいた世界で持っていたものはなくなっている。

京極 春雨 「女……死体か」

KP 女性には足枷がされ、そこから逃れようと足掻いた痕跡が見て取れる。
指は爪が剥がれ血まみれになり、肉片や爪は付近の壁や床に付着している。腕には無数の自傷痕があるのも見て取れる。 そして、この女性の腹は大きく膨れており、身籠っていた事も分かる。

京極 春雨 「孕んでるのか……ん?」

KP よく見ていれば、女性は死んでいるのに、お腹の中にいるものは動いていた。

京極 春雨 「……動いてる。生き…てるのか?」
壁を調べる

KP 壁には無数の文字が書かれている。
じっと見ているとあるメッセージを見つける。そこにはこう書かれている。

情報

KP 私が何をした何の悪事を働いたっていうんだこんな世の中でちょっとくらい幸せになったっていいじゃないか誰にも迷惑なんてかけてないのに自分だけのことなのにどうしてどうしてあんたらに罰せられなきゃなんないんだ幸せになりたい幸せになりたいそれだけだったのに私にはその権利もないのかなんでなんだなんで誰も教えてくれないんだ愛情が欲しい温もりが欲しいでもそんな相手もいないいなけりゃこんなもんに頼るしかないじゃないかそれがおかしいなんてお前らが言う理由はないじゃないか同情するなら私をたっぷり愛してくよ愛して愛してあいしてよねえこっちを見てよなんでそんな目で見るんのもっともっとやさしくしてよどうしてそんなことするのそんなことされたら私はもっともっと狂ってくるってお前らを殺してやる

メイン

京極 春雨 「……………………………………………………」
CCB<=55 アイデア
Cthulhu : (1D100<=55) > 98 > 致命的失敗
「…………………………?…」
もどかしげに頭を振り、掻く
「…気分わりぃ。俺も死ぬんかな、ここで」

KP ベッドはカビが大量に発生し、悪臭を放っている。
布団はぼろきれのようになっており、布の下からはきらりと光るナイフが身を潜めていた。
どうしますか?

京極 春雨 ナイフ…を手に取って…女の腹を刺す

KP あなたはおそるおそる女性の腹へナイフを向けた。
すっ、と薄く皮膚を切ると、真っ黒な血が流れ落ちる。

京極 春雨 (顔をしかめる)

KP すっ、すぅーっ、と、あなたは少しずつ、腹を開いていく。
開かれる度に腹の中にいるものは激しく動き出し、やがてわずかな隙間から女性の腹を突き破り、血と腐敗した羊水の中からびしゃり、と【あなたと同じ背丈の人間】が飛び出してくる。

京極 春雨 「……あ?」

KP SANc(1/1d4)。
Cthulhu : (1D100) > 74

京極 春雨 CCB<=45 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=45) > 42 > 成功

system [ 京極 春雨 ] SAN : 45 → 44

京極 春雨 「……なんだ、お前……」

KP あなたは飛び出した人間に目をやる。……が、よく見るとその人間は今の自分に非常に似ていた。

京極 春雨 「お…れ…?」

KP 生まれた直後はぴくぴくと動いていたが、あっという間にその人間は自分の意思で動き出し、立ち上がり、おぼつく足を動かしあなたの元へとやってきた。

京極 春雨 得体の知れなさに恐怖を覚え、思わず後ずさる

自分? 「なぁ、自分は、もう一度産まれ直したい。自分は、もう一度微笑みたい……自分は、もう一度、人間になりたい……なぁ、なぁ……そうだったんじゃないの………?」

KP 虚ろな声をあげ、あなたに語りかける。

京極 春雨 「……な、ぁ、それ、は…」

KP  

自分? 「あの黒い薬、自分、やったよな……なあ、気持ちよかった?」

京極 春雨 choice[きもちよかった,みじめだった,しらねぇ]
Cthulhu : (CHOICE[きもちよかった,みじめだった,しらねぇ]) > きもちよかった
「……きもち、よかった…」
「一生、もうあのままでいたいくらい…」

