Seven-Night,Monochrome Summer -倉内衣織

KP

KP

蝉時雨と君の死体。

KP

部屋は冷房も効いておらず、暑くて仕方がない。

KP

むわりとむせ返るほどの生臭いにおい。死のにおい。

KP

蠅が一匹、きみの虚ろな目にとまっている。

KP

KP

暑い夏が始まった。

KP

KP

❝　Seven-Night,Monochrome Summer　❞

KP

KP

【一日目】　8/10

KP

KP

目の前に、死体がある。
それは、あなたの大事な人。卯憑真白のものだった。

KP

自分が殺した。腹に包丁を突き立て、倒れたその身体に何度も何度も同じものを突き立てた。
時刻は午後1時を少し回った頃。窓の外では頭の割れそうなほど蝉が煩く鳴き、だというのに部屋の中は酷く静かだ。

KP

自分の荒い息遣い、包丁から滴る血が床の血だまりを叩く音。
何故殺したのかは分からない。
ただ、自分が彼を殺したという事実だけは認識ができる。

KP

SANC　1d3/1d10

KP

まずはSANの上限を59に直しましょう。

KP

よし。ありがとうございます。
では改めて…

KP

ありがとうございます！
:SAN-2　と入力して送信すると簡単に任意の数値を減らせますよ。（マメ）

KP

では、改めて。探索箇所を開示しましょう。

KP

ここからロールプレイなど自由にできます。

KP

・KPC（真白）
ついさっきまで生きていた。
傷口から流れ出る血は既に止まっていて、床の上のそれは端から乾き始めている。
触れるとまだ少し温かいが、鼓動を感じることはない。
気の早い蠅が一匹、彼の見開いた眼球の上を歩いていた。

KP

《医学》を振ることができます。

KP

初期値でも使用可能ですよ。ワンチャンというやつです。
博物学ですと…3ぶんの1の数値で情報が出せそうです。

KP

どうぞ！

KP

なかなか惜しいですね…

KP

どうぞ！

KP

惜しかったですね…！

KP

胴体や首などに刺し傷が集中している。
それぐらいしかわからない。

KP

・自分
ポケットに携帯電話は入っているものの、電源を入れてもつかない。
真白の血と自分の汗に塗れている。既に乾いた箇所が不快にベタベタとしている。
玄関の横にはシャワーがあるため、落とそうと思えばそれで血を洗い流すことができるだろう。

KP

・部屋全体
真白の家、真白の部屋だとあなたは認識している。シンプルな部屋だが、今は至る所に血が飛び散っている。
ワンルームの狭い部屋。[クローゼット]、何も置いていない小さな[キッチン]、単身者用[冷蔵庫]、[洗濯機]。併設された[風呂トイレ]に繋がるドアが[玄関]の真横に設置されている。
[布団]が部屋の隅にたたまれており、机上には[ノートパソコン]と[リモコン]が。[テレビ]もテレビ台に置かれている。
壁にはシンプルな[カレンダー]と[時計]がかかっている。[クーラー]は設置されているが、動かないため蒸し暑い。
窓の外には[ベランダ]と[室外機]が見える。

KP

ロックがかかっている。

KP

立ち上がるものの、パスワードを入力しないと動かせないようです。

KP

クーラーのリモコンのようだ。
電池は入っている様子だが、操作しても動かない。

KP

なんと！よいです！

KP

残念ながら、このリモコンをどう修理したら動くのかあなたにはよくわからなかった。

KP

シンプルなアナログ時計。現在時刻を確認できる。
今は1時を少し過ぎたあたりだ。

KP

何故動かないのかわからない。
もしかしたら、これが動けば少しはマシなのかもしれない。
真夏の閉じられた部屋の中というのは、想像以上に耐えがたい蒸し暑さだというのをひしひしと感じるだろう。

KP

直射日光が当たり、コンクリートの表面には蜃気楼が立っている。酷い猛暑だ。
左右には壁がある。柵から乗り出して下をのぞくと、真っ白な景色の中、黒く焼けたアスファルトが遠くに見える。4F程度の高さだということがわかる。
雨どいにはカサカサに干からびた枯れ葉が詰まり、頭のとれた蝉の死体がひとつ落ちている。

KP

ここを出てはいけない。みつかってしまう。
強い恐怖を感じる。
SANC　1/1d3

KP

熱されていて、触ると熱い。
また、室外機の置かれている地面が乾ききっていることから、あのエアコンはしばらくの間稼働していなかったのだろうということが見てとれる。

KP

数分どころか、何日単位でついていない可能性があります。
それぐらいかっぴかぴです。

KP

ｶｻ……としている……

KP

冷蔵庫のところにいくということでよろしいでしょうか。

KP

塩、胡椒、油だけが並んでいる。
稼働はしているらしく、開けるとひんやりしている。

KP

真白はまだそこに”あります”。
部屋の真ん中にあおむけに倒れていますね。

KP

既に事切れた身体。力の入らない肉体というものは、生きているものと違って想像以上に重いものらしいです。
21gというのは都市伝説なのかもしれない、と頭によぎる。彼が生きていたころに感じた重さよりも、それはずっしりと肩に重く感じることでしょう。

KP

ただ、あなたも成人している男性。小柄な彼の肉体も、少し苦労はしますが動かすことができます。

KP

死後硬直が始まる前ではあるようです。逆に言えば、いまのうちでしょう。

KP

冷蔵庫は単身者用の小さいものです。
中にはめ込まれているプラスチックの板を取り外し、僅かな調味料を取り出し、胎児のように膝を抱えた彼の遺体はそうしてようやく冷蔵庫の中に収まりました。

KP

ひとまず真白を冷蔵庫に収めました。
この後はどうしますか？

KP

了解しました。門戸はいつでも開けておきましょうね。

KP

今日は[8/10]だ。
[8/16]が赤い丸で囲んである。
あなたはこの日付が大事な日であることを知っている。が、何の日なのか思い出すことができない。

KP

あなたに聞こえるのは、煩いほどの蝉時雨。それと冷蔵庫の稼働音ぐらいです。
そこにあなたの愛しい声は存在せず、どこにも見つかることはありません。

KP

真白のよく着ている服が収納されている。

KP

なるほど。振ってみましょう。

KP

どうぞ！

KP

あなたは、クローゼットの奥に隠すように仕舞われていたナタとノコギリを見つける。

KP

SCCB<=16*5　衣織POW判定 (1D100<=80) ＞ 46 ＞ 成功

KP

なるほど。ではとくになにもありません。

KP

ナタとノコギリを見つけたぐらいで済みました。

KP

では、ひとまずその場に置いておくということで。

KP

何も置いていないが、シンク下の収納スペースを見ると、フライパンと鍋、箸がひとつ置いてある。2つある包丁入れのうち、ひとつだけにしか包丁は収まっていない。
ガス、水道は通っている様子。

KP

SCCB<=16*5　衣織POW判定 (1D100<=80) ＞ 59 ＞ 成功

KP

なるほど。ではとくになにもありません。

KP

望めば体についた血を洗い流すことができる。
真っ白な石鹸、安いリンスインシャンプーがひとつ置かれているだけで他には何もない。
トイレットペーパーは予備がある。洗面台には鏡がついている。

KP

着替えようと思えば服を拝借することも可能ですね。
彼はややサイズの大きめな服をよく着ていたので、さほど身長の変わらないあなたであっても着れるでしょう。

KP

シャワーは無事に浴びられます。
温水も冷水も出るため、冷水を浴びて火照った体を冷やすことも可能です。

KP

なるほど、生活が見えますね。
真白がいつも使っている…と、認識しているシャンプーと石鹸です。あなたの思い出の中にある香りをあなたは纏うことになります。

KP

文字通り彼を纏っているようですね。生きている彼はもういないのに。
着替えることができました。

KP

ボタンを押せば動く。四角い箱に入った粉洗剤が横に置かれている。

KP

ゴウンゴウンできました。
しばらくは稼働していることでしょう。

KP

ここをあけてはいけない。出てはいけない。みつかってしまう。
強い恐怖を感じる。
SANC　1/1d3

KP

恐怖を感じましたね。

KP

また、自分の精神状態を知りたい場合、《精神分析》《心理学》を振ることができる。

KP

GO！

KP

なるほどね

KP

こちらはオープンで大丈夫ですよ。
さて…

KP

あなたは、開けてはいけないのにその扉を開けてみたい衝動に駆られる。
頭では強い恐怖を感じ「開けてはいけない」と警鐘を鳴らしているのに、相反して手はドアノブにかかる。

KP

途端、割れるような頭痛が起き、たまらずあなたはそこに崩れ落ちる。
しばらくすれば痛みは引くが、恐怖はより一層強くなるだろう。
HP-1、SAN-1。

KP

ありがとうございます。

KP

薄い煎餅布団。広げればそこで寝ることができる。
ただし、その場所にちょうど真白の遺体があったため、床は血濡れになっている。

KP

リモコンは無いので本体を操作するしかない。
が、つけても砂嵐しか映らないようだ。

KP

はい。

KP

では…

KP

KP

あなたが部屋を見ていると、「おなかすいたでしょ」と声が聞こえた。

KP

それは、冷蔵庫の中から聞こえる。
真白の声だった。

KP

冷蔵庫の扉がゆっくりと開いていくのを、あなたは見ている。
動くはずのない首が動き、光の無い目がこちらを見ていた。
眼球にとまった蠅が、頬を伝い動かない口元へ移動する。
あなたの口の中に、生唾がわいた気がした。