自分? 「…………そう、そうだよなね、気持ちいいよなァ、きもちいい薬、自分、大好きになっちゃいそうだよなぁ!あはは!あははは……!!……これじゃあ、ずっと、自分は、本当の幸せになんて、なれねぇよ………」

KP 彼はがっかりしたように、そう呟いた。

自分? 「なら、もう逃げられねぇよ。ずっとずっと、からっぽの幸せしか、自分は感じる事ができない。でも、からっぽのが好きなんだよな。だったら、もう、……どこか遠くに行こうか。」

KP と涙を流しながら彼が言うと、あなたをぎゅっ、と抱きしめた。
相手に抱きしめられると、あなたと"もう一人のあなた"は溶解するように混ざり合い、一つになっていく。
あなたの意識もそれに合わせて溶けてゆき、やがて意識を失ってゆく。
暗闇
ごうごうと、不穏な音が鳴り響く暗闇の中であなたは目を覚ます。そこには光源となるものが一切なく、地面に手を伸ばせばぬるりとした粘液と、ぶよぶよした何かがあるという事を理解する。

京極 春雨 「……まっくらで…なんにもない」
「なんだこれ…泥…?」

KP 言葉を発してみると遠くまでこだまし続け、無限に広がる空間のように感じた。
前にいた世界で持っていたものはなくなっている。
【幸運】または【聞き耳】を振る

京極 春雨 CCB<=70 幸運
Cthulhu : (1D100<=70) > 29 > 成功

KP 耳を澄ましてみると前方からがしゃんという機械音が聞こえてくる。

京極 春雨 「?…機械?なにかあるのか…」

KP 先へ進んで行くと次第に大きな門が見えてきた。周りは僅かに照明が照らされており、門は重厚で無機質な金属でできているのが分かる。
音はここから発されているらしいが、音の元らしきものは見当たらない。
門に少し近づいてみると、入り口には「リセット」という文字が刻み込まれている。
その先は周囲の暗さと混じりよく見えない。

京極 春雨 「…リセット…」

KP どうしますか?

京極 春雨 他に…何かないか、見る

KP あなたはふと、後方の方に光る何かを見つけた。
先へ進んでいくと、小さな瓶が落ちているのに気づいた。
瓶の周りは僅かにどこからから照らされており、瓶のラベルの文字を読む事ができる。
ラベルには「Black-L(Hard)」と書かれている。
【POW×3】

京極 春雨 「Hard…はーどってなんだ…」
CCB<=(14*3) POW倍数
Cthulhu : (1D100<=42) > 32 > 成功

雑談

京極 春雨 ハードってなんだ、きついやつなのか
成功した…

メイン

KP あなたは目の前にある誘惑に惑わされそうになったが、堪える事ができた。
…これは飲んではいけない気がする、と直感的に気づいたあなたは一歩後ろへ身を引いた。
どうしますか?

京極 春雨 他に何かないか見る

KP では先ほどの門にたどり着く。もう周囲にはこれしかないようだ。
どうしますか?

京極 春雨 入る…しかねぇ
嫌な予感はするが…

KP わかりました
あなたは門をくぐった。ぬちゃ、という音が一層大きく響き渡った。
………嫌な予感がする。とあなたは思ったが、その時には既に遅すぎた。
あなたが門をくぐったその時。門の四方から鋭利な刃物が飛び出して、一瞬であなたの体をズタズタに引き裂く。

京極 春雨 「…ぃぎ、エ…ァ…?」

KP 四肢はどこかへ飛んでいき、胴体は内臓をかき混ぜられながらミンチになっていく。あまりに壮絶な方法で「処分」されてゆく自分自身に、狂う程の余力すら残さず消えてしまった。
最後に残された頭部は巨大なペンチのようなもので、プチッ、と音を立てて潰されてしまった。

雑談

KP びっくりしてメアノールかけてしまった
………頭が痛い。胸が、腹が、全身の全てが痛い。
全ての骨が体内で爆発していると思うほどの激痛で力を入れる事もできず、床をのたうち回り、壁や柱に激突してはまた絶叫を上げる。
ドタンバタンと音を立て、意識も正気も失われつつある中、突然、まばゆい光と共に扉が開いた。
額や腕から血を流すあなたを見て、入ったきた誰かが叫ぶとあなたを取り囲んだ。
「この人です!この人が急患です!!運んで!!運んで!!」
群衆があなたを囲む。あなたはそれが自分を殺しにかかるテロリストに見え、一層狂った声を上げた。