KP

頭がずきずきとする。目がくらむ。吐き気がひどい。
背や顎を伝っていた汗はいつの間にか止まっており、あがった息はハァハァとうるさく頭の中でこだまする。

KP

熱中症だろうと気付いたときには既に膝から力が抜けており、あなたは乾きつつある血だまりの中に倒れ伏す。
滲む視界の中に、死斑の浮き始めた真白の腕が見えた。

KP

KP

【二日目】　8/11

KP

KP

酷い頭痛と吐き気、強い腐臭で目を覚ます。

KP

あなたの倒れている横では、冷蔵庫の扉が開いたままになっている。冷蔵庫の電源は入っていない。
いつからそうだったのか。蒸し暑い室内に長時間置いたせいか腐敗は酷く進み、腹部は不気味に膨らみ大量の蠅と蛆が溢れ返っている。
虫はあなたの手足を這いずり回り、身体の下では何匹かが潰れて醜い染みになっている。

KP

SANC　1/1d6

KP

また、体調の悪化により、HP-3

KP

ありがとうございます。

KP

時計を確認すると、現在時刻は午前11時。
喉が渇いている。口の中には鉄錆の臭いがこびりついている。

KP

・自分
口の中に血生臭さを感じる。
また、熱中症の症状が出ている。

KP

ではついでに探索箇所の開示を。

KP

・KPC（真白）
冷蔵庫の電源が落ちてしまっているため、酷い有様になっている。
死後硬直はとけているが、腐敗が進んでいる。内臓から腐り始めているのだろうか、衣服の隙間から見える腹は青黒い色に染まっている。
大量の蛆と蠅に犯されており、見るに堪えない。
話しかけても返事はない。

KP

SCCB<=16*3　衣織POW判定 (1D100<=48) ＞ 63 ＞ 失敗

KP

なるほど。

KP

あなたの中に「彼を解体しないといけない」というわずかな欲求が生まれる。
この欲求は強制的なものではない。

KP

真白を、解体しますか？

KP

では…

KP

あなたは、真白の身体を解体するためにナタとノコギリを手に取る。
それらはあなたの手に不思議に馴染む。

KP

どこで解体をしますか？

KP

保温の上限温度ですね。
では、PLの家のものを使わせていただいて…60度としましょう。

KP

では、描写を。

KP

あなたは、ユニットバスへ移動させた真白の身体を解体していく。
関節に刃物を突き立て、肉を引き千切り、骨を砕く。
腹に切れ目を入れれば、そこからどるりと腹膜に包まれた内臓が湯気と共に溢れ出る。血は、案外出ない。

KP

それは、想像していた以上の重労働だ。手には彼の脂と腐りつつある体液がぬるぬるとまとわりつき、にじむ汗がとめどなく目に入っては痛みを訴える。
何度もそれを腕でぬぐい、真白の血と腐肉の混じったあなたの汗がぼたぼたと顎から膝に落ちていく。

KP

水を飲み、ひと息。また解体に戻る。ぬるついた柄を持つ手のひらには既に豆がいくつもでき、もしかしたらいくつかは潰れているかもしれない。そこについているのがもはやどちらの血なのか、あなたには判別がつかない。
真白はあなたの手により「肉」となっていった。

KP

肉となった彼を、あなたはどうしますか？

KP

1d100　残存可食部 (1D100) ＞ 8

KP

食べられそうなのは、か細い手足の僅かな肉のみ。
内臓などはもうほとんど虫がつき駄目になっているようです。

KP

保温機能のついているユニットバスでよかった。今はそう思うかもしれません。
浴槽の中にぼとぼとと”肉”を入れ、保温の温度を最大にしてお湯を張る。
あなたの手元に残ったのは、腕肉と脛肉ぐらいでした。