京極 春雨 「   ーーーーーーーーーーッッ?!!!!!!!」

KP 群衆があなたを囲む。あなたはそれが自分を殺しにかかるテロリストに見え、一層狂った声を上げた。
声を上げるとそこで力尽きたのか、あなたはぱたりと動かなくなった。
ピッ、ピッ、と電子音が鳴る。あなたが次に目が覚めると、身体中に無数の管をつけられた状態で病院のベッドに寝かされていた。
……少しずつ直前記憶を辿っていくが、なぜだかある一点だけが全く思い出せない。
しかし、あの夢の最後だけははっきりと覚えていた。
あなたはあの「リセット」の門で、全身を完膚なきまでに粉砕されて「死んだ」。あの痛みも、叫びも、何もかも肉体が生々しく覚えているのに、今こうして自分は生きている。………何故だ?
奇跡的に生き残ったとは到底言えないあの状況を経て、なぜ命が再びあるのだろうか?もしかして自分は、もう元の自分ではないのか?
わけが分からない。
依然として白いもやがかかったような記憶を探るが、どんなに考えても、何かが思い出せない。

京極 春雨 「…………」
「……もういいや」

KP …もう諦めよう。そう呟くと、あなたは何もない真っ白な天井を見つめ上げた。
【ED4】
SAN報酬1d4。
何らかの依存症だった場合、あなたは1d6ヶ月間、依存症の症状がなくなる。しかし、あなたに密接に関わった人々の事も全て忘れてしまう。EDUやINT、技能値の減少はないため仕事や勉強は通常通り行える。

京極 春雨 1d6
Cthulhu : (1D6) > 6

情報

KP ハイパーボリアに住むチョー=チョー人が育てているという「黒い蓮」に興味を持ったとある裏世界の研究員たちが、何らかの目的で世の中にそれを広めようと画策していた。
彼らは長年の研究の末、「黒い蓮」を酒やタバコ、あるいは阿片に類似した麻薬として製品化(当然違法なものだが)に成功し、「Black-L」という名で各地に流通させた。

「黒い蓮」を摂取したものは生々しい、時に恐ろしく狂気的な夢を見るという。一度摂取した者は時に非常に恐ろしい狂気へと陥っていくとの噂があったが、この植物が魅せてくれる夢は一部の常用者からは極楽のようだと大評判だという。


あなたはいかなる理由かで精神的に参った生活を何日、何ヶ月、あるいは何年と送っていた。
知人と距離を置かれているかもしれないし、常に他者との壁と劣等感を感じながら生きている。自分が嫌いだ、と何度思ったかは分からず、そんな現実から少しでも逃げたいがため、あなたは時折"何か"にすがり、現実逃避をするようになっていた。

そんな日常を送る中で風の噂で聞いたのは、一度摂取すると摩訶不思議な夢が見られるという「Black-L」という名の酒/煙草/薬だった。
不思議な夢?なんだ、それは。心地よいものなのか?…極楽のような夢なのか…?………あなたは、ぼうっとそんな事を考えるが、「現実からちょっとでも逃げられるというなら」と思い、無意識のうちにそれを求めに行ったのだった。



あとがき

分岐点がほんとに多いのでもしかしたら一度も通らなかったルートもあったかもしれません。
同じ条件の探索者でも全く違うお話が出来上がる可能性があるので、色んな探索者で試して遊んでみても良いでしょう。

メイン

京極 春雨 1d4
Cthulhu : (1D4) > 1

system [ 京極 春雨 ] SAN : 44 → 45

京極 春雨 CCB<=50 こぶし成長
Cthulhu : (1D100<=50) > 72 > 失敗
CCB<=50 こぶし成長
Cthulhu : (1D100<=50) > 11 > 成功
1d10 こぶし
Cthulhu : (1D10) > 7
1d10 こぶし
Cthulhu : (1D10) > 7