KP

風呂場の扉を閉じ、あなたは肉を抱えて元の部屋に戻ることでしょう。

KP

了解です。
解体するためユニットバスへ入ったので、調べた際の軽い描写だけ送っておきましょうね。

KP

解体前。ふと思い立ち、鏡で顔の具合を確認する。
口の周り、口内ともに血液が付着している。
まるで真白の血を飲んだかのようだった。

KP

SANC　0/1d3

KP

また、解体中に水を浴びたり水を飲んだりしたので、体調不良が若干緩和する。
HP+1。

KP

というところで、キリがいいので今日は〆といたしましょう。
本日はおつかれさまでした。

KP

夏です！！
次は10日の21:30～ですね。

KP

です！
では、遅くまでお疲れさまでした。ゆっくり寝てね！

KP

アイ！zzz

KP

2日目、再開していきます。
部屋の中の細かいところを調べていくことが可能です。

KP

壁のカレンダーですね。

KP

変化なし。

KP

相変わらず16日に赤いマルがついたきりです。

KP

はい。
カレンダーの形に日焼けした壁紙が露になり、めくっても9月10月…と日付が続いていきます。
そういえば、衣織くんは誕生日などはきまっていますか？

KP

では、カレンダーを12月までめくればその日付に『iori birthday』と書かれています。
そうだな…フレーバーでアイデアをどうぞ。

KP

では
カレンダーを捲るうち、そういった記念日などには簡易ながらメモが書かれているのに、8/16のみただ赤い丸がついているだけだな…と気付くでしょう。

KP

なにかの記念日や予定がある日なら、なにかしらを書くのでは？といぶかしげに思うかもしれません。
あとはクリチケをどうぞ！

KP

choice[いけそう,あかん]　いける？ (choice[いけそう,あかん]) ＞ いけそう

KP

なんと！？！？
さすがに本体は無理そうですが、カバーなどはいけそうと感じるでしょう。

KP

布団の方ですね。

KP

ごめんね　こっちだった

KP

変化なし。
床に広がっていた血液が滲み、駄目になっている部分がある。

KP

部屋の隅に布団が畳んであり、そこに床を伝って血が滲んでいる、みたいな感じです。

KP

変化なし。
真白のよく着ている服が収納されている。

KP

そうだな……
アイデア、やってみましょう。

KP

では、剪定用とかなのかなと思います。

KP

なるほど。

KP

まだ調理していないので、生肉のままですね。
調理するのであれば、キッチンの描写だけ軽くしましょう。

KP

変化なし。
水を飲むことで体調は若干緩和する。

KP

ええ。
塩胡椒、油がここにはあります。
包丁も置いてあります。

KP

あなたは、包丁を使って骨から肉をそぎ落とします。
あなたは獲物の解体などを行ったことはありますか？

KP

では、それなりに”やり方”を心得ているのでしょう。手際よく肉を切り分けて行くことができます。
筋張っていて固く、お世辞にも食用とは言い難いそれらをあなたはおいしそうに味付けしていきます。

KP

戸棚の中には、フライパンと深鍋がひとつづつ。コンロはひとつきり。
フライパンを取り出し、油をしき、温まったそこに肉を投下します。

KP

換気扇も無い中。じゅうう、と油の中で肉が音を立てて焼かれていきます。
キッチンのすぐ後ろにある風呂は熱い湯を湛え続け、扉の隙間から溢れる熱気があなたの肌を不快にべたつかせるでしょう。

KP

ステンレスの上に、はねた油とあなたの汗が滴り落ちて混ざります。
肉の焼けるにおいは、牛や豚のものとはぜんぜん違って感じます。

KP

フランパンの上の肉は、もはやあなたのよく知るサイコロステーキとなり果てました。
真白の面影など、もうどこにもない。ただの食用肉。

KP

いちまいきりの皿の上に、それらは移されます。
それらは、あなたが食べてくれるのを待っていることでしょう。

KP

改めて問います。
このまま食べますか？

KP

あなたは、その肉をひとくち食べる。
塩と胡椒を振っていても、舌にじわりと広がるのは鉄臭い死肉の味。
おいしくは、ない。

KP

むしろ、喉や胃はそれらを本能的に拒否する。当たり前だ。少なくとも、人間は同族を食べるようにできていない。
が、あなたはそれを咀嚼し、嚥下する。喉を押し広げ、肉が胃に落ちていくのをあなたは感じる。

KP

またひとくち。肉は固く筋張っている。噛んでもうまみは溢れることなく、独特の臭みすらある。

KP

あなたは、それを食べていく。
冷房の効いていない、腐乱臭のする部屋で。扉一枚隔てた先では、愛しいあの人の肉が煮込まれ続けている。

KP

そして、最後のひとくちを食べ終わる。

KP

あなたは、食人行為に手を染めてしまった。
SAN回復　+1d10

KP

また、HPも全回復できます。

KP

ありがとうございます。

KP

キッチンは以上ですね。他の箇所を探索できます。

KP

変化なし。
なぜ止まったのかは現段階では分からない。

KP

ユニットバスはもう解体のときに調べ終えたので大丈夫ですよ。
では机を…

KP

変化なし。
起動はするけれどパスワード入力を求められます。

KP

なるほど。
パスワードが間違っています。

KP

こちらも変化なしですね。

KP

室外機の下にメモが挟まれていることに気付く。

KP

「eat me」
手書きのやや拙い文字は、真白の書く字と同じだった。

KP

ええ。食べましたね。おいしく。

KP

パソコンのところです。

KP

なるほど。
パスワードが間違っています。

KP

相思相愛ですね、これは。

KP

変化なし。
解体や料理をしているうちにだいぶ時間が進みました。今は17時前後ぐらいでしょうか。

KP

∟洗濯機
∟玄関
∟テレビ
∟壁（追加探索箇所あり）
∟ベランダ（追加探索箇所あり）

ここがまだかもしれないです

KP

変化なし。
食事前に動かしていたので、もう洗濯は終わっていますね。

KP

では、改めてベランダ。

KP

相変わらず暑い。
ベランダに出ると、上から何かが落ちてくる。ごぱぢゅん、と下で何かが割れ弾ける音がした。

KP

思わず洗濯物をその場に落としてしまう。
下をのぞくと、コンクリートに真っ赤な液体が広がっていた。

KP

潰れた死体と目があう。
それは紛れもなく”あなた”だった。

KP

SANC　1/1d6

KP

着ている服には真白のにおいが染みついていますね。安心できます。

KP

ベランダは以上ですね。拾っていなければメモもまだ落ちたままです。

KP

はい。
仰向けになり、半分潰れて割れた頭をあらわにしています。

KP

閉め切った室内になりました。暑いです。

KP

水は今のところいくらでも出てきます。塩もありますよ。

KP

やや気持ち悪さが緩和されます。先程のステーキの味を思い出すかもしれません。

KP

扉の外に人の気配を感じる。
ここの扉には覗き穴がある。そこを覗けば外の確認は出来そうだ。

KP

覗き穴から外を見てみると、そこは真っ暗だった。
ベランダから見える外はまだ真っ白な昼間なのに、夜のように暗い。違和感を感じる。
《アイデア》を振ることができます。

KP

これは「暗い」のではなく「瞳孔が間近にあったから黒く見えた」ということに気付く。
つまり、この扉一枚隔てた向こうから”誰か”がこちらをのぞき込んでいる。扉にぴったりと張り付いて。

KP

カリカリと扉をひっかく音がする。
SANC　0/1d3

KP

玄関は以上です。

KP

はい。ずっとカリカリ音がしています。
あなたが気付かなかっただけで、ずっといたのかもしれません。

KP

いい悲鳴ですね。

KP

電源をつけると、天気予報が流れる。この先来週まで酷暑が続くらしい。
チャンネルを変えるとニュースが流れる。

KP

「10日午後1時頃、【不鮮明なノイズ】にて卯憑 真白さん(31)が複数個所を刺され倒れているところを発見されました。倉内 衣織容疑者は殺人容疑で現行犯逮捕され……」
映像にはあなたのいる建物と真白の顔写真が映されている。
SANC　0/1

KP

ふふ。その凭れているのは愛のようなものですからね。

KP

では、壁の見ていない箇所…クーラーですね。そこに目が行きます。

KP

変化なし。
相変わらず動いてくれない。うらめしい。

KP

どうぞ！

KP

あなたは工具がないながらもエアコンの修理を試みようとする。
が、どうあってもこのエアコンは動いてくれない。根本から既に壊れているのかもしれない。

KP

専門の業者が入らないとダメかもしれない、と思うかもしれませんね。

KP

さて…

KP

ずっと頭痛が酷い。
震えが止まらず、膝をついて思わず嘔吐する。

KP

びたびたと胃の内容物と胃液が吐き出され、強い酸の臭いが腐臭と混じる。
汗はとうに止まっている。いよいよ身体に力が入らなくなり、吐いたばかりの吐瀉物の中へあなたは倒れ伏した。

KP

窓がわずかにあいていたのか、蝉が一匹飛んできてあなたの脇腹にとまり鳴きだす。
振り払う気力もなく、意識は沈んでいった。

KP

KP

【三日目】　8/12

KP

KP

「起きて」と声がする。

KP

あの酷い頭痛も吐き気も、身体の震えも消えていた。
目を覚ますと外からはヒグラシの声が聞こえてきていた。どうやら夕方らしい。真っ赤な夕焼けが藍に染まってきている。

KP

時刻は午後7時。相変わらず酷く暑い部屋だが、慣れてきた気がする。
起き上がると、べちゃりと手の下から音がした。
それを認識した途端、麻痺していた五感が戻っていく。

KP

部屋の真ん中には、解体され煮込まれた真白の身体が散乱している。
腐敗した内臓は床にぶちまけられ、肉は溶け、虫に食いつくされた眼窩からは湯と共に何かの汁がとろりと流れていた。
蛆虫は溢れんばかりに増殖し、部屋中に蠅が飛び交っている。天井付近には、たかった蠅で黒い雲ができている。

KP

床のほとんどは真白の腐った体液で汚染されている。もちろん、そこで寝ていたあなたも。
口の中にもぞもぞとした感覚がある。吐き出すと、大きな蛆虫がべちゃりと涎に濡れておちてきた。

KP

「おはよう」と腐肉の中から声がした。知っている声だ。
そちらを見る。その口が、頭が、動いていた。こちらを探すようにもぞもぞと頭部のみを動かし、”それ”は明確に口をきく。
大量の蛆を吐き出しながら。

KP

SANC　1/1d6

KP

なるほど。アイデアをどうぞ。

KP

一時的発狂です。おめでとうございます。
内容だけ決めて今日は終了といたしましょう。

KP

うちには通常の発狂内容の他に、感情に特化したオリジナルの表があります。
どちらを使用しますか？

KP

では、1d10をどうぞ。

KP

02 独占/独占衝動
対象に激しい独占欲を抱く。常に対象を自分の傍に置きたがる。
戦闘中、敵が対象に攻撃をした際、その直後の自分の攻撃は全てその敵へ向かう。

KP

SANから-5をしておいて、今日は終了です。

KP

探索箇所を開示しました。

KP

・KPC（真白）
腐敗が進んでいる。じっくり煮込まれ溶け崩れているため、大部分で骨が見えている。

KP

はい。
お風呂場にあったはずなのに。不思議ですね。

KP

では、いおりさんの様子を。

KP

まだ少し頭痛がするものの、幾分か体調はマシになっている。
真白と会話しているうちに、昨日食べたあの肉の味が口内に蘇ってくるかもしれない。生唾がわいてくる。

KP

・部屋全体
真白の腐敗した体液が床の大部分に広がっている。
白かった壁は黒く濁り、窓にはヒビが入っている。

KP

∟冷蔵庫
開くとむわりとこもった臭いがする。
電気が通じておらず、特有の刺激臭が麻痺した鼻をついた。
幸いなのは、中身が入っていないことだった。けれど、腐った肉片がこびりついている。
SANC　0/1

KP

∟キッチン
排水溝からゴキブリが数匹出てきている。見ているとそのうち共食いを始め、聞こえないはずの鳴き声がギィギィと耳につく。
SANC　0/1

KP

持ってたの？？？

KP

なるほど　ましろといっしょってわけですか
歩数カウントでもしますか

KP

ピカチュウといっしょ　みたいなノリですね
まあそれはおいといて！

KP

∟洗濯機
洗濯機自体は動くようだ。
洗剤の中を見ると、ゴキブリが蛆虫を食べていた。

KP

∟ユニットバス
シャワーを流すと、水の中に僅かに赤さびが混じっていた。
水が生臭い。

KP

∟玄関
開けようとしてもノブが動かない。
扉の外には、どうやらもう何もいないようだ。

KP

空の郵便受けをあけると、中からゴキブリが一匹飛び出してくる。
中を覗くと、爪や髪に混じり小さなゴキブリが数匹走り回っていた。
SANC 0/1

KP

∟布団
変化なし。
真白の体液を吸いずっしりと重い。彼の死体にかけなかった部分ですら、もう使えない。

KP

∟テレビ
カラーバーが映される。変化はない。

KP

∟クローゼット
半開きになっており、中を見ると首を吊った自身の母親の死体と目が合った。
膨れた舌が垂れ下がり、鬱血して黒くなった顔からは蛆虫が溢れ出ている。目が腐り落ち、糸を引いて足元で潰れた。

KP

SANC　1/1d6

KP

セーフですね。あと一歩で発狂はしなかった

KP

もう一度確認すると、あるいは瞬きをすると死体は無くなっている。
また、上段を探せば未開封の単4電池が出てくる。

KP

∟リモコン
電池を入れ替えるとエアコンが動くようになる。
が、常温の風が出てくるのみでほぼ使い物にならない。風があるだけ僅かにマシな程度。
こちらは電気が通っている。やったね！

KP

∟ノートパソコン
パスワードを入力するとロックが解除される。
「Black Lotus」というファイルがひとつだけデスクトップに置かれており、中には画像ファイルが一枚はいっている。

KP

自分が知り合いになにかを貰っている写真。
知り合いの顔は確認できないが、どことなく覚えのあるような気がする出で立ちをしている。

KP

そうだ、確かに彼にそれを貰った。でも、何を？
思い出そうとすると、急激な眠気に襲われる。あらがえず、数分意識を飛ばしてしまう。
　
目が覚めた時にはもう、その写真が何なのか思い出すことはできない。

KP

まだあなたの腕の中にありますね。

KP

∟ベランダ
生ぬるい風が頬を撫でる。陽は落ちているが残暑が厳しく、金属製の手すりは未だに火傷しそうなほど熱い。
階下をのぞき込むと、昨日あったはずの飛び降り死体は無くなっている。
真っ黒なアスファルトを、切れかけの街灯がちかちかと照らしていた。

KP

∟室外機
エアコンが稼働しているのでこちらも熱をもって唸っている。
下には排水の痕跡が細く黒いシミとなって伸びている。

KP

冷風は出ないけども動いてはいますね！

KP

もちろん。
何かの生き物でもなく、また腐った体液でもない。通常の生活汚水ですね。

KP

ではついでに壁の探索箇所も開示しましょうね

KP

∟クーラー
温風を吐いている。無いよりマシ。

KP

偶然だけど、恨み節も入ってます(メタ)

KP

∟時計
よく見ると時間が進んでいない。秒針は同じところを回り続けている。

KP

∟カレンダー
8/17以降の日付が全て「44」に変化している。
めくると以降は黒塗りが続いている。

KP

さて……

KP

部屋の全体に、どこか劣化を感じる。
真白の死体があるからなのか？いや、それだけではない。
脳裏をちらつく景色がある。やけに眠い。

KP

「寝てていいよ」と腕の中から真白の声がする。
それに安心感を覚える。
部屋の中に戻り、彼の胴体の隣に横たわる。
蒸し風呂の部屋が子宮のように、腐った内臓が羊水のように身を包むのを感じた。
ここはあたたかい。この部屋と彼が、ひとつになっている。

KP

SAN回復　1d10

KP

あなたの意識は、とろとろとした眠気に溶けていく。

KP

KP

【四日目】　8/13

KP

KP

空腹で目が覚めた。
寝覚めがよく、体調も悪くない。

KP

時計を見ると、真白の顔がそこに埋まっていた。安らかな顔でこちらを見下ろしている。
時刻は不明。

KP

窓の外は白く染まっており、蝉が一匹近くで鳴いている。
頬を腕を腹の上を蛆虫や蠅や他にもよく分からない虫が這いまわる。ひとつひとつが真白の顔を持っており、ちいさく笑っていた。
こちらも微笑んでしまう。指先で潰すと桃色の粘液になって自分の肌と一体化した。

KP

彼はこの部屋とひとつになった。
ここは彼のはらのなかなのだ。心地がいい。
壁を撫でると、ぐにゃりと生暖かい感覚が手に伝わった。
ああ、喜んでいる。

KP

あなたは、幸福を感じている。あなたの心は穏やかに凪いでいる。
頭のどこかではこれが異常な状態だと理解しているものの、それすら桃色にとろけた思考に塗りつぶされていく。
今のあなたは、真白の腹におさまり守られているのだ。それがどうして確かな安心感でないといえるのだろうか。
ああ、今ならきっと、何を見てもだいじょうぶだ。

KP

SANC　1/1d6

KP

・KPC（真白）
部屋の真ん中には溶けた彼がいて、時計があった箇所には彼の顔がある。
真白は、幸せそうに満ち足りた顔で寝ているようだ。
床に落ちやわらかく腐り熟成の進んだ肉が食欲をそそる。
あなたはこの状態を心地よく感じています。

KP

・自分
頭の芯がじん、とする。
晴れやかな気持ちだが、思考がうまくまとまらない。
腹を見ると、赤いくだが臍の横から布団に伸びている。くだは部屋を回れる程度には長い。
触るとちいさく脈打っている。

KP

・部屋全体
生暖かく包み込んでくれる。

KP

∟クローゼット
あけると、入口側の扉から見た同じ部屋がひろがっている。

KP

床に倒れた血塗れの人間を抱きかかえている後ろ姿。
死んでいるのは自分で、抱きかかえているのは父親だった。
父親は、幸せそうに死んだあなたの額にキスを落とす。
そのまま自慰を始め、絶頂と共に自分の首に包丁を突き立てて死んだ。
SANC　1/1d6

KP

そういうこともあるのでしょう、きっと

KP

だいじょうぶ、目を閉じたらもうその光景は消えています。

KP

∟布団
真っ赤に染まっている。
自分の腹から伸びるくだは布団へ伸びており、それは布団と一体化している。
胎盤と臍の緒だ、と感じた。
包まるとあたたかい。
SANC　0/1

KP

おかあさん、たくさんいますね。よいことです。

KP

∟テレビ
同じ場面が流れ続けている。
真白の腹が徐々におおきくなり、その中からあなたが生まれ落ちる。
幸福と共に物寂しさを感じる。まだ生まれたくない。
SANC　0/1

KP

ええ、はやいかもしれません。
時期尚早というやつです。

KP

といったところで、今日は一度区切りとしましょう。
今日もお疲れさまでした。

KP

今日はどこから調べますか？
真白、衣織、部屋全体
クローゼット、布団、テレビまでは見ましたね

KP

∟キッチン
硝子のボウルに肉が入っている。
目玉がひとつこちらを覗いていた。とろりとした艶やかな液体をまとっている。
SANC　0/1

KP

そういえば、正気度が不定領域に入っていますね。
一度不定を決めましょうか。

KP

オリジナル発狂表か通常の発狂表、どちらにしますか？

KP

では1d10をどうぞ！

KP

06 悔恨/自暴自棄
対象に起こる悪事は全てが自分のせいだと思い込む。対象が技能ロールに失敗するとSANチェック0/1。

KP

次いで期間を決めましょう。1d6をどうぞ。

KP

ありがとうございます！

KP

あなたの懺悔の言葉はあたたかく柔らかい部屋に吸い込まれていきます。
あなたを見下ろす真白の顔は、静かにその言葉を聞いてくれるでしょう。仏のように薄く開いた目は、果たしてあなたへ望む赦しを与えてくれるのでしょうか。

KP

あなたの肌には血が滲み、着ている服に付着していきます。
痛みは思考を紛らわすのに役立ちますか？

KP

この部屋には刺激がないですものね。あなたは優しく包み込まれています。この子宮内にいるような優しさは、いっそ狂おしいほどかもしれません。

KP

ではリモコンに手を伸ばしたということでいきましょうか。

KP

そういえば、不定のロールをしたのでSANの上限をリセットしましょうか。

KP

ありがとうございます！発狂は華ですもの

KP

では改めて…

KP

∟リモコン
プラスチックがベタベタに溶けている。
持つと携帯の着信音がリモコンから流れた。
しばらくして音はやみ、「発信音の後にメッセージをどうぞ」と自動音声が流れる。
耳を澄ますと、くちゃくちゃという不快な咀嚼音が聞こえてきた。
SANC　0/1

KP

∟冷蔵庫
型が変わっている。ずいぶんとレトロなものになっている気がする。
中には本がたくさん詰まっていた。どれもタイトルは書いておらず、中を見るとセピアの頁の真中に一言二言が書かれている。
《アイデア》/2をどうぞ。

KP

60/2　と　【　の間にスペースあけるとうまくいきますね！

KP

なるほど
では、それが何かよくわからない。

KP

SCCB<=99　そろそろ幸福値が足りなくなってきたのでブラフ (1D100<=99) ＞ 64 ＞ 成功

KP

今のあなたは、狂気的な自罰思考に囚われている。
血反吐を吐きそうなほどの苦しさがあったのだが、それを何かがじわりと上塗りしていく。

KP

幸福だった。
得体のしれない幸福感が、相反する感情が、あなたの脳を無理やり”幸せ”にしていく。

KP

苦しい。たすけてほしい。幸せだ。ごめんなさい。ああ幸福を感じる。幸福なんて感じてはいけない。幸せだ。
あなたの脳は、真逆の感情を同時に感じている。

KP

ええ、もちろん。

KP

∟ユニットバス
シャワーからはあたたかい水が流れ出てくる。きっとこれは羊水だ。
嫌な感触はしない。
SANC　0/1

KP

トイレも普通に使えますね。きっとこちらの水もあたたかいのでしょう。

KP

あなたの喉から出てきたものは、白くとろりととろけた何かでした。
乳のようなにおいがします。

KP

∟洗濯機
ゴウンゴウンと動いている。
ふたを開けると止まるが、中には洗濯物どころか水ひとつ入っていない。

KP

一人用洗濯機ですね。入るにはちょっと小さいかも。
入ってもよいですよ。

KP

頭に血が上って苦しさがあるかもしれませんね。
ただし、自体は好転しません。

KP

その場所からは玄関以外だいたい見えますね。
どこをみましょうか。

KP

あと見てないのはPCぐらいですね。さて。

KP

∟ノートパソコン
黒い画面に緑の線が走っている。
自分の心臓の鼓動に合わせてピ、ピ、と規則正しい電子音が聞こえてくる。

KP

幻聴の返事はあなたにしか聞こえない様子。壁にいる彼の口元は動きません。

KP

ええ、まだですね。

KP

∟ベランダ
深い青をした空と入道雲が上下左右に伸びている。
そこには水に沈んで朽ちた世界が広がっており、所々に紅色の蓮の花が見える。
どこからか蝉の声が聞こえ、水の中には魚が数匹優雅に泳いでいた。

KP

∟室外機
クーラーから伸びた蔦がここまで出てきている。
低い稼働音の中に、わずかに読経が聞こえた気がした。

KP

∟玄関
開かない。
この部屋から出る気は起きない。だって、外は寒い。ここはあたたかい。
産まれ直すなんてごめんだ